JP2590832Y2 - 泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド - Google Patents
泡沫状吐水兼用のシャワーヘッドInfo
- Publication number
- JP2590832Y2 JP2590832Y2 JP1993007805U JP780593U JP2590832Y2 JP 2590832 Y2 JP2590832 Y2 JP 2590832Y2 JP 1993007805 U JP1993007805 U JP 1993007805U JP 780593 U JP780593 U JP 780593U JP 2590832 Y2 JP2590832 Y2 JP 2590832Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shower head
- head
- shower
- faucet
- water
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軸流吐水兼用のシャワ
ーヘッド、詳しくは泡沫状軸流吐水兼用のシャワーヘッ
ドに関するものである。
ーヘッド、詳しくは泡沫状軸流吐水兼用のシャワーヘッ
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、浴室や洗面所等にお
いては洗髪等のためのシャワーと、通常の蛇口のような
軸流吐水とを兼用するシャワーヘッドが使用されてお
り、現在、かかるシャワーヘッドの切換操作はワンタッ
チ式に軽便化されている。この種のシャワーヘッドにつ
いて、多くの提案がなされているが、本出願人も次のよ
うな提案を行っている(実開平4−99245号公報参
照)。
いては洗髪等のためのシャワーと、通常の蛇口のような
軸流吐水とを兼用するシャワーヘッドが使用されてお
り、現在、かかるシャワーヘッドの切換操作はワンタッ
チ式に軽便化されている。この種のシャワーヘッドにつ
いて、多くの提案がなされているが、本出願人も次のよ
うな提案を行っている(実開平4−99245号公報参
照)。
【0003】これを図3により説明する。1は合成樹脂
製のシャワーヘッド本体で、筒状把持部1aと半球状頭
部1bとから構成されている。この半球状頭部1bの正
面側(吐水側)の端面には、合成樹脂製の散水プレート
体2が螺着されており、この散水プレート体2の内側に
はサポート体3が内蔵されている。これらの散水プレー
ト体2やサポート体3の軸上に、シリンダ弁4が組込ま
れており、このシリンダ弁4は、サポート体3と、シャ
ワーヘッド本体1の軸受部5とで支持されている。この
シリンダ弁4は、頭部1bの背面側(反正面側)に設け
られた操作レバー6のシーソー状の作動によって摺動し
て、弁切換えができるようになっている。
製のシャワーヘッド本体で、筒状把持部1aと半球状頭
部1bとから構成されている。この半球状頭部1bの正
面側(吐水側)の端面には、合成樹脂製の散水プレート
体2が螺着されており、この散水プレート体2の内側に
はサポート体3が内蔵されている。これらの散水プレー
ト体2やサポート体3の軸上に、シリンダ弁4が組込ま
れており、このシリンダ弁4は、サポート体3と、シャ
ワーヘッド本体1の軸受部5とで支持されている。この
シリンダ弁4は、頭部1bの背面側(反正面側)に設け
られた操作レバー6のシーソー状の作動によって摺動し
て、弁切換えができるようになっている。
【0004】前記散水プレート体2の中央には、約15
mmφの蛇口用吐水口7が開口されており、また、その
周辺側には多数のシャワー用噴霧口8が開口されてい
る。したがって、柔軟性プラスチックの操作キヤップ1
8の外面から、操作レバー6を指先でシーソー状に押せ
ば、シリンダ弁4が摺動して、シャワーと蛇口吐水とに
切換えられる。
mmφの蛇口用吐水口7が開口されており、また、その
周辺側には多数のシャワー用噴霧口8が開口されてい
る。したがって、柔軟性プラスチックの操作キヤップ1
8の外面から、操作レバー6を指先でシーソー状に押せ
ば、シリンダ弁4が摺動して、シャワーと蛇口吐水とに
切換えられる。
【0005】前記シャワーヘッド本体1の筒状把持部1
aには、湯水を導入する主流路9が貫通して設けられて
おり、この主流路9は、半球状頭部1bに設けた軸受部
5の外周を取り巻くドーナツ状流路10に連通してい
る。
aには、湯水を導入する主流路9が貫通して設けられて
おり、この主流路9は、半球状頭部1bに設けた軸受部
5の外周を取り巻くドーナツ状流路10に連通してい
る。
【0006】前記散水プレート体2の大径部2aは半球
状頭部1bに螺着されている。また、この散水プレート
体2の小径部の蛇口用吐水口7には、3枚の金網12が
挿入されている。
状頭部1bに螺着されている。また、この散水プレート
体2の小径部の蛇口用吐水口7には、3枚の金網12が
挿入されている。
【0007】前記サポート体3の軸方向中間には、半径
方向に多数の連通孔13が開口されている。この連通孔
13はシャワー用噴霧口8に連通すると共に、ドーナツ
状流路10にも連通している。また、サポート体3の基
部側には、Oリングパッキン14が嵌まり込む切欠段部
17が設けられている。
方向に多数の連通孔13が開口されている。この連通孔
13はシャワー用噴霧口8に連通すると共に、ドーナツ
状流路10にも連通している。また、サポート体3の基
部側には、Oリングパッキン14が嵌まり込む切欠段部
17が設けられている。
【0008】ところで、かかる軸流吐水兼用のシャワー
ヘッドでは、泡沫機能がない、という問題があった。す
なわち、蛇口の先端部に空気を取り入れ、水または湯が
飛び散らないようにした泡沫水栓機能が付設されてな
い、という問題があった。
