JP2590889Y2 - 塗型液塗布用の発泡模型支持装置 - Google Patents

塗型液塗布用の発泡模型支持装置

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JP2590889Y2
JP2590889Y2 JP1993032029U JP3202993U JP2590889Y2 JP 2590889 Y2 JP2590889 Y2 JP 2590889Y2 JP 1993032029 U JP1993032029 U JP 1993032029U JP 3202993 U JP3202993 U JP 3202993U JP 2590889 Y2 JP2590889 Y2 JP 2590889Y2
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JP1993032029U
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尭 廣塚
惇正 勝木
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、消失模型鋳造法に用い
る消失模型を製作するに、発泡模型に塗型液を塗布作業
するときに使用される塗型液塗布用の発泡模型支持装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消失模型鋳造法に使用される消失模型
は、発泡模型の表面に、塗型液を塗布して塗型を形成す
ることで製作される。従来、大きい形状の円筒状でかつ
薄肉の発泡模型に対する塗型液の塗布作業は、作業台上
に発泡模型を静置した状態で、その外面側、内面側の任
意の塗布すべき箇所にノズルを移動させることで行って
いる。そして塗布が完了した発泡模型は、作業者によっ
て塗型乾燥炉へ運搬(移動)され、乾燥処理されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の作業方
法では、ノズルを移動して作業するために、作業者は作
業台の周囲で何回となく体位を入れ替える必要があり、
その作業移動範囲は大きいものとなり、作業能率が悪い
とともに重労働となる。
【0004】また塗型液の塗布作業が終了した発泡模型
は、水分をたっぷり有した塗型液が塗布されているため
に、中くらいの大きさの発泡模型でもその重量は50kgを
超過してしまう。そのために作業者による塗型乾燥炉へ
の運搬は二人掛で行う必要がある。その際に前述したよ
うに重量が重くなっているために、円筒状薄肉の発泡模
型では、運搬時に保持する模型部位が発泡模型の強度で
耐えられず、破損してしまうことが度々発生している。
特に異形円筒状の発泡模型の場合に簡単に破損してしま
う。
【0005】本考案の目的とするところは、異形円筒状
の発泡模型に対する塗型液の塗布作業を容易に行えると
ともに、塗布作業が終了した発泡模型の運搬も容易に行
える塗型液塗布用の発泡模型支持装置を提供する点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
考案の塗型液塗布用の発泡模型支持装置は、平行した複
数本の支え材と、これら支え材間を連結する連結材とか
らなる枠状の支え台を設け、この支え台上に、支え台の
中心部分を一点支持部として縦軸芯の周りに回動自在な
受け台を設け、この受け台は枠状であって、水平方向に
傾斜を有した異形円筒状の発泡模型の傾斜部を支える複
数の受け部を設けている。
【0007】
【作用】かかる本考案の構成によると、塗型液の塗布作
業を行うに、まず、受け台上に発泡模型を載置し、この
とき発泡模型は、水平方向に傾斜して各受け部に支え得
る。この状態で作業者は、一方向(傾斜上位側)から塗
型液を供給して塗布作業を行う。その際に、受け台に外
力を加えることで、支え台に対して縦軸芯の周りで正逆
にかつ任意な角度に回動し得、以て発泡模型は任意な方
向に向きを変えることが可能となって、作業者は移動す
ることなく所期の塗布作業を行える。
【0008】また発泡模型の内面は、受け台側の傾斜角
度に沿った傾斜角を有しているため、パイプ状内面に塗
布された塗型液は、その傾斜に沿って流れることにな
り、したがって過剰な塗布液は、発泡模型の先端(傾斜
下端)から流れ出るため、塗り溜りによる塗型厚の不均
一は生じないことになる。そして塗布作業の完了後は、
支え材の両端を移動時の持棒として持ち上げることで、
塗布完了の発泡模型に手を触れることなく塗型乾燥炉な
どへ移動し得、したがって薄肉模型でもハンドリングに
よる破損は回避し得る。
【0009】
【実施例】以下に本考案の第一の実施例を図1〜図5に
基づいて説明する。図1〜図4において1は支え台で、
平行した二本(複数本)の支え材2と、これら支え材2
の長さ方向中央部間を連結する連結材3とにより、平面
視でH形の枠状に構成されている。この支え台1上に
は、支え台1の中心部分を一点支持部として縦軸芯4の
周りに回動自在な受け台5が設けられる。
【0010】この受け台5は、水平方向の主材6と、こ
の主材6の中間から水平方向で直交状に連設した枝材7
などにより枠状に構成され、そして主材6の両端と枝材
7の端部とに、それぞれ受け部8,9,10を設けて、水
平方向に傾斜を有した異形円筒状の発泡模型の傾斜部を
支えるべく構成してある。なお支え台1や受け台5にお
ける各部材は、細い棒状体で構成されている。
【0011】前記発泡模型は、たとえば本体21Aと枝管
21BとからなるT字管用発泡模型21であって、その本体
21Aを傾斜させた状態で受け台5に支持される。したが
って両受け部8,9は、水平方向に傾斜した本体21Aを
支えるべく高さや形状が設定してあり、また受け部10
は、水平方向に傾斜した枝管21Bを支えるべく高さや形
状が設定してある。
【0012】前述したように縦軸芯4の周りでの回動を
行わせるために、図5に示すように前記支え台1におけ
る連結材3の長さ方向の中央部から支軸11が立設され、
