JP2591076Y2 - 遮断器用動作監視装置 - Google Patents

遮断器用動作監視装置

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JP2591076Y2
JP2591076Y2 JP1993058430U JP5843093U JP2591076Y2 JP 2591076 Y2 JP2591076 Y2 JP 2591076Y2 JP 1993058430 U JP1993058430 U JP 1993058430U JP 5843093 U JP5843093 U JP 5843093U JP 2591076 Y2 JP2591076 Y2 JP 2591076Y2
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closing operation
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直弘 金万
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス絶縁開閉装置等に
用いる遮断器の動作を監視する動作監視装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置に用いられている遮断
器においては、投入指令が与えられてから遮断器の可動
接触子が投入完了位置に変位するまでの時間及び遮断指
令が与えられてから可動接触子が遮断位置に変位するま
での時間をそれぞれ投入動作時間及び遮断動作時間とし
て検出して、これらの動作時間を監視することにより遮
断器の動作が正常に行われているか否かを監視するよう
にしている。
【0003】図2は従来用いられていた遮断器用動作監
視装置の構成を概略的に示したものである。同図におい
てCCは励磁されたときに遮断器用操作器の投入動作を
開始させる投入コイル(クローズコイル)、TCは励磁
されたときに遮断器用操作器の遮断動作を開始させる引
き外しコイル(トリップコイル)、1A及び1Bはそれ
ぞれ投入指令及び遮断指令を与える投入指令スイッチ及
び遮断指令スイッチ、2は遮断器と連動して動作する補
助開閉器である。補助開閉器2は、接点2a〜2eを有
していて、この例では、遮断器の可動接触子が遮断完了
位置まで変位したときに接点2a及び2dが閉じ、該可
動接触子が投入完了位置まで変位したときに接点2b及
び2eが閉じるようになっている。
【0004】投入コイルCCの一端及び他端はそれぞ
れ、押ボタンスイッチ1A及び補助開閉器の接点2aを
介して直流電源のプラス側端子P及びマイナス側端子N
に接続され、引き外しコイルTCの一端及び他端はそれ
ぞれ、押ボタンスイッチ1B及び接点2bを介して電源
のプラス側端子P及びマイナス側端子Nに接続されてい
る。
【0005】投入指令スイッチ1Aが閉じられたときに
投入コイルCCに供給される電流を検出するために変流
器やホール素子等からなる電流検出器3Aが設けられ、
この電流検出器3Aの出力は接点2eにより得られる信
号とともに投入動作時間測定部4Aに入力されている。
【0006】また遮断指令スイッチ1Bが閉じられたと
きに引き外しコイルTCに供給される電流を検出するた
めに同じく変流器やホール素子等からなる電流検出器3
Bが設けられ、この電流検出器3Bの出力は接点2dに
より得られる信号とともに遮断動作時間測定部4Bに入
力されている。
【0007】接点2d及び2eにより得られる信号はま
た、動作回数計数部5に入力され、この計数部により接
点2d及び2eの動作回数が計数されて遮断器の投入動
作及び遮断動作の回数が計数されるようになっている。
【0008】投入動作時間測定部4A、遮断動作時間測
定部4B及び動作回数計数部5から得られる信号は図示
しないインターフェースを介してコンピュータのCPU
6に入力されている。
【0009】図2の装置において、投入指令スイッチ1
Aが閉じられると、図示しない電源からスイッチ1Aと
投入コイルCCと接点2aとを通して励磁電流が供給さ
れるため、図示しない操作器の投入動作が開始されて遮
断器の可動接触子が投入位置に向けて駆動される。投入
動作時間測定部4Aは、電流検出器3Aの出力から投入
コイルCCに供給される電流の立上りを検出してクロッ
