JP2589694Y2 - 巻取紙の回転支持装置 - Google Patents
巻取紙の回転支持装置Info
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- JP2589694Y2 JP2589694Y2 JP1993060988U JP6098893U JP2589694Y2 JP 2589694 Y2 JP2589694 Y2 JP 2589694Y2 JP 1993060988 U JP1993060988 U JP 1993060988U JP 6098893 U JP6098893 U JP 6098893U JP 2589694 Y2 JP2589694 Y2 JP 2589694Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、巻取紙の回転支持装置
の改良に関するものであり、主として輪転印刷機の給紙
部等に於いて使用されるものである。
の改良に関するものであり、主として輪転印刷機の給紙
部等に於いて使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷等の輪転印刷機では、給紙部に
図4及び図5の如き構造の巻取紙Cを回転自在に支持す
る支持装置Aが設けられており、オートリールローダや
巻取紙搬送用トロッコBにより搬入されてきた巻取紙C
が、三叉状の支持装置AのセンターカラーD,D間へ回
転自在に支持される。また、巻取紙Cの繰り返しが終わ
ると、巻取紙Cの円筒状の芯材Eは、センターカラー
D,Dの間から自重で落下させることにより取り外さ
れ、次の新たな巻取紙Cが挿着される。
図4及び図5の如き構造の巻取紙Cを回転自在に支持す
る支持装置Aが設けられており、オートリールローダや
巻取紙搬送用トロッコBにより搬入されてきた巻取紙C
が、三叉状の支持装置AのセンターカラーD,D間へ回
転自在に支持される。また、巻取紙Cの繰り返しが終わ
ると、巻取紙Cの円筒状の芯材Eは、センターカラー
D,Dの間から自重で落下させることにより取り外さ
れ、次の新たな巻取紙Cが挿着される。
【0003】而して、前記巻取紙の回転支持装置Aの支
持部としては、従前から各種の構造のものが開発されて
いる。例えば、前記図4及び図5の支持装置Aでは、両
支持杆F,Fの先端に一対の円錐型のセンターカラー
D,Dを対向状に設け、これをシリンダーG,Gによっ
て巻取紙Cの軸芯方向へ前後・進させることにより、巻
取紙Cの支持又は芯材Eの自重脱荷を行うようにしてい
る(特開平4−164761号)。
持部としては、従前から各種の構造のものが開発されて
いる。例えば、前記図4及び図5の支持装置Aでは、両
支持杆F,Fの先端に一対の円錐型のセンターカラー
D,Dを対向状に設け、これをシリンダーG,Gによっ
て巻取紙Cの軸芯方向へ前後・進させることにより、巻
取紙Cの支持又は芯材Eの自重脱荷を行うようにしてい
る(特開平4−164761号)。
【0004】しかし、前記図5の支持装置Aでは、対向
するセンターカラーD,Dの両方にシリンダGを設けて
いるため、一基の支持装置Aに必要とするシリンダの数
量が必然的に多くなり、操作系統が複雑化して保守管理
等に手数がかかるうえ、設備費が嵩むという難点があ
る。
するセンターカラーD,Dの両方にシリンダGを設けて
いるため、一基の支持装置Aに必要とするシリンダの数
量が必然的に多くなり、操作系統が複雑化して保守管理
等に手数がかかるうえ、設備費が嵩むという難点があ
る。
【0005】一方、設備費の削減、操作及び保守管理の
簡素化等を達成するものとして、従前から図6のよう
な、一方のセンターカラーDを支持杆Fへ回動自在に固
定すると共に、他方のセンターカラーDのみをシリンダ
Gによって前・後進させるようにした構造の支持装置A
(特公昭51−18842号)や、ねじ機構によって他
方のセンターカラーDを前・後進させるようにした構造
の支持装置(実開昭47−17703号)が夫々開発さ
れている。
簡素化等を達成するものとして、従前から図6のよう
な、一方のセンターカラーDを支持杆Fへ回動自在に固
定すると共に、他方のセンターカラーDのみをシリンダ
Gによって前・後進させるようにした構造の支持装置A
(特公昭51−18842号)や、ねじ機構によって他
方のセンターカラーDを前・後進させるようにした構造
の支持装置(実開昭47−17703号)が夫々開発さ
れている。
【0006】前記図6の如き支持装置Aは、構造が比較
