JP2590814B2 - 光学素子固定構造 - Google Patents

光学素子固定構造

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JP2590814B2 JP61037265A JP3726586A JP2590814B2 JP 2590814 B2 JP2590814 B2 JP 2590814B2 JP 61037265 A JP61037265 A JP 61037265A JP 3726586 A JP3726586 A JP 3726586A JP 2590814 B2 JP2590814 B2 JP 2590814B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光デバイスに使用される光学素子の固定構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
光デバイスは、発光、受光素子に加え、レンズ、フィ
ルタ、ミラー、プリズム等の光学素子で構成されてい
る。これらの光学素子は、光の基本的な現象である屈
折、反射、干渉、回折等を、光を応用する様々な分野に
適用して得るようにしたものである。
従来のこの種の光学素子の固定構造の例として、第3
図に示すような接着剤による固定構造が知られている。
すなわち、今、この第3図に示す従来の光学素子の固定
構造について説明すると、光ファイバ1の端末部1aはフ
ァイバホルダ2内に収容固定された構造となっている。
また、光ファイバ1の端末部1aの端面1bより所定距離
離間して配設された集束性ロッドレンズ3は、図中x、
y、zの3方向の位置調整をした後、最適な位置になる
ようファイバホルダ2に接着剤4を介して固定するよう
にしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このように接着剤4を介して集束性ロッド
レンズ3をファイバホルダ2に固定するようにした従来
の光学素子固定構造によれば、有機材料である接着剤が
一般に熱的な歪みあるいは経時的な歪みによる変改が生
じ易い。このため、このような固定構造を採用した光デ
バイスにおいては温度特性がが悪かったりあるいは経時
劣化が大きい等の欠点を有していた。
本発明の目的は上述した欠点に鑑みなされたもので、
熱的な歪みおよび経時的な歪みを大幅に小さくできると
共に、光学的な位置決めを簡易に行うことができるよう
にした光学素子固定構造を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、(イ)第1の光学素子が固定された第1
のホルダと、(ロ)この第1のホルダの端面と面接触す
る端面を有するフランジ部を備え、両端面の面接触が行
われた状態でこれらの端面と垂直方向の光軸方向につい
て第1の光学素子に対する光学的な位置関係が最適とな
るように予め位置決めされた第2の光学素子が固定され
た第2のホルダと、(ハ)第2のホルダに固定された光
学素子の軸方向におけるフランジ部の長さと等しい長さ
の窪みを有し第2のホルダのフランジ部をこれに嵌合さ
せた状態でその第1のホルダ側の端面が第2のホルダの
端面と同一面となってこと状態で第1のホルダの端面と
面接触する回転止めリングと、(ニ)第1のホルダと第
2のホルダの両端面を面接触させ光軸と垂直方向の光学
的な位置調整が行われた状態で回転止めリングを介して
第2のホルダを機械的に固定する締結手段とを光学素子
固定構造に具備させる。
すなわち本発明では、第1のホルダの端面と第2のホ
ルダのフランジおよび回転止めリングの端面を面接触さ
せ、かつ第2のホルダのフランジの他の面を回転止めリ
ングの内面と接触させた状態で、回転止めリングを介し
て第2のホルダを第1のホルダに機械的に固定すること
にして、両光学素子の位置決めを安定して行えるように
している。
〔実施例〕
以下、図に示す実施例を用いて本発明の詳細を説明す
る。
第1図は本発明に係わる光学素子固定構造を採用した
光デバイスの断面図である。ファイバホルダ5の内部に
は光学素子である光ファイバ6の端末部6aが収容固定さ
れていると共に、ファイバホルダ5の先端部外周には雄
ねじ部5aが螺設されている。この雄ねじ部5aにはナット
7の後端内周面側に設けられた雌ねじ部7aが螺合するよ
うに構成されている。
ナット7の先端側にはフランジ部7bが形成されている
と共に、このフランジ部7bと前記ファイバホルダ5の先
端面5bとの間には回転止めリング8が介装された構造と
なっている。また、この回転止めリング8は、ナット7
の締付け時の回転によってレンズホルダ9のフランジ部
9aをファイバホルダ5の先端面5b側に押し付けるように
し、位置調整済みのレンズホルダ9が動けないようにし
ている。レンズホルダ9内には光学素子である集束性ロ
ッドレンズ10が保持固定された構造となっている。
ここで、光ファイバ6の端末部6aと集束性ロッドレン
ズ10の光軸方向の位置関係は、レンズホルダ9のフラン
ジ部9aの端面9bがファイバホルダ5の先端面5bに面接触
したときに最適になるよう予め決められている。したが
って、集束性ロッドレンズ10は光ファイバ6の端末部6a
に対して、光軸と垂直な方向にのみ位置調整すればよ
い。この集束性ロッドレンズ10の位置調整が完了した
後、レンズホルダ9とファイバホルダ5とを面接触した
ままの状態で、回転止めリング8を介してナット7を用
いてレンズホルダ9をファイバホルダ5に対して固定す
るようにしている。
以上のように構成された光学素子固定構造によれば、