クパルスの計数を開始する。遮断器の可動接触子が投入
完了位置に達すると接点2a及び2dが開き、接点2b
及び2eが閉じる。遮断器の可動接触子が投入完了位置
に達して接点2eが閉じると、投入動作時間測定部4A
が計数動作を停止し、そのときの計数値を投入動作時間
演算用のデータとしてCPU6に与える。
【0010】また遮断指令スイッチ1Bが閉じられる
と、図示しない電源からスイッチ1Bと引き外しコイル
TCと接点2bとを通して励磁電流が流れるため、図示
しない操作器の遮断動作が開始され、可動接触子が遮断
完了位置に向けて駆動される。遮断動作時間測定部4B
は、電流検出器3Bの出力から引き外しコイルTCに供
給される電流の立上りを検出してクロックパルスの計数
を開始する。可動接触子が遮断完了位置に達すると接点
2b及び2eが開き、接点2a及び2dが閉じる。遮断
動作時間測定部4Bは、遮断器の可動接触子が遮断完了
位置に達して接点2dが閉じたときにその計数動作を停
止し、その時の計数値を遮断動作時間演算用データとし
てCPU6に与える。
【0011】CPU6は、測定された投入動作時間及び
遮断動作時間を投入動作回数及び遮断動作回数とともに
メモリ7に記憶させるとともに、CRT等の表示器8に
表示させる。CPUはまた測定された投入動作時間及び
遮断動作時間を標準値と比較して、遮断器の動作が正常
に行われているか否かを判定する。CPUにより演算さ
れた投入動作時間、遮断動作時間及び動作状態の判定結
果は、伝送回路を介して離れた場所にある制御監視盤等
まで伝送される。
【0012】図2に示した例では、補助開閉器の接点に
より遮断器の投入動作及び遮断動作を検出しているが、
遮断器の機構部の所定の可動部分に遮光板を取り付けた
光遮蔽方式(フォトインタラプタ方式)の位置センサ
や、遮断器の機構部の可動部分に反射鏡を取り付けた光
反射方式の位置センサを用いて、遮断器の機構部の所定
の可動部分の位置を検出することにより投入動作及び遮
断動作を検出する場合もある。
【0013】従来の遮断器用動作監視装置に用いられて
いた光遮蔽方式または光反射方式の位置センサでは、光
の送信部及び受信部が空気中に開放された状態で配置さ
れていた。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】図2に示した例のよう
に、補助開閉器の接点を用いて遮断器の動作を検出する
ようにした場合には、接点の接触不良が生じたときに遮
断器の動作を検出することができなくなるため、信頼性
の面で問題があった。
【0015】また光遮蔽方式の位置センサまたは光反射
方式の位置センサを用いた動作監視装置では、光出射部
及び光入射部が空気中に配置されていたため、センサの
光出射部及び光入射部に塵や汚れが付着して光量が減衰
し、遮断器の動作の検出を確実に行うことができなくな
るおそれがあった。そのため、定期点検時に光出射部及
び光入射部のクリーニングを行って塵や汚れを除去する
必要があり、保守がきわめて面倒であった。
【0016】本考案の目的は、遮断器の投入動作の検出
及び遮断動作の検出を確実に行わせて、動作監視の信頼
性を高めることができるようにした遮断器用動作監視装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本考案は、遮断器の投入
動作の開始を指令する投入指令信号が与えられたことを
検出する投入指令検出器と、遮断器の遮断動作の開始を
指令する遮断指令信号が与えられたことを検出する遮断
指令検出器と、遮断器の投入動作が行われたことを検出
する投入動作検出器と、遮断器の遮断動作が行われたこ
とを検出する遮断動作検出器と、投入指令信号が検出さ
れた時刻から投入動作が行われたことが検出された時刻
までの時間を投入動作時間として測定する投入動作時間
測定手段と、遮断指令信号が検出された時刻から遮断動
作が行われたことが検出された時刻までの時間を遮断動
作時間として測定する遮断動作時間測定手段と、前記投
入動作検出器及び遮断動作検出器の出力から遮断器の動
作回数を計数する動作回数計数手段とを備えた遮断器用
動作監視装置に係わるものである。
【0018】本考案においては、上記投入動作検出器
が、密閉された容器内に一端が導入され他端が発光部に
結合された送信用光ファイバと、該容器内に一端が導入
