JPH05284635A - 開閉器の予防保全システム及び開閉器 - Google Patents

開閉器の予防保全システム及び開閉器

Info

Publication number
JPH05284635A
JPH05284635A JP4072037A JP7203792A JPH05284635A JP H05284635 A JPH05284635 A JP H05284635A JP 4072037 A JP4072037 A JP 4072037A JP 7203792 A JP7203792 A JP 7203792A JP H05284635 A JPH05284635 A JP H05284635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
opening
light
detecting
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4072037A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Nakagaki
薫雄 中垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4072037A priority Critical patent/JPH05284635A/ja
Publication of JPH05284635A publication Critical patent/JPH05284635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接点の開閉によるノイズ等の影響を受けるこ
となく、開閉器の異常判断を確実に且つ速やかに行うこ
とができる開閉器の予防保全システムを得る。 【構成】 開閉器1の開閉器側中継部2a,2b,2
c,2dから、開閉器1の開閉状態を示す光信号を外部
機器側中継部4a,4b,4c,4dへ非接触で送信
し、光ファイバ―ケ―ブル28a,28b,28c,28d、セ
ンサ―アンプ6a,6bを介して判断装置7へ伝送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電力系統に使用
される開閉器の予防保全システム及び開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統には、系統異常により直ちに電
路を開路し、系統の異常を速やかに排除する遮断器など
の開閉器が使用されている。このような開閉器は、異常
の際に確実に動作することが極めて重要である。
【0003】ところがこのような開閉器は、長期間の使
用に伴うグリ―スの劣化や接触面の変形などの異常が生
じると、これが原因で開閉指令があっても正常に動作で
きないことがある。このような不具合が発生すると、電
力系統全体に多大な損害を与えるので、開閉器にはより
いっそうの信頼性が要求されている。すなわち開閉器に
は、単に電路を開閉する機能だけでなく、開閉動作に関
する情報を検出して不具合発生の有無を事前に検知する
予防保全などの付加価値の要求が、最近では高まってき
ている。
【0004】このため従来では、開閉器の動作機構部に
各種センサ―を取り付け、その信号を外部の判断装置に
伝達してその動作特性を検出し、検出した信号を正常状
態での特性と比較することで異常の有無を判断してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシステムでは、主回路に流れる大電流や、接
点の開閉に伴うサ―ジなどによるノイズにより、開閉器
の異常を確実に判断することができなかった。特に、セ
ンサ―から外部の判断装置に伝達する経路で、このよう
なノイズが混入する可能性があった。本発明目的は、異
常判断を確実に行える開閉器の予防保全システム及び開
閉器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、電路を開閉する開閉機構と、この開閉
機構を操作する操作機構とを備えた開閉器と、開閉器の
開閉状態を検出して開閉器の異常判断を行う判別手段と
を有する開閉器の予防保全システムにおいて、開閉器の
開閉状態を光信号で検出する検出手段と、検出手段から
の光信号を検出手段とは非接触で受信する受信手段と、
受信手段で受信した光信号を判別手段へ伝送する伝送手
段とで、開閉器の予防保全システムを構成する。
【0007】また第2の発明は、固定側及び可動側の一
対の電極の接離により電路を開閉する開閉機構と、開閉
機構の可動側電極側に接続される連結板を操作すること
により開閉機構を操作する操作機構とを有する開閉器に
おいて、操作機構は、開閉機構の電極の開極状態を光信
号で検出する第1の投光手段及び受光手段と、開閉機構
