JP2592019B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2592019B2
JP2592019B2 JP3190800A JP19080091A JP2592019B2 JP 2592019 B2 JP2592019 B2 JP 2592019B2 JP 3190800 A JP3190800 A JP 3190800A JP 19080091 A JP19080091 A JP 19080091A JP 2592019 B2 JP2592019 B2 JP 2592019B2
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安夫 原
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特に、
収納箱内を間接的に冷却する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷蔵庫として、特開昭6
3−185359号公報と特開平第2−157576号
公報に開示されたものが知られている。
【0003】前者のものは、所定の空気流循環通路を隔
てて断熱箱内に複数の独立した収納箱を配設した冷蔵庫
本体と、同断熱箱と収納箱との間にエバポレータを設置
するとともに所定時にバイパス経路を開いて同エバポレ
ータとコンプレッサとを直結する冷却機構と、上記空気
流循環通路において空気が上記エバポレータを通過する
ように送風する送風ファンと、上記収納箱の天井部位に
密接した所定のサーモセンサの検出結果に基づいて上記
冷却機構におけるバイパス経路を開いて上記エバポレー
タとコンプレッサとを直結せしめる除霜制御手段とを備
えて構成されている。
【0004】かかる構成において、冷却ファンがエバポ
レータで冷却された空気を収納箱の外周に送風すると、
収納箱内の空気は当該収納箱の壁材を介して冷却され、
各収納箱内に収容された生鮮物などは間接的に冷却され
る。また、霜が付着した場合にはサーモセンサの検出結
果に基づいて除霜制御手段が上記冷却機構におけるバイ
パス経路を開いて上記エバポレータとコンプレッサとを
直結せしめるので、同エバポレータには高温の圧縮冷媒
が導入され、収納箱の外周に温風が送風されて霜を溶解
せしめる。
【0005】また、後者のものは、断熱箱内に一つの収
納箱を配設するとともに、同収納箱内には下方の冷却空
気を上方に向けて送風して対流せしめる対流ファンを備
えて構成されている。
【0006】この場合においても、収納箱内に収容され
た生鮮物などは間接的に冷却され、かつ、自然状態で収
納箱内の下方に滞りがちな冷気を対流ファンが上方に向
けて送風することにより収納箱内の空気を循環せしめ、
空気が収納箱の壁材に沿って流れる際に積極的に熱交換
を行なうようにして冷却効果を高めるとともに温度を均
一化せしめる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した前者の冷蔵庫
においては、冷却とエバポレータの除霜とを同時に行な
うことはできないので、除霜中には収納箱内の温度が上
昇してしまう。
【0008】一方、収納箱内を間接的に冷却する冷蔵庫
においては、同収納箱内が高湿度に保持されるという特
徴を有し、特に、後者のように庫内の空気を送風して循
環せしめると大型の冷凍物を解凍するのに好適であるこ
とが分かった。しかし、壁材を除霜するときにはエバポ
レータで空気流循環通路の空気を加熱し、収納箱の天井
部位に備えられたサーモセンサの検出結果に基づいて同
部位の霜が取れるまで同加熱した空気を空気流循環通路
中で循環せしめることになる。従って、収納箱における
霜の付着が少ない部位から霜が融け始めて壁材が温めら
れると、循環された空気が収納箱壁材と間で熱交換を促
進するので、収納箱内の温度上昇が著しい。また、逆
に、除霜時に庫内の空気を送風して循環させると冷蔵物
にて空気が冷却されるため、収納箱の内壁に付いた霜が
とれにくくなってしまう。
【0009】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、除霜時における庫内温度の上昇をできる限り抑
制せしめ、一方で除霜の効率を上げることが可能な冷蔵
庫の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、収納箱の外周に熱交換器