的簡素化されると共に必要とするシリンダGの数が半数
となり、設備費や制御操作等の点で極めて有利となる。
的簡素化されると共に必要とするシリンダGの数が半数
となり、設備費や制御操作等の点で極めて有利となる。
【0007】しかし、一方のセンターカラーDのみしか
後退させることができないため、芯材Eの自重脱荷に際
して、スライドするセンターカラーDの方の芯材の端部
は確実にセンターカラーから引き離されるが、固定され
たセンターカラーDの方の芯材の端部がセンターカラー
Dから円滑に解離しないと云うトラブルがしばしば発生
する。そうすると、巻取紙芯材Eが固定されたセンター
カラーDから傾斜姿勢で垂下したような状態となり、芯
材Eの脱荷を人手で行わねばならなくなり、様々な支障
を生ずることになる。
後退させることができないため、芯材Eの自重脱荷に際
して、スライドするセンターカラーDの方の芯材の端部
は確実にセンターカラーから引き離されるが、固定され
たセンターカラーDの方の芯材の端部がセンターカラー
Dから円滑に解離しないと云うトラブルがしばしば発生
する。そうすると、巻取紙芯材Eが固定されたセンター
カラーDから傾斜姿勢で垂下したような状態となり、芯
材Eの脱荷を人手で行わねばならなくなり、様々な支障
を生ずることになる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従前の一対
の巻取紙支持部の何れか一方のみにセンターカラーの移
動用シリンダを設けた形式の巻取紙の回転支持装置に於
ける上述の如き問題、即ちシリンダの無い方のセンタ
ーカラーから芯材が円滑に解離せず、センターカラーか
ら芯材が垂下した状態となって芯材の自重による脱荷に
屡々トラブルが生じると云う問題を解決せんとするもの
であり、支持装置の製造コストや保守管理費の高騰を招
くことなく、しかも円滑且つ確実に巻取紙芯材を自重で
脱荷できるようにした巻取紙の回転支持装置を提供する
ものである。
の巻取紙支持部の何れか一方のみにセンターカラーの移
動用シリンダを設けた形式の巻取紙の回転支持装置に於
ける上述の如き問題、即ちシリンダの無い方のセンタ
ーカラーから芯材が円滑に解離せず、センターカラーか
ら芯材が垂下した状態となって芯材の自重による脱荷に
屡々トラブルが生じると云う問題を解決せんとするもの
であり、支持装置の製造コストや保守管理費の高騰を招
くことなく、しかも円滑且つ確実に巻取紙芯材を自重で
脱荷できるようにした巻取紙の回転支持装置を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】一方の支持杆3に前後方
向へ進退自在で且つ回転自在なセンターカラー10を有
するスライド支持部5を、また他方の支持杆4に回転自
在なセンターカラー17を有する固定支持部6を夫々備
え、前記両センターカラー10,17の先端部を巻取紙
7の筒状芯材7a内へ両側から挿入係合させることによ
り、巻取紙7を回転自在に支持する巻取紙の回転支持装
置1に於いて、前記固定支持部6を支持杆4の先端部に
固着され、その壁体に少なくとも1個の軸芯方向のガイ
ド孔17aを穿設した筒状の支持体16と;先端部を突
出せしめた状態で筒状支持体16の内方へ回転自在に挿
着支持したセンターカラー17と;前記支持体16のガ
イド孔17a内へ摺動自在に挿入され、その先端面をセ
ンターカラー17に支持した巻取紙7の芯材7aの先端
面へ接当せしめた芯材押出し体18と;ガイド孔17a
の内部に収納され、芯材押出し体18を巻取紙7側へ押
圧するスプリング19とを考案の基本構成とするもので
ある。
向へ進退自在で且つ回転自在なセンターカラー10を有
するスライド支持部5を、また他方の支持杆4に回転自
在なセンターカラー17を有する固定支持部6を夫々備
え、前記両センターカラー10,17の先端部を巻取紙
7の筒状芯材7a内へ両側から挿入係合させることによ
り、巻取紙7を回転自在に支持する巻取紙の回転支持装
置1に於いて、前記固定支持部6を支持杆4の先端部に
固着され、その壁体に少なくとも1個の軸芯方向のガイ
ド孔17aを穿設した筒状の支持体16と;先端部を突
出せしめた状態で筒状支持体16の内方へ回転自在に挿
着支持したセンターカラー17と;前記支持体16のガ
イド孔17a内へ摺動自在に挿入され、その先端面をセ
ンターカラー17に支持した巻取紙7の芯材7aの先端
面へ接当せしめた芯材押出し体18と;ガイド孔17a
の内部に収納され、芯材押出し体18を巻取紙7側へ押
圧するスプリング19とを考案の基本構成とするもので
ある。