の電極の閉極状態を光信号で検出する第2の投光手段及
び受光手段とで、開閉器を構成する。
【0008】
【作用】以上のような構成において第1の発明では、検
出手段が開閉器の開極状態を光信号で検出すると、受信
手段は検出手段とは非接触で検出手段からの光信号を受
信して、伝送手段を介して判別手段へ光信号を伝送する
ので、主回路電流や接点の開閉によるノイズ等の影響を
受けることなく、開閉器の異常判断を確実に且つ速やか
に行うことができる。
【0009】また第2の発明では、開閉器の操作機構に
開閉機構の電極の開極状態を光信号で検出する第1の投
光手段及び受光手段と、開閉機構の電極の閉極状態を光
信号で検出する第2の投光手段及び受光手段とを設けた
ので、接点の開閉によるノイズ等の影響を受けることな
く、開閉器の開閉機構の開極状態、閉極状態を確実に且
つ速やかに検出することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5を参照
して詳細に説明する。図1は本発明の開閉器の機構部を
示す立体図、図2は図1の主要部を示した側面図であ
る。ここでは、閉路状態から開路動作を行う場合につい
て述べる。
【0011】閉路状態にある動作機構9のトリップキャ
ッチ10は、トリップシャフト11と係合している。この
時、開路バネ12は蓄勢された状態にあり、メインシャフ
ト13を発生させる。このモ―メントは、メインシャフト
13に連結されたリンク14a〜14eを介して、最終的には
トリップキャッチ10をトリップキャッチ軸15まわりに反
時計回りに回転させる力として作用する。しかしなが
ら、トリップキャッチ10はトリップシャフト11と係合し
ている為にその回転が阻止されており、動作機構9は動
作をおこなうことなく静止状態にある。
【0012】メインシャフト13には、連結板22と連結棒
16を介してしゃ断器接点(図示せず)が接続されてお
り、メインシャフト13の回転によって、しゃ断器接点が
開路されるようになっている。
【0013】また、トリップシャフト11は、トリップシ
ャフト切り欠き部17(図2に表示)を有し、開路ボタン
18と開路用コイル部33の動作により回転するようになっ
ている。また、リンク14b・14cを連結するピン19と接
してカム20が配置され、このカム20はカム切り欠き部21
を有する。カム20の回転は投入キャッチ21により拘束さ
れている。
【0014】次に、図示しない制御回路に開路信号が入
力された時の動作機構9の動作を説明する。この場合、
開路用コイル33が励磁され、トリップシャフト11を回転
させる。トリップシャフト11は、トリップシャフト切り
欠き部17を有するので、その回転によりトリップキャッ
チ10とトリップシャフト11との係合がはずれる。このと
きトリップキャッチ10は、トリップキャッチ軸15のまわ
りに反時計回りに回転を開始する。トリップキャッチ10
の回転により、ピン19はカム20との接触面に沿って図2
の上方向に移動し、最終的にピン19は、カム切り欠き部
21にはまる。この一連の動作により、連結板22はAの位
置からBの位置に移動し、しゃ断器接点は閉路状態から
開路状態になる。
【0015】連結板22は、しゃ断器接点が閉路状態にあ
る時と開路状態にある時とでその位置が異なり、図1、
図2にはしゃ断器接点が閉路状態にある時の位置(以下
Aの位置と称する)を実線で、しゃ断器接点が開路状態
にある時の位置(以下Bの位置と称する)を想像線で示
してある。連結板22の近傍には閉路位置検出光センサ―
投光部23、閉路位置検出光センサ―受光部24、開路位置
検出光センサ―投光部25、と開路位置検出光センサ―受
光部26が設置されている。連結板22がAの位置にある場
合は、閉路位置検出光センサ―投光部23と閉路位置検出
光センサ―受光部24とを結ぶ線上に連結板22の一部が存
在し、開路位置検出光センサ―投光部25と開路位置検出
光センサ―受光部26とを結ぶ線上には連結板22が存在し
ない。また連結板22がBの位置にある場合は、閉路位置
検出光センサ―投光部23と閉路位置検出光センサ―受光
部24とを結ぶ線上に連結板22は存在せず、開路位置検出
光センサ―投光部25と開路位置検出光センサ―受光部26
とを結ぶ線上には連結板22の一部が存在するように位置
決めされている。
【0016】閉路位置検出光センサ―投光部23、閉路位
置検出光センサ―受光部24、開路位置検出光センサ―投
光部25、開路位置検出光センサ―受光部26には、光ファ
イバ―ケ―ブル27a〜27dが接続されており、開閉器1
の側面まで光信号を伝達するようになっている。
【0017】また、図3は本発明の開閉器の予防保全シ
ステムの構成図である。図3において、例えば閉鎖配電
盤内に多段積された開閉器1の側面には、上述した開閉
