JP2590201B2 - 均質供試土壌体の抽出方法 - Google Patents

均質供試土壌体の抽出方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、例えば土壌の圧縮試験を行うための、均
質供試土壌体を得るための抽出方法に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、土壌の圧縮試験等を行う場合、先ず現地で、
チューブを有するシンウォールサンプラーでボーリング
を行い、試料採取を行い、サンプラーのチューブを現地
から持帰り、チューブから押出機で試料を押出し、一定
の長さ毎に切断して、一定の大きさ(例:35φ×80mm)
の土塊を作製し、供試体を得ている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記した従来の供試体の作製方法は、チューブに採取
された試料を、押出機で押出して、所定の大きさに切断
するものであるから、外観上、礫や空洞が観察されれば
問題ないが、時に内部に礫や空洞が存在する場合、目視
でこれを全く確認することが出来ない。そのため、例え
ば圧縮試験を行うのに、均質な供試体を複数個必要とす
るにもかかわらず、供試体密度にばらつきが生じ、精度
の良い圧縮試験が行えないという問題があった。
この発明は、上記問題点に着目してなされたもので、
採取土壌に異質なものを含んでおれば、これをチューブ
内にある間に確認んし、この異質部分を除いて、均質な
所定の大きさの土壌塊を得ることのできる均質供試土壌
体の抽出方法を提供することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この発明の均質供試土壌体の抽出方法は、サンプラー
により、チューブ内に土壌を採取し、放射線源と検出器
からなる密度計を、前記チューブの軸外部に設置して、
軸方向に走査して、軸方向の密度分布を測定し、チュー
ブ内から、土壌を押出し、所定の大きさの土壌塊を得る
際に、前記密度分布を参照して、所望の密度分布を持つ
土壌塊を抽出するようにしている。
この均質供試土壌体の抽出方法では、サンプラーで採
取した土壌を、チューブ内から押出す前に密度計でチュ
ーブ内の土壌の軸方向の密度分布を測定する。この密度
分布を参照すれば、土壌内に礫や空洞が存在する異質部
分を知ることができる。したがって、チューブ内の土壌
を押出して、所定の大きさの土壌塊を得る際に、上記異
質部分を除いて土壌を切断すれば、均質な土壌塊が得ら
れる。
(ホ)実施例 以下実施例により、この発明をさらに詳細に説明す
る。
実施例は、地表より所定の距離の目標とする地層中よ
り供試土壌体を採取する場合について説明する。
先ず、シンウォールサンプラーで、目的とする地点の
ボーリングを行い、所定の地層より、サンプラーのチュ
ーブ内に試料土壌を採取し、その採取した土壌入りのチ
ューブを持帰り、密度計で密度分布を測定し、その密度
分布を参照し、チューブ内の土壌を押出し、一定の長さ
毎に切断して、供試土壌体を得る。この際、密度分布が
極端に変動する部分、例えば、礫や空洞等が存在すると
思われる異質の部分は除いて切断する。これにより、少
なくとも所望とする均質供試土壌体を効率よく得ること
ができる。
なお、シンウォールサンプラーは、よく知られたもの
が使用され、従って、土壌を充填したチューブを得るこ
と自体は従来の土壌体抽出方法と特に変わるところはな
い。この実施例で特に特徴とするところは、チューブ内
に存在する土壌の密度分布を測定した後、この密度分布
にしたがって、土壌塊を所望の均質な土壌体が得られる
範囲内で切断することである。
第1図に、実施例密度測定装置の概略図を示してい
る。
同図において、チューブ支持装置1に土壌体10を充填
したチューブ2が垂直に設置され、一方、チューブ2の
周囲には、放射線源3aと放射線検出器3bとからなるRI
(ラジオアイソトープ)密度計3がネジ棒4、4に取付
けられ、モータ5の駆動力によって、昇降自在にされて
いる。このように、ネジ棒4、4、モータ5等によって
昇降装置11が構成されている。検出器3bから出力される
放射線、つまり透過ガンマ線量は、さらに計数器6でカ
ウントされ、パソコン7で試料密度が演算処理され、そ
の密度分布がパソコン7に付設されるディスプレイ8に
表示されるとともに、プリンタ9で印字出力されるよう
になっている。RI密度計3は、放射線源3aよりの放射さ
れるγ線が被測定土壌体の密度に応じて透過し、この透
過したγ線が検出器3bで抽出され、計数器6で計数され
る。
チューブ2内の試料密度ρtと計数率比Rγの関係は
第2図に示す特性となり、計数率比Rγを計測すること
により、チューブ2内の試料密度ρtを算出することが
できる。
ここで、計数率比Rγは、Rγ=AεB tで表され、
A、Bは定数であり、ρtは試料密度である。この計数
率比Rγは、検出器3bより出力されるγ線量を計数され
た計数量Nγと標準計数率Sγとの比率を示すものであ
る。放射線は、時間の経過とともに放射線量が弱くなる
ため、毎日標準体で標準計数率Sγを測定し、この標準
計数率Sγと供試試料の計数量Nγの比率で計数率比R
γを求め、対応する試料密度ρtを算出している。
次に、第3図に示すフロー図を参照して、密度分布測
定の処理手順について説明する。
まず、パソコン7及びRI密度計3、昇降装置11等の電
源スイッチがONされて動作がスタートすると、パソコン
7でメモリに記憶されている標準計数率を読出し、標準
計数率が測定済か否かを判定する(ステップST1)。フ
ァイル内に記憶されている標準計数率が、今日の測定で
ない場合には判定NOとなり、今日の標準計数率を測定す
るために標準体をセットする(ステップST2)。ここ
で、標準体としてアルミ筒、アクリル筒等が使用され
る。標準体をセットした後、標準計数率を測定し(ステ
ップST3)、これをパソコン7のメモリに記憶する。既
に、本日の標準計数率が測定済の場合、ステップST1の
判定がYESとなり、ステップST4に移る。ステップST4で
は測定を開始するため、測定対象物、つまりチューブ2
を、チューブ支持台1に設定する。そして、パソコン7
のキー入力手段を用い、測定年月日、サンプラーの番
号、調査地点などの条件設定を行う(ステップST5)。
条件設定の終了後、測定スタートキーを押し、密度測定
に入る。この測定スタートキーが押されると同時に、昇
降装置11の動作をスタートさせ、RI密度計3を最上段か
ら下方に向けて降下させる。この降下過程でRI密度計3
の検出器3bより出力されるγ線量を計数器6で計数し、
Nγを求め、これとステップ3で計測した標準計数率S
γとの率比Rγを算出し、算出した結果からその点にお
ける試料密度ρtを算出し、その測定結果をメモリに記
憶する(ステップST6)と同時にリアルタイム処理表
示、つまりその時点の試料密度ρtを表示器8に表示す
る(ステップST7)。
次に、サンプラー始端検出か否かを判定する(ステッ
プST8)。このサンプラーの始端はRI密度計3が動作当
初、最上段に位置し、これより下方に移るが、最上端に
ある時には、サンプラーのチューブ2の上端(始端)よ
り上の位置にあり、始端が当初は検出されない状態にあ
るので、下降に移った時点でサンプラー始端の検出を行
っている。このサンプラーの始端検出は、例えばリレー
等によって検出される。サンプラーの始端が検出される
と、ステップST8の判定がYESとなり、その始端を記憶す
る(ステップST9)とともに、リアルタイム処理表示画
面にスタートエッジのマーカSEを入れて表示する。
次に、今度はサンプラーの終端が検出されたか否かを
判定し(ステップST10)、サンプラーの終端が検出され
るまで、ステップST6乃至ステップST10の処理を繰返
す。つまり、一定の時間毎に密度測定を行い、測定した
結果をメモリに記憶するとともに、第4図に示すように
ディスプレイ8にリアルタイム処理表示を行う。サンプ
ラーの終端が検出されると、その終端をメモリに記憶す
るとともに、終端エッジEEを表示する(ステップST1
1)。ここで、始端SEから終端EEまでの測定した密度ρt
がチューブ2内の土壌10の軸方向の各位置に対応する密
度分布を示すことになるから、続いて第5図に示すよう
に、始端0から終端1000mmまでのコア密度ρtをデータ
再処理結果表示として、ディスプレイ8に表示する(ス
テップST12)とともに、このデータをプリンタ9で印刷
する(ステップ13)。
次に、他のサンプラーチューブの測定対象物が存在す
る場合には、ステップST14から再びステップST4に戻
り、上記と同様の手順で測定が実行される。しかし、対
象物が存在しない場合には、測定が終了する。
以上のようにして、チューブ2内の土壌10の密度分布
が測定されると、次に押出機を用いて、チューブ2内の
土壌を押出し、一定の長さ、例えば、100mm毎に切断し
て、供試土壌体を得る作業に移る。この場合、第5図に
示す密度分布表を見て、コア密度ρtが所定の範囲内に
ある場合には、100mm毎にその土壌体を切断し、一定の
大きさの土壌塊を得るが、コア密度ρtが極端に突出
し、あるいは極端に小さい場合には、礫、空洞等の異質
部分を含むことを意味しているので、この部分が、例え
ば30mm程度の長さである場合には、その30mm程度の部分
は切除して除外し、他の均質な部分に対して、長さ100m
mの土壌体を切断して得ることにする。このようにする
ことにより、常に一定の長さ100mmの均質な供試土壌体
を得ることができる。
(ヘ)発明の効果 この発明によれば、サンプラーにより、チューブ内に
採取してきた土壌を押出して、所定の大きさの土壌塊を
得る前に、密度計によりチューブの軸方向の密度分布を
測定し、この測定密度分布を参照して所望の密度分布を
持つ土壌塊を切断して抽出するものであるから、礫や空
洞等、異質な土壌は完全に除去して、均質な部分につい
て土壌塊を得ることができるので、一旦得られた土壌塊
は略均質であるということができ、これをさらに細かい
土壌塊に作製する場合にも、安心して、有効に供試土壌
塊を使用することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例に使用される密度測定装置
の概略構成図、第2図は、RI密度計のチューブ内試料密
度と計数率比の関係を示す特性図、第3図は、上記実施
例密度測定装置の動作を説明するためのフロー図、第4
図は、上記実施例密度測定装置のリアルタイム処理表示
を示す図、第5図は、同実施例密度測定装置のデータ再
処理結果表示を示す図である。 2:チューブ、3:密度計、3a:放射線源、3b:検出器、6:計
数器、7:パソコン、8:ディスプレイ、9:プリンタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプラーにより、チューブ内に土壌を採
    取し、放射線源と検出器からなる密度計を、前記チュー
    ブの軸外部に設置して、軸方向に走査して、軸方向の密
    度分布を測定し、チューブ内から土壌を押出し、所定の
    大きさの土壌塊を得る際に、前記密度分布を参照して、
    所望の密度分布を持つ土壌塊を抽出するようにした均質
    供試土壌体の抽出方法。
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