JP2592179B2 - トリフエンジオキサジン染料 - Google Patents

トリフエンジオキサジン染料

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式 式(1)において、 Rは水素または置換された、もしくは未置換のC1−C4
−アルキルを表し、 R′は水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4
アルコキシまたはCOOHを表し、 T1およびT2は水素、塩素、臭素、置換された、もしく
は未置換のC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、フ
ェニルまたはフェノキシを表し、 Xは水素、ハロゲン、スルホ、C1−C4−アルキル、チ
オエーテル、エーテルまたは置換された、もしくは未置
換のアミノ基を表し、 nは0または1を表す のトリフェンジオキサジン染料、およびそのセルローズ
含有材料および皮革の染色およびプリント用の使用に関
するものである。
nが1であるならば、スルホ基は置換基−NHRまたは に対してo−位に存在する。
Rの例は:たとえばOH、OCH3、OC2H5、COOH、SO3H、O
SO3H、CN、Clにより置換されていてもよいCH3、C2H5
n−C3H7、i−C3H7、n−C4H9、n−C6H13である。
置換されているならば、C1−C4−アルキル基およびC1
−C4−アルコキシ基の置換基T1およびT2はたとえばC1
C4−アルコキシまたはOSO3Hである。
置換されているならば、フェニル基およびフェノキシ
基の置換基T1およびT2はたとえばCl、Br、C1−C4−アル
キル、C1−C4−アルコキシまたはおよびSO3Hである。
適当な置換基R′の例は、ハロゲンたとえばCl、C1
C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、COOHである。
置換基Xの例はハロゲン原子、たとえばフッ素、塩素
もしくは臭素;スルホ基;低級アルキル、たとえばメチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル
もしくはt−ブチル;チオエーテル基、たとえば一般式
−S−R1のもの;またはエーテル基、たとえば一般式−
O−R2のものである。これらの式において、 R1はアルキルもしくは置換アルキル、たとえばヒドロ
キシル、低級アルコキシ、スルファト、スルホ、カルボ
キシルおよびフェニルよりなるグループから選択した置
換基により置換されている低級アルキル;またはフェニ
ルもしくは置換フェニル、たとえばニトロ、スルホおよ
びカルボキシルよりなるグループから選択した置換基に
より置換されているフェニルよりなるグループから選択
した置換基を表し、 R2は水素原子を表すか、または上記のR1の意味を有す
るか、または置換されている、もしくは未置換のアミノ
基、たとえば一般式−NR3R4 (ここで、 R3は水素原子、脂肪族基、芳香脂肪族基または環状脂
肪族基、たとえばヒドロキシル、スルファト、低級アル
コキシ、スルホ、カルボキシルおよびフェニルよりなる
グループから選択した1個もしくは2個の置換基により
置換されていてもよい低級アルキル基、またはシクロヘ
キシル基であり R4は水素原子、脂肪族基、たとえばヒドロキシル、低
級アルコキシ、スルファト、スルホおよびカルボキシル
により置換されていてもよい低級アルキル基;または置
換されている、もしくは未置換の芳香族基、たとえばヒ
ドロキシル、カルボキシル、スルホ、低級アルキルおよ
び低級アルコキシよりなるグループから選択した1個も
しくは2個の置換基により置換されていてもよいフェニ
ル基もしくはナフチル基;または置換されている、もし
くは未置換の芳香脂肪族基、たとえばフェニルもしくは
ナフチルにより置換されている低級アルキル基;または
ヒドロキシル基;または低級アルキル基;または置換さ
れている、もしくは未置換のアミノ基、たとえばアミノ
基もしくはフェニルアミノ基もしくは低級アルキルアミ
ノ基を表すか、 または、式中の R3とR4とが窒素原子とともに、2ないし8個の、好ま
しくは5ないし7個のC原子を有するアルキレン基を含