器1の内部から配線された光ファイバ―ケ―ブル27a〜
27dの端部が接続された開閉器側中継部2a〜2dが取
り付けられている。また外部機器フレ―ム3の側面に
は、外部機器側中継部4a〜4dが、開閉器側中継部2
a〜2dとそれぞれ対向する位置に非接触に取り付けら
れている。開閉器側中継部2a〜2dおよび外部機器側
中継部4a〜4dの先端には集光レンズ5a〜5hが取
り付けられており、外部機器側中継部4a〜4dは、光
ファイバ―ケ―ブル28a〜28dを介してセンサ―アンプ
6a,6bに接続されている。センサ―アンプ6a,6
bでは、しゃ断器接点の開閉状を示す光信号を電気信号
に変換して、ケ―ブル8a,8bを介して外部の判断装
置7に送信するようになっている。一方、開閉器1はそ
の側面下部に車輪34a,34bを有し、図3の紙面垂直方
向に出し入れが可能なようになっている。
【0018】図4は信号の伝達経路を模式的に示した図
である。センサ―アンプ6a,6bは、発光素子29a,
29b、受光素子30a,30bを内蔵している。また開閉器
側中継部2a〜2dおよび外部機器側中継部4a〜4d
の内部には、開閉器側光ファイバ―先端部31a〜31dお
よび外部機器側光ファイバ―先端部32a〜32dが集光レ
ンズ5a〜5hのそれぞれの焦点の位置に配置されてい
る。
【0019】センサ―アンプ6a,6bは、発光素子29
a,29bから発光される光信号が受光素子30a,30bで
受光されない場合に、所定の電圧をケ―ブル8a,8b
を介して外部の判断装置7に出力する(以下、ONの信
号を出力すると称する)。また発光素子29a,29bから
発光される光信号が受光素子30a,30bで受光された場
合には、電圧は出力しない(以下、OFFの信号を出力
すると称する)ようになっている。
【0020】光信号の伝達について、発光素子29aから
発光される光信号は、光ファイバ―ケ―ブル28aを経由
して外部機器側光ファイバ―先端部32aに達して空間中
に投光される。しかし、外部機器側光ファイバ―先端部
32aは、集光レンズ5eの焦点の位置に配置されている
為、投光された光信号は集光レンズ5eで平行光とな
り、周囲に発散することなく開閉器側中継部2aの方向
に進行する。進行してきた光信号は、集光レンズ5aに
達すると、集光レンズ5aの焦点の位置に配置されてい
る開閉器側光ファイバ―先端部31aに受光され、光ファ
イバ―ケ―ブル27aを介して閉路位置検出光センサ―投
光部23に達し投光される。閉路位置検出光センサ―投光
部23と閉路位置検出光センサ―受光部24の間に遮蔽物が
なければ、閉路位置検出光センサ―投光部23から投光さ
れた光信号は閉路位置検出光センサ―受光部24で受光さ
れ、光ファイバ―ケ―ブル27bに伝達される。そして、
開閉器側光ファイバ―先端部31bに達し、空間中に投光
される。開閉器側光ファイバ―先端部31bは、集光レン
ズ5bの焦点の位置に配置されている為、投光された光
信号は集光レンズ5bで平行光となり、周囲に発散する
ことなく外部機器側中継部4bの方向に進行する。進行
してきた光信号は、集光レンズ5fに達すると、集光レ
ンズ5fの焦点の位置に配置されている外部機器側光フ
ァイバ―先端部32bに受光され、光ファイバ―ケ―ブル
28bを介して受光素子30aで受光される。
【0021】発光素子29bから発光される光信号につい
ても同様である。すなわち発光素子29bから発光される
光信号は、開路位置検出光センサ―投光部25と開路位置
検出光センサ―受光部26の間に遮蔽物がなければ、光フ
ァイバ―ケ―ブル28c・外部機器側光ファイバ―先端部
32c・集光レンズ5g・集光レンズ5c・開閉器側光フ
ァイバ―先端部31c・光ファイバ―ケ―ブル27c・開路
位置検出光センサ―投光部25・開路位置検出光センサ―
受光部26・光ファイバ―ケ―ブル27d・開閉器側光ファ
イバ―先端部31d・集光レンズ5d・集光レンズ5h・
外部機器側光ファイバ―先端部32d・光ファイバ―ケ―
ブル28dの順で伝達され、受光素子30bで受光される。
【0022】次に、連結板22がAの位置(すなわちしゃ
断器接点が閉路状態)からBの位置(すなわちしゃ断器
接点が開路状態)に移動する時のセンサ―アンプ6a,
6bから外部の判断装置7に出力される信号の変化につ
いて説明する。
【0023】図5は、図示しない制御回路に開路信号が
入力された瞬間の時刻を0として、センサ―アンプ6
a,6bから外部の判断装置7に出力される信号の時間
的な変化を示したものである。図5において、開路信号
が入力される以前は、連結板22はAの位置にある。この
時、センサ―アンプ6aに内蔵された発光素子29aから
発光される光信号は、上述したように光ファイバ―ケ―
ブル28a・外部機器側光ファイバ―先端部32a・集光レ
