JP2569741Y2 - 電子回路内蔵のグリップを有するキー - Google Patents

電子回路内蔵のグリップを有するキー

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JP2569741Y2
JP2569741Y2 JP5071792U JP5071792U JP2569741Y2 JP 2569741 Y2 JP2569741 Y2 JP 2569741Y2 JP 5071792 U JP5071792 U JP 5071792U JP 5071792 U JP5071792 U JP 5071792U JP 2569741 Y2 JP2569741 Y2 JP 2569741Y2
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key
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electronic circuit
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俊久 戸田
忠志 脇谷
武俊 桜井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両用ワイヤ
レスドアキーのように、各種目的でキーグリップに電子
回路を内蔵したキーに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来の
車両用ワイヤレスドアキーとしては、例えば図10〜図
12に示すものがある。
【0003】図10に示す従来例1でそのキーグリップ
1においては、キープレート2にベース3が一体成形さ
れ、このベース3に電子回路ユニット6が一体的に取り
付けられて表裏両カバー4により閉塞されている。その
ため、キープレート2のカットミスや破損又は車両の変
更によりキープレート2が使用できなくなった場合、キ
ープレート2ばかりではなく、正常に機能する電子回路
ユニット6をも、すべて廃棄しなければならなかった。
【0004】図11に示す従来例2でそのキーグリップ
1においては、キープレート2とベース3とカバー4と
電子回路ユニット6とが互いに分離され、ベース3とカ
バー4との間で電子回路ユニット6が内蔵されるととも
に、キープレート2の基端部がベース3とカバー4との
間で止めねじ5により固定されるようになっている。そ
のため、キープレート2に与えられる力によりキープレ
ート2とベース3とカバー4との間に隙間が生じ易くな
り、その隙間から水が侵入して防水性が損なわれるおそ
れがあった。
【0005】図12に示す従来例3でそのキーグリップ
1においては、キープレート2の基端部にベース3が一
体成形されているとともに、電子回路ユニットを有する
カバー4側にある止めねじ5によりカバー4がベース3
に固定されている。この従来例3では前記従来例1及び
2の欠点は解消されるが、キーグリップ1の表側でスイ
ッチ操作ノブ12が露出するカバー4側に止めねじ5が
あるため、見栄えが悪くなる。
【0006】本考案は電子回路ユニット及び電池に対す
る防水性を高めることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み請求項1
に記載の考案は、ベースとカバーとからなり電子回路ユ
ニットを内蔵するキーグリップと、そのキーグリップに
固定されたキープレートとからなる電子回路内蔵のグリ
ップを有するキーにおいて、前記カバーに電子回路ユニ
ットを設けるとともに、同電子回路ユニットを覆うイン
ナーケースを前記カバーに配設したことをその要旨とす
る。
【0008】請求項2に記載の考案は、請求項1に記載
の電子回路内蔵のグリップを有するキーおいて、前記イ
ンナーケースの周縁をカバーの内側に形成した溝に嵌着
したことをその要旨とする。 請求項3に記載の考案は、
請求項1又は2に記載の電子回路内蔵のグリップを有す
るキーおいて、インナーケースに電池をベースの内側に
面して嵌め込み、この電池に対し防水手段を施したこと
をその要旨とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の考案によれば、電子回路ユニ
ットがインナーケースに内蔵されることになるため、ベ
ースとカバーとの間から水が侵入してもその水が電子回
路ユニットに影響を及ぼすことはなく、防水性に優れて
いる。
【0010】請求項2に記載の考案によれば、インナー
ケースはその周縁をカバーの内側に形成した溝に嵌着す
ることによってカバーに配設される。このため、防水性
をより高めることができる。
【0011】請求項3に記載の考案によれば、電池に対
する防水性を高めることができる。
【0012】
【第1実施例】まず、本考案の第1実施例として具体化
した車両用ワイヤレスドアキーを図1及び図2を参照し
て説明する。
【0013】キーグリップ1において金属製キープレー
ト2の基端部がプラスチック製のベース3に対しインサ
ート成形により一体的に取着されている。同じくキーグ
リップ1において、このベース3に対しプラスチック製