され他端が受光部に結合されて送信用光ファイバから送
出された光を受光して受光部に伝える受信用光ファイバ
と、容器内に配置されて送信用光ファイバから送出され
た光が受信用光ファイバに到達するのを阻止する閉位置
と該送信用光ファイバから送出された光が受信用光ファ
イバに到達するのを許容する開位置との間を変位自在に
設けられた遮光板とを備えて、遮断器の投入動作が行わ
れたときに該遮光板が閉位置または開位置に達するよう
に設けられた投入動作検出用光ファイバリミットスイッ
チからなっている。
【0019】また上記遮断動作検出器は、投入動作検出
用光ファイバリミットスイッチと同様に構成されて、遮
断器の遮断動作が行われたときに遮光板が閉位置または
開位置に達するように設けられた遮断動作検出用光ファ
イバリミットスイッチからなっている。
【0020】更に本考案においては、各光ファイバリミ
ットスイッチの発光部が、波長が異なる2種類の光を交
互に発生するように構成され、各光ファイバリミットス
イッチの遮光板は、発光部が発生する2種類の波長の光
のうちの一方の波長の光の通過を阻止し、他方の波長の
光の通過を許容する材料により形成されている。そし
て、各光ファイバリミットスイッチの受光部が前記他方
の波長の光を受信したか否かを検出することにより各光
ファイバリミットスイッチの光ファイバの断線の有無を
検出する断線監視部が各光ファイバリミットスイッチに
対して設けられている
【0021】
【作用】上記のように、光ファイバリミットスイッチを
用いて遮断器の投入動作及び遮断動作を検出するように
すると、補助開閉器の接点を用いて遮断器の動作を検出
する場合のように、接点の劣化に伴う接触不良により検
出動作が不確実になるのを防ぐことができるため、遮断
器の動作監視の信頼性を高めることができる。
【0022】上記の光ファイバリミットスイッチでは、
送信用光ファイバの一端及び受信用光ファイバの一端が
それぞれ光出射部及び光入射部となっているが、これら
は密閉された容器内に配置されていて、塵等が付着する
ことがないため、長期間に亘って光量が減衰するのを防
止して、検出動作を常に確実に行わせることができる。
従って定期点検時に光出射部や入射部のクリーニングを
行う必要がなく、保守点検作業を簡単にすることができ
る。
【0023】また上記のように、各光ファイバリミット
スイッチの発光部を、波長が異なる2種類の光を発生す
るように構成するとともに、該2種類の波長の光のうち
の一方の波長の光の通過を阻止し、他方の波長の光の通
過を許容する材料により遮光板を形成して、断線監視部
により、各リミットスイッチの受信部が他方の波長の光
を受信したか否かを検出することによって光ファイバの
断線の有無を検出するようにしておくと、各リミットス
イッチの光ファイバの断線の有無を常時監視することが
できるため、光ファイバの断線により遮断器の動作につ
いて誤った判断がされるのを防止して、信頼性を高める
ことができる。
【0024】
【実施例】図1は本考案の実施例を示したもので、同図
においてCCは励磁されたときに遮断器用操作器の投入
動作を開始させる投入コイル、TCは励磁されたときに
遮断器用操作器の遮断動作を開始させる引き外しコイル
である。投入コイルCC及び引き外しコイルTCはそれ
ぞれ投入指令スイッチ1A及び遮断指令スイッチ1Bを
介して直流電源のプラス側出力端子P及びマイナス側出
力端子Nの間に接続されている。
【0025】投入コイルCCの両端に発光ダイオード1
0Aが接続され、投入指令スイッチ1Aが閉じられて投
入コイルCCに電流が与えられたときに該投入コイルの
両端に生じる電圧で発光ダイオード10Aが発光する。
同様に、引き外しコイルTCの両端に発光ダイオード1
0Bが接続され、遮断指令スイッチ1Bが閉じられて遮
断指令が与えられたときに発光ダイオード10Bが発光
する。この例では、発光ダイオード10A及び10Bに
よりそれぞれ投入指令検出器及び遮断指令検出器が構成
されている。
【0026】発光ダイオード10A及び10Bから得ら
れる光信号はそれぞれ光ファイバ11A及び11Bを通
してインターフェース12に与えられ、該インターフェ
ースにより所定の電気信号に変換されて動作時間測定部
13に与えられる。
【0027】本考案においては、遮断器の投入動作が行