にて冷却した空気を送風して同収納箱内を冷却する冷蔵
庫において、所定時に上記熱交換器を加熱して除霜させ
る熱交換器除霜機構と、上記収納箱内にて庫内の空気を
循環させる循環ファンと、上記収納箱内に冷凍物が収容
され、かつ、上記熱交換器除霜機構が上記熱交換器の除
霜を行なうときに上記循環ファンを作動させる循環ファ
ン作動制御手段とを備えた構成としてある。
【0011】また、請求項2にかかる発明は、収納箱内
にて庫内の空気を循環させる循環ファンを備え、同収納
箱内を間接的に冷却する冷蔵庫において、所定時に上記
収納箱の壁材を温めて除霜させる壁材除霜機構と、この
壁材除霜機構にて上記壁材が加熱されているときに上記
循環ファンを停止させる循環ファン停止制御手段とを備
えた構成としてある。
【0012】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、除霜時に熱交換器除霜機構が熱交換器を加熱
せしめるが、このときに収納箱内に冷凍物が収容されて
いたら循環ファン作動制御手段は循環ファンにて庫内の
空気を循環させる。庫内の空気は冷凍物に吹き付けられ
ると冷却されるため、この冷却された空気が庫内を循環
して温度の上昇を抑制する。すなわち、冷凍物の冷熱を
積極的に放散せしめ、熱交換器を除霜しているときに庫
内の温度が上昇しないようにする。
【0013】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、収納箱内を間接的に冷却する冷蔵
庫が壁材除霜機構にて壁材を温め、除霜させると、循環
ファン停止制御手段が循環ファンを停止させる。すなわ
ち、壁材を温めているときには当該壁材と庫内の空気と
の熱交換を抑制することにより、庫内の空気の温度上昇
を抑制するし、壁材の温度上昇を妨害することもない。
【0014】
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱交換器
の除霜中に冷凍物の冷熱を収納室内に放散させることに
より、庫内温度の上昇をできる限り抑制せしめることが
可能な冷蔵庫を提供することができる。
【0016】また、請求項2にかかる発明によれば、
材の除霜時には庫内で冷気が循環しないようにすること
により、庫内の温度上昇を抑制するとともに、壁材に付
着した霜を早期に取り除くことが可能な冷蔵庫を提供す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面
図、図2は一部破断正面図、図3は一部破断上面図であ
る。
【0018】図において、冷蔵庫本体は断熱箱10と収
納箱20とを備えており、断熱箱10は外箱11の内壁
と内箱12の外壁との間に発泡ウレタン等の断熱材料1
3を充填して構成され、その前面には左右一対の開口1
4a,14bが形成されるとともに当該開口14a,1
4bを開放及び閉塞せしめる断熱扉15a,15bがヒ
ンジにより開閉可能に取り付けられている。
【0019】収納箱20は熱良導部材であるステンレス
などの金属板材により一面に開口部21を有する筺体状
に形成され、当該収納箱20は開口部21が断熱箱10
の開口14a,14bに共に望むように位置合わせして
断熱箱10の前壁内面外周縁部に固着して支持されてい
る。このとき、収納箱20の左右側壁22,23と上壁
24と底壁25と後壁26はそれぞれ断熱箱10におけ
る内箱12の内壁と所定の間隔を空けて保持され、当該
間隙は空気流循環通路Wを形成している。
【0020】収納箱20内では熱良導部材であるステン
レスの金属板材で製造された隔壁27が上辺と下辺にて
当該収納箱20の上壁24と底壁25とに固定され、収
納箱20内を図示右方の室RM1と図示左方の室RM2(解
凍箱)に区分している。なお、同隔壁27と収納箱20
とは必ずしも密閉状態にする必要はない。また、本実施
例では隔壁27を平板で形成しているが、波板などの表
面積の大きな板材で形成し、熱交換効率を向上せしめる
ようにしてもよい。
【0021】二つの庫内ファン30a,30b(循環フ
ァン)はそれぞれファンモータ31の回転軸心にファン
32を固定して構成され、上記隔壁27に対面するよう
に支持部材を介して左側壁22に対して取り付けられて
いる。また、当該庫内ファン30a,30bの前面には
空気流路を形成するためのカバー40が取り付けられて
おり、同カバー40は上記ファン32に面する部分に排
