JP2591558Y2 - コンピュータの卓上用のプリンタの用紙供給台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、既存のコンピュータの
卓上用のプリンタに装着できる用紙供給台に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、コンピュータに接続され、データ
を打ち出して所定の用紙に記録する卓上用のプリンタで
は、連続用紙を使用する場合には、電算処理用連続用紙
３０を、プリンタ後部から挿入する構造のものが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】このようなプリンタ
は、折曲して重ねた電算処理用連続用紙３０をプリンタ
の後方に置くため、プリンタの後方に、例えば５０ｃｍ
程度の空所を設けなければならない。すると、プリンタ
後方の所用の空間確保のため、プリンタ全体が前方に出
る結果、その設置に必要な空間が広がってしまう問題が
ある。この場合、連続用紙をプリンタの前方に置くこと
が可能であれば、連続用紙を設置するためのスペースの
みを確保すればよく、前記に比較して必要空間は小さく
てすむ。

【０００４】またプリンタ後方に折り畳んだ連続紙を置
くと、連続用紙の管理や供給がやりにくい場合もある。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、電算処
理用連続用紙を後部から挿入する卓上用プリンタの設置
に必要な空間を小さくし、連続用紙を扱い易い場所に設
置できるようにした用紙供給台を提供することを技術的
課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本考案は、コンピュータ
の卓上用のプリンタを載置できる頂板１を設け、この頂
板１の下側の前部に用紙導入口８を設け、前記頂板１の
下側の後部に用紙導出口１６を設け、この用紙導入口８
と前記用紙導出口１６を連通させて電算処理用連続用紙
３０の供給用通路１１を形成し、前記用紙導入口８の導
入路に用紙ガイド１０を設け、前記用紙導出口１６の導
出路には用紙反転ガイド２０を設けてコンピュータの卓
上用のプリンタの用紙供給台とした。

【０００６】

【作用】本考案のコンピュータの卓上用のプリンタの用
紙供給台の上に、直接或いは他のものを介挿して、コン
ピュータの卓上用のプリンタ２６を載置する。

【０００７】そして、折曲して重ねた電算処理用連続用
紙３０を、前記用紙供給台の前方に置き、その電算処理
用連続用紙３０の一端を、用紙ガイド１０に沿って用紙
導入口８に挿入する。挿入した電算処理用連続用紙３０
は、用紙導出口１６から引き出し、用紙反転ガイド２０
に沿って、反転させるように屈曲させ、プリンタ２６の
後部からプリンタ２６内に挿入する。

【０００８】そして、プリンタに供給する電算処理用連
続用紙３０は、前記用紙供給台の前方に置くことができ
る。また或いは、用紙供給台の下方内側に入り込んだ空
間に設置してもよい。このようにしてプリンタ２６は、
その後方にスペースを確保することなく、壁等に接近し
て設置することができる。

【０００９】

【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図１及び図２は、本考案の一実施例の説明図であ
る。この実施例のコンピュータの卓上用のプリンタ２６
の用紙供給台は、その上面が頂板１となっており、この
頂板１はコンピュータの卓上用のプリンタ２６を載置で
きるように平板状に形成してある。

【００１０】前記頂板１の左右両側部には下方に垂下す
る側壁２・２が設けてあり、この側壁２・２の下端に
は、底板３が接合して全体は前後が開口した箱状となっ
ている。そして用紙供給台の前記頂板１の下側の前部は
用紙導入口８となり、前記頂板１の下側の後部は用紙導
出口１６となっている。前記用紙導入口８と前記用紙導
出口１６は互いに連通し、内部には電算処理用連続用紙
３０の供給用通路１１が形成されている。

【００１１】前記側壁２・２の前部の内側には、外方に
突出した板状の前部支腕９・９が、向き合って固着され
ている。これらの前部支腕９・９間には、前記用紙導入
口８の前方に位置するように、回転可能なローラとして
形成した用紙ガイド１０が軸支されている。この用紙ガ
イド１０は回転しないものであってもよい。