われたこと及び遮断動作が行われたことをそれぞれ検出
する投入動作検出器15A及び遮断動作検出器15Bが
それぞれ、完全密閉式の投入動作検出用光ファイバリミ
ットスイッチLS1 及び遮断動作検出用光ファイバリミ
ットスイッチLS2 により構成されている。
【0028】各光ファイバリミットスイッチは、密閉さ
れた容器20と、容器20内に一端が導入されて該容器
20内で一端21a及び22aが対向配置された送信用
光ファイバ21及び22と、光ファイバ21の一端と光
ファイバ22の一端との間の間隙に進入して光ファイバ
21と光ファイバ22との間を遮る閉位置と、光ファイ
バ21の一端と光ファイバ22の一端との間の間隙から
退避して光ファイバ21から放射された光がそのまま光
ファイバ22に入射するのを許容する開位置との間を変
位自在に設けられた遮光板23と、遮光板23を操作す
る操作子24とを備えており、遮光板23は、光ファイ
バ21及び22の一端と共に密閉された容器20内に配
置されている。操作子24は容器20を気密かつ摺動自
在に貫通した状態で設けられていて、その一端は遮光板
23に連結され、他端は外部に導出されている。図示し
てないが、遮光板23を開位置に変位させる側に操作子
24を付勢するバネが設けられ、操作子24に外力が作
用しない状態で遮光板23が開位置に保持されるように
なっている。光ファイバリミットスイッチLS1 及びL
S2 のそれぞれの送信用光ファイバ21の他端は発光部
24A及び24Bに接続されている。
【0029】発光部24A及び24Bは、波長が異なる
光(例えば赤色光と緑色光)を発生する2つの発光ダイ
オードを備えていて、十分に高い周波数のパルス信号に
同期して該2つの発光ダイオードを交互に駆動すること
により波長が異なる2種類の光を交互に発生する。本実
施例では、これら2種類の光の内の一方が遮断器の動作
時間を計測するために用いられ、他方の光は各光ファイ
バの断線の有無を監視するために用いられる。また各リ
ミットスイッチの遮光板23は、発光部が発生する2種
類の光の一方の通過を阻止し、他方の光の通過を許容す
る特性を有するフィルタ材料からなっている。即ち、遮
光板23は、遮断器の投入動作または遮断動作を検出す
るために用いる光に対しては遮光板として機能するが、
光ファイバの断線の監視を行うために用いられる光に対
しては遮光板として機能しないようになっている。
【0030】以下の説明では、発光部24A及び24B
が緑色光L1 と赤色光L2 とを交互に発生するものと
し、緑色光及び赤色光をそれぞ動作時間の計測及び光フ
ァイバの断線の監視に用いるものとする。また各光ファ
イバリミットスイッチの遮光板23は、赤色光を通過さ
せ、緑色光の通過を阻止する特性を有するフィルタから
なっているものとする。
【0031】受信用光ファイバ22の他端はフォトダイ
オード等の光電変換素子からなる受光素子25A及び2
5Bに結合されている。受光素子25A及び25Bはそ
れぞれリミットスイッチLS1 及びLS2 の光ファイバ
22を通して与えられる緑色光と赤色光とを交互に受光
して両者を電気信号に変換する。受光素子25A及び2
5Bの出力は増幅器26A及び26Bにより増幅された
後信号分離回路27A及び27Bに入力される。
【0032】信号分離器回路27Aは例えば発光部24
Aの2つの発光ダイオードの発光期間を定めているパル
ス信号に同期して緑色光が発生している期間導通するス
イッチと赤色光が発生している期間導通するスイッチと
を備えていて、それぞれのスイッチを通して緑色光の受
信信号S1 と赤色光の受信信号S2 とを出力する。信号
分離回路27Bも信号分離器回路27Aと同様の回路か
らなっていて、受光素子25Bから得られる信号を緑色
光の受信信号S1 と赤色光の受信信号S2 とに分離す
る。
【0033】この例では、受光素子25A、増幅器26
A及び信号分離回路27AによりリミットスイッチLS
1 用の受光部28Aが構成され、受光素子25B、増幅
器26B及び信号分離回路27Bによりリミットスイッ
チLS2 用の受光部28Bが構成されている。
【0034】信号分離器回路27A及び27Bからそれ
ぞれ得られる赤色光の受信信号S2は断線監視部29A
及び29Bに入力されている。断線監視部29A及び2
9Bは、光ファイバ21と光ファイバリミットスイッチ