有する異節環、または1個、2個または3個の低級アル
キレン基と1個または2個のヘテロ原子、たとえば窒素
原子もしくは酸素原子とを含有する異節環、たとえばモ
ルホリン、ピペリジンもしくはピペラジン環を形成す
る) のものを表す。
上式の基R1はベンゾチアゾール−2−イル基をも表し
得るが、上式の基R2はこれを表し得ない。
極めて一般的には、脂肪族基はたとえば置換されてい
る、または未置換の、1ないし10個のC原子を有する、
ヘテロ原子またはヘテロ原子団により、たとえばO、
N、S、CONH、SO2NH、SO2により中断されていてもよい
アルキル基である。低級アルキルまたはアルコキシ基は
1ないし4個のC原子を有するものである。
式(1)中の好ましい染料は式 式中、 T1、T2およびXは上に与えた意味を有する を有する。さらに、T1、T2がClまたはOCH3である式
(1)または(2)の染料も好ましい。
Xは好ましくは塩素原子もしくはスルホ基、または式
−S−R1もしくは−O−R2の基であり、式中のR1は好ま
しくは塩素もしくはニトロにより置換されていてもよい
フェニル基、またはヒドロキシルもしくはカルボキシル
により置換されていてもよい低級アルキル基であり、R2
は好ましくは水素原子またはスルホもしくはカルボキシ
ルにより置換されていてもよい低級アルキル基もしくは
フェニル基である。式中の基Xのさらに好ましい意味
は、式中のR3が好ましくは水素原子またはカルボキシル
基もしくはスルホ基により置換されていてもよい低級ア
ルキル基であり、式中のR4が好ましくは水素原子または
ヒドロキシル、スルファト、カルボキシル、スルホもし
くは低級アルコキシ基により置換されていてもよい低級
アルキル基、フェニル基またはシクロヘキシル基である
式−NR3R4のアミノ基である。
さらに、式中のR3とR4とが、その他のヘテロ原子を含
んでいてもよく、環を形成するアミノ基−NR3R4も好ま
しい。
好ましい基Xの例は: Cl,OCH3,OC2H5,OCH2CH2OCH3,SO3H,SCH2COOH,SCH2CH2OH,
NH2,NHCH3,N(CH32,N(C2H52,NHC2H5,NHCH2CH2OH,N
HCH2CH2OCH3,N(C2H4OH)2, NHCH2CH2CH3, NHCH2CH2OSO3H,NHCH2CH2SO3H,NHCH(CH32, NHCH2COOH, NHCH2CH2COOH,N(C2R4OSO3H)2, である。
本発明はさらに、式(1)の染料の製造方法に関する
ものである。この方法は、式 式中、 T1、T2、R、R′およびnは上に与えた意味を有する のトリフェンジオキサジン染料1モルを式 式中、 Halは塩素、臭素またはフッ素を表し、 Xは上に与えた意味を有する のハロゲノトリアジン1モルと反応させて式 のモノアシル化生成物を得、ついで、この生成物をさら
に1モルの式(3)のトリフェンジオキサジン染料と縮
合させて式(1)の染料を得ることにより特徴づけられ
る。
染料(3)のハロゲノトリアジン(4)との縮合は、
好ましくは水性媒体または水−有機媒体中で、ハロゲノ
トリアジンの反応性に応じて0℃ないし40℃の温度で、
必要ならば酸結合剤を添加して縮合反応中に遊離したハ
ロゲン化水素酸を捕らえながら実施する。
モノアシル化生成物(5)と染料(3)とのその後の
縮合も同様に、水性媒体または水−有機媒体中で、20℃
ないし100℃の温度で、必要ならば酸結合剤を添加して
縮合反応中に遊離したハロゲン化水素を中和しながら実
施する。酸結合剤は特にアルカリ金属またはアルカリ土
類金属の炭酸水素塩、炭酸塩、水酸化物、リン酸塩およ
びホウ酸塩である。
式(4)のハロゲノトリアジン中のXがハロゲンを表
すならば、式(1)の染料中のX(=Hal)は、その後
の縮合反応中に式−OR2、−SR1または−NR3R4のエーテ
ル基、チオエーテル基またはアミン基に置き換えること
ができる。
この縮合反応も同様に、水性媒体または水−有機媒体
中で、60℃ないし100℃の温度で、酸結合剤を添加して
縮合反応中に遊離した塩化水素を中和しながら実施す
る。上記のアルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属