【0010】
【作用】スライド支持部5側のシリンダ12によりその
センターカラー10が引き戻されると、巻取紙芯材7a
の先端面を介して固定支持部6側のセンターカラー17
に加わる押圧力で喪失される。そうすると、固定支持部
6側の芯材押出し体18がスプリング19の弾性力によ
って前方へ押し出され、芯材7aの先端面を解離方向へ
押圧する。これにより、芯材7aは極めて円滑に両セン
ターカラー10,17から解離し、自重落下することに
なる。
センターカラー10が引き戻されると、巻取紙芯材7a
の先端面を介して固定支持部6側のセンターカラー17
に加わる押圧力で喪失される。そうすると、固定支持部
6側の芯材押出し体18がスプリング19の弾性力によ
って前方へ押し出され、芯材7aの先端面を解離方向へ
押圧する。これにより、芯材7aは極めて円滑に両セン
ターカラー10,17から解離し、自重落下することに
なる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図1は、本考案に係る巻取紙の回転支持装置1の
要部を示す平面図であり、図2は、シリンダを設けた側
のスライド支持部の断面概要図、図3はシリンダの無い
側の固定支持部の断面概要図である。
する。図1は、本考案に係る巻取紙の回転支持装置1の
要部を示す平面図であり、図2は、シリンダを設けた側
のスライド支持部の断面概要図、図3はシリンダの無い
側の固定支持部の断面概要図である。
【0012】図1を参照して、本考案の巻取紙の回転支
持装置1は一対の支持架台2と、支持架台2に回動自在
に軸支した一対の三又状の支持体3と、一方の支持体3
の支持杆4の先端部に設けたシリンダ付のスライド支持
部5と、他方の支持体3の支持杆4の先端部に設けた固
定支持部6とから形成されており、両側の支持部5,6
間に巻取紙7が回転自在に支持される。
持装置1は一対の支持架台2と、支持架台2に回動自在
に軸支した一対の三又状の支持体3と、一方の支持体3
の支持杆4の先端部に設けたシリンダ付のスライド支持
部5と、他方の支持体3の支持杆4の先端部に設けた固
定支持部6とから形成されており、両側の支持部5,6
間に巻取紙7が回転自在に支持される。
【0013】前記シリンダ付きのスライド支持部5は、
図2に示す如く支持杆4の先端部に固着した円筒状のガ
イド体8と、ガイド体8の内方へ摺動自在に挿着した筒
状の摺動体9と、摺動体9の内方へ回転自在に挿着した
裁頭円錐形のセンターカラー10と、センターカラー1
0を摺動体9との間で回転自在に支持するベアリング1
1と、センターカラー10を回転自在に支持する摺動体
9を前後進させるシリンダ12等から形成されている。
図2に示す如く支持杆4の先端部に固着した円筒状のガ
イド体8と、ガイド体8の内方へ摺動自在に挿着した筒
状の摺動体9と、摺動体9の内方へ回転自在に挿着した
裁頭円錐形のセンターカラー10と、センターカラー1
0を摺動体9との間で回転自在に支持するベアリング1
1と、センターカラー10を回転自在に支持する摺動体
9を前後進させるシリンダ12等から形成されている。
【0014】即ち、前記センターカラー10の後方部
(図2の右側)には窪部10aが形成されており、その
内部にベアリング11及びベアリング支軸11aが挿着
されている。また、前記摺動体9の内周面とセンターカ
ラー10の外周面は摺動面になっている。その結果、シ
リンダ12が作動され、図2の状態からシリンダロッド
12aが前方(巻取紙7側)へ突出されると、摺動体9
が前方へ押し出され、センターカラー10の先端が点線
の位置まで前進し、巻取紙7のパイプ状芯材7a内へ侵
入係合する。
(図2の右側)には窪部10aが形成されており、その
内部にベアリング11及びベアリング支軸11aが挿着
されている。また、前記摺動体9の内周面とセンターカ
ラー10の外周面は摺動面になっている。その結果、シ
リンダ12が作動され、図2の状態からシリンダロッド
12aが前方(巻取紙7側)へ突出されると、摺動体9
が前方へ押し出され、センターカラー10の先端が点線
の位置まで前進し、巻取紙7のパイプ状芯材7a内へ侵
入係合する。
【0015】巻取紙7が回転すると、センターカラー1
0はその外周面が摺動体9と摺接しつつ、またその後方
部がベアリング11により支持された状態で、回転をす
る。
0はその外周面が摺動体9と摺接しつつ、またその後方
部がベアリング11により支持された状態で、回転をす
る。
【0016】尚、図2に於いて13,14は止め金具、
