JP2591731Y2 - 舗装材運搬車の荷下ろし装置 - Google Patents

舗装材運搬車の荷下ろし装置

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JP2591731Y2
JP2591731Y2 JP1991074379U JP7437991U JP2591731Y2 JP 2591731 Y2 JP2591731 Y2 JP 2591731Y2 JP 1991074379 U JP1991074379 U JP 1991074379U JP 7437991 U JP7437991 U JP 7437991U JP 2591731 Y2 JP2591731 Y2 JP 2591731Y2
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本 重 夫 山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、アスファルト合材な
どの舗装材を製造所から舗設現場へ運搬する運搬車に関
し、特に荷下ろし作業に使用するバーフィーダ形式の荷
下ろし装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、アスファルト合材等の舗装材を
製造所から舗設現場へ運搬する手段として、従来は主と
してオープンタイプのダンプトラックに依存されてき
た。
【0003】ところがダンプトラックによると、次のよ
うな問題点があった。 (1)運搬中に合材温度が低下し、施工温度を維持する
ことが困難である。対策として、積荷上に保温シートな
どを被せ、温度低下を抑止するようにしている。しか
し、交通渋滞の影響を受けやすい地域での舗装工事にお
いては、渋滞による経時的影響によって、充分な施工温
度が確保しきれないといった問題点がある。 (2)ダンプトラックであるため、荷下ろしをする場
合、ダンプアップが必要である。しかし場所によって
は、そのダンプアップが制約を受ける。例えば、トンネ
ル内での舗装工事におけるダンプアップの制約は、その
代表例である。さらにダンプアップによって小出しの荷
下ろしは、かなりの経験を必要とする。したがって、補
修工事のような場合、小量のアスファルト合材を分散し
て荷下ろしすることが要求されるような現場での荷下ろ
しには、ダンプアップ方式は不適当である。またダンプ
アップすると積荷の重心が上方に移動するため、地盤の
傾斜によっては転倒するなどの事故発生の原因ともな
る。
【0004】そこで、このような問題点を解消した運搬
手段として、荷台を保温構造とするとともに、荷下ろし
は、その荷台の底面にバーフィーダ形式の荷下ろし装置
を装備させた運搬車が開発された。
【0005】図3は、この開発された運搬車の概略構造
を示す斜視図である。図示のように、この運搬車は、台
車10上に、保温構造にしたホッパ型の積荷容器11を
搭載し、この積荷容器11の底面上に、長手方向のバー
フィーダ形式の荷下ろし装置12を装備させたものであ
る。ちなみにこの図3に示す運搬車は、トレーラー方式
に構成し、台車10の後部よりアスファルト合材などの
舗装材Asを路面上に落とし、荷下ろしするように構成
したチェンリンクコンベアからなるバーフィーダ形式の
荷下ろし装置12を装備させた運搬車である。
【0006】すなわち、チェンリンクコンベアの上面
に、一定のピッチで、ブレード13を取り付けてなるバ
ーフィーダ形式の荷下ろし装置12を装備させた運搬車
である。なお、図面上には表示していないが、ホッパ型
の積荷容器11は、周壁が保温構造となっており、具体
的にはグラスウール等の断熱材を用いて構成し、かつ天
井部分も断熱材を用いた開閉式の天蓋をもって構成され
たものである。
【0007】この新しく開発された運搬車は、以上説明
したような構造となっているため、運搬中における運搬
物の温度低下は抑制され、また荷下ろしに際しては、場
所的制約もなく、小出しの荷下ろしも可能である。した
がって、効率的な舗装工事の展開を保証する運搬車とし
て評価されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところが、荷下ろし作
業の主役となるバーフィーダ形式の荷下ろし装置には、
次のような問題点があった。
【0009】先に説明したように、バーフィーダ形式の
荷下ろし装置は、チェンリンクコンベアの上面に、一定