ヘッドでは、泡沫機能がない、という問題があった。す
なわち、蛇口の先端部に空気を取り入れ、水または湯が
飛び散らないようにした泡沫水栓機能が付設されてな
い、という問題があった。
【0009】そのため、泡沫金具等を散水プレート体2
の蛇口用吐水口7の外周近傍に付設することが考えられ
るが、このようにして、しかも、シャワーヘッド本体1
の半球状頭部1bのスケールアップを抑えれば、蛇口用
吐水口7の開口径が小になり、ひいては、吐水量の減少
を招く、という問題があった。
の蛇口用吐水口7の外周近傍に付設することが考えられ
るが、このようにして、しかも、シャワーヘッド本体1
の半球状頭部1bのスケールアップを抑えれば、蛇口用
吐水口7の開口径が小になり、ひいては、吐水量の減少
を招く、という問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、湯水を導入する主流路(9)を設けた筒状把
持体(1a)と、該筒状把持体(1a)に連設した半球
状頭部(1b)と、からなるシャワーヘッド本体(1)
にあって、前記頭部(1b)の正面側に、主流路(9)
に略直交して摺動する切換弁(21)を介して、蛇口用
吐水口(7)を設けると共に、その周辺側に多数のシャ
ワー用噴霧口(8)を設けたシャワーヘッドにおいて、
前記切換弁(21)による吐水流(B)内で蛇口用吐水
口(7)に向けノズル孔(24)を該切換弁(21)に
設け、該ノズル孔(24)の空気入口をシャワーヘッド
本体(1)の背面側に開口したことを特徴とする泡沫状
吐水兼用のシャワーヘッドにある。
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、湯水を導入する主流路(9)を設けた筒状把
持体(1a)と、該筒状把持体(1a)に連設した半球
状頭部(1b)と、からなるシャワーヘッド本体(1)
にあって、前記頭部(1b)の正面側に、主流路(9)
に略直交して摺動する切換弁(21)を介して、蛇口用
吐水口(7)を設けると共に、その周辺側に多数のシャ
ワー用噴霧口(8)を設けたシャワーヘッドにおいて、
前記切換弁(21)による吐水流(B)内で蛇口用吐水
口(7)に向けノズル孔(24)を該切換弁(21)に
設け、該ノズル孔(24)の空気入口をシャワーヘッド
本体(1)の背面側に開口したことを特徴とする泡沫状
吐水兼用のシャワーヘッドにある。
【0011】
【実施例】本考案を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。図1は本考案の実施例の断面図で、中心線aの
上側はシャワー水流Aを、下側は吐水流Bを形成すると
ころを示し、図2は図1のX矢視図で、中心線bの左側
は外観図、右側は操作キヤップを外した外観図を示す。
なお、図3と同一部分には同一符号を付し、また、共通
部分の説明は省略する。
述べる。図1は本考案の実施例の断面図で、中心線aの
上側はシャワー水流Aを、下側は吐水流Bを形成すると
ころを示し、図2は図1のX矢視図で、中心線bの左側
は外観図、右側は操作キヤップを外した外観図を示す。
なお、図3と同一部分には同一符号を付し、また、共通
部分の説明は省略する。
【0012】図1において、シャワーヘッド本体1の筒
状把持部1aの背面側には、湯または水を導入する主流
路9に、略平行に約2mmφの空気導入路20が穿設さ
れている。この空気導入路20は背面側で開口すると共
に、操作レバー6が内蔵され、かつ、シリンダ弁21の
基部21aが出入する作動空間22で開口されている。
状把持部1aの背面側には、湯または水を導入する主流
路9に、略平行に約2mmφの空気導入路20が穿設さ
れている。この空気導入路20は背面側で開口すると共
に、操作レバー6が内蔵され、かつ、シリンダ弁21の
基部21aが出入する作動空間22で開口されている。
【0013】シリンダ弁21の基部21aは中実状に構
成され、また、先部21bはシリンダ状に構成されてい
る。このシリンダ状の先部21bの外周にはOリングパ
ッキン14が外嵌されて保持されている。また、中実状
の基部21aには、ノズル23が蛇口用吐水口7に向け
軸方向に突設されている。このノズル23にはノズル孔
24が穿設され、このノズル孔24は前記作動空間22
とシリンダ状の先部21b内とを連通している。したが
って、ノズル孔24は、吐水流Bに沿って設けられてい
る。
成され、また、先部21bはシリンダ状に構成されてい
る。このシリンダ状の先部21bの外周にはOリングパ
ッキン14が外嵌されて保持されている。また、中実状
の基部21aには、ノズル23が蛇口用吐水口7に向け
軸方向に突設されている。このノズル23にはノズル孔
24が穿設され、このノズル孔24は前記作動空間22
とシリンダ状の先部21b内とを連通している。したが
って、ノズル孔24は、吐水流Bに沿って設けられてい
る。
【0014】前記中実状の基部21aには、半径方向に
多数の連通孔25が開口されている。また、軸受部5に
は、前記Oリングパッキン14が嵌まり込む切欠段部2
6が設けられている。したがって、Oリングパッキン1
4は、サポート体3の切欠段部17と軸受部5の切欠段
部26との間を往復して、弁切換えを行う。なお、27
は作動空間22用ケースの位置決めを示す。
多数の連通孔25が開口されている。また、軸受部5に
は、前記Oリングパッキン14が嵌まり込む切欠段部2
6が設けられている。したがって、Oリングパッキン1
4は、サポート体3の切欠段部17と軸受部5の切欠段
部26との間を往復して、弁切換えを行う。なお、27
は作動空間22用ケースの位置決めを示す。
【0015】次に、本実施例の作用を述べる。泡沫状軸
流吐水を行う場合は、操作キヤップ18の図中上方を外
部から押せば、シリンダ弁21が摺動して、主流路9の