気口41が形成されるとともに下部には吸入口42が形
成されている。すなわち、同カバー40の上辺の端部は
上壁24に接し、断面L字型として屈曲された左辺の端
部は収納箱の左側壁22に接し、右辺の端部は収納箱2
0の後壁26に接し、下辺は上記左側壁22と所定の間
隙を空けて上記吸入口42を形成している。
【0022】断熱箱10における収納箱20の左側壁2
2と面する壁部には冷却機構50のエバポレータ51
(熱交換器)がその空気流路を上下方向に向けて固定さ
れ、かつ、当該エバポレータ51と収納箱20の左側壁
22との間には、上部に空気流通孔61が形成されると
ともに同空気流通孔61に送風ファン62を配設した遮
蔽板60がその上片にて断熱箱10における内箱12の
上壁より垂下するように固定されている。同遮蔽板60
の下辺と内箱12における下壁との間には十分な間隙が
形成され、当該間隙からエバポレータ51の空気流路を
介して上部の空気流通孔61へ連通する空気冷却流路を
形成している。
【0023】冷却機構50は、図4に示すように、冷媒
を圧縮するコンプレッサ52と、同圧縮された圧縮冷媒
を空冷ファン53による空冷作用の下に凝縮するコンデ
ンサ54と、同凝縮された凝縮冷媒を除湿するドライヤ
55と、同除湿凝縮冷媒を低温低圧の冷媒に変換するキ
ャピラリチューブ56と、同低温低圧冷媒の気化熱によ
り冷却を行なうとともに同気化した冷媒を上記コンプレ
ッサ52に供給する上記エバポレータ51とにより構成
され、エバポレータ51以外は断熱箱10の左方に形成
された補助箱10aに収納されている。
【0024】また、コンプレッサ52の出力側とエバポ
レータ51の入力側との間にはホットガス弁57が介在
されており、このホットガス弁57を開くとコンプレッ
サ52にて圧縮された高温の圧縮冷媒がエバポレータ5
1に供給され、このエバポレータ51を加熱する。な
お、ホットガス弁57は通電時に開き、非通電時に閉じ
る。
【0025】コンプレッサ52はコンプレッサモータ5
2aと同コンプレッサモータ52aの回転軸心に連結さ
れて駆動される圧縮機構52bとから構成されており、
同コンプレッサモータ52aは図5に示すように電気制
御回路70(循環ファン作動制御手段、循環ファン停止
制御手段)によりその駆動を制御されている。
【0026】電気制御回路70は商用交流電源に接続さ
れ、同商用交流電源と内部の電力供給路PW1,PW2 との開
閉を行なう主電源スイッチ72と、室RM1内における庫
内温度T1が設定上限温度TH以上となったときに導通す
る温度センサTh1にリレーR1の励磁コイルを直列に
接続した直列回路S1と、庫内温度T1が設定下限温度
TL以下となったときに導通する温度センサTh2にリレ
ーR3の励磁コイルを直列に接続した直列回路S2と、
それぞれ強制解除回路R4−3,R2−3を含むリレー
R2とリレーR4における励磁コイルの自己保持回路S
3,S4と、カムタイマTMを備えて冷却運転と除霜運
転を制御する運転制御回路S5と、電力供給路PW1,PW2
間にてリレーR5,R6のメーク接点R5−1,R6−
1を並列に接続した並列回路に切替スイッチ34と庫内
ファン30a,30bとを直列に接続した直列回路S6
と、同じく電力供給路PW1,PW2 にてリレーR6のブレー
ク接点R6−2と送風ファン62とを直列に接続した直
列回路S7とにより構成されている。なお、切替スイッ
チ34は庫内ファン30a,30bを作動せしめるか否
かを選択するものであり、当該切替スイッチ34の操作
子34aは上記補助箱10aの正面に取り付けられてい
る。
【0027】ここで、カムタイマTMは通常時に可動接
点を固定接点である第一接点に接続せしめており、一定
時間ごとに所定時間だけこの可動接点を固定接点である
第二接点に接続せしめる。すなわち、カムタイマTMは
霜取りの開始を起動する時間とともに収納箱20に付着
した霜を溶解するのに必要な時間を設定されており、前
者の時間を計時している間は可動接点を第一接点に接続
し、計時終了後に可動接点を第二接点に接続して後者の
時間を計時し、同時間の計時を終了すると可動接点を第
一接点に切り換えて前者の時間の計時を再開する。
【0028】また、かかるカムタイマTMが接続された
運転制御回路S5は、電力供給路PW2 に接続されたカム
タイマTMの可動接点が第一接点に接続されているとき
に冷却運転を行なわしめるとともに、可動接点が第二接
点に接続されているときに除霜運転を行なわしめるもの
