JP2590890Y2 - 移動通信方式の無線中継増幅装置 - Google Patents
移動通信方式の無線中継増幅装置Info
- Publication number
- JP2590890Y2 JP2590890Y2 JP1992083228U JP8322892U JP2590890Y2 JP 2590890 Y2 JP2590890 Y2 JP 2590890Y2 JP 1992083228 U JP1992083228 U JP 1992083228U JP 8322892 U JP8322892 U JP 8322892U JP 2590890 Y2 JP2590890 Y2 JP 2590890Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric field
- radio wave
- base station
- wireless relay
- communication system
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は移動通信方式におい
て、基地局からの電波が到来しにくい場所（以下不感地
と記す）での通信を可能にするために、基地局と不感地
との間に設置され、基地局からの電波及び不感地内の移
動局からの電波を増幅中継する無線中継増幅装置に関す
る。
て、基地局からの電波が到来しにくい場所（以下不感地
と記す）での通信を可能にするために、基地局と不感地
との間に設置され、基地局からの電波及び不感地内の移
動局からの電波を増幅中継する無線中継増幅装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図３に従来のこの種の無線中継増幅装置
を示す。移動通信方式における無線基地局１１はアンテ
ナ１２を通じて移動局との間で送受信がなされる。基地
局アンテナ１２は通常無指向性であり、基地局１１を中
心とする円形サービス領域１３が形成されている。図で
はサービス領域１３の一部のみを示している。基地局１
１の本来のサービス領域となるべき領域内、又はその外
側で基地局１１からの電波が到達し難く、基地局１１と
の通信が困難な場所（不感地）１４においても基地局１
１との通信を可能にするため、基地局１１と不感地１４
との間に無線中継増幅装置１５が設けられる。無線中継
増幅装置１５には基地局１１と送受信するための対基地
局用アンテナ１６と、不感地１４内の移動局と送受信す
るための対不感地用アンテナ１７とが設けられ、対基地
局用アンテナ１６で受信した基地局１１からの電波を送
受信共用器１８を介して、増幅器１９で増幅した後、送
受信共用器２１を介して対不感地用アンテナ１７より不
感地１４へ向けて放射する。一方対不感地用アンテナ１
７で受信した不感地１４内の移動局からの電波を送受信
共用器２１を介して増幅器２２で増幅した後、送受信共
用器１８を介して対基地局用アンテナ１６から基地局１
１へ向けて放射する。この動作により基地局１１との間
で直接通信が不可能な場所（不感地）１４でも、基地局
１１を使用して移動通信サービスを受けることができ
る。
を示す。移動通信方式における無線基地局１１はアンテ
ナ１２を通じて移動局との間で送受信がなされる。基地
局アンテナ１２は通常無指向性であり、基地局１１を中
心とする円形サービス領域１３が形成されている。図で
はサービス領域１３の一部のみを示している。基地局１
１の本来のサービス領域となるべき領域内、又はその外
側で基地局１１からの電波が到達し難く、基地局１１と
の通信が困難な場所（不感地）１４においても基地局１
１との通信を可能にするため、基地局１１と不感地１４
との間に無線中継増幅装置１５が設けられる。無線中継
増幅装置１５には基地局１１と送受信するための対基地
局用アンテナ１６と、不感地１４内の移動局と送受信す
るための対不感地用アンテナ１７とが設けられ、対基地
局用アンテナ１６で受信した基地局１１からの電波を送
受信共用器１８を介して、増幅器１９で増幅した後、送
受信共用器２１を介して対不感地用アンテナ１７より不
感地１４へ向けて放射する。一方対不感地用アンテナ１
７で受信した不感地１４内の移動局からの電波を送受信
共用器２１を介して増幅器２２で増幅した後、送受信共
用器１８を介して対基地局用アンテナ１６から基地局１
１へ向けて放射する。この動作により基地局１１との間
で直接通信が不可能な場所（不感地）１４でも、基地局
１１を使用して移動通信サービスを受けることができ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の無線中継増幅装
置を用いた不感地の救済を行なう構成では無線中継増幅
装置を使用してどれだけの通話を救済したかということ
を明確にすることは不可能であった。そのため、地下街
や地下駐車場などの不感地に無線中継増幅装置を設置し
て、これらの不感地で通信を可能とした場合も、無線中
継増幅装置を使用してどれだけの通信が行なわれたかを
定量的に測定することは不可能であり、無線中継増幅装
置が通信にどの程度寄与しているかを判定できないとい
う問題点があった。
置を用いた不感地の救済を行なう構成では無線中継増幅
装置を使用してどれだけの通話を救済したかということ
を明確にすることは不可能であった。そのため、地下街
や地下駐車場などの不感地に無線中継増幅装置を設置し
て、これらの不感地で通信を可能とした場合も、無線中
継増幅装置を使用してどれだけの通信が行なわれたかを
定量的に測定することは不可能であり、無線中継増幅装
置が通信にどの程度寄与しているかを判定できないとい
う問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この考案によれば不感帯
