JP2590984Y2 - チャーミングシェード - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車運転者の腕の日焼け防止カバーに関
する。

従来技術 従来、自動車の運転に際して窓際の腕が日に焼けるの
を防止する手段として、窓に板状の物体を着脱自在に仮
固定したり、半透明の膜や塗料を塗着するか、長袖シャ
ツの脇の下より下部分を取り去った衣料を着用すること
により、腕の日焼けを防止していた。また、自動車の日
除けカーテンとして、実願昭60−138004号（実開昭62−
44722号）公報のものが公知である。該実願昭60−13800
4号（実開昭62−44722号）公報記載のものは、上下に配
設したゴム等の伸縮部材で多数のヒダを設けてなるレー
ス、布地等のカーテンの表側に数個の吸盤を設けてなる
自動車の日除けカーテンであり、また吸着盤は前記伸縮
部材の近傍に設けて構成したものである。この自動車の
日除けカバーは、上下に配設したゴム等の伸縮部材で多
数のヒダを設けてなるレース、布地等のカーテンの表側
に数個吸盤を設け、この一方側の吸盤をウインドーガラ
ス内面に吸着し、そのウインドーガラスの寸法に合わせ
前記カーテンの伸縮部材を伸縮又は縮小してカーテンの
長さを設定した後、他方側の吸盤をウインドーガラス内
面に吸着し、つづいて中間部分に吸着させて使用するも
のである。そのため、陽気の良い日にドライブに出か
け、思う存分新鮮な外気を充分車内に取り入れながら走
行したい時、どうしてもウインドーガラスをドア内に収
納しなければならず、その為、前記自動車の日除けカバ
ーを取付けることができず、腕等を日焼けさせてしまう
ものである。また、その自動車日除けカバーをウインド
ーガラスに取付けていれば、どうしてもその部分の視界
が妨げられ、運転の安全性が損なわれる場合がある。

考案が解決しようとする課題 本考案は、自動車運転に際し、運転者の日焼けを防ご
うとして設置する日除けカバーによって運転者の視界を
妨げたり、また、新鮮な外気を車内に取り入れようとし
てウインドーガラスを下げた場合においても、常に腕を
日焼けから防ぐ状態を保ち続ける日除けカバーを提供す
るかにある。

課題を解決するための手段 本考案は、上記問題点に鑑み考案されたもので、各種
衣服素材より成る布およびレース地により長方形のカバ
ーを形成し、該カバーの一方の短辺に固定部を設け、他
の一方の短辺に帯状の環体を形成してなる保持部を設け
て構成する。また、腕より脱落しにくくするために、上
記チャーミングシェードの長辺に弾性部材を設けること
もできる。

作用 本考案は、自動車内の吊環や手掛け又は安全ベルトの
吊環等の空間部にチャーミングシェードを構成する固定
部を掛着し、そして運転者が運転座席に座り、これもチ
ャーミングシェードを構成する保持部の環体に手を入れ
ると共に、カバー内側に腕全体を包み込むように入れ、
その環体を人差し指と親指間にて固定する。

実施例 本考案の一実施例を図面第１図（ａ）及び第２図に基
いて説明すれば、各種衣料素材より成る布及びレース地
等で長方形のカバー４を形成し、該カバー４の一方の短
辺に固定部３を設け、他の一方の短辺に帯状の環状を形
成してなる保持部２を設けてチャーミングシェード１を
構成する。本考案は以上のような構成であるから、自動
車内の吊環や手掛け又は安全ベルトの吊環等の空間部
に、チャーミングシェード１を構成する固定部３を掛着
し、運転席に着座した後、チャーミングシェード１を構
成すくカバー内側に腕を包み込むように入れ、さらに保
持部２の環体を親指と人差し指間に固定することによ
り、日光より窓側の腕を日焼けから防止することができ
る。また、他の実施例として第１図（ｂ）及び第３図を
説明すれば、前記実施例とした長方形のカバーの長辺に
弾性部材４を設けた点が異なり、他の構成は同一であ
り、他の同一構成部分には同一番号を付してその説明を
省略する。

考案の効果 本考案は、以上のような構成であるから、車内の吊環
等の空間部に容易にチャーミングシェードを掛着脱で
き、また、掛着したカバーの長辺及び該長辺に弾性部材
を設けた事により、カバーの長手方向に対し横方向に丸
め込むように作用するものである。該作用を利用し、車
内に掛着されたチャーミングシェードの固定部の環体
に、親指と人差し指間を入れることにより、カバーが身
体側面添いに肩から手までのほぼ腕全体を簡単に覆い込
むことができる。そのことによって、該カバーが運転者
の左右及び前方の視界を妨げる、ということがない。さ
らに、カバーの覆い込みが運転動作により腕を激しく動
かしても覆い込みされた腕の肘が支点となりカバー全体
を張り、腕を覆った状態から脱落するのを防止すると共
に、その使用状態で、日焼けの心配から開放され、運転
に集中でき、精神的にも大変良い、という特有の効果を
発揮するものである。さらに、前記状態で運転中、新鮮
な外気を車内に取り入れようとしてウインドーガラスを
下げた場合においても、カバーはほぼ腕全体を覆い込ん
だ状態を保ち続け、そのことによって、腕の日焼け防止
効果も、引き続き受けられるというものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は、本考案の一実施例の使用状態の斜視
図。 第１図（ｂ）は、本考案の他の実施例の掛着図。 第２図は、本考案の平面図 第３図は、本考案の他の実施例の平面図 １…チャーミングシェード ２…保持部 ３…固定部 ４…カバー

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】各種衣服素材より成る布およびレース地等
   により長方形のカバーを形成し、そのカバーで自動車運
   転者の腕を覆う状態にするため、該カバーの一方の短辺
   に運転者の手を固定させるための帯状の環体からなる保
   持部を設け、他の一方の短辺に自動車内にある吊環や手
   掛け又は安全ベルトの吊環等にチャーミングシェードを
   取付けるための固定部を設け、保持部材および固定部材
   のすくなくともいずれか一方を、弾性部材で構成した事
   を特徴とするチャーミングシェード。
2. 【請求項２】前記カバーの長辺に弾性部材を設けて構成
   したことを特徴とする請求項１記載のチャーミングシェ
   ード。