のピッチで、ブレードを取り付け、コンベアを駆動する
ことによって、積荷容器の底面上を前記ブレードを移動
させることによって、図3で言えば右側から左側に移動
させ、積荷容器内の被搬送物、言葉を換えていえば、ア
スファルト合材などのいわゆる舗装材を、積荷容器の後
方底部から掻き出す要領で排出させ、荷下ろしするよう
に構成されたものである。
【0010】ところで、舗装材は、アスファルト合材に
見られるように、粗骨材や細骨材の固形物と、アスファ
ルトのような粘性を有する流動物との混合物である。し
かも、この舗装材の重量は、前記バーフィーダ形式のコ
ンベアに常時、負荷された状態にある。そこで荷下ろし
する場合は、この負荷重に抗してブレードを水平移動さ
せ、舗装材を掻き出す要領で排出させる。そのため、ブ
レードには、前記舗装材の重量と、掻き出し作用にとも
なう舗装材の掻き出し負荷(舗装材を剪断する応力の反
力としてブレードが受ける剪断応力)とが複合して作用
する。その結果、ブレードが変形したり、場合によって
は、折損し、脱落されたりするトラブルを発生させてい
た。すなわち、そのブレードが掻き出し機能を低下さ
せ、不具合を発生するという問題点があった。
【0011】さらに搬送物がアスファルト合材のような
場合は、固形物と流動物との混合物であるため、搬送作
業、すなわち掻き出し作業の過程において、コンベアの
駆動機構、例えばチェンリンクコンベアの場合は、チェ
ンとスプロケットの噛み合い部分に、前記固形物が噛み
込まれ、その円滑な作動に支障をもたらすといった不具
合の発生がみられた。
【0012】この考案は、このような問題点や不具合を
解消し、円滑に、しかも効率的に荷下ろし作業のできる
アスファルト合材など舗装材の荷下ろし装置を提供する
ことを目的として考案したものである。
【0013】前記目的を達成する手段として、この考案
は、台車上にホッパ型の積荷容器を搭載し、搭載した積
荷容器の底面上の長手方向に、一定のピッチでブレード
を取り付けたチェンリンクコンベアからなるバーフィー
ダ形式の荷下ろし装置を装備させ、積荷容器の底面上を
移動するブレードにより、舗装材を押して掻き出す舗装
材運搬車において、前記一定のピッチでブレードを取り
付けたチェンリンクコンベアに、ゴム材からなる伸縮性
を有する履帯を被せて、前記積荷容器の底面上の長手方
向に、この履帯と当該チェンリンクコンベアとの複合構
造からなるバーフィーダ形式の荷下ろし装置を装備さ
せ、履帯により保護されて積荷容器の底面上を移動する
ブレードにより、舗装材を押して掻き出すことを特徴と
する、舗装材運搬車の荷下ろし装置を構成したことにあ
る。
【0014】
【作用】この考案による荷下ろし装置は、以上説明した
ように、ゴム材などの伸縮性を有する履帯を、ブレード
を取り付けたバーフィーダ形式のコンベアに被せ、この
履帯によってバーフィーダ形式のコンベア自体を保護し
た構造となっているため、荷下ろし作業時、ブレードに
負荷される合材重量や、掻き出し時の掻き取り負荷は、
前記履帯を介して負荷されるので、その分、緩和され
る。その結果、これまでのようにブレードが変形された
り、折損、脱落することはない。また駆動機構内へ搬送
物が落ち込み、作動に支障をもたらすような心配はな
い。
【0015】
【実施例】さらに図面に示す実施例に基づいて、この考
案による履帯と、バーフィーダ形式のチェンリンクコン
ベアとの複合構造のコンベアからなる荷下ろし装置の構
成・作用を具体的に説明する。図1は、装置の構成を示
す側面図で、図2は、図1におけるY−Y線縦断正面図
である。まず図1において1は、チェンリンクコンベア
であり、2は、このチェンリンクコンベア1の上面に一
定のピッチで取り付けたブレードである。ブレード2
は、すでに説明したように、積荷容器の底面上に載せら
れる被搬送物、実施例においてはアスファルト合材を掻
き出すようにしてコンベア上に受け、移動させる機能を
発揮させるためのものである。
【0016】そこで、この実施例では、鋼板材をプレス
加工して断面が逆U字状を呈する棒状材にし、この棒状
材をブレード2のエレメントとし、その複数本を前記チ
ェンリンクコンベア1の上面に、一定のピッチで配列
し、チェンリンクコンベア1の上面に凹凸面を形成する
ようにして固着させている。すなわちチェンリンクコン
ベア1の上面に、断面形状が逆U字状を呈する棒状材を
ブレードエレメントとし、この複数本を一定のピッチで
取り付けた構造としたものである。