であり、冷却運転に関するものとしては、電力供給路PW
1,PW2 間にて、リレーR2のメーク接点R2−2とリレ
ーR4のブレーク接点R4−2とコンプレッサモータ5
2aを直列に接続するとともに、カムタイマTMの第一
接点と空冷ファン53と上記リレーR2のメーク接点R
2−2とリレーR4のブレーク接点R4−2とを直列に
接続し、かつ、カムタイマTMの第一接点とリレーR5
の励磁コイルを直列に接続してある。なお、リレーR2
のメーク接点R2−2とリレーR4のブレーク接点R4
−2との直列回路にはバイパス路としてのリレーR6の
メーク接点R6−3が並列に接続されている。
【0029】これに対し、除霜運転に関するものとして
は、電力供給路PW1,PW2 間にて、カムタイマTMの第二
接点とホットガス弁57とを直列に接続するとともに、
同じくカムタイマTMの第二接点とエバポレータ51の
温度が設定加熱温度TE以上となったときに非導通となる
温度センサTh3とリレーR6の励磁コイルとを直列に
接続してある。
【0030】なお、温度センサTh1,Th2はそれぞ
れ室RM1の上方に取り付けられており、温度センサTh
3はエバポレータ51に接続されている。
【0031】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。冷蔵庫を据え付けた後、切替スイッチ34の
操作子34aを操作して室RM2を解凍用とするか冷蔵用
とするかを選択する。すなわち、操作子34aを操作し
て切替スイッチ34を導通状態にせしめると、庫内ファ
ン30a,30bが庫内の空気を循環せしめて室RM2を
解凍に適した強制対流室とし、逆に切替スイッチ34を
非導通状態にせしめると、庫内ファン30a,30bは
作動せず、室RM2内は冷蔵に適した自然対流室となる。
【0032】いま、室RM2を自然対流室とするために切
替スイッチ34を非導通状態とし、主電源スイッチ72
をオンにすると庫内温度T1が設定上限温度TH以上とな
っているので、温度センサTh1が導通してリレーR1
の励磁コイルに通電せしめる。すると、リレーR2の自
己保持回路S3におけるメーク接点R1−1,R1−2
がオンとなり、リレーR2の励磁コイルに通電するので
メーク接点R2−1がオンとなって当該リレーR2をオ
ン状態に保持せしめる。
【0033】リレーR2がオンとなるとメーク接点R2
−2が導通し、リレーR4のブレーク接点R4−2を介
して上記コンプレッサモータ52aと空冷ファン53に
通電せしめ、冷却機構50が始動する。
【0034】一方、主電源スイッチ72をオンにした時
点ではカムタイマTMの可動接点が第一接点に接続され
ており、第二接点に接続されたリレーR6の励磁コイル
には通電されていない。従って、そのブレーク接点R6
−2が導通しているので送風ファン62は送風を開始
し、遮蔽板60の下辺と内箱12における下壁との間の
間隙からエバポレータ51の空気流路を介して空気を吸
入し、同吸入した空気を空気流通孔61から収納箱20
の周囲に形成された空気流循環通路Wに送風し始める。
従って、冷却機構50が始動すると送風ファン62によ
って吸入された空気はエバポレータ51の空気流路を通
過する際に熱交換され、冷却された空気が空気流通孔6
1から収納箱20の周囲に形成された空気流循環通路W
に送風される。
【0035】空気流通孔61から送り出された冷気は収
納箱20における上壁24と断熱箱10における内箱1
2の内壁との間を流れ、両壁材を冷却する。内箱12の
壁材については反対面に断熱部材13が充填されている
ので当該壁材を冷却するだけの熱交換が行なわれるだけ
であるが、上壁24については室RM2,RM1の庫内温度
T2,T1の方が高いため、当該上壁24を介して積極
的に熱交換が行なわれる。
【0036】この結果、空気流循環通路W中を流れる冷
気の冷熱が室RM2,RM1内の空気に奪われるため、室RM
2,RM1内の庫内温度T2,T1が下がり、空気流循環
通路Wの冷気の温度が上がる。また、空気流循環通路W
内を冷風が流れて行くにつれ、上壁24と右側壁23と
底壁25を介して熱交換が行なわれ、収納箱20内を冷
却する。なお、一部の冷気は後壁26に沿って流れ、収
納箱20内を冷却する。
【0037】このようにして各壁22〜27にて熱交換
が行なわれ、室RM1,RM2における庫内の温度が徐々に
低下し、庫内温度T1が設定上限温度THを下回って温度
