JP2592059Y2 - 送信アンテナ付きキー - Google Patents

送信アンテナ付きキー

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JP2592059Y2
JP2592059Y2 JP5032292U JP5032292U JP2592059Y2 JP 2592059 Y2 JP2592059 Y2 JP 2592059Y2 JP 5032292 U JP5032292 U JP 5032292U JP 5032292 U JP5032292 U JP 5032292U JP 2592059 Y2 JP2592059 Y2 JP 2592059Y2
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JP
Japan
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key
key plate
circuit unit
base
transmission circuit
Prior art date
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武俊 桜井
忠志 脇谷
俊久 戸田
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両用ワイヤ
レスドアキーにおいて、キープレートを送信アンテナと
して利用する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ワイヤレスドアキーとして
は、例えば図6及び図7に示すものがある。
【0003】このキーのグリップ1はキープレート2に
一体成形されたベース3と、このベース3に対し着脱可
能に固定されたカバー4とからなり、このベース3側に
送信回路ユニット6が内蔵されている。そして、この送
信回路ユニット6に対しキープレート2がワイヤー14
により電気的に接続されて送信アンテナとなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このようなキーグリッ
プ1において送信回路ユニット6とキープレ−ト2とを
一体化した構造であると、キープレ−ト2のカットミス
や破損又は車両の変更などによりキープレ−ト2が使用
できなくなった場合、キープレ−ト2ばかりではなく、
正常に機能する送信回路ユニット6をも、すべて廃棄し
なければならなかった。
【0005】そこで、送信回路ユニット内に送信アンテ
ナを有する車両用ワイヤレスドアキー(図示せず)もあ
るが、この送信アンテナにより配線基板上のスペースが
制限されるため、キーの小型化や多機能化などに対応す
ることができなくなる欠点があった。
【0006】本考案はキーの小型化や多機能化を図るた
めにキープレートを各種目的の送信アンテナとして利用
する構造としたキーにおいて、キープレートのみを交換
可能な構造に改良し、前述したキープレートのカットミ
スなどの場合にも送信回路ユニットを継続使用できるよ
うにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み、請求項
1に記載の考案では、キープレートにキーグリップのベ
ースを一体的に成形し、このベースに対し着脱可能に固
定されるキーグリップのカバー側に送信回路ユニットを
内蔵し、この送信回路ユニット側に設けた電気的接続部
をキープレートの基端面に接触させて電気的接続部とキ
ープレートとを電気的に接続し、キープレートを送信ア
ンテナとしたことをその要旨とする。請求項2に記載の
考案では、請求項に記載の送信アンテナ付きキーにお
いて、電気的接続部は送信回路ユニット側に設けた電気
的接点部材であり、この電気的接点部材をキープレート
に対し接触させたことをその要旨とする。請求項に記
載の考案では、請求項に記載の送信アンテナ付きキー
において、電気的接続部はコンデンサであり、このコン
デンサを介して送信回路ユニットとキープレートとを交
流的に接続したことをその要旨とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の考案によれば、キープレート
のカットミスや破損又は車両の変更などの場合に、カバ
ーをベースから離すと、送信回路ユニットの電気的接続
部がキープレートの基端面から離れ、カバーとともに送
信回路ユニットがキープレート及びベースと分離され
る。このため、送信回路ユニットを廃棄することなくキ
ープレート及びベースのみを交換すればよく、コストを
低減することができる。又、送信回路ユニットの電気的
接続部がキープレートの基端面に接触することにより両
者が電気的に接続されるようになっていることから、キ
ープレートをキーグリップの奥まで設ける必要がなく、
その場合に比べてキーグリップを薄型化することができ
る。請求項2に記載の考案によれば、電気的接続部が電
気的接点部材により構成される。請求項に記載の考案
によれば、電気的接続部がコンデンサにより構成され
る。
【0009】
【第1実施例】まず、本考案の第1実施例に係る車両用
ワイヤレスドアキーを図1〜図3を参照して説明する。
【0010】キーグリップ1において金属製のキープレ
ート2の基端部がプラスチック製のベース3に対しイン
サート成形により一体的に取着されている。同じくキー
グリップ1において、このベース3に対しプラスチック
製のカバー4が重合されて止めねじ5により固定されて
いる。このカバー4には送信回路ユニット6が内蔵され
ている。
【0011】この送信回路ユニット6においては、プラ
スチック製のインナーケース7がカバー4に嵌着され、
このインナーケース7内に配線基板8が設けられてい
る。なお、この配線基板8には一対のスイッチ9等が取
着されているが、その詳細は図示しない。インナーケー
ス7には可撓性を有する一対の操作ノブ10が一体的に
成形され、それらはベース3の外側へ露出している。そ
して、この操作ノブ10を押すと、スイッチ9を操作す
ることができるようになっている。このインナーケース
7には電池11が嵌め込まれ、この電池11の周囲でイ
ンナーケース7とベース3との間にOリング12が挾着
されている。
【0012】キープレート2の基端部に面してインナー
ケース7には電気的接続部としての電気的接点部材13
が防水性確保のためインサート成形により一体的に取着
