JP2590029Y2 - 歯科診療装置 - Google Patents

歯科診療装置

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JP2590029Y2
JP2590029Y2 JP1993052774U JP5277493U JP2590029Y2 JP 2590029 Y2 JP2590029 Y2 JP 2590029Y2 JP 1993052774 U JP1993052774 U JP 1993052774U JP 5277493 U JP5277493 U JP 5277493U JP 2590029 Y2 JP2590029 Y2 JP 2590029Y2
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実 今里
大 奥村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば歯科診療に用
いられる根管長測定機能付き超音波治療器などのような
歯科診療装置に、診療工具もしくは診断プローブの保持
トレイ、または診療内容の表示部を磁力により着脱自在
に保持するためなどに好適に実施することができる歯科
診療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科診療装置としてたとえば根管長測定
機能付き超音波治療器は、根管長などの測定結果を表示
するための表示部、または前記超音波治療器の付属品の
治療工具などと共に術者が取出しやすい位置にまとめて
配置しておく必要があるけれども、前記超音波治療器は
これらの付属品を収納するように構成されていないた
め、治療台に備えられるテーブルあるいはキャビネット
やワゴン上に不揃いな状態で設置している。また前記付
属品を使用しないときには、引出しなどに個別に収納し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、前記付属品は大部分が患者の口腔内に接触するもの
であるため、テーブルまたはキャビネットやワゴン上に
直接に載置したり、引出しなどにしまうことは、衛生上
好ましくないという問題がある。また引出しなどにしま
い込まれた前記付属品を使用したいときには、超音波治
療器とは異なる場所にある引出しまで移動しなければな
らないため、利便性が悪く、かつ紛失するおそれがあ
る。また歯科診療装置として前記超音波治療器の本体に
載置し得る物であっても、その本体上でずれてしまうお
それがあり、このようなずれが大きいと前記歯科診療装
置が超音波治療器本体から落下してしまい、その周囲の
不衛生な部位に接触するおそれがある。さらに前記テー
ブルあるいはキャビネットやワゴン上に付属品が散乱す
ると、術者が希望する付属品を選択的に取出しにくく、
円滑に治療行為を行うことができず、特に超音波治療器
などのような円筒状の医療機器では転がりやすく、位置
決めが悪いという問題がある。
【0004】したがって本考案の目的は、患者の診断お
よび/または治療に用いられる歯科診療装置に、その診
断検査および/または治療に関連して用いられる工具等
の保持トレイや表示部を安定してずれを生じることなく
保持することができるようにした歯科用診療装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、患者に対して
行われる各種の診断または治療の内容を制御する操作部
を有する診療器本体の上面凹部の底板に磁界発生源を固
設し、上記底板に対し磁力により上方へ着脱自在な少な
くとも下面が強磁性材料から構成される治療工具もしく
は診断プローブの保持トレイ、または診療内容の表示部
を載置可能としたことを特徴とする歯科診療装置であ
る。
【0006】
【作用】本考案に従えば、各種の診断または治療の内容
を制御する制御部を有する診療器本体の上面凹部の底板
には永久磁石などのような磁界発生源が固設される。こ
の永久磁石の磁力によって、少なくとも下面が強磁性材
料から成る治療工具もしくは診断プローブの保持トレイ
または診療内容の表示部が上方へ着脱自在に吸着され
る。このようにして、簡単な構成によって歯科診療装置
の付属品をずれを生じることなしに確実に安定して保持
することができる。しかも、前記付属品は凹部内に嵌ま
り込んだ状態で永久磁石によって磁気吸着されるので、
位置決めがよく、ずれを可及的に少なくして前記付属品
の落下を確実に防ぐことができる。
【0007】
【実施例】図1および図2は、本考案の一実施例の歯科
治療装置1を示す斜視図である。本実施例の歯科治療装
置1は、治療器本体3と、治療器本体3に可撓性を有す
る接続線4を介して接続される治療器5と、前記本体3
に接続線6によって接続され、前記治療器5によって検
出された根管長を表示する表示部7と、本体3に接続線
8によって接続されるフットコントローラ9と、接続線
10の一端部に設けられるプラグ11によって前記本体
3に着脱自在に接続され、接続線10の他端部には患者
の口腔内へ装着する口腔電極13が設けられる電極用リ
ード線14と、本体3にコード電力を導く電力コード1
5とを有する。
【0008】前記表示部7は、患者に対して行われる各
種の診断または治療の内容、たとえば根管長などを表示
するための液晶表示パネルなどによって実現される表示
面72と、前記診断、または治療の内容を制御するため
に必要な各種のスイッチを備えた操作部73と、鉄また
はステンレス鋼などの強磁性材料から成る開閉自在な支
持部材71とを有する。この表示部7の前記操作部73
の下方には、図示しないコネクタが設けられ、本体3に
前述の接続片6によって電気的に接続されている。
【0009】前記治療器5の先端部には、治療工具16
が着脱自在に装着され、この治療工具16を歯牙の根管
内に挿入した状態で、前記口腔電極13を口腔内の軟組
織に接触させ、これらの治療工具16と口腔電極13と
の間のインピーダンスに基づいて根管長を測定し、前記
表示装置7によってその測定長が表示される。また治療
工具16は、根管治療器5に内蔵される図示しない超音
波振動子によって振動され、根管を形成することができ
る。また前記本体3の側部には、治療器5を着脱自在に
掛止めることができる装着片17が設けられる。
【0010】図3は治療器本体3の内部構造を省略した
断面図であり、図4は治療器本体3の平面図であり、図
5は治療器本体3の背面図である。前記治療器本体3の
ケーシング18は、たとえば透磁性を有する材料、たと
えば合成樹脂から成り、上面凹部である上壁19には前
記表示部7が着脱自在に嵌まり込む位置決め凹所20が
形成される。この位置決め凹所20には、前記治療器5