センサTh1がオフとなっても、リレーR2はオン状態
で自己保持されているので冷却機構50の運転を継続す
る。
【0038】しかし、庫内温度T1が設定下限温度TL以
下となると温度センサTh2がオンとなり、リレーR3
の励磁コイルに通電せしめる。すると、上述した自己保
持回路S3の場合と同様にしてリレーR4がオン状態と
なり、リレーR2の強制解除回路を構成するブレーク接
点R4−3がオフとなってリレーR2の自己保持状態が
終了する。また、リレーR2の場合と同様にリレーR4
のオン状態が自己保持されるので、ブレーク接点R4−
2がオフとなるとともにメーク接点R2−2もオフとな
る。従って、コンプレッサモータ52aと空冷ファン5
3への通電が停止され、冷却機構50の冷却運転は解除
される。
【0039】以後、上記電気制御回路70は図6に示す
ようにして庫内温度T1を設定上限温度THと設定下限温
度TLの範囲内に維持せしめるように制御する。なお、冷
蔵庫における上記設定上限温度THと設定下限温度TLは摂
氏0度ぐらいを基準として数度の範囲内で調整されてい
る。
【0040】当初、室RM2内の庫内ファン30a,30
bは切替スイッチ34が非導通状態となっているのでリ
レーR5,R6におけるメーク接点R5−1,R6−1
の状況にかかわらず作動していない。しかし、時刻t0
にて摂氏−30度ぐらいで凍結された冷凍塊を解凍する
ために室RM2内に収容し、同切替スイッチ34を導通状
態にしたとする。
【0041】いま、カムタイマTMの可動接点は第一接
点に接続されてリレーR5の励磁コイルに通電してお
り、メーク接点R5−1は導通している。従って、切替
スイッチ34を導通状態にすると同時に庫内ファン30
a,30bは送風を開始し、カバー40における下部の
吸入口42から庫内の空気を吸入して排気口41から隔
壁27に向けて排気する。すると、室RM2内の空気は最
初に上壁24に沿って図示右方向に平行に流れ、隔壁2
7に当接して下方向に向きを変化され、同隔壁27に沿
って流れた後、底壁25に当接して再び水平方向に向き
を変えられて左方向に流れ、上述したように上記吸入口
42より吸引される。
【0042】庫内ファン30a,30bにて送風された
空気は冷凍塊の表面に沿って流れるときに冷却され、当
該冷却された空気が室RM2内を循環することにより庫内
温度T2は図6の一点鎖線に示すように急激に低下す
る。このとき、冷却された空気は各壁22〜27に沿っ
て流れるときに壁材を介して熱交換が行われ、空気流循
環通路W中の空気を冷却したり、あるいは室RM1内の空
気を冷却する。そして、かかる室RM2による冷却作用と
冷却機構50による冷却作用とにより、室RM1内の庫内
温度T1は低下し、この庫内温度T1が設定下限温度TL
を下回った時点で上述したようにコンプレッサモータ5
2aと空冷ファン53への通電が停止されて冷却機構5
0の冷却運転は解除される。但し、冷却機構50の冷却
運転が解除されてもカムタイマTMの可動接点が第二接
点に接続しない限り送風ファン62は送風を続けてい
る。
【0043】冷却運転が解除されると、空気流循環通路
Wを循環している空気はエバポレータ51では冷却され
なくなるが、上述したように冷凍塊があるために空気流
循環通路W中の空気は室RM2の周囲の各壁24,25に
沿って流れるときに冷却される。従って、冷凍塊を解凍
するときには室RM2内の冷熱が各壁24,25を介して
空気流循環通路W中に放出されるため、冷却機構50の
冷却運転にかかわらず送風ファン62を作動させておく
ことにより同空気流循環通路W中の空気を介して室RM1
内を冷却せしめる効果がある。この結果、図6に示すよ
うに、解凍期間中は室RM1,RM2内における庫内温度T
1,T2の上昇は抑制され、冷凍塊の温度Tfは徐々に
上昇して解凍が進んでいく。
【0044】ところで、主電源スイッチ72を投入した
ときにはリレーR6の励磁コイルに通電されていないの
でそのブレーク接点R6−4は導通しており、カムタイ
マTMに通電されている。このため、同カムタイマTM
の内部ではモータMが回転して計時を開始しており、霜
が付着する頃になると可動接点を第二接点に切り換え
る。
【0045】いま、庫内温度T1が設定下限温度TLとな
って上述したようにして冷却機構50の運転が停止され
た後、カムタイマTMの可動接点が第二接点に切り換え
られたものとする。
【0046】可動接点が第二接点に切り換えられると、