LS1 及びLS2 と光ファイバ22とを通して常時与え
られる赤色光の受信信号S2 の有無を監視することによ
り光ファイバ21及び22の断線の有無を監視し、赤色
光の受信信号S2 が消滅したときに光ファイバの断線を
検出して警報信号を発生する。
【0035】信号分離回路27A及び27Bからそれぞ
れ得られる緑色光の受信信号S1 はインターフェース1
2を介して動作時間測定部13と動作回数計数部14と
に入力されている。
【0036】投入動作検出用光ファイバリミットスイッ
チLS1 は遮断器の機構部(操作器から可動接触子に至
る機械的な構成部分)の内、投入動作が行われる際に所
定の範囲を変位する可動部分の近傍に配置されていて、
遮断器の可動接触子が投入動作完了位置に達するまでの
間は操作子24が該可動部分により直接または該可動部
分に取り付けられた操作部材により拘束されて遮光板2
3が閉位置に保持され、遮断器の可動接触子が投入完了
位置に達したときに該可動部分による操作子24の拘束
が解かれて遮光板23が開位置に変位させられるように
なっている。
【0037】また遮断動作検出用光ファイバリミットス
イッチLS2 は、遮断器の機構部の内、遮断動作が行わ
れる際に所定の範囲を変位する可動分の近傍に配置され
て、可動接触子が遮断完了位置に達するまでの間は操作
子24が該可動部分により直接、または該可動部分に取
り付けられた操作部材により拘束されて遮光板23が閉
位置に保持され、可動接触子が遮断完了位置に達したと
きに操作子の拘束が解かれて遮光板が開位置に変位させ
られるようになっている。
【0038】上記光ファイバリミットスイッチLS1 及
びLS2 は、それぞれの遮光板が光ファイバ21,22
と非接触で動作するため、機械的部分の寿命を長くする
ことができる。また上記の例では、送信用光ファイバ2
1の一端21aが光出射部となっており、受信用光ファ
イバ22の一端22aが光入射部となっているが、これ
らは密閉された容器内に配置されているため、光出射部
と光入射部とに塵や汚れが付着するのを防いで光量の減
衰を防ぐことができ、光量の減衰に伴う検出部の誤動作
を防いで、信頼性を高めることができる。
【0039】またリミットスイッチの光出射部及び光入
射部に汚れが付着することがないため、長期間に亘って
リミットスイッチの光出射部及び入射部の清掃作業を省
略することでき、保守点検作業を簡単にすることができ
る。
【0040】投入動作が行われる前の状態では、投入動
作検出用光ファイバリミットスイッチLS1 の遮光板が
閉位置にあるため、動作時間測定部13には、リミット
スイッチLS1 用の受光部28Aから赤色光の受信信号
S2 のみが与えられ、緑色光の受信信号S1 は与えられ
ない。投入動作が完了するとリミットスイッチLS1の
遮光板23が開位置に変位するため、受光部28Aから
緑色光の受信信号S1が与えられる。
【0041】動作時間測定部13はクロックパルスを計
数するカウンタを備えていて、発光ダイオード10Aか
ら与えられる光信号の立上がりが検出されたときにクロ
ックパルスの計数を開始し、緑色光の受信信号S1 の立
上りが検出されたときにクロックパルスの計数を停止し
て、そのときの計数値を投入動作時間の演算データとし
てCPU30に与える。CPU30はこの演算データか
ら投入動作時間を演算してメモリ31に記憶させると共
にその動作時間をCRT等の表示器32に表示させる。
【0042】遮断動作が行われる前の状態(遮断器が閉
じている状態)では、遮断動作検出用光ファイバリミッ
トスイッチLS2 の遮光板が閉位置にあるため、動作時
間測定部13には、リミットスイッチLS2 用の受光部
28Bから赤色光の受信信号S2 のみが与えられ、緑色
光の受信信号S1 は与えられない。遮断動作が完了する
とリミットスイッチLS2 の遮光板23が開位置に変位
するため、受光部28Bから緑色光の受信信号S1 が与
えられる。
【0043】動作時間測定部13は発光ダイオード10
Bから与えられる光信号の立上がりが検出されたとき
(遮断指令が与えられたことが検出されたとき)にクロ
ックパルスの計数を開始し、緑色光の受信信号S1 の立
上りが検出されたときに該クロックパルスの計数を停止
して、そのときの計数値を遮断動作時間の演算データと
してCPU30に与える。CPU30はこの演算データ