この支軸11の中間部に、リング状の受け材12が外嵌固定
されている。そして受け台5における主材6の長さ方向
の中央部から筒体13を垂設している。この筒体13は前記
支軸11に外嵌自在であるとともに、その下端面が前記受
け材12に当接自在となる。このような支持構造によって
受け台5は、支え台1の中心部分を一点支持部として支
軸11上の縦軸芯4の周りで360 度方向に自由に回動自在
となる。
【0013】図1、図2において15は箱状の流し台で、
両支え材2を介して支え台1が載置自在となる。16は塗
型液供給装置で、供給用パイプ17と、この供給用パイプ
17の遊端に接続したノズル18と、前記供給用パイプ17の
遊端近くに三方コック弁19を介して接続する循環用パイ
プ20などにより構成される。
【0014】次に、上記した第一の実施例において塗型
液の塗布作業を説明する。まず、流し台15上に支え材2
を介して支え台1が載置され、そして受け台5上にT字
管用発泡模型21が載置される。あるいは、受け台5上に
T字管用発泡模型21を載置した支え台1が、支え材2を
介して流し台15上に載置される。このときT字管用発泡
模型21は、両受け部8,9に支えられた本体21Aが水平
方向に傾斜しており、また受け部10に支えられた枝管21
Bも水平方向に傾斜している。
【0015】この状態で作業者は、T字管用発泡模型21
の一方向(傾斜上位側)から、ノズル18により塗型液を
供給して塗布作業を行う。その際に、受け台5に外力を
加えることで、支え台1に対して受け台5を、縦軸芯4
の周りで正逆にかつ任意な角度に回動し得、以てT字管
用発泡模型21は任意な方向に向きを変えることが可能と
なって、作業者は移動することなく所期の塗布作業を行
える。
【0016】またT字管用発泡模型21の内面は、受け台
5側の傾斜角度に沿った傾斜角を有しているため、パイ
プ状内面に塗布された塗型液は、その傾斜に沿って流れ
ることになり、したがって過剰な塗布液は、T字管用発
泡模型21の先端(傾斜下端)から流し台15内へと流れ出
るため、塗り溜りによる塗型厚の不均一は生じないこと
になる。
【0017】塗布作業の完了後は、受け台5を支持して
いる支え台1の支え材2の両端を移動時の持棒として持
ち上げることで、塗布完了の発泡模型に手を触れること
なく塗型乾燥炉などへ移動し得、したがって薄肉模型で
もハンドリングによる破損は回避し得る。
【0018】かくして塗型液の乾燥により塗型形成が完
了した消失模型は、受け台5と接触していた箇所の塗型
厚が薄く部分的に不均一となっているので、この箇所を
タッチアップ的に部分補修したのち鋳造用に供される。
【0019】前記支え台1や受け台5の各部材は種々な
形状物で形成し得るが、上記実施例のように細い棒状体
で構成したときには、タッチアップ補修の面積を最小に
し得るとともに、塗型作業時に滴下した塗型液が付着す
る面積を最少化し得、さらに運搬時の軽量化を図れるこ
とになる。
【0020】図6〜図8は本考案の第二の実施例を示
す。すなわち発泡模型の別例である曲管用発泡模型25の
支持装置であって、受け台26は、水平方向の主材27とに
より構成され、そして主材27の両端に、それぞれ正面視
でM字状の受け部28,29を設けて、水平方向に傾斜を有
した曲管用発泡模型25の傾斜部を支えるべく構成してあ
る。なお曲管用発泡模型25は、図7の仮想線で示すよう
に逆向きで支持してもよい。
【0021】
【考案の効果】上記構成の本考案によると、支え台に対
して受け台を回動させることで発泡模型を任意な方向に
向けることができ、作業者は移動することなく所期の塗
布作業を容易に行うことができて、作業能率を向上でき
るとともに労働条件を向上できる。また塗型液の塗布作
業が終了した発泡模型は、支え材を持棒として、支え台
や受け台とともに塗型乾燥炉へ運搬でき、したがって異
形円筒状でかつ薄肉の発泡模型であっても、破損など招
くことなく容易に運搬することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例を示し、発泡模型支持装
置の斜視図である。
【図2】同発泡模型支持装置の正面図である。
【図3】同発泡模型支持装置の平面図である。
【図4】同発泡模型支持装置の側面図である。
【図5】同発泡模型支持装置における回動支持部の縦断
面図である。
【図6】本考案の第二の実施例を示し、発泡模型支持装
置の斜視図である。
【図7】同発泡模型支持装置の正面図である。
【図8】同発泡模型支持装置の側面図である。
【符号の説明】
1 支え台 2 支え材 3 連結材 4 縦軸芯 5 受け台 6 主材 7 枝材 8 受け部 9 受け部 10 受け部 11 支軸 13 筒体 15 流し台 16 塗型液供給装置 21 T字管用発泡模型(発泡模型) 21A 本体 21B 枝管 25 曲管用発泡模型(発泡模型) 26 受け台 27 主材 28 受け部 29 受け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行した複数本の支え材と、これら支え
    材間を連結する連結材とからなる枠状の支え台を設け、
    この支え台上に、支え台の中心部分を一点支持部として
    縦軸芯の周りに回動自在な受け台を設け、この受け台は
    枠状であって、水平方向に傾斜を有した異形円筒状の発
    泡模型の傾斜部を支える複数の受け部を設けたことを特
    徴とする塗型液塗布用の発泡模型支持装置。
JP1993032029U 1993-06-15 1993-06-15 塗型液塗布用の発泡模型支持装置 Expired - Lifetime JP2590889Y2 (ja)

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JPH073847U JPH073847U (ja) 1995-01-20
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