ンズ5e・集光レンズ5a・開閉器側光ファイバ―先端
部31a・光ファイバ―ケ―ブル27aを経由して閉路位置
検出光センサ―投光部23から閉路位置検出光センサ―受
光部24の方向に投光される。しかし、閉路位置検出光セ
ンサ―投光部23と閉路位置検出光センサ―受光部24とを
結ぶ線上に連結板22の一部が存在するので、投光された
光信号は連結板22により遮蔽され、これ以上光信号は伝
達されないことになる。このため、発光素子29aから発
光される光信号は受光素子30aで受光されないことにな
り、センサ―アンプ6aは、外部の判断装置7にONの
信号を出力した状態となっている。
【0024】開路信号が入力されると、連結板22が動作
を開始し、ある時間経過後(図5の時刻t1)には閉路
位置検出光センサ―投光部23と閉路位置検出光センサ―
受光部24とを結ぶ線上に連結板22が存在しなくなる。こ
のため、閉路位置検出光センサ―投光部23から投光され
た光信号は、途中で遮蔽されることなく閉路位置検出光
センサ―受光部24まで伝達され、上述したように光ファ
イバ―ケ―ブル27b・開閉器側光ファイバ―先端部31b
・集光レンズ5b・集光レンズ5f・外部機器側光ファ
イバ―先端部32b・光ファイバ―ケ―ブル28bの順で伝
達され、受光素子30aで受光される。従って、センサ―
アンプ6aから外部の判断装置7に出力される信号は、
ONからOFFに変化することになる。
【0025】一方、発光素子29bから発光される光信号
については、開路信号が入力される以前は、連結板22は
Aの位置にあるので、開路位置検出光センサ―投光部25
と開路位置検出光センサ―受光部26とを結ぶ線上には連
結板22が存在せず、伝達途中に光信号を遮蔽するものが
ない。従って、発光素子29bから発光される光信号は、
上述したように、光ファイバ―ケ―ブル28c・外部機器
側光ファイバ―先端部32c・集光レンズ5g・集光レン
ズ5c・開閉器側光ファイバ―先端部31c・光ファイバ
―ケ―ブル27c・開路位置検出光センサ―投光部25・開
路位置検出光センサ―受光部26・光ファイバ―ケ―ブル
27d・開閉器側光ファイバ―先端部31d・集光レンズ5
d・集光レンズ5h・外部機器側光ファイバ―先端部32
d・光ファイバ―ケ―ブル28dの順で伝達され、受光素
子30bで受光される。このため、センサ―アンプ6bか
ら外部の判断装置7にはOFFの信号が出力された状態
になっている。
【0026】開路信号が入力されると、連結板22が動作
を開始し、ある時間経過後(図5の時刻t1)には上述
したようにセンサ―アンプ6aから外部の判断装置7に
出力される信号はONからOFFに変化するが、連結板
22は完全にBの位置には達していないため、センサ―ア
ンプ6bはOFFの信号が出力されたままの状態であ
る。さらにある時間経過後(図5の時刻t2)には、連
結板22は完全にBの位置に達し、開路位置検出光センサ
―投光部25から投光される光信号を遮蔽するようにな
り、発光素子29bから発光される光信号は受光素子30b
で受光されなくなる。従って、センサ―アンプ6bから
外部の判断装置7に出力される信号はOFFからONに
変化する。
【0027】このように外部の判断装置7がセンサ―ア
ンプ6aおよび6bの信号を監視することで、制御回路
に開路信号が入力された瞬間の時刻から連結板22が動作
を開始するまでの時間t1と動作を終了するまでの時間
t2が計測できることになる。
【0028】開閉器1は、上述したように長期間の使用
に伴うグリ―スの劣化や接触面の変形などの異常が生じ
ると、動作時間に変化が生じることが分かっている。従
って、計測したt1とt2を正常時のものと比較し、そ
の差異が許容範囲であれば正常、許容範囲を越えるよう
であれば異常との判断を行うことにより、開閉器の予防
保全ができるようになる。
【0029】ところで開閉器は、閉鎖配電盤などの機器
に組み込まれて使用される場合が多く、その保守点検な
どのために、開閉器の出し入れが可能であり、その操作
も簡便であることが必要である。しかし、センサ―と外
部の判断装置との信号伝達の手段として光ファイバ―ケ
―ブルを用いた場合、開閉器の出し入れを可能にするた
めには、センサ―と外部の判断装置とを結ぶ光ファイバ
―ケ―ブルの途中に着脱可能な結合部を設け、開閉器の
出し入れ時には結合部で光ファイバ―ケ―ブルをいちい
ち着脱する必要がある。このため、その結合部での光フ
ァイバ―ケ―ブルの着脱に繁雑な手間がかかるばかり
か、着脱を失念して開閉器を出し入れすることによる光
ファイバ―ケ―ブルの切断などの不具合が懸念され、光
ファイバ―ケ―ブルによる信号の伝達の実現に大きな障
害となっていた。
【0030】しかしながら本発明であれば、開閉器1を
閉鎖配電盤内に出し入れする場合、開閉器側中継部2a