以外に、過剰に使用する式NHR3R4(6)のアミンも酸結
合剤である。さらに、第3級アミン、たとえばトリエチ
ルアミンまたはピリジン塩基たとえばピリジン、ピコリ
ンもしくはキノリンを使用することもできる。
好ましい製造方法は、染料(3)をシアヌル酸塩化物
と縮合させてXがClである染料(5)を得、ついでX=
ClをOR2、SR1またはNR3R4基と交換することよりなるも
のである。
この縮合反応には、トリフェンジオキサジン染料
(3)はその中性のアルカリ金属塩の、特にそのリチウ
ム塩の形状で好適に使用される。
式(3)の染料は文献より公知の物質である。たとえ
ば、その製造はヨーロッパ特許明細書第170,838号に記
載されている。
ハロゲノトリアジン(4)の例は: 2,4,6−トリクロロトリアジン(シアヌル酸塩化物) 2,4,6−トリフルオロトリアジン 2,4,6−トリブロモトリアジン 2−メチル−4,6−ジクロロトリアジン 2−β−メトキシエトキシ−4,6−ジクロロトリアジン 2−メトキシ−4,6−ジクロロトリアジン である。
シアヌル酸塩化物が好ましい重要性を有する。式HOR2
(7)、HSR1(8)およびHNR3R4(6)の化合物は、た
とえば以下のものである。
アルコールHOR2: メタノール、エタノール、イソプロパノール、β−メト
キシエタノール、β−エトキシエタノール、グリコール
酸; フェノールHOR2: フェノール、4−ニトロフェノール、4−スルホフェノ
ール、4−カルボキシフェノール、p−クレゾール、サ
リチル酸; アルキルチオールHSR1: メルカプトエタノール、メルカプト酢酸、β−メルカプ
トプロピオン酸、1−メルカプト−2−ヒドロキシプロ
パン、1−ヒドロキシ−2−メルカプトプロパン; アリールおよび異節環チオールHSR1: チオフェノール、4−ニトロチオフェノール、4−スル
ホチオフェノール、4−カルボキシチオフェノール、2
−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール−x−スルホン酸; 脂肪族アミンHNR3R4: アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルア
ミン、イソプロピルアミン、タウリン、メチルタウリ
ン、硫酸アミノール、N−メチル−β−スルファトエチ
ルアミン、エタノールアミン、ビス−(β−ヒドロキシ
エチル)−アミン、β−メトキシエチルアミン、ビス−
(β−メトキシエチル)−アミン、アミノ酢酸、ザルコ
シン、β−アミノプロピオン酸、アミノコハク酸、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン; 芳香族アミンHNR3R4: アニリン、p−トルイジン、4−メトキシアニリン、4
−エトキシアニリン、N−エチルアニリン、m−スルフ
ァニル酸、4−アミノフェニル−ω−メタンスルホン
酸、p−スルファニル酸、4−アミノ安息香酸; 環状脂肪族アミンHNR3R4: シクロヘキシルアミン、シクロペンチルアミン; 芳香脂肪族アミンHNR3R4: ベンジルアミン、N−メチルベンジルアミン、N−メチ
ルベンジルアミン−x−スルホン酸; 閉環アミンHNR3R4: モルホリン、ピペリジン、ピロリドン、N−メチルピペ
ラジン。
染料は、たとえば塩を添加したのちに単離し、乾燥す
る。しかし、縮合溶液またはけん濁液をドラムまたはス
プレー乾燥器を通して乾燥することも可能である。
濃厚水溶液は、この染料の水性懸濁液または水溶液を
たとえば圧力下の浸透により脱塩にかけて、染料の湿っ
たペーストから同様に好適に製造することができる。
本件染料を用いて、セルローズ含有材料、特に紙、木
綿およびビスコース、ならびに皮革を、良好な湿潤堅牢
性と光堅牢性とを有する青い色調に染色することができ
る。
本件染料は、紙工業および織物工業における基本的な
染料に慣用的な全ての工程に、特に、種々の起源の、た
とえば軟材または硬材亜硫酸塩および/または硫酸塩セ
ルローズの漂白セルローズまたは未漂白セルローズから
出発する、サイズ化規格の紙または未サイズ規格の紙の
全体着色および表面着色に使用することができる。本件
染料はまた、ロングリカーからの消尽法(exhaust meth