【００１２】前記側壁２・２の後部の内側には、板状の
後部支腕１７・１７が側壁２・２に沿って前後摺動可能
に挿入してあり、この後部支腕１７・１７は、後部支腕
１７・１７の基部に設けた係合孔１８と前記側壁２・２
の後部に設けた係合用孔に、止金具１９を挿通して、止
金具１９ａで止着することにより、前後の位置で固定で
きるように形成してある。前記後部支腕１７・１７間に
は、回転可能なローラとして形成した用紙反転ガイド２
０が設けてあり、この用紙反転ガイド２０は、前記後部
支腕１７・１７により、前記用紙導出口１６の後方の前
後の位置を選択して固定できるように形成してある。す
なわち設置するプリンタの大きさによって、後部支腕１
７・１７を伸縮させ、用紙が用紙反転ガイド２０と最も
適当な位置において接するように調節する。

【００１３】なお、前記用紙反転ガイド２０となるロー
ラは、後部支腕１７に位置を異ならせて複数個設けるこ
とも可能であり、また回転しないものであってもよい。
また、前記用紙供給台は、卓との間に他の物を介挿して
設置することが可能であり、さらに、前記用紙供給台と
プリンタ２６との間に他の物を介挿して、プリンタ２６
を設置することも可能である。

【００１４】また、前記用紙ガイド１０と用紙反転ガイ
ド２０は、直接に底板３や頂板１に設けることも可能で
ある。次にこの用紙供給台の動作を説明する。

【００１５】前記実施例の用紙供給台は、用紙供給台の
後方に空所を設けることなく、適当な卓上に載置し、こ
の用紙供給台の上に、コンピュータの卓上用のプリンタ
２６を載置する。

【００１６】そして、折曲して重ねた電算処理用連続用
紙３０を、前記用紙供給台の前に置き、その電算処理用
連続用紙３０の一端を、用紙ガイド１０に沿って、導入
口用紙ガイド１０の上側を通すようにして用紙導入口８
内に挿入する。この電算処理用連続用紙３０は、用紙供
給台の内部を貫通して反対側の用紙導出口１６側から引
き出される。そしてこれは用紙反転ガイド２０の外側に
沿って屈曲され反転し、テンションが付与された状態
で、プリンタ２６の後部からプリンタ２６内に挿入され
る。

【００１７】連続用紙はこのような経路でプリンタ２６
に送られ、後部の送入口からプリンタ内に送られた連続
用紙は紙面にプリントされ、プリンタ２６の前部から排
出される。

【００１８】

【考案の効果】以上のように、本考案のコンピュータの
卓上用のプリンタの用紙供給台によれば、後部から電算
処理用連続用紙３０を挿入するプリンタ２６であって
も、折曲して重ねた電算処理用連続用紙３０を、常時プ
リンタ２６の前側に置くことができる。したがって、電
算処理用連続用紙３０の管理、供給が容易となる。

【００１９】またプリンタ２６を設置するための必要空
間が減少する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す側面図

【図２】本考案の一実施例の斜視図

【符号の説明】

１ 頂板 ８ 用紙導入口 １０ 導入口用紙ガイド １１ 供給用通路 １６ 用紙導出口 ２０ 導出口用紙ガイド ２６ プリンタ ３０ 電算処理用連続用紙

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 593114957 ぼんち株式会社 大阪府大阪市淀川区三津屋中２丁目15番 41号 (73)実用新案権者 593114968 有限会社高須賀製作所 埼玉県上尾市井戸木２丁目７番地の９ (73)実用新案権者 593114979 高山 平 埼玉県入間市大字下谷ケ貫868 (72)考案者 熊本 三郎 埼玉県川越市郭町２丁目21番16号 (56)参考文献 特開 昭62−161575（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−112947（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B41J 15/04 B41J 29/06 B41J 11/58

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータの卓上用のプリンタを載置
   できる頂板１を設け、この頂板１の下側の前部に用紙導
   入口８を設け、前記頂板１の下側の後部に用紙導出口１
   ６を設け、この用紙導入口８と前記用紙導出口１６を連
   通させて電算処理用連続用紙３０の供給用通路１１を形
   成し、前記用紙導入口８の導入路に用紙ガイド１０を設
   け、前記用紙導出口１６の導出路には用紙反転ガイド２
   ０を設けたことを特徴とするコンピュータの卓上用のプ
   リンタの用紙供給台。