15は係止用シリンダであり、センターカラー10の先
端が点線位置(巻取紙の支持位置)まで前進すると、抜
け止め用シリンダ15のピストンロッド15aが摺動体
9の内方へ突出される。これにより、センターカラー1
0の後退が係止されることになり、巻取紙7の支持中に
於けるセンターカラー10の抜け止めが図られている。
また、当該支持部5の機構は、センターカラー10を回
動自在に且つ前後進自在に具備するものであれば、如何
なる形式のものであってもよい。
15は係止用シリンダであり、センターカラー10の先
端が点線位置(巻取紙の支持位置)まで前進すると、抜
け止め用シリンダ15のピストンロッド15aが摺動体
9の内方へ突出される。これにより、センターカラー1
0の後退が係止されることになり、巻取紙7の支持中に
於けるセンターカラー10の抜け止めが図られている。
また、当該支持部5の機構は、センターカラー10を回
動自在に且つ前後進自在に具備するものであれば、如何
なる形式のものであってもよい。
【0017】一方、前記固定支持部6は図3に示す如
く、支持杆4の先端部に固定した厚肉の筒状支持体16
と、筒状支持体16の内方へ回動自在に挿着した裁頭円
錐形のセンターカラー17と、支持体16の前方端面よ
り壁体に形成したガイド孔17a内へ摺動自在に挿着し
た芯材押出し体18と、ガイド孔17a内へ挿入されて
芯材押出し体18を前方へ付勢するスプリング19と、
スプリングの弾力を調整する調整ねじ20等により形成
されている。
く、支持杆4の先端部に固定した厚肉の筒状支持体16
と、筒状支持体16の内方へ回動自在に挿着した裁頭円
錐形のセンターカラー17と、支持体16の前方端面よ
り壁体に形成したガイド孔17a内へ摺動自在に挿着し
た芯材押出し体18と、ガイド孔17a内へ挿入されて
芯材押出し体18を前方へ付勢するスプリング19と、
スプリングの弾力を調整する調整ねじ20等により形成
されている。
【0018】即ち、前記センターカラー17は支持体1
6内へ回動自在に支持されており、センターカラー17
の後方部の外周面が支持体16の内周面へ摺接しつつ回
動する。また、前記芯材押出し体18は、センターカラ
ー17の先端部外周面と摺接しつつ、前後方向へ移動自
在に、ガイド孔17a内へ挿着されている。更に、本実
施例ではガイド孔17aを180°間隔で軸芯方向に3
本設けるようにしているが、当該カイド孔17aは1本
であってもよい。
6内へ回動自在に支持されており、センターカラー17
の後方部の外周面が支持体16の内周面へ摺接しつつ回
動する。また、前記芯材押出し体18は、センターカラ
ー17の先端部外周面と摺接しつつ、前後方向へ移動自
在に、ガイド孔17a内へ挿着されている。更に、本実
施例ではガイド孔17aを180°間隔で軸芯方向に3
本設けるようにしているが、当該カイド孔17aは1本
であってもよい。
【0019】而して、巻取紙7の支持に際して、スライ
ド支持部5側のシリンダ12が作動されると、固定支持
部6側の巻取紙7の芯材7aは、固定支持部6側のセン
ターカラー17の外周面に沿って図3の点線位置から約
20mm程度左方向へ移動し、センターカラー17の先
端部が約20mmほど芯材17aの内方へ侵入する。こ
れにより、センターカラー10の外周面に沿って配設さ
れた芯材押出し体18は、スプリング19の弾力に抗し
てガイド孔17aの内方へ押し込まれた状態となる。
ド支持部5側のシリンダ12が作動されると、固定支持
部6側の巻取紙7の芯材7aは、固定支持部6側のセン
ターカラー17の外周面に沿って図3の点線位置から約
20mm程度左方向へ移動し、センターカラー17の先
端部が約20mmほど芯材17aの内方へ侵入する。こ
れにより、センターカラー10の外周面に沿って配設さ
れた芯材押出し体18は、スプリング19の弾力に抗し
てガイド孔17aの内方へ押し込まれた状態となる。
【0020】両支持部5,6のセンターカラー10,1
7により支持された巻取紙7は、回動しつつ紙を順次印
刷機側へ繰り出す。また、所定量の紙の繰り出しが終る
と、両センターカラー10,17から芯材7aが取り外
され、新たな巻取紙7が挿着支持される。
7により支持された巻取紙7は、回動しつつ紙を順次印
刷機側へ繰り出す。また、所定量の紙の繰り出しが終る
と、両センターカラー10,17から芯材7aが取り外
され、新たな巻取紙7が挿着支持される。
【0021】芯材17aの取外しに際しては、先ず搬送
車等を回転支持装置1の下方へ位置せしめ、その後スラ
イド回転支持部5のシリンダ12を作動させ、摺動体9