od)または連続法により木綿、フィラメントビスコース
および亜麻の糸染色および小片染色に使用することもで
きる。
本発明記載の染料を用いて得られる紙の着色は、良好
な光および湿潤堅牢性(流出堅牢性(bleeding fastnes
s)を特色としている。色彩の鮮明度(brilliance)お
よび透明度(clarity)も挙げられる。他の適当な染料
と組み合わせた場合のその染色挙動も極めて良好であ
る。
実施例中では、温度は℃で与えられる。明細書の記述
における、および実施例における水溶性染料の式は遊離
酸のものである。本件染料は一般に、そのアルカリ金属
塩の、特にリチウム塩、ナトリウム塩またはカリウム塩
の形状で単離して使用する。
実施例に与えた特性色番号(characteristic colour
number)は色索引色相指標チャート(Colour Index Hue
Indication Chart)(指針番号(indicator numbe
r))に関するものである。
以下の実施例中に与えた式は、いずれの場合にも反応
中に生成した反応生成物の異性体の一つに関するもので
あり、反応生成物の異性体のトリフェンジオキサジン系
の外側の2個の芳香環における置換基に関しても式
(1)として呼ばれるであろう。
実施例 1 2,9−ジアミノ−6,13−ジクロロトリフェンジオキサ
ジンジスルホン酸(ヨーロッパ特許明細書第170,838号
の実施例1に従って得たもの)0.1モルを1.5の水中で
撹拌し、水酸化リチウムで中和し、その結果として染料
が溶液中に入る。ついで、500gの氷を添加し、0.05モル
のシアヌル酸塩化物を注ぎ入れ、この混合物を0℃ない
し5℃で、使用したトリフェンジオキサジンの約50%が
アシル化されるまで撹拌する。アシル化反応中、水酸化
リチウム溶液を滴々添加してpHを6ないし7に保つ。つ
いで、この混合物を60ないし70℃に加熱し、この過程で
第2の塩素原子の交換が起きる。
この段階でもまた、遊離した塩化水素を水酸化リチウ
ム溶液で中和する。溶液中に存在する染料は、実施例1
に与えた構造を有する。4体積%の塩化ナトリウムを添
加して染料を沈澱させる。これを吸引濾別し、乾燥し、
磨砕して、水に溶解して透明な青色の溶液となる染料粉
末を得る。この染料は、基本的な染料に慣用される染色
方法で、木綿を透明な赤みがかった青色に染色する(色
指針番号13)。γ max:570。
実施例 2 実施例1に従って得たモノクロロトリアジン染料の溶
液にN−メチルタウリン0.15モルを添加し、pHを7.5な
いし9.5に保ちながら、塩素原子のアミン基との交換が
完了するまで、この混合物を85℃ないし95℃に加熱す
る。4体積%の塩化ナトリウムを添加して染料を塩析す
る。これを吸引濾別、乾燥、磨砕して、水に溶解して透
明な青色の溶液を与える染料粉末を得る。この染料は、
基本的な染料に慣用される染色方法で、木綿を透明な赤
みがかった青い色相に染色する(色指針番号13)。γ
max:572。この染料は実施例2に与える構造を有する。
N−メチルタウリンを等モル量の以下に列記するアミ
ンの1種で起き換えたことを除いて実施例2を繰り返
し、ここでも価値ある基本的な染料を得る。これらの染
料は、セルローズ繊維を含有する材料を透明な青い色相
に染色する(色指針番号13)。
実施例 3 モルホリン。γ max:570。
実施例 4 ジエタノールアミン。γ max:570。
実施例 5 メチルアミノエタノール。γ max:572。
実施例 6 タウリン。γ max:570。
実施例 7 硫酸モノ(2−アミノエチル)。γ max:569。
実施例 8 硫酸モノ(2−メチルアミノエチル)。
実施例 9 アミノ酢酸。
実施例 10 メチルアミノ酢酸。
実施例 11 β−アミノプロピオン酸 実施例 12 ビス−(2−スルファトエチル)−アミン。
実施例 13 実施例1に従って得たモノクロロトリアジン染料の溶
液にメルカプトエタノール0.15モルを添加し、水酸化リ
チウムの希薄溶液を滴々添加してpHを7.5ないし8.5に保
ちながら、この混合物を80℃ないし85℃に加熱する。縮
合反応が完了したのち、2体積%の塩化ナトリウムを添
加して染料を塩析する。これを吸引濾別、乾燥、磨砕し