から遮断動作時間を演算してメモリ31に記憶させると
共にその動作時間を表示器32に表示させる。
【0044】本実施例では、動作時間測定部13により
投入動作時間測定手段と遮断動作時間測定手段とが実現
される。
【0045】動作回数計数部14は、リミットスイッチ
LS1 用の受光部28Aから得られる緑色光の受信信号
S1 及びリミットスイッチLS2 用の受光部28Bから
得られる緑色光の受信信号S1 をそれぞれ計数して、投
入動作回数及び遮断動作回数を計数する。
【0046】CPU30は、測定された投入動作時間及
び遮断動作時間を標準値と比較して、遮断器の動作が正
常に行われているか否かを判定する。CPU30により
演算された投入動作時間、遮断動作時間及び動作状態の
判定結果は、伝送回路を通して制御監視盤等に伝送され
る。
【0047】上記の実施例において、動作時間測定部1
3及び動作回数計数部14をコンピュータのCPU30
と別個に設けているが、動作時間測定部13及び動作回
数計数部14をコンピュータにより実現することもでき
る。
【0048】上記の実施例では、投入指令スイッチ1A
及び遮断指令スイッチ1Bによりそれぞれ投入指令及び
遮断指令が与えられるようにしたが、投入指令及び遮断
指令は外部の回路から電気信号として与えられる場合も
ある。
【0049】上記の実施例では、遮断器の投入動作が完
了したときに光ファイバリミットスイッチLS1 の遮光
板を閉位置から開位置に変位させるようにしたが、逆に
遮断器の投入動作が完了したときに光ファイバリミット
スイッチLS1 の遮光板を開位置から閉位置に変位させ
るようにしてもよい。また上記の実施例では、遮断器の
遮断動作が完了したときに光ファイバリミットスイッチ
LS2 の遮光板を閉位置から開位置に変位させるように
したが、遮断器の遮断動作が完了したときに光ファイバ
リミットスイッチLS2 の遮光板を開位置から閉位置に
変位させるようにしてもよい。
【0050】上記実施例では、発光ダイオード10A及
び10Bにより投入コイルCC及び引き外しコイルTC
の両端の電圧を検出して投入指令及び遮断指令が与えら
れたことを検出しているが、投入指令検出器及び遮断指
令検出器の構成は任意である。例えば、従来と同様に、
投入コイル及び引き外しコイルをそれぞれ流れる電流を
検出することにより投入指令及び遮断指令が与えられた
ことを検出してもよく、外部から電気信号により投入指
令及び遮断指令が与えられる場合には、該電気信号を検
出することにより投入指令が与えられたこと及び遮断指
令が与えられたことをそれぞれ検出するようにしてもよ
い。
【0051】本考案においては、投入指令検出器及び遮
断指令検出器の出力信号をいかなる方法により伝送して
もよいが、投入動作検出器及び遮断動作検出器の出力は
光信号として伝送されるので、投入指令検出器及び遮断
指令検出器の出力も光信号として伝送するようにするの
が好ましい。
【0052】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、光ファ
イバリミットスイッチを用いて遮断器の投入動作及び遮
断動作を検出するようにしたので、補助開閉器の接点を
用いて遮断器の動作を検出する場合のように、接点の劣
化に伴う接触不良により検出動作が不確実になるのを防
ぐことができ、遮断器の動作監視の信頼性を高めること
ができる。
【0053】また本考案によれば、光ファイバリミット
スイッチの光出射部及び入射部に塵等が付着することが
ないため、長期間に亘って光量が減衰するのを防止し
て、検出動作を常に確実に行わせることができる。従っ
て定期点検時に光の出射部や入射部のクリーニング作業
を行う必要がなく、保守点源作業を簡単にすることがで
きる。
【0054】更に本考案によれば、各光ファイバリミッ
トスイッチの発光部を、波長が異なる2種類の光を発生
するように構成するとともに、該2種類の波長の光のう
ちの一方の波長の光の通過を阻止し、他方の波長の光の
通過を許容する材料により遮光板を形成して、断線監視
部により、各リミットスイッチの受信部が他方の波長の
光を受信したか否かを検出することによって光ファイバ
の断線の有無を検出するようにしたので、各リミットス
イッチの光ファイバの断線の有無を常時監視す ることが
でき、光ファイバの断線により遮断器の動作について誤