を後退させる。これにより、センターカラー10を介し
て芯材17aにかかる内側方向(左側方向)への押圧力
が喪失する。
車等を回転支持装置1の下方へ位置せしめ、その後スラ
イド回転支持部5のシリンダ12を作動させ、摺動体9
を後退させる。これにより、センターカラー10を介し
て芯材17aにかかる内側方向(左側方向)への押圧力
が喪失する。
【0022】その結果、芯材17aの左側先端面を介し
て固定支持部6の芯材押出し体18にかかっていた押圧
力が無くなり、逆に、スプリング19の弾性力により、
芯材押出し体18を介して芯材7aが脱荷方向(左側方
向)へ押し出され、センターカラー17から芯材7aの
端部が容易に外れることになる。
て固定支持部6の芯材押出し体18にかかっていた押圧
力が無くなり、逆に、スプリング19の弾性力により、
芯材押出し体18を介して芯材7aが脱荷方向(左側方
向)へ押し出され、センターカラー17から芯材7aの
端部が容易に外れることになる。
【0023】尚、図3に於いて、18aは芯材押出し体
18の外周面に形成された係合段部であり、当該段部1
8aが、支持体16の内側端部内周面に形成された段部
16aへ接当することにより、芯材押出し体18の抜け
止めが行われている。
18の外周面に形成された係合段部であり、当該段部1
8aが、支持体16の内側端部内周面に形成された段部
16aへ接当することにより、芯材押出し体18の抜け
止めが行われている。
【考案の効果】本考案に於いては、スライド支持部5と
対向する側の固定支持部6の支持体16に、巻取紙芯材
7aの軸芯に平行なガイド孔17aを穿設し、当該ガイ
ド孔17a内へ芯材押出し体18を摺動自在に挿着して
その先端部をセンターカラー17により支持した巻取紙
芯材7aの端面へ接当させると共に、スプリング19の
弾性力により芯材押出し体18を巻取紙芯材7a側へ押
圧する構成としている。その結果、スライド支持部5側
のシリンダ12の作動によって巻取紙芯材7aに加わる
固定支持部6側への押圧力が喪失されると、芯材押出し
体18がスプリング19の弾性力によって巻取紙7側へ
突出し、芯材7aがセンターカラー17から解離する方
向へ押し出されることになり、芯材7aは極めて円滑に
自重落下することになる。また、本考案では、固定支持
部6側に芯材押出し体18を設けるだけで、シリンダ1
2の数は全く増えないため、支持装置の構造や操作が複
雑化することは全く無く、優れた実用的効用を奏するも
のである。
対向する側の固定支持部6の支持体16に、巻取紙芯材
7aの軸芯に平行なガイド孔17aを穿設し、当該ガイ
ド孔17a内へ芯材押出し体18を摺動自在に挿着して
その先端部をセンターカラー17により支持した巻取紙
芯材7aの端面へ接当させると共に、スプリング19の
弾性力により芯材押出し体18を巻取紙芯材7a側へ押
圧する構成としている。その結果、スライド支持部5側
のシリンダ12の作動によって巻取紙芯材7aに加わる
固定支持部6側への押圧力が喪失されると、芯材押出し
体18がスプリング19の弾性力によって巻取紙7側へ
突出し、芯材7aがセンターカラー17から解離する方
向へ押し出されることになり、芯材7aは極めて円滑に
自重落下することになる。また、本考案では、固定支持
部6側に芯材押出し体18を設けるだけで、シリンダ1
2の数は全く増えないため、支持装置の構造や操作が複
雑化することは全く無く、優れた実用的効用を奏するも
のである。
【図1】本考案に係る巻取紙の回転支持装置の要部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】スライド支持部の断面概要図である。
【図3】固定支持部の断面概要図である。
【図4】従前の両側支持部にシリンダを設けた巻取紙支
持装置の側面図である。
持装置の側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】従前の片側支持部にシリンダを設けた巻取紙支
持装置のスライド支持部の断面概要図である。
持装置のスライド支持部の断面概要図である。
1は巻取紙の回転支持装置、2は支持架台、3は支持
体、4は支持杆、5はスライド支持部、6は固定支持
部、7は巻取紙、7aは芯材、8は円筒状ガイド体、9
は摺動体、10はセンターカラー、10aは窪部、11
はベアリング、11aはベアリング支軸、12はシリン
ダ、12aはシリンダロッド、13,14は止め金具、
15は抜止め用シリンダ、15aはピストンロッド、1
6は支持体、16aは段部、17はセンターカラー、1