て青色の染料粉末を得る。この染料は、セルローズ繊維
を含有する材料を透明な青い色相に染色する(色指針番
号13)。
実施例 14 メルカプトエタノールを等モル量のメルカプト酢酸で
起き換えたことを除いて実施例13を繰り返し、同様に、
セルローズ繊維を含有する材料を透明な青い色相に染色
する(色指針番号13)染料を得る。
以下の表は実施例1ないし14の染料の構造を示す: 実施例1の2,9−ジアミノ−6,13−ジクロロトリフェ
ンジオキサジンジスルホン酸を等モル量の2,9−ジアミ
ノ−6,13−ジメトキシトリフェンジオキサジンジスルホ
ン酸または2,9−ジアミノ−6,13−ジエトキシトリフェ
ンジオキサジンジスルホン酸で置き換えたことを除いて
実施例1ないし14を繰り返し、ここでも、セルローズ繊
維を含有する材料を透明な高度に赤みがかった青い色相
に染色する基本的な染料を得る。
以下の表は実施例1〜7の染料の物性をしめす:実施例 γmax 1 570 2 572 3 570 4 570 5 572 6 570 7 569 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりであ
る。
1.式 式中、 Rは水素または置換された、もしくは未置換のC1−C4
−アルキルであり、 R′は水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4
アルコキシまたはCOOHであり、 T1およびT2は水素、塩素、臭素、置換された、もしく
は未置換のC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、フ
ェニルまたはフェノキシであり、 Xは水素、ハロゲン、スルホ、C1−C4−アルキル、チ
オエーテル、エーテルまたは置換された、もしくは未置
換のアミノ基であり、 nは0または1を表す のトリフェンジオキサジン染料。
2.式 の上記の第1項記載の染料。
3.T1=T2=ClまたはOCH3である上記の第1項および第2
項記載の染料。
4.式 式中、 T1、T2、R、R′およびnは上に与えた意味を有する のトリフェンジオキサジン染料1モルを式 式中、 Halは塩素、臭素またはフッ素を表し、 Xは上に与えた意味を有する のハロゲントリアジン1モルと反応させて式 のモノアシル化生成物を得、ついで、この生成物をさら
に1モルの式(3)のハロゲノトリアジン染料と縮合さ
せることを特徴とする、上記の第1項記載の染料の製造
方法。
5.上記の第1項ないし第3項記載の染料を使用すること
による、セルローズ含有材料および皮革の染色およびプ
リント方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・ビルト ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・ドロステ‐ヒユルスホフ‐シユトラ ーセ 2 (56)参考文献 特開 平2−120367(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中、 Rは水素または置換された、もしくは未置換のC1−C4
    アルキルであり、 R′は水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ア
    ルコキシまたはCOOHであり、 T1およびT2は水素、塩素、臭素、置換された、もしくは
    未置換のC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、フェ
    ニルまたはフェノキシであり、 Xは水素、ハロゲン、スルホ、C1−C4−アルキル、チオ
    エーテル、エーテルまたは置換された、もしくは未置換
    のアミノ基であり、 nは0または1を表す のトリフェンジオキサジン染料。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の染料を使用す
    ることによる、セルローズ含有材料および皮革の染色お
    よびプリント方法。
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