った判断がされるのを防止して信頼性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成を示したブロック図であ
る。
【図2】従来の監視装置の構成を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1A 投入指令スイッチ 1B 遮断指令スイッチ CC 投入コイル TC 引き外しコイル 10A,10B 発光ダイオード 13 動作時間測定部 14 動作回数計数部 15A 投入動作検出器 15B 遮断動作検出器 20 容器 21 送信用光ファイバ 22 受信用光ファイバ 23 遮光板 24 操作子 28A 投入動作検出用受光部 28B 遮断動作検出用受光部 LS1 投入動作検出用リミットスイッチ LS2 遮断動作検出用リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−217808(JP,A) 特開 平1−286216(JP,A) 特開 昭63−213230(JP,A) 特開 平5−6728(JP,A) 実開 昭55−129334(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 13/00 - 13/00 311

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器の投入動作の開始を指令する投入
    指令信号が与えられたことを検出する投入指令検出器
    と、遮断器の遮断動作の開始を指令する遮断指令信号が
    与えられたことを検出する遮断指令検出器と、遮断器の
    投入動作が行われたことを検出する投入動作検出器と、
    遮断器の遮断動作が行われたことを検出する遮断動作検
    出器と、前記投入指令信号が検出された時刻から投入動
    作が行われたことが検出された時刻までの時間を投入動
    作時間として測定する投入動作時間測定手段と、前記遮
    断指令信号が検出された時刻から遮断動作が行われたこ
    とが検出された時刻までの時間を遮断動作時間として測
    定する遮断動作時間測定手段と、前記投入動作検出器及
    び遮断動作検出器の出力から遮断器の動作回数を計数す
    る動作回数計数手段とを備えた遮断器用動作監視装置に
    おいて、 前記投入動作検出器は、密閉された容器内に一端が導入
    され他端が発光部に結合された送信用光ファイバと、前
    記容器内に一端が導入され他端が受光部に結合されて前
    記送信用光ファイバから送出された光を受光して受光部
    に伝える受信用光ファイバと、前記容器内に配置されて
    送信用光ファイバから送出された光が受信用光ファイバ
    に到達するのを阻止する閉位置と該送信用光ファイバか
    ら送出された光が受信用光ファイバに到達するのを許容
    する開位置との間を変位自在に設けられた遮光板とを備
    えて、遮断器の投入動作が行われたときに該遮光板が閉
    位置または開位置に達するように設けられた投入動作検
    出用光ファイバリミットスイッチからなり、 前記遮断動作検出器は前記投入動作検出用光ファイバリ
    ミットスイッチと同様に構成されていて、遮断器の遮断
    動作が行われたときに遮光板が閉位置または開位置に達
    するように設けられた遮断動作検出用光ファイバリミッ
    トスイッチからなり、 前記各光ファイバリミットスイッチの発光部は、波長が
    異なる2種類の光を交互に発生するように構成され、 前記各光ファイバリミットスイッチの遮光板は、前記発
    光部が発生する2種類 の波長の光のうちの一方の波長の
    光の通過を阻止し、他方の波長の光の通過を許容する材
    料により形成され、 前記各光ファイバリミットスイッチの受光部が前記他方
    の波長の光を受信したか否かを検出することにより各光
    ファイバリミットスイッチの光ファイバの断線の有無を
    検出する断線監視部が各光ファイバリミットスイッチに
    対して設けられている ことを特徴とする遮断器用動作監
    視装置。
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