の各移動局からの各チャネル電波、つまり対不感地用ア
ンテナで受信した各チャネル電波の電界強度が検出さ
れ、その検出電界強度が所定値以上である全ての時間が
累積計数される。
の各移動局からの各チャネル電波、つまり対不感地用ア
ンテナで受信した各チャネル電波の電界強度が検出さ
れ、その検出電界強度が所定値以上である全ての時間が
累積計数される。
【０００５】
【実施例】図１にこの考案の実施例を示し、図３と対応
する部分に同一符号を付けてある。この考案においては
増幅器２２の入力側に電界測定器２５が接続され、増幅
器２２の入力信号が分岐されて電界測定器２５に入力さ
れ、対不感地用アンテナ１７に受信された電波の電界強
度が電界測定器２５で測定される。使用時間累積集計器
２６において、電界測定器２５で測定した電界強度中の
所定値以上である時間が累積計数される。
する部分に同一符号を付けてある。この考案においては
増幅器２２の入力側に電界測定器２５が接続され、増幅
器２２の入力信号が分岐されて電界測定器２５に入力さ
れ、対不感地用アンテナ１７に受信された電波の電界強
度が電界測定器２５で測定される。使用時間累積集計器
２６において、電界測定器２５で測定した電界強度中の
所定値以上である時間が累積計数される。
【０００６】基地局１１のサービス領域１３の外側から
の電波で対不感地用アンテナ１７に受信されるものはそ
の電界強度が低いから、このような電波の受信中の時間
は計数しないように、前記所定値が選定される。また対
不感地用アンテナ１７は主として不感地１４のみをカバ
ーするような指向特性が付けられており、従って基地局
１１のサービス領域１３内であるが不感地１４以外の場
所の移動局からの電波で、対不感地アンテナ１７に受信
されるものの電界強度は低いものとなり、このような電
波の受信中の時間も計数しないように前記所定値が設定
されている。従って不感地１４内の移動局から基地局１
１へ送信した電波の増幅中の時間のみが主として累積計
数され、つまりこの無線中継増幅装置１５が有効に働い
ている時間が計数される。
の電波で対不感地用アンテナ１７に受信されるものはそ
の電界強度が低いから、このような電波の受信中の時間
は計数しないように、前記所定値が選定される。また対
不感地用アンテナ１７は主として不感地１４のみをカバ
ーするような指向特性が付けられており、従って基地局
１１のサービス領域１３内であるが不感地１４以外の場
所の移動局からの電波で、対不感地アンテナ１７に受信
されるものの電界強度は低いものとなり、このような電
波の受信中の時間も計数しないように前記所定値が設定
されている。従って不感地１４内の移動局から基地局１
１へ送信した電波の増幅中の時間のみが主として累積計
数され、つまりこの無線中継増幅装置１５が有効に働い
ている時間が計数される。
【０００７】電界測定器２５において、基地局１１に割
当てられている周波数（チャネル）の電波のみを選択的
に測定するようにすると、隣接基地局からの電波など目
的としない電波の受信増幅時間を計数することなく、無
線中継増幅装置１５の本来の使用時間をより正しく測定
することができる。この場合、基地局１１に割当てられ
ている周波数それぞれを検出測定する各別の電界測定器
２５を設けるか、電界測定器２５の検出周波数を、基地
局１１に割当てられている周波数に順次切替えて、各電
界強度の測定を行うことを、測定単位時間より短かい周
期で繰り返せばよい。なお使用時間累積集計器２６で計
数した値を、定期的に監理局へ送信して、複数の無線中
継増幅装置の稼動状態を一元的に集計することもでき
る。
当てられている周波数（チャネル）の電波のみを選択的
に測定するようにすると、隣接基地局からの電波など目
的としない電波の受信増幅時間を計数することなく、無
線中継増幅装置１５の本来の使用時間をより正しく測定
することができる。この場合、基地局１１に割当てられ
ている周波数それぞれを検出測定する各別の電界測定器
２５を設けるか、電界測定器２５の検出周波数を、基地
局１１に割当てられている周波数に順次切替えて、各電
界強度の測定を行うことを、測定単位時間より短かい周
期で繰り返せばよい。なお使用時間累積集計器２６で計
数した値を、定期的に監理局へ送信して、複数の無線中
継増幅装置の稼動状態を一元的に集計することもでき
る。
【０００８】図２にこの考案の他の実施例を示し、図１
と対応する部分に同一符号を付けてある。この実施例で
は増幅器１９の入力が分岐されて電界検出器２７へ供給
される。電界検出器２７ではこの移動通信方式に用いら
れる全チャネル（周波数）の受信電界強度を順次検出す
ることが繰り返され、その検出電界強度が所定レベル以
上のチャネルの周波数を測定周波数として電界測定器２
５に設定する。電界測定器２５は電界検出器２７により
設定された周波数についてのみ、繰り返し測定する。
と対応する部分に同一符号を付けてある。この実施例で
は増幅器１９の入力が分岐されて電界検出器２７へ供給
される。電界検出器２７ではこの移動通信方式に用いら
れる全チャネル（周波数）の受信電界強度を順次検出す
ることが繰り返され、その検出電界強度が所定レベル以
上のチャネルの周波数を測定周波数として電界測定器２
５に設定する。電界測定器２５は電界検出器２７により
設定された周波数についてのみ、繰り返し測定する。
【０００９】電界検出器２７で検出される強い電界強度
の電波は、主として通常基地局１１からのものであり、
これには不感地１４の移動局に対するもの以外もある
が、この周波数が電界測定器２５に設定され、不感地１
４の移動局からの電波の受信時間が集計器２６で計数さ