され、インナーケース7内でこの電気的接点部材13の
内端部と配線基板8との間に導電性ワイヤー14が接続
されている。この電気的接点部材13の外端部には接点
13aが形成されているとともに、キープレート2の基
端部にも接点2aが形成され、それらの接点2a,13
aが互いに直接接触している。なお、それらの接続の信
頼性を向上させるため電気的接点部材13の接点13a
を図示するようにばね構造としたり、図示しないが両接
点2a,13aを伴締めしたりして、接触圧を確保し、
さらには両接点2a,13aの接触部分にメッキ処理を
施して接触抵抗及び耐環境性を向上させる。
【0013】従って、送信回路ユニット6とキープレー
ト2とはワイヤー14及び電気的接点部材13を介して
接続されるため、送信回路ユニット6からの出力がキー
プレート2に取り出され、キープレート2が送信回路ユ
ニット6の外側で送信アンテナとしての機能を果たす。
【0014】さて、キープレート2のカットミスや破損
又は車両の変更などの場合に、キーグリップ1において
止めねじ5を外すと、カバー4がベース3から分離可能
となる。そして、カバー4をベース3から離すと、送信
回路ユニット6側の電気的接点部材13の接点13aが
キープレート2の接点2aから離れるとともに、送信回
路ユニット6の全体もカバー4とともにキープレート2
及びベース3から離れる。その後、キープレート2及び
ベース3のみを交換すれば、送信回路ユニット6及びカ
バー4は廃棄することなく、継続使用することができ
る。
【0015】
【第2実施例】次に、本考案の第2実施例に係る車両用
ワイヤレスドアキーを前記第1実施例との相違点を中心
に図4及び図5を参照して説明する。
【0016】この第2実施例は前記第1実施例と比較し
て電気的接続部としての電気的接点部材13を変更して
いる。第2実施例の電気的接続部においては、誘電体1
5がインナーケース7に対しインサート成形により一体
的に埋設され、インナーケース7内でこの誘電体15に
導電性金属プレート16が貼着されているとともに、こ
の金属プレート16と配線基板8との間に導電性ワイヤ
ー17が接続されている。そして、キープレート2の接
点2aと金属プレート16との間に誘電体15を挟んで
コンデンサ18が形成されている。キープレート2の接
点2aと誘電体15とはゼロギャップで互いに接触させ
るか、又はそれらの間に僅かなエアーギャップを成形し
て電気的に接続する。なお、キープレート2においてそ
の接点2aは電気容量及び送信回路との整合のためキー
プレート2の本体とは別の金属により形成することもあ
り、又、インナーケース7自体を誘電体15としてもよ
い。
【0017】このように第2実施例では、送信回路ユニ
ット6とキープレート2とをコンデンサ18により交流
的に接続して出力伝達する点において、前記第1実施例
と異なる。
【0018】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、キ
ープレートのカットミスや破損又は車両の変更などの場
合に、送信回路ユニットを廃棄することなくキープレー
ト及びベースのみを交換することができ、コストを低減
することができる。又、キープレートをキーグリップの
奥まで設ける場合に比べてキーグリップを薄型化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略側断面図である。
【図2】同じく概略部分平断面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】第2実施例に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略側断面図である。
【図5】同じく概略部分平断面図である。
【図6】従来の車両用ワイヤレスドアキーを示す概略側
断面図である。
【図7】同じく概略部分平断面図である。
【符号の説明】
1 キーグリップ、2 キープレート、2a 接点、3
ベース、4 カバー、5 止めねじ、6 送信回路ユ
ニット、13 電気的接点部材(電気的接続部)、13
a 接点、14 ワイヤー、15 誘電体、16 金属
プレート、17ワイヤー、18 コンデンサ(電気的接
続部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−156180(JP,A) 実開 昭63−27664(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 19/00 E05B 49/00 E05B 65/20 H01H 27/06

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キープレート(2)にキーグリップ
    (1)のベース(3)を一体的に成形し、このベース
    (3)に対し着脱可能に固定されるキーグリップ(1)
    のカバー(4)側に送信回路ユニット(6)を内蔵し、
    この送信回路ユニット(6)側に設けた電気的接続部
    (13,18)をキープレート(2)の基端面に接触さ
    せて電気的接続部(13,18)とキープレート(2)
    とを電気的に接続し、キープレート(2)を送信アンテ
    ナとしたことを特徴とする送信アンテナ付きキー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、電気的接続部は送信
    回路ユニット(6)側に設けた電気的接点部材(13)
    であり、この電気的接点部材(13)をキープレート
    (2)に対し接触させたことを特徴とする送信アンテナ
    付きキー。
  3. 【請求項3】 請求項1において、電気的接続部はコン
    デンサ(18)であり、このコンデンサ(18)を介し
    て送信回路ユニット(6)とキープレート(2)とを交
    流的に接続したことを特徴とする送信アンテナ付きキ
    ー。
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JP7047691 1991-09-03
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JPS6386267U (ja) * 1986-11-26 1988-06-06

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