7aはガイド孔、18は芯材押出し体、18aは係合段
部、19はスプリング、20はスプリング調整ねじ。
体、4は支持杆、5はスライド支持部、6は固定支持
部、7は巻取紙、7aは芯材、8は円筒状ガイド体、9
は摺動体、10はセンターカラー、10aは窪部、11
はベアリング、11aはベアリング支軸、12はシリン
ダ、12aはシリンダロッド、13,14は止め金具、
15は抜止め用シリンダ、15aはピストンロッド、1
6は支持体、16aは段部、17はセンターカラー、1
7aはガイド孔、18は芯材押出し体、18aは係合段
部、19はスプリング、20はスプリング調整ねじ。
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の支持杆(4)に前後方向へ進退自
在で且つ回転自在な裁頭円錐状の先端部を備えたセンタ
ーカラー(10)を有するスライド支持部(5)を、ま
た他方の支持杆(4)に回転自在な裁頭円錐状の先端部
を備えたセンターカラー(17)を有する固定支持部
(6)を夫々備え、前記スライド支持部(5)のセンタ
ーカラー(10)を前方へ突出させることにより、両セ
ンターカラー(10),(17)の裁頭円錐形の先端部
を巻取紙(7)の筒状芯材(7a)内へ両側から挿入係
合させ、両センターカラー(10),(17)により巻
取紙(7)を回転自在に支持する構成とした巻取紙の回
転支持装置(1)に於いて、前記固定支持部(6)を、
支持杆(4)の先端部に固着され、その壁体に少なくと
も1個の軸芯方向のガイド孔(17a)を穿設した厚肉
の筒状の支持体(16)と;裁頭円錐形の先端部を外方
へ突出せしめた状態で筒状支持体(16)の内方へ、前
後方向への移動を規制した状態で回転自在に挿着支持し
たセンターカラー(17)と;前記支持体(16)のガ
イド孔(17a)内へ前方への抜け止めをした状態で前
後方向へ摺動自在に挿入され、その先端面をセンターカ
ラー(17)に支持した巻取紙(7)の芯材(7a)の
先端面へ接当せしめた芯材押出し体(18)と;ガイド
孔(17a)の内部に収納され、芯材押出し体(18)
をセンターカラー(17)に支持した巻取紙(7)側へ
押圧するスプリング(19)とから形成した巻取紙の回
転支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060988U JP2589694Y2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 巻取紙の回転支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060988U JP2589694Y2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 巻取紙の回転支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730245U JPH0730245U (ja) | 1995-06-06 |
JP2589694Y2 true JP2589694Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13158332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993060988U Expired - Fee Related JP2589694Y2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 巻取紙の回転支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589694Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2524221Y2 (ja) * | 1991-02-28 | 1997-01-29 | 共立精機株式会社 | 巻取り紙筒状芯管のチャック装置 |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP1993060988U patent/JP2589694Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730245U (ja) | 1995-06-06 |
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