れる。なお移動通信方式に用いられるチャネル数は可成
り多いため、電界検出器２７で全チャネルについて測定
するには比較的長い時間がかかる。このため、無線中継
増幅装置１５の使用開始時点の検出精度はあまりよくな
い。しかし、電界測定器２５における測定に必要な周波
数をいちいち人手で設定する必要はない。電界測定器２
５の測定は全チャネルと比較してわずかの周波数につい
て行うため、高速に繰り返し行うことができ、無線中継
増幅装置１５の使用終了時点の検出は高い精度で得られ
る。なお電界測定器２５により全チャネルについて順次
測定することを繰り返す場合は、測定の繰り返し周期が
比較的長くなり、無線中継増幅装置の使用開始、及び使
用終了の何れも高い精度で検出できず、それだけ使用時
間集計精度が悪くなる。
の電波は、主として通常基地局１１からのものであり、
これには不感地１４の移動局に対するもの以外もある
が、この周波数が電界測定器２５に設定され、不感地１
４の移動局からの電波の受信時間が集計器２６で計数さ
れる。なお移動通信方式に用いられるチャネル数は可成
り多いため、電界検出器２７で全チャネルについて測定
するには比較的長い時間がかかる。このため、無線中継
増幅装置１５の使用開始時点の検出精度はあまりよくな
い。しかし、電界測定器２５における測定に必要な周波
数をいちいち人手で設定する必要はない。電界測定器２
５の測定は全チャネルと比較してわずかの周波数につい
て行うため、高速に繰り返し行うことができ、無線中継
増幅装置１５の使用終了時点の検出は高い精度で得られ
る。なお電界測定器２５により全チャネルについて順次
測定することを繰り返す場合は、測定の繰り返し周期が
比較的長くなり、無線中継増幅装置の使用開始、及び使
用終了の何れも高い精度で検出できず、それだけ使用時
間集計精度が悪くなる。
【００１０】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によれば、対
不感地用アンテナの受信電波の強度が所定値以上である
時間を累積計数しているため、無線中継増幅装置がどの
程度通信に寄与しているかを知ることができる。
不感地用アンテナの受信電波の強度が所定値以上である
時間を累積計数しているため、無線中継増幅装置がどの
程度通信に寄与しているかを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の実施例を示すブロック図。
【図２】この考案の他の実施例を示すブロック図。
【図３】従来の無線中継増幅装置を示すブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−19925（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−100832（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (1)
- 【請求項１】 基地局からの電波を、その電波が到達し
にくい場所へ中継増幅し、上記電波が到達しにくい場所
の移動局からの電波を上記基地局へ中継増幅する無線中
継増幅装置において、 上記移動局からの各チャネルの電波の受信電界強度をそ
れぞれ検出する手段と、 その検出した電界強度が所定値以上である全ての時間を
累積計数する手段と、 を設けたことを特徴とする移動通信方式の無線中継増幅
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992083228U JP2590890Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 移動通信方式の無線中継増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992083228U JP2590890Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 移動通信方式の無線中継増幅装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0648251U JPH0648251U (ja) | 1994-06-28 |
| JP2590890Y2 true JP2590890Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13796466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992083228U Expired - Fee Related JP2590890Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 移動通信方式の無線中継増幅装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590890Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6441787B2 (ja) * | 2015-12-09 | 2018-12-19 | Ｎｅｃプラットフォームズ株式会社 | 無線中継装置、システム、方法およびプログラム |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP1992083228U patent/JP2590890Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0648251U (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |