JP2590523Y2 - 照明灯 - Google Patents

照明灯

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JP2590523Y2
JP2590523Y2 JP1992057714U JP5771492U JP2590523Y2 JP 2590523 Y2 JP2590523 Y2 JP 2590523Y2 JP 1992057714 U JP1992057714 U JP 1992057714U JP 5771492 U JP5771492 U JP 5771492U JP 2590523 Y2 JP2590523 Y2 JP 2590523Y2
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Inventor
重一 山内
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板垣 健
重一 山内
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は道路,公園,スポーツ
施設などに設置する照明灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路,公園,屋外スポーツ施設な
どに設置する照明灯は、一つの照明灯が照らす領域は、
各種照明構成によっても異なるが、概ね限られた範囲内
で中央部が最も明るく、周辺部が順次暗く照射する構成
のものが殆どであり、そのため実質的には照射域の狭い
ものであった。
【0003】道路においては、近年自動車の走行スピー
ドのアップに伴い、夜間の交差点で右折車両と対向する
直進車両による衝突事故が多発しており、これが死亡事
故につながることも少なくない。
【0004】その原因の一つに、交差点付近から交差点
に入る100m程度手前までの間の連続照明がなされて
いないことと、あわせて均一な路面照度が得られていな
かったことが挙げられる。この交差点手前100m程度
までの距離は、右折するために交差点に入った右折車両
の運転者が右前方の直進してくる直進車両を素早く確認
し、安全に対処すべく判断するに要する距離(時間)
で、夜間にこの部分の照度が部分的に過不足を生じ、即
ち、一つの照明灯は道路面の必要照度以上に明るい部分
があり、この部分を通り過ぎて来ている車両は後方の明
るさにシルエット状に浮かび上がって見え良くなる反
面、この部分の後方に来ている車両は前方の必要以上の
照度に災いされて霞んで見え難く確認が遅れると共に、
直進車両のスピードを正確に判断することができないた
め、右折地点での一時停止から直進車両をやり過ごすに
要する正確な時間を判断することができないことで、衝
突事故を招いていることも一つの問題である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように従来の照明
灯は、その照射域の中央部と周辺部において明るさに明
暗差があるため、例えば夜間の道路にあって最も重要な
交差点中央部を重点的に照明すべく多角的に照明灯を設
置することで見え易くしているが、直進車両を安全に確
認すべき交差点手前地点では単一照明灯による過不足あ
る照度の弊害は依然として残されている。
【0006】この問題は、公園,屋外スポーツ施設等を
含め、灯数を増設して照明灯間の間隔を詰めることによ
り解決できるが、街並みの景観を損なう,邪魔になる,
設置費用が嵩むなど各種の制約から、単一照明灯の照射
域の中央部および周辺部を均等した明るさにすることに
よって解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この考案は上記目的を
達成するため、光源の背面に反射傘板を、前面に透過カ
バーを装着して成る照明灯照明部の光源と透過カバーと
の間に、枠棧から成るルーバー状の遮蔽反射枠を光源に
対し進退調節可能に装着し、該遮蔽反射枠の隙間によっ
て透過された光量で前方を照射すると共に、遮蔽反射枠
で透過されずに内側に反射された光量を反射傘板によっ
て再度遮蔽反射枠の中央部以外の周辺部に向けて反射さ
せ、遮蔽反射枠周辺部の隙間を透して前方周辺を照射す
べく成る照明灯を提案し、これによって、必要照度以上
の中央部光束の内側に反射させた余剰光量を反射傘板で
前方に再反射させて、一定の光量を効率よく反射再利用
し、照射全域に亘り光量(明るさ)を均等に拡散させ
光源に対し遮蔽反射枠を進退調節することにより、枠棧
での透過および反射の角度を調節し、設置される照明灯
の高低に合わせて限られた光量を効率よく利用するもの
である。
【0008】
【作用】 遮蔽反射枠の枠棧間を透過した光量のみによ
って照射域の最も近い距離の中央部を照射し、一方遮蔽
反射枠の枠棧によって透過されず後方(内側)に反射さ
せた余剰光量は乱反射して遊んでいる光量と共に反射
傘板で遮蔽反射枠の中央部以外の周辺部に向けて再反射
させ、遮蔽反射枠の周辺部の枠棧間を透して照射域の最
も遠い周辺部を照射して、照射全域に亘り光量が均一と
なる。
【0009】 遮蔽反射枠を光源と透過カバーとの間で
進退調節することで、光源に近づけば照射域が広く、透
過カバーに近づけば照射域が狭くなり、設置した照明灯
の高低に合わせて調節すると共に、照射全域への照度を
均等にすべく枠棧での内向き反射を調節する。
【0010】 遮蔽反射枠内面のアルミニウム箔等の光
反射資材から成る膜板で、光源からの光量の一部を後方
に強力に反射させて透過率を小さくし、この反射光を
辺部に向かって再反射させて周辺部から透過させて、
射全域に亘り均等した照度で照射する。
【0011】 反射傘板の反射面をハニカム状各部面の
異同反射角度により光源から光量および反射光量を周辺
部に再反射させて照射全域に亘り均等した照度が得られ
る。
【0012】
【0013】
【実施例】 次に、この考案に係る照明灯の具体的実施
例を図面を用いて説明する。図1,2は、この考案を実
施せる照明灯を示す図で、(1)は照明灯本体を示し、
楕円形状の本体(1)下側を同形状に開口して設けた懐
部(1a)内にランプ(12)をセットすべく配線し、
ランプ(12)の背部には金属板から成る同形状の反射
傘板(10)を装着し、前面にはガラス資材から成る透
過カバー(3)を装着して照明部(2)を構成する。
【0014】
【0015】 透過カバー(3)は、光量を屈折拡散さ
せるべくレンズ状に形成し、枠棧(8a)から成るルー
バー状の遮蔽反射枠(8)を、照明部(2)の透過カバ
ー(3)とランプ(12)との間で進退調節できるよう
周縁部に設けた長孔状のガイド孔(8b)(8b)を調
節ピン(9)で取付け、スライド調節できるように装着
する。遮蔽反射枠(8)は透過カバー(3)の弧面に添
うよう湾曲面を有して成り、枠棧(8a)を中心部に比
し周辺部に行くに従って幅狭くして枠棧(8a)(8
a)間を大きくすることにより、枠棧(8a)内面で内
側に反射させた光を反射傘板(10)によって再び前方
の透過し易い遮蔽反射枠(8)周辺部へと反射させて効
率よく透過拡散させることができると共に、枠棧(8
a)内面にアルミニウム箔等の光反射資材から成る膜板
を施着する(図示省略)ことにより、光の反射効用を良
好にし、一層効率のよい照度均等化が得られる。
【0016】 また図1に示すように、ガラスから成る
透過カバー(3)の中央部(4)をすりガラスなどの半
透明にして中央部(4)の透過率を抑えて内側ガラス面
で内向きに反射させ、反射傘板(10)により遮蔽反射
枠(8)の周辺部を透して透過率のよい周辺部(3a)
に向け再度反射させて透過させ前方に照射する。
【0017】 図3,4は反射傘板(10)の実施例を
示すもので、反射傘板(10)の内面をハニカム状に区
画(11)して成る異同の反射角度を有する各部面(1
1a)(11a)のうち、コンピューター処理して算出
した傾斜角度で周辺部(3a)に向いた部面(11a)
(11a)にアルミニウム箔等の光反射資材から成る膜
板(11b)(11b)を貼着して内向きの光量を周辺
部(3a)に向けて反射させ、遮蔽反射枠(8)の周辺
部を透して照射する。
【0018】 この考案を実施せる照明灯の各部での照
射角度および照度を図2,5を用いて説明すると、一つ
の照明灯の照射域において、照射距離が最も近く少しの
光量で必要照度が得られる中央域(D)では、ランプ
(10)からの光量は遮蔽反射枠(8)の中央部の枠棧
(8a)(8a)で前面に透過する量が抑えられ、枠棧
(8a)(8a)によって透過されずに内側に反射され
た余剰光量は、反射傘板(10)の反射弯曲面(10
a)で透過率の大きい遮蔽反射枠(8)の周辺部に向け
て再度反射されて有効に利用し、ランプ(12)からの
直接光(B)と共に遮蔽反射枠(8)周辺部を透して多
い光量を必要とする遠い照射距離の周辺域(E)を強力
に照射して、照射全域に亘り過不足のない均等した照度
が得られる。その上で、遮蔽反射枠(8)を透過カバー
(3)とランプ(12)との間で進退調節することによ
り、設置する照明灯の高低により、また各照明灯の間隔
によりその照射光の強弱および照射域の広狭を任意に設
定することができるものである。
【0019】
【考案の効果】 この考案の照明灯は、上記説明したよ
うに中央部の減光作用で内側に反射させた余剰光量を背
部の反射傘板で再度周辺に反射させて、遠距離の周辺部
への照射光量として有効に反射再利用することによっ
て、中央部(近距離)への過剰光量を乱反射して無駄に
遊んでいる光量と共に多い光量を必要とする周辺部(遠
距離)への光量として再利用し、遠近全域に亘り均等し
た光量が得られることに特徴があり、ルーバー状の遮蔽
反射枠および反射傘板面によって内側に反射させた余剰
光量を周辺部へと再反射させることで、照射域の拡大を
可能にしたものである。
【0020】 このように遮蔽反射枠および反射傘板の
透過率と反射拡散を効率よく働かせることによって、一
つの照明灯の照射域内の中央部(近距離)の余剰光量を
周辺部(遠距離)に反射再利用して融通させ、いずれの
地点も明暗差のない均等な照射ができると共に中央部
(近距離)の余剰光量の再利用によって、反射傘板の反
射角度、加えて遮蔽反射枠を光源と透過カバー間で進退
させて遮蔽反射枠による透光角度を各々調節すること
で、照射域を拡大することを可能にしたため、従来のよ
うな一つの照射域内の中央部が必要照度以上に明るいた
め照射されるものが浮き上がり、その後方の周辺部では
見え難い現象が解消されて、照射域を広くし、且つ中央
部,周辺部の差なく見え易くなる。そのため照明灯相互
の間隔をこれまで以上に広くとって設置することがで
き、しかも各照明灯間の周辺(境目)部分をも明るく照
射することができる。
【0021】従って、夜間、例えば道路において交差点
での右折の際、右前方の対向直進車両を素早く確認し、
やり過ごすのを待つかどうかを判断するに必要な距離を
おいた交差点手前100m前後の照射域周辺まで過不足
なく照射して、右折車両から明瞭に目視確認できた対向
直進車両に対し素早く安全に対処することができるた
め、衝突事故を未然に防ぐことができ、交通安全面でも
大いに貢献すると共に、公園,屋外スポーツ施設など含
め効率のよい照明効果が得られる。
【0022】また、効率のよい照明作用によって、これ
まで景観を損ない、且つ通行の邪魔になると言われてき
た照明灯の増設、乱立を回避して、少ない照明灯の設置
ですっきりした街並を確保することができるため、無駄
な設備投資も節約することができ、経済上の効果も大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案を実施せる照明灯の斜視図である。
【図2】 図1の照明部の縦断面図である。
【図3】 照明部の反射傘板の一部を拡大して示した平
面図である。
【図4】 図3のY−Y線からの拡大断面図である。
【図5】 照明灯の照射域における各地点の照明作用を
表す説明図である。
【符号の説明】
1 照明灯本体 2 照明部 3 透過カバー 3a 周辺部 4 中央部 8 遮蔽反射枠 8a 枠棧 10 反射傘板 11 ハニカム状面 11a 部面 11b 膜板 12 ランプ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 3/00 F21V 3/04 F21V 5/02 F21V 7/04