空冷ファン53への通電が停止されるとともにリレーR
5における励磁コイルへの通電も停止され、逆にリレー
R6の励磁コイルに通電されるとともにホットガス弁5
7にも通電される。
【0047】このため、庫内ファン30a,30bの給
電路に介在されたメーク接点R5−1は非導通となるも
のの、代わりにリレーR6に通電されるのでメーク接点
R6−1が導通して庫内ファン30a,30bの作動は
継続される。これに対し、リレーR6のブレーク接点R
6−2が非導通となるので送風ファン62は停止し、空
気流循環通路Wにおける空気の移動が停止される。
【0048】一方、コンプレッサモータ52aと空冷フ
ァン53に対する給電路に介在されたメーク接点R6−
3が導通するのでコンプレッサモータ52aは作動し、
さらに、ホットガス弁57に通電せしめるので同弁57
が開いてコンプレッサ52で圧縮された高温圧縮冷媒を
エバポレータ51に送り込む。すると、エバポレータ5
1が加熱されるので、このエバポレータ51に付着した
霜は徐々に溶解する。エバポレータ51の温度が低く温
度センサTh3が導通しているときは、熱交換器である
エバポレータ51の除霜を行っているときであり、この
ときにカムタイマTMの可動接点が第二接点に接してリ
レーR6の励磁コイルに通電することにより、庫内ファ
ン30a,30bを作動させるように制御している。
【0049】このとき、室RM2内には冷凍塊が収容され
ており、庫内ファン30a,30bも作動し続けている
ので、冷却機構50の作動にかかわらず庫内温度T2は
さほど上昇しない。また、室RM2内で冷風を循環せしめ
ることにより隔壁27を介して室RM1内をも冷却せしめ
るので、庫内温度T1の温度上昇も揺るやかとなってい
る。
【0050】エバポレータ51に霜が多量に付着してい
る間はこのエバポレータ51に供給される熱量は霜の溶
解熱として消費され、エバポレータ51の温度はそれほ
ど高くならない。しかし、付着した霜がほぼ溶解すると
エバポレータ51の温度が上昇し始める。そして、エバ
ポレータ51の温度が設定加熱温度TEまで上昇すると温
度センサTh3が非導通となり、リレーR6の励磁コイ
ルには通電されなくなる。
【0051】すると、庫内ファン30a,30bの電力
供給路に直列に介在されたメーク接点R6−1が非導通
となって庫内ファン30a,30bは停止し、逆に送風
ファン62の電力供給路に直列に介在されたブレーク接
点R6−2が導通して当該送風ファン62が作動を開始
する。
【0052】送風ファン62は空気流循環通路Wの空気
をエバポレータ51に通過せしめて当該空気流循環通路
W中で循環せしめるが、上述したようにエバポレータ5
1の温度が上昇しているため、空気流循環通路W中の空
気は温風となって収納箱20の外周を流れる。そして、
このときに収納箱20に付着した霜を溶解せしめる。
なわち、エバポレータ51が一定温度まで上昇したとき
に、送風ファン62を作動させることにより収納箱20
の壁材の除霜を行なうし、一方で、庫内ファン30a,
30bを停止させるように制御している。
【0053】このように、送風ファン62が作動を開始
するのに対し、庫内ファン30a,30bは作動を停止
するため、室RM2内での空気の循環が停止される。上
述したように、収納箱20の外周に温風を送風すれば壁
材の温度が上昇するが、このときは庫内ファン30a,
30bが停止しているため、空気の循環が行われず、温
度の上昇した壁材との熱交換を抑制している。従って、
庫内の温度が食品の保存に不適当な温度まで上昇してし
まうことを防止できる。
【0054】エバポレータ51の温度が設定加熱温度TE
まで上昇して温度センサTh3が非導通となるとカムタ
イマTMに対する給電路に介在されたリレーR6のブレ
ーク接点R6−4が導通し、同カムタイマTMの内部で
は再度モータMが作動し始めて計時を開始する。なお、
カムタイマTMの可動接点が第二接点に切り換わってか
らエバポレータ51の温度が上昇して温度センサTh3
が非導通となるまでの期間を第一除霜期間(ST1)と
する。
【0055】カムタイマTMは給電の再開により予め設
定された収納箱20に付着した霜を溶解するのに必要な
時間を計時し始める。なお、この時間を第二除霜期間
(ST2)とする。
【0056】第二除霜期間においては、当初、リレーR
6のメーク接点R6−3が非導通となるのでコンプレッ
サモータ52aに給電されなくなるが、室RM1内の庫内