流れは吐水流Bとなって蛇口用吐水口7から吐水され
る。このとき、この吐水流Bの流れによって、ノズル孔
24から空気が吸引され、吐水流Bに混入され、泡沫吐
水流となる。したがって、泡沫状軸流吐水が得られる。
流吐水を行う場合は、操作キヤップ18の図中上方を外
部から押せば、シリンダ弁21が摺動して、主流路9の
流れは吐水流Bとなって蛇口用吐水口7から吐水され
る。このとき、この吐水流Bの流れによって、ノズル孔
24から空気が吸引され、吐水流Bに混入され、泡沫吐
水流となる。したがって、泡沫状軸流吐水が得られる。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、泡沫状吐水兼用のシャ
ワーヘッドにおける空気の導入を、シャワーヘッド本体
の背面側から正面側の蛇口用吐水孔へ向けたノズル孔に
より行うので、シャワーヘッド本体のスケールアップを
抑えながら、蛇口用吐水孔の開口径を小とすることなく
吐水ができ、ひいては、吐水量を減らすことがない。し
かも、従来の軸流吐水兼用のシャワーヘッドをそのまま
用いて、ノズル孔を設けるだけでよく、従来のものとの
兼用部品が多くなり、ひいては、量産メリットを利用す
ることができる。
ワーヘッドにおける空気の導入を、シャワーヘッド本体
の背面側から正面側の蛇口用吐水孔へ向けたノズル孔に
より行うので、シャワーヘッド本体のスケールアップを
抑えながら、蛇口用吐水孔の開口径を小とすることなく
吐水ができ、ひいては、吐水量を減らすことがない。し
かも、従来の軸流吐水兼用のシャワーヘッドをそのまま
用いて、ノズル孔を設けるだけでよく、従来のものとの
兼用部品が多くなり、ひいては、量産メリットを利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】図1のX矢視側面図である。
【図3】従来例の断面図である。
1…シャワーヘッド本体、1a…筒状把持部、1b…半
球状頭部、4…シリンダ弁、7…蛇口用吐水口、8…シ
ャワー用噴霧口、9…主流路、24…ノズル孔
球状頭部、4…シリンダ弁、7…蛇口用吐水口、8…シ
ャワー用噴霧口、9…主流路、24…ノズル孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 1/00 - 1/36 A47K 3/22
Claims (1)
- 【請求項1】 湯水を導入する主流路(9)を設けた筒
状把持体(1a)と、該筒状把持体(1a)に連設した
半球状頭部(1b)と、からなるシャワーヘッド本体
(1)にあって、前記頭部(1b)の正面側に、主流路
(9)に略直交して摺動する切換弁(21)を介して、
蛇口用吐水口(7)を設けると共に、その周辺側に多数
のシャワー用噴霧口(8)を設けたシャワーヘッドにお
いて、 前記切換弁(21)による吐水流(B)内で蛇口用吐水
口(7)に向けノズル孔(24)を該切換弁(21)に
設け、該ノズル孔(24)の空気入口をシャワーヘッド
本体(1)の背面側に開口したことを特徴とする泡沫状
吐水兼用のシャワーヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007805U JP2590832Y2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007805U JP2590832Y2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660448U JPH0660448U (ja) | 1994-08-23 |
JP2590832Y2 true JP2590832Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=11675843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993007805U Expired - Lifetime JP2590832Y2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 泡沫状吐水兼用のシャワーヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590832Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6048656B2 (ja) * | 2012-12-11 | 2016-12-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | シャワーヘッド |
WO2014057660A1 (ja) * | 2012-10-11 | 2014-04-17 | パナソニック株式会社 | シャワーヘッド |
JP5870302B2 (ja) * | 2012-10-11 | 2016-02-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | シャワーヘッド |
JP6048648B2 (ja) * | 2012-10-11 | 2016-12-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | シャワーヘッド |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP1993007805U patent/JP2590832Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0660448U (ja) | 1994-08-23 |
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