によって根管の形成および拡大施術が行われる患者に用
いる交換用治療工具21およびこれらの交換用工具21
を前記治療器5に装脱着するための工具23が収容され
たトレイ24が保持される。
【0011】位置決め凹所20を規定する上壁19の部
分25において、その底板26には、ケーシング18の
内部空間に臨む内面に磁界発生源としての永久磁石片2
7が接着剤などによって固着される。この永久磁石片2
7によって、前記位置決め凹所20内に嵌まり込んだト
レイ24は磁気吸着され、したがって振動などの外力の
作用によって容易に凹所20内からずれ落ちてしまうこ
とを防止することができる。そのため、トレイ24は強
磁性材料、たとえば鉄またはステンレス鋼から成り、ト
レイ24自身が前記吸着片27によって磁気吸着され
る。
【0012】本考案の他の実施例として、前記トレイ2
4は、オートクレーブ滅菌可能な合成樹脂、たとえばポ
リフェニレンサルファイトあるいはポリエーテルイミド
から成る容器本体の下面に、前述したような強磁性材料
から成る吸着板を貼り付けるようにしてもよい。
【0013】このようにして歯科治療装置の工具21お
よび工具21の装脱着用工具23をテーブルやキャビネ
ットあるいはワゴン上に直接乗載することなく、治療器
本体3に載置することができるので、落下による細菌の
付着あるいは紛失を確実に防ぐことができるとともに、
術者やその補助者が治療中あるいは診断中に異なる場所
へ移動する必要がなく、したがって治療行為に支障を生
じるおそれはなく、時間のロスを省略することができ
る。
【0014】図6は本考案の他の実施例の歯科治療装置
としてのハンドピース用トレイ28が載置された歯科治
療装置1の斜視図であり、図7はハンドピース用トレイ
28を拡大して示す斜視図である。本実施例では、前記
トレイ24に代えてハンドピース用トレイ28が載置さ
れる。このハンドピース用トレイ28は、略L字状のト
レイ本体29と、トレイ本体29に乗載された複数(本
実施例では2)のハンドピース29a,29bを保持す
るための各一対の挟持片31,33とを有する。前記ト
レイ本体30は、強磁性材料、たとえば鉄またはステン
レス鋼から成る。また各一対の挟持片31,33は、合
成樹脂から成り、各ハンドピース29a,29bを弾発
的に挟持することができるように構成される。
【0015】本考案の他の実施例として、前記トレイ本
体30を合成樹脂製とし、その下面に強磁性材料、たと
えば鉄またはステンレスから成る薄い板状の吸着部を形
成するようにしてもよい。
【0016】さらに本考案の他の実施例として、上述の
ハンドピース29a,29bあるいは工具21および挿
脱着用工具23が乗載される載置面に、粘着性を有する
材料、たとえばシリコンゴムなどのずれ止め用シート体
を貼付けてずれ止めするようにしてもよい。
【0017】以上のように本実施例によれば、交換用工
具21および工具21の装脱着用工具23が収容された
トレイ24ならびに2つのハンドピース29a,29b
が載置されたハンドピース用トレイ28をオートクレー
ブ滅菌することによって、汚染された器具を直接触れる
ことなしに滅菌処理することができ、衛生的である。
【0018】本考案の実施例では、永久磁石は診療器本
体の上面凹部の底板の裏面に固設したが、底板の表面に
固設したり、また底板自体を永久磁石で作ってもよい。
また表示部も、開閉自在な支持部材を有しない箱形の表
示部であってもよい。
【0019】本考案の他の実施例として、歯科用根管長
測定装置、歯科用歯髄診断装置、盲のう測定装置などの
歯科用診断装置にも適用することができる。この場合に
は、治療器本体が診断器本体、治療器が診断器、治療用
工具が診断プローブに代わるだけである。
【0020】また磁界発生源は永久磁石だけに限らず、
電磁石を用いるようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、診療器本
体の上面凹部の底板に磁界発生源を設けるようにしたの
で、この磁界発生源によって治療工具もしくは診断プロ
ーブの保持トレイまたは診療内容の表示部を、ずれを生
じることなく安定して正確に保持することができ、これ
によって上記治療工具、磁気トレイまたは表示部のずれ
や落下を確実に防ぎ、清浄度を損なうことなしに術者に
とって適した位置に安定して配置しておくことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の歯科用治療装置1に表示部
7が乗載された状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示される歯科用治療装置1に工具23が
収容されたトレイ24を乗載した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】治療器本体3の内部構造を省略した断面図であ
る。
【図4】治療器本体3の平面図である。
【図5】治療器本体3の背面図である。
【図6】本考案の他の実施例のハンドピース用トレイ2
8が乗載された歯科治療装置1を示す斜視図である。
【図7】図5に示されるトレイ28を拡大して示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 歯科治療装置 3 治療器本体 5;29a,29b ハンドピース 7 表示装置 13 口腔電極 16 スケーラ 18 ケーシング 19 上面 20 位置決め凹所 21 治療工具 23 挿脱着用工具 24 トレイ 27 永久磁石片 28 ハンドピース用トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−20547(JP,U) 実開 昭57−149018(JP,U) 実開 昭60−175219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61C 19/00 A61B 19/02 501 A61C 19/02 A61G 15/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に対して行われる各種の診断または
    治療の内容を制御する操作部を有する診療器本体の上面
    凹部の底板に磁界発生源を固設し、上記底板に対し磁力
    により上方へ着脱自在な少なくとも下面が強磁性材料か
    ら構成される治療工具もしくは診断プローブの保持トレ
    イ、または診療内容の表示部を載置可能としたことを特
    徴とする歯科診療装置。
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