【0017】そして、このブレード2を取り付けたチェ
ンリンクコンベア1の外周に、ゴム材などの伸縮性を有
する履帯3を被せ、この履帯3と、前記ブレード2を取
り付けたチェンリンクコンベア1との複合構造のコンベ
アに構成している。
【0018】その結果、図示のように、ブレード2を取
り付けたチェンリンクコンベア1は、その上面が伸縮性
を有する履帯3によってフラットに構成され、被搬送
物、すなわち舗装材が存在しない場合は、一般的にフラ
ットなベルトコンベアに見える。これを図3で示したよ
うにホッパ型の積荷容器11の底面長手方向に組み込み
装備させ、その上にアスファルト合材などの舗装材を積
み込み、荷下ろし装置として使用する。なお、図2で荷
下ろし装置の両側に仮想線で示すのは、積荷容器11の
両側壁から張り出したプロテクタ4、4である。これは
積み荷が、すなわち舗装材が荷下ろし装置の側面から駆
動機構内への侵入を排除するためのものである。
【0019】舗装材を積み込むと、その舗装材の重量
が、履帯3に負荷される。履帯3は、伸縮性を有するの
で、その下面に位置するチェンリンクコンベア1のブレ
ード2とブレード2との間に形成される溝2aに落ち込
んだ状態になる。極端に言えば、図1で破線で示すよう
に履帯3はウエーブ状に変形される。そこで、この状態
でチェンリンクコンベア1を駆動すれば、すなわち図1
で示す矢印方向に駆動すれば、舗装材は、履帯3により
保護されて積荷容器11の底面上を移動するブレード2
に押され、掻き出される要領で右側から左側へ搬送さ
れ、排出され、荷下ろしされることになる。
【0020】
【考案の効果】この考案による舗装材運搬車の荷下ろし
装置は、実施例を通して説明したような構成としている
ため、従来のバーフィーダ形式の荷下ろし装置に比較
し、次のような効果を発揮する。 (1)積み込まれた舗装材の重量負荷は、伸縮性を有す
る履帯を介して荷下ろし装置のブレードに負荷され、か
つ荷下ろし作業時における掻き出し負荷も、履帯を介し
て負荷されるので、ブレード自体が、それらの負荷によ
って変形され、あるいは折損、脱落し、荷下ろし装置と
しての機能を低下させるようなことはない。 (2)ブレードを有するチェンリンクコンベアの上面が
全面に渡って履帯で覆われるので、舗装材が駆動機構内
落ち込み、コンベアとしての役割に、支障をきたすよ
うな心配がない。もちろんメンテナンスも容易である。 (3)構造的には、伸縮性を有する履帯をチェンリンク
コンベアの外周に、被せるのみであるため装置コスト
アップさせることなく、従来の荷下ろし装置よりも、効
率的で、保守管理に手数を煩わすことの少ない荷下ろし
装置として効用を発揮させることができる。また、小出
しの荷下ろし作業が可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による荷下ろし装置の構成を示す側面
図である。
【図2】図1のY−Y線縦断正面図である。
【図3】従来の舗装材運搬車の構造概略を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 チェンリンクコンベア 2 ブレード 3 履帯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上にホッパ型の積荷容器を搭載し、
    搭載した積荷容器の底面上の長手方向に、一定のピッチ
    でブレードを取り付けたチェンリンクコンベアからなる
    バーフィーダ形式の荷下ろし装置を装備させ、積荷容器
    の底面上を移動するブレードにより、舗装材を押して掻
    き出す舗装材運搬車において、 前記一定のピッチでブレードを取り付けたチェンリンク
    コンベアに、ゴム材からなる伸縮性を有する履帯を被せ
    て、前記積荷容器の底面上の長手方向に、この履帯と
    チェンリンクコンベアとの複合構造からなるバーフィ
    ーダ形式の荷下ろし装置を装備させ、履帯により保護さ
    れて積荷容器の底面上を移動するブレードにより、舗装
    材を押して掻き出すことを特徴とする舗装材運搬車の
    荷下ろし装。
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JPH0526929U JPH0526929U (ja) 1993-04-06
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