JP2591331Y2 - 三輪自転車における後輪駆動装置 - Google Patents

三輪自転車における後輪駆動装置

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JP2591331Y2
JP2591331Y2 JP1992074321U JP7432192U JP2591331Y2 JP 2591331 Y2 JP2591331 Y2 JP 2591331Y2 JP 1992074321 U JP1992074321 U JP 1992074321U JP 7432192 U JP7432192 U JP 7432192U JP 2591331 Y2 JP2591331 Y2 JP 2591331Y2
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JP
Japan
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gear
rear wheel
drive shaft
gears
rear wheels
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JP1992074321U
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JPH0632290U (ja
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昭彦 斉藤
正 唐澤
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Miyata Industry Co Ltd
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Miyata Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、三輪自転車の後輪駆動
装置の改良に関し、駆動力を左右両輪に対して均等に伝
えるようにすることにより、駆動力の増強と走行の安定
性、ならびに耐久性の向上をはかることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来一般的に知られている三輪自転車の
駆動装置は、左右一対の後輪に対して、ギヤクランクの
駆動力をその一方の後輪にのみ伝動して片方の車輪によ
る駆動力をもって、もう片方の車輪を従動的に回転させ
るようにした構成のものが多かった。 また左右一対の
後輪を共に駆動させるものとしては、リジット(固定回
転)タイプのものや、あるいは複雑なデファレンシャル
機構を施す必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造のものにあっては、左右の後輪のうち片方だ
けの駆動となるために、走行に際して駆動力に劣り、ま
た走行上の安定性にも劣るほか、とくに耐久性の面にお
いてもあまり好ましくはない。 さらに両輪を駆動させ
るためのリジットタイプやデファレンシャル機構を採用
する場合においても、構造が相当に複雑で駆動力の伝達
ロスが多く、乗車フィーリングを悪化させ、しかも著し
くコスト高となるところから実用性に欠ける難点があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、駆
動軸に逆ネジで組みつけるフリー取り付けボスを介する
ことにより、一般的に使用されているフリーホイールを
用いて惰性、駆動の両回転を可能とし、これにより格別
の複雑な装置等を必要とすることなく、簡単に駆動力と
走行の安定性、ならびに耐久性を向上させるようにした
ものであって、具体的には左右一対の後輪の内側側面に
取り付けられたギヤと、これらのギヤにそれぞれ無端状
のチェーンを介して駆動力を伝えるところの、両端にギ
ヤを有し、しかもその略中央に入力ギヤを一体に取り付
けた駆動軸とからなり、前記した左右一対の後輪のうち
一方の後輪のギヤと、他方の後輪のギヤに対応する駆動
軸端部のギヤとを共に前進時にのみ後輪・駆動軸に対し
てそれぞれ係合可能なフリーギヤとしたことを特徴とす
る三輪自転車における後輪駆動装置に関する。
【0005】
【作用】クランクを人力により回転させることにより得
られた駆動力は、クランクの取り付けられているハンガ
ー軸に一体かつ同軸に取り付けられている駆動ギヤから
駆動チェーンを介して後輪側の駆動軸中央に設けられた
入力ギヤに伝えられる。さらに入力ギヤで受けた駆動力
は、駆動軸両端のギヤおよび該ギヤと後輪側面のギヤと
の間に巻回されたチェーンを介して左右の後輪の側面に
設けられているギヤに伝えられ、これにより左右の両輪
を共に駆動させる。 そしてハンガー軸のクランクの回
転が休止されたときには、左右一対の後輪のうち一方の
後輪のフリーホイールギヤと、他方の後輪のギヤに対応
する駆動軸端部のフリーホイールギヤとにより空転さ
れ、左右の後輪が共に前記したハンガー軸の回転休止と
は関係なしに惰性により回転を継続することができる。
【0006】
【実施例】以下において本考案の具体的な内容を図1〜
2の実施例をもとに説明すると、1は一定の間隔を介し