〜2dと外部機器側中継部4a〜4dは非接触に対向し
ているだけである。従って、光ファイバ―の結合部が不
要になったり、中継部を取り外すなどの作業を何等行う
ことなく、開閉器1を簡便に出し入れすることができ
る。
【0031】以上説明した実施例では、開閉器側中継部
2a〜2dおよび外部機器側中継部4a〜4dに集光レ
ンズ5a〜5hを取付けたが、これは中継部での光信号
の発散を必要最少限におさえためである。従って、発光
素子29a,29bで十分な光量を発光でき、中継部で多少
の光信号の発散があっても許容できるのであれば、必ず
しも必要ない。
【0032】また、ここでは開閉器の予防保全の分野へ
の適用を例にとり説明したが、これに限定されることな
く、例えば開閉器の開閉動作そのものを光信号で行う場
合などにも適用できる。さらに、図3のように多段積さ
れた開閉器の一部又は全部を同様にして監視するように
してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、開閉
器の開閉状態を検出手段により光信号で検出し、受信手
段がこの光信号を検出手段とは非接触で受信して、伝送
手段を介して判別手段へ伝送するので、主回路電流や接
点の開閉によるノイズ等の影響を受けることなく、開閉
器の異常判断を確実に且つ速やかに行える開閉器の予防
保全システムを得ることができる。
【0034】また第2の発明によれば、開閉器の操作機
構の第1の投光手段及び第2の受光手段で開閉機構の電
極の開極状態を光信号で検出し、操作機構の第2の投光
手段及び受光手段で開閉機構の電極の閉極状態を光信号
で検出するので、接点の開閉によるノイズ等の影響を受
けることなく、開閉機構の電極の開極状態、閉極状態を
確実に且つ速やかに行える開閉器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉器の操作機構の立体図。
【図2】[図1]の主要部の構成図。
【図3】本発明の開閉器の予防保全システムを示す構成
図。
【図4】[図3]の検出信号の伝送経路を示す図。
【図5】[図3]のセンサ―アンプ6a,6bの出力信
号を示す図。
【符号の説明】
2a,2b,2c,2d…開閉器側中継部 4a,4b,4c,4d…外部機器側中継部 23…閉路位置検出光センサ―投光部 24…閉路位置検出光センサ―受光部 25…開路位置検出光センサ―投光部 26…開路位置検出光センサ―受光部 28a,28b,28c,28d…光ファイバ―ケ―ブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電路を開閉する開閉機構と、この開閉機
    構を操作する操作機構とを備えた開閉器と、この開閉器
    の開閉状態を検出して前記開閉器の異常判断を行う判別
    手段とを有する開閉器の予防保全システムにおいて、前
    記開閉器の開閉状態を光信号で検出する検出手段と、こ
    の検出手段からの光信号を前記検出手段とは非接触で受
    信する受信手段と、この受信手段で受信した光信号を前
    記判別手段へ伝送する伝送手段とを備えたことを特徴と
    する開閉器の予防保全システム。
  2. 【請求項2】 前記検出手段または前記受信手段の少な
    くとも一方に集光レンズを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の開閉器の予防保全システム。
  3. 【請求項3】 前記伝送手段は光ファイバ―ケ―ブルで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれ
    かに記載の開閉器の予防保全システム。
  4. 【請求項4】 固定側及び可動側の一対の電極の接離に
    より電路を開閉する開閉機構と、この開閉機構の可動側
    電極側に接続される連結板を操作することにより前記開
    閉機構を操作する操作機構とを有する開閉器において、
    前記操作機構は、前記開閉機構の電極の開極状態を光信
    号で検出する第1の投光手段及び受光手段と、前記開閉
    機構の電極の閉極状態を光信号で検出する第2の投光手
    段及び受光手段とを備えたことを特徴とする開閉器。
  5. 【請求項5】 前記第1の投光手段及び受光手段、第2
    の投光手段及び受光手段は、前記連結板がこの第1及び
    第2の投光手段及び受光手段の間に存在しないときに前
    記第1及び第2の受光手段が前記第1及び第2の投光手
    段から光を受光するようにしたことを特徴とする請求項
    4に記載の開閉器。