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源の背面に反射傘板を、前面に透過カ
    バーを装着して成る照明部の光源と透過カバーとの間
    に、枠棧から成るルーバー状の遮蔽反射枠を光源に対し
    進退調節可能に装着し、遮蔽反射枠を透過した光量を前
    方に照射すると共に、遮蔽反射枠で内側に反射された光
    量を反射傘板で遮蔽反射枠の中央部以外の部分を透して
    前方に反射させるべく照射して成る照明灯。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽反射枠は、枠棧を中心部を幅広
    に、周辺部に行くに従って漸次幅狭にした請求項1の
    明灯。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽反射枠は、内面にアルミニウム
    箔等の光反射資材から成る膜板を施着した請求項1また
    は2の照明灯。
  4. 【請求項4】 前記反射傘板は、表面をハニカム状の各
    部面異同に傾斜させた請求項1乃至3のいずれか1の
    明灯。
  5. 【請求項5】 前記反射傘板は、透過カバーの周辺部に
    反射すべく角度を有する部面にアルミニウム箔等の光反
    射資材から成る膜板を施着した請求項4の照明灯。
JP1992057714U 1992-07-24 1992-07-24 照明灯 Expired - Lifetime JP2590523Y2 (ja)

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JPH0615214U JPH0615214U (ja) 1994-02-25
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JP4491540B2 (ja) * 2007-07-23 2010-06-30 株式会社オプトデザイン 光学反射板、面照明光源装置、および面照明装置
JP5370195B2 (ja) * 2010-02-10 2013-12-18 三菱電機株式会社 冷蔵庫

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