のカバー4が重合されて接着され、カバー4側にある止
めねじ5により固定されている。このカバー4には電子
回路ユニット6が内蔵されている。
【0014】この電子回路ユニット6においては、カバ
ー4の内側外周で環状に形成された溝7にインナーケー
ス8の周縁が嵌入されて接着され、このインナーケース
8内に配線基板9が設けられている。なお、この配線基
板9には一対のスイッチ10等が取着されているが、そ
の詳細は図示しない。インナーケース8には各スイッチ
10に対応して可撓壁11が設けられ、各可撓壁11上
に配設された操作ノブ12がベース3の外側へ露出して
いる。各操作ノブ12はベース3やカバー4や電子回路
ユニット6に対し分離して形成され、ベース3の色と操
作ノブ12の色とを互いに変えている。そして、この操
作ノブ12を押すと、可撓壁11を介してスイッチ10
を操作することができるようになっている。このインナ
ーケース8には電池13がベース3の内側に面して嵌め
込まれ、この電池13の周囲でインナーケース8とベー
ス3との間にOリング12が挾着されている。
【0015】このようなキーグリップ1においては、そ
の表側でスイッチ操作ノブ12が露出するベース3に止
めねじ5がなく、キーグリップ1の裏側になるカバー4
に止めねじ5があるため、キーグリップ1の表側で止め
ねじ5が見えず、その見栄えが良くなる。
【0016】又、キープレート2のカットミスや破損又
は車両の変更などの場合に、キーグリップ1において止
めねじ5を外すと、カバー4がベース3から分離可能と
なる。そして、カバー4をベース3から離すと、電子回
路ユニット6の全体がベース3及びキープレート2から
離れる。その後、キープレート2及びベース3のみを交
換すれば、電子回路ユニット6及びカバー4は廃棄する
ことなく継続使用することができる。なお、同様にして
電池13を交換できる。
【0017】さらに、ベース3はキープレート2に対し
一体成形されているため、キープレート2に与えられる
力により、ベース3とカバー4との間に隙間が生じるこ
とがなくなり、防水性を高めることができる。
【0018】一方、電子回路ユニット6については、操
作ノブ12を押したとき可撓壁11を介してインナーケ
ース8に与えられる力をカバー4上の溝7により受ける
ため、インナーケース8の強度を高めて防水性を向上さ
せることができる。
【0019】又、操作ノブ12はベース3やカバー4や
電子回路ユニット6に対し分離して形成されているた
め、操作ノブ12の色を容易に変更することができる。
【0020】
【第2実施例】図3に示す第2実施例は前記第1実施例
と比較して操作ノブ12の取付構造と電池13の防水構
造とを異にしている。即ち、操作ノブ12が可撓壁11
と一体成形されているとともに、電池13を覆うように
インナーケース8上に防水シール15が貼り付けられて
いる。なお、前記第1実施例では操作ノブ12によりス
イッチ10が入切されるようになっているが、この第2
実施例では配線基板9上の接点回路10aと操作ノブ1
2側のコンタクト10bとによりスイッチ10が構成さ
れ、接点回路10aに対するコンタクト10bの接離に
よりスイッチ10が入切されるようになっている。その
ほかの構成は前記第1実施例の場合と同様である。
【0021】
【第3実施例】図4に示す第3実施例は前述した両実施
例を組合わせたものであって、それらと比較して形状は
異なるが、基本的構造は同様である。
【0022】
【第4実施例】次に、本考案の第4実施例に係る車両用
ワイヤレスドアキーを第1実施例との相違点を中心に図
5〜図7を参照して説明する。
【0023】キープレート2の基端部に面してインナー
ケース8には電気的接点部材16が防水性確保のためイ
ンサート成形により一体的に取着され、インナーケース
8内でこの電気的接点部材16の内端部と配線基板9と
の間に導電性ワイヤー17が接続されている。この電気
的接点部材16の外端部には接点16aが形成されてい
るとともに、キープレート2の基端部にも接点2aが形
成され、それらの接点2a,16aが互いに直接接触し
ている。なお、それらの接続の信頼性を向上させるため
電気的接点部材16の接点16aを図示するようにばね
構造としたり、図示しないが両接点2a,16aを伴締
めしたりして、接触圧を確保し、さらには両接点2a,
16aの接触部分にメッキ処理を施して接触抵抗及び耐
環境性を向上させる。
【0024】従って、電子回路ユニット6とキープレー
ト2とはワイヤー17及び電気的接点部材16を介して
接続されるため、電子回路ユニット6からの出力がキー
プレート2に取り出され、キープレート2が電子回路ユ
ニット6の外側で送信アンテナとしての機能を果たす。
【0025】さて、キープレート2のカットミスや破損
又は車両の変更などの場合に、キーグリップ1において
止めねじ5を外すと、カバー4がベース3から分離可能
となる。そして、カバー4をベース3から離すと、電子
回路ユニット6側の電気的接点部材16の接点16aが
キープレート2の接点2aから離れるとともに、電子回
路ユニット6の全体もカバー4とともにキープレート2