JP4072037A 1992-03-30 1992-03-30 開閉器の予防保全システム及び開閉器 Pending JPH05284635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4072037A JPH05284635A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 開閉器の予防保全システム及び開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4072037A JPH05284635A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 開閉器の予防保全システム及び開閉器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05284635A true JPH05284635A (ja) 1993-10-29

Family

ID=13477806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4072037A Pending JPH05284635A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 開閉器の予防保全システム及び開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05284635A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636615B2 (en) 2004-09-03 2009-12-22 Watlow Electric Manufacturing Company Power control system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636615B2 (en) 2004-09-03 2009-12-22 Watlow Electric Manufacturing Company Power control system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2960923B1 (en) Switching arrangement
US5357394A (en) Circuit breaker with selective locking
US5243291A (en) Electromagnetic contactor deposition detecting apparatus which detects load current and switch current
CN101203930B (zh) 安全断开电力负载的安全开关装置
US8860258B2 (en) Control system
US6051894A (en) Safety device of industrial robot
CN106019137A (zh) 一种继电保护装置的开关状态检测电路
US20220407280A1 (en) Beam shutter, laser arrangement and associated operating method
US5574320A (en) Load drive circuit
US7408357B2 (en) Device for detecting contact wear in switching appliances
KR101074287B1 (ko) 전력용 차단기의 진단 기능을 내장한 보호 계전기
JPH05284635A (ja) 開閉器の予防保全システム及び開閉器
KR101806459B1 (ko) Ict기반 저압용 누전차단기 원격 점검시스템
US6614635B2 (en) Circuit provided with a protective function
EP0905901A1 (en) Safety switch
JP3703060B2 (ja) X線発生装置
KR100383723B1 (ko) 디지탈 차단기기
US20240145189A1 (en) Interrupter circuit with diagnostic circuit
JPS62226519A (ja) 遮断器類の予測保全装置
US6710337B2 (en) Laser scanning microscope and shutter for an optical system
JP2591076Y2 (ja) 遮断器用動作監視装置
JP2019121554A (ja) 開閉装置用不調原因探索装置
JPH0528884A (ja) 遮断器
JP2001145253A (ja) 電気機械式開閉装置
JP2022176589A (ja) 監視制御システムおよび異常検出装置