て対設された左右一対の後輪10.11間に位置する駆
動軸、6および7は左右の後輪10.11の側面に、こ
れと同軸に設けられているギヤを示す。 駆動軸1は両
端にギヤ2および3を有し、しかもその略中央に入力ギ
ヤ4が一体に取り付けられており、また上記ギヤ2およ
び3のうち、一方のギヤ2は駆動軸1に対して一体的に
固定された固定ギヤとするとともに、他方のギヤ3は、
スプロケットを前進時にのみ駆動軸1と係合可能とする
ラチェット機構を持ったフリー本体に組みつけたシング
ルフリーホイールとしたもので、取り付けボス付きのフ
リーギヤ3aを介して駆動軸に組つけられる。
【0007】さらに一対の後輪10.11と同軸に設け
られたギヤ6および7のうち、一方の後輪11のギヤ7
を後輪11に対して一体の固定ギヤとするとともに、他
方の後輪10のギヤ6を、上記したギヤ3と同様に、前
進時にのみ後輪10に係合可能とするラチェット機構を
持ったフリーギヤ6aとした。 そして固定ギヤ2とフ
リーギヤ6aとの間、およびフリーギヤ3aと固定ギヤ
7との間に、それぞれ無端状のチェーン8.9を巻回さ
せて構成されている。
【0008】したがって上記した構成において、クラン
クによる人為的な駆動力をチェーン5を介して入力ギヤ
4に伝え、駆動軸1を図1の斜視図上において時計方向
に回転させると固定ギヤ2とフリーギヤ3aに掛け回さ
れたチェーン8.9がフリーギヤ6aと固定ギヤ7をそ
れぞれ同一方向に回転させ、これにより左右の後輪1
0.11が回転して前進する。 そしてクランクによる
人為的な駆動が停止しても、フリーギヤ6aと3aとに
より左右一対の後輪は惰性により回転を継続することが
できる。
【0009】
【考案の効果】本考案は上記した通り、左右一対の後輪
の内側側面に取り付けられたギヤと、これらのギヤにそ
れぞれ無端状のチェーンを介して駆動力を伝えるところ
の、両端にギヤを有し、しかもその略中央に入力ギヤを
一体に取り付けた駆動軸とからなり、前記した左右一対
の後輪のうち一方の後輪のギヤと、他方の後輪のギヤに
対応する駆動軸端部のギヤとを共に前進時にのみ後輪・
駆動軸に対してそれぞれ係合可能なフリーギヤとしたた
めに左右一対の後輪を同時に駆動させることができ、こ
れによって駆動力が一段と強力となるばかりでなく、走
行の安定性がよくなり、しかも耐久性が著しく向上す
。 またこの場合の両輪駆動構造については、既製の
汎用フリーホイールを用いて簡単な構造により安価に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である三輪自転車における後
輪駆動装置の概略をあらわした要部斜視図。
【図2】本考案の一実施例である三輪自転車における後
輪駆動装置の詳細をあらわしたところの一部を断面であ
らわした要部正面図。
【符号の説明】
1 駆動軸 2 ギヤ 3 フリーホイール 3a フリーギヤ 4 入力ギヤ 5 チェーン 6 ギヤ 6a フリーギヤ 7 固定ギヤ 8 チェーン 9 チェーン 10 後輪 11 後輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−161676(JP,A) 特開 昭58−141984(JP,A) 実開 昭54−43749(JP,U) 実開 昭60−106888(JP,U) 実開 昭62−48889(JP,U) 特公 昭61−2553(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 5/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の後輪の内側側面に取り付けられ
    たギヤと、これらのギヤにそれぞれ無端状のチェーンを
    介して駆動力を伝えるところの、両端にギヤを有し、し
    かもその略中央に入力ギヤを一体に取り付けた駆動軸と
    からなり、前記した左右一対の後輪のうち一方の後輪の
    ギヤと、他方の後輪のギヤに対応する駆動軸端部のギヤ
    とを共に前進時にのみ後輪・駆動軸に対してそれぞれ係
    合可能なフリーギヤとしたことを特徴とする三輪自転車
    における後輪駆動装置。
JP1992074321U 1992-10-01 1992-10-01 三輪自転車における後輪駆動装置 Expired - Lifetime JP2591331Y2 (ja)

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JPH0632290U JPH0632290U (ja) 1994-04-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5443749U (ja) * 1977-09-01 1979-03-26
JPS612553A (ja) * 1984-01-23 1986-01-08 三和プラスチツク株式会社 広告看板等表示板の製造方法

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JPH0632290U (ja) 1994-04-26

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