及びベース3から離れる。その後、キープレート2及び
ベース3のみを交換すれば、電子回路ユニット6及びカ
バー4は廃棄することなく、継続使用することができ
る。
【0026】
【第5実施例】次に、本考案の第5実施例に係る車両用
ワイヤレスドアキーを前記第4実施例との相違点を中心
に図8及び図9を参照して説明する。
【0027】この第5実施例は前記第4実施例と比較し
て電気的接点部材16を変更している。第2実施例の電
気的接続部においては、誘電体18がインナーケース8
に対しインサート成形により一体的に埋設され、インナ
ーケース8内でこの誘電体18に導電性金属プレート1
9が貼着されているとともに、この金属プレート19と
配線基板9との間に導電性ワイヤー20が接続されてい
る。そして、キープレート2の接点2aと金属プレート
19との間に誘電体18を挟んでコンデンサ21が形成
されている。キープレート2の接点2aと誘電体18と
はゼロギャップで互いに接触させるか、又はそれらの間
に僅かなエアーギャップを成形して電気的に接続する。
なお、キープレート2においてその接点2aは電気容量
及び送信回路との整合のためキープレート2の本体とは
別の金属により形成することもあり、又、インナーケー
ス8自体を誘電体18としてもよい。
【0028】このように第5実施例では、電子回路ユニ
ット6とキープレート2とをコンデンサ21により交流
的に接続して出力伝達する点において、前記第4実施例
と異なる。
【0029】
【考案の効果】以上詳述したように、請求項1乃至3に
記載の考案によれば、電子回路ユニットがインナーケー
スに内蔵されることになるため、ベースとカバーとの間
から水が侵入してもその水が電子回路ユニットに影響を
及ぼすことはなくなり、防水性を高めることができる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、インナーケース
はその周縁をカバーの内側に形成した溝に嵌着すること
によってカバーに配設されるため、防水性をより高める
ことができる。 又、請求項3に記載の考案によれば、電
池に対する防水性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略側断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】第2実施例に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略側断面図である。
【図4】第3実施例に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略分解斜視図である。
【図5】第4実施例に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略側断面図である。
【図6】同じく概略部分平断面図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】第5実施例に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略側断面図である。
【図9】同じく概略部分平断面図である。
【図10】従来例1に係る車両用ワイヤレスドアキーを
示す概略分解斜視図である。
【図11】同じく従来例2を示す概略分解斜視図であ
る。
【図12】(a)は同じく従来例3を示す概略分解斜視
図であり、(b)は同じく側面図である。
【符号の説明】
1 キーグリップ、2 キープレート、3 ベース、4
カバー、5 止めねじ、6 電子回路ユニット、7
溝、8 インナーケース、9 配線基板、10スイッ
チ、12 操作ノブ、13 電池、14 Oリング、1
5 防水シール

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(3)とカバー(4)とからなり
    電子回路ユニット(6)を内蔵するキーグリップ(1)
    と、そのキーグリップに固定されたキープレートとから
    なる電子回路内蔵のグリップを有するキーにおいて、 前記カバー(4)に電子回路ユニット(6)を設けると
    ともに、同電子回路ユニット(6)を覆うインナーケー
    ス(8)を前記カバー(4)に配設した ことを特徴とす
    る電子回路内蔵のグリップを有するキー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記インナーケース
    (8)の周縁をカバー(4)の内側に形成した溝(7)
    に嵌着したことを特徴とする電子回路内蔵のグリップを
    有するキー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、インナーケー
    ス(8)に電池(13)をベース(3)の内側に面して
    嵌め込み、この電池(13)に対し防水手段(14,1
    5)を施したことを特徴とする電子回路内蔵のグリップ
    を有するキー。
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