温度T1が徐々に上昇して設定上限温度THを越えると温
度センサTh1が導通し、冷却運転のときと同様にして
メーク接点R2−2が導通するとともにブレーク接点R
4−2が導通する。このため、コンプレッサモータ52
aは再度給電されるので運転を再開し、エバポレータ5
1を加熱せしめて送風ファン62により空気流循環通路
W内に温風を供給せしめる。そして、収納箱20に付着
した霜が溶解する頃にカムタイマTMにおける可動接点
が第二接点から第一接点に切り換えられ、通常の冷却運
転に復帰する。
【0057】以上は、解凍を行なうために切替スイッチ
34を導通状態としたときに除霜運転が開始された場合
に冷凍塊の冷熱を利用して室RM1,RM2内の温度上昇を
抑制しているが、冷凍塊が収容されていない場合には切
替スイッチ34は非導通状態となっており第一除霜期間
でも庫内ファン30a,30bを作動せずに、庫内の温
度上昇を抑制する。
【0058】このように本発明では、エバポレータ51
の霜取り中には送風ファン62を作動せしめないように
したが、除霜運転の最中に送風ファン62と庫内ファン
30a,30bを作動せしめると、庫内温度T1,T2
は図6の破線に示すようになり、除霜運転の終了時には
図示P,Qのように上昇してしまう。
【0059】なお、上記実施例においては、カムタイマ
TMや温度センサTh1〜Th3を使用したシーケンス
制御を行なっているが、マイクロコンピュータによるソ
フトウェア制御で除霜制御や温度制御を行なうようにし
てもよい。
【0060】一方、上述した実施例においては、室RM2
内に庫内ファン30a,30bを配設しているが、室RM
1内に庫内ファン30a,30bを配設して解凍室とし
てもよい。また、同庫内ファン30a,30bは上下に
二個を配置してあるが、下方に一個のみ配置して空気を
上方に向けて吹き出すようにして配置してもよい。さら
に、その吹き出し方向を隔壁27に向け、同隔壁27に
よる熱交換を促進せしめるようにしてもよい。
【0061】さらに、上述した実施例においては、収納
箱内を二つに区分けしているが、区分けしていないもの
においても適用できるし、また、中央に解凍箱を配置し
て三つに区分けするなど、その区分け数については任意
である。また、左右に区分けするのではなく、上下方向
に区分けするなど、区分け方向についても任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面図であ
る。
【図2】同冷蔵庫の一部破断正面図である。
【図3】同冷蔵庫の一部破断上面図である。
【図4】冷却機構の構成を示す図である。
【図5】電気制御回路の回路図である。
【図6】温度制御の状態を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10…断熱箱 20…収納箱 27…隔壁 30a,30b…庫内ファン 34…切替スイッチ 50…冷却機構 51…エバポレータ 57…ホットガス弁 62…送風ファン 70…電気制御回路 S5…運転制御回路 TM…カムタイマ Th1〜Th3…温度センサ W…空気流循環通路 RM1,RM2…室 TH…設定上限温度 TL…設定下限温度 ST1…第一除霜期間 ST2…第二除霜期間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納箱の外周に熱交換器にて冷却した空
    気を送風して同収納箱内を冷却する冷蔵庫において、 所定時に上記熱交換器を加熱して除霜させる熱交換器除
    霜機構と、 上記収納箱内にて庫内の空気を循環させる循環ファン
    と、 上記収納箱内に冷凍物が収容され、かつ、上記熱交換器
    除霜機構が上記熱交換器の除霜を行なうときに上記循環
    ファンを作動させる循環ファン作動制御手段とを具備す
    ることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 収納箱内にて庫内の空気を循環させる循
    環ファンを備え、同収納箱内を間接的に冷却する冷蔵庫
    において、 所定時に上記収納箱の壁材を温めて除霜させる壁材除霜
    機構と、 この壁材除霜機構にて上記壁材が加熱されているときに
    上記循環ファンを停止させる循環ファン停止制御手段と
    を具備することを特徴とする冷蔵庫。
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