光学素子である集束性ロッドレンズ10とレンズホルダ9
の間はずれに対して損失増加の大きい光軸と垂直方向の
位置調整が不要なので、接着剤を用いた固定ではなく、
半田付け固定手段、溶接固定手段あるいは圧入固定手段
等を適用できる。また、ファイバホルダ5とレンズホル
ダ9との間の固定は、ナット7および回転止めリング8
を用いた機械的な固定である。したがって、集束性ロッ
ドレンズ10をファイバホルダ5に対して固定する手段と
して従来の接着剤を用いる必要はなくなった。
第2図は本発明の光学素子固定構造をファイバコリメ
ータとして用いた光方向性結合器の概略構成図であり、
第1図と同一部分には同一符号を付してある。同図にお
いて使用されている光ファイバ6はコア径10μmのシン
グルモードファイバで、端末部6aには直径1mmのパイプ
1が取り付けられている。このパイプ11は外周に雄ねじ
(図示せず)が設けられており、その先端部側はファイ
バホルダ5内に圧入固定された構造となっている。な
お、ファイバホルダ5はケース12に固定されている。
一方、集束性ロッドレンズ10はレンズホルダ9内に圧
入固定されており、またこの集束性ロッドレンズ10をフ
ァイバホルダ5に対して固定するために、回転止めリン
グ8、ナット7を用いている。なお、第2図において符
号13はハーフミラーである。
しかるに、第3図に示す従来の光学素子固定構造のよ
うに、接着剤を用いて集束性ロッドレンズをファイバホ
ルダに固定する場合にあっては、接着剤の熱的な歪みや
経時的な歪みのため、例えば5℃〜50℃の挿入損失の温
度特性変動幅が1dB以上であり、また−10℃〜60℃の温
度サイクル条件下で100サイクル経過後、挿入損失が3dB
以上増加した。しかし、本発明の光学素子固定構造を適
用した場合にあっては、温度特性変動幅は0.2dB以下、
温度サイクル後では、損失増加量が0.1dB以下と極めて
安定した結果が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、それぞれ光学部
品を固定した2つのホルダの端面を面接触させ光軸と垂
直方向の光学的な位置調整が行われた状態でホルダの位
置関係を回転止めリングを介して機械的に固定すること
にしたので、接着剤により固定する従来の構造に比べ
て、熱的な歪み、経時的な歪みを大幅に軽減させること
ができる。したがって、このような光学素子固定構造を
光デバイスに採用すれば、温度特性の良い、経時的に安
定なデバイスを作製することができる。また、接着剤を
固定に使用する場合と異なり、光軸と垂直方向の光学的
な位置調整を再度行うことも可能である。
更に、本発明では第2のホルダについては第1および
第2のホルダの端面の面接触が行われた状態で光軸方向
について第1の光学素子に対する光学的な位置関係が最
適となるように第2の光学素子を予め位置決めして固定
することにしたので、光軸方向の位置調整が不要であ
る。したがって、光軸と垂直方向の位置決めを行って機
械的な締結手段で両ホルダの位置関係を固定すればよ
く、光学的な位置決めを簡易かつ迅速に行うことができ
る。しかも、第2ホルダのフランジ部を回転止めリング
の窪みに嵌合させ、両ホルダが面接触した状態で、第1
のホルダと同様に面接触するこの回転止めリングを介し
て第2のホルダを機械的に固定するようにしたので、第
2のホルダの光軸方向およびこれを垂直な方向の両方向
の位置関係が安定する他、回転止めリングを機械的手段
で固定する際に過度な力が加わっても、第2のホルダに
固定された第2の光学素子の光学的な位置関係に悪影響
を与えることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる光学素子固定構造を採用した光
デバイスの断面図、第2図は本発明の光学素子固定構造
を採用した光方向性結合器の概略構成図、第3図は従来
の光学素子固定構造の一例を示す断面図である。 5……ファイバホルダ、 6……光ファイバ、 7……ナット、 8……回転止めリング、 9……レンズホルダ、 10……集束性ロッドレンズ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の光学素子が固定された第1のホルダ
    と、 この第1のホルダの端面と面接触する端面を有するフラ
    ンジ部を備え、両端面の面接触が行われた状態でこれら
    の端面と垂直方向の光軸方向について前記第1の光学素
    子に対する光学的な位置関係が最適となるように予め位
    置決めされた第2の光学素子が固定された第2のホルダ
    と、 前記第2のホルダに固定された光学素子の軸方向におけ
    るフランジ部の長さと等しい長さの窪みを有し第2のホ
    ルダのフランジ部をこれに嵌合させた状態でその前記第
    1のホルダ側の端面が第2のホルダの端面と同一面とな
    ってこと状態で前記第1のホルダの端面と面接触する回
    転止めリングと、 前記第1のホルダと第2のホルダの両端面を面接触させ
    前記光軸と垂直方向の光学的な位置調整が行われた状態
    で前記回転止めリングを介して第2のホルダを機械的に
    固定する締結手段 とを具備することを特徴とする光学素子固定構造。
JP61037265A 1986-02-24 1986-02-24 光学素子固定構造 Expired - Lifetime JP2590814B2 (ja)

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