JP2589353B2 - 渦巻電極用原反極板の製造方法 - Google Patents
渦巻電極用原反極板の製造方法Info
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- JP2589353B2 JP2589353B2 JP63249150A JP24915088A JP2589353B2 JP 2589353 B2 JP2589353 B2 JP 2589353B2 JP 63249150 A JP63249150 A JP 63249150A JP 24915088 A JP24915088 A JP 24915088A JP 2589353 B2 JP2589353 B2 JP 2589353B2
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- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は円筒形非水電解液電池の正極である渦巻電極
の原反極板の製造方法に関し、更に詳しくは、集電棒を
溶接させる導電基材が容易かつ完全に露出せしめられた
原反極板の製造方法に関する。
の原反極板の製造方法に関し、更に詳しくは、集電棒を
溶接させる導電基材が容易かつ完全に露出せしめられた
原反極板の製造方法に関する。
（従来の技術） 円筒形非水電解液電池の正極である渦巻電極は、一般
に次のようにして製造されている。まず、ラスメタル、
パンチドメタル、金網のような格子板形状の導電基材を
用意する。ついでこの導電基材の両面に、活物質と導電
材と決着材とを混練させたペーストを塗布し、これを乾
燥して活物質層を形成して原反極板にする。
に次のようにして製造されている。まず、ラスメタル、
パンチドメタル、金網のような格子板形状の導電基材を
用意する。ついでこの導電基材の両面に、活物質と導電
材と決着材とを混練させたペーストを塗布し、これを乾
燥して活物質層を形成して原反極板にする。
得られた原反極板の一端部の活物質層を除去して、そ
の部分の導電基材を露出せしめたのち、その原反極板か
ら所定形状の正極板を打抜き加工し、それぞれの正極板
の端部に位置する導電基材に集電棒を例えばスポット溶
接して取付ける。
の部分の導電基材を露出せしめたのち、その原反極板か
ら所定形状の正極板を打抜き加工し、それぞれの正極板
の端部に位置する導電基材に集電棒を例えばスポット溶
接して取付ける。
このとき、原反極板の一端部から活物質層を除去して
導電基材を露出させる方法としては次のような方法が知
られている。
導電基材を露出させる方法としては次のような方法が知
られている。
その１つは、例えばナイロンブラシやスチールワイヤ
ブラシのようなブラシを用いて作業者が手作業でもしく
はモータなどの駆動源と連結して機械的に除去するブラ
シ除去方法であり、その２つは、除去すべき活物質層の
部分に高圧空気を吹き当てて除去する方法である。
ブラシのようなブラシを用いて作業者が手作業でもしく
はモータなどの駆動源と連結して機械的に除去するブラ
シ除去方法であり、その２つは、除去すべき活物質層の
部分に高圧空気を吹き当てて除去する方法である。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、前者の方法の場合の機械的なブラシ除
去ではブラシが短時間で摩耗してしまい、また手作業の
場合あまり効果的とはいえず、また後者の方法の場合、
導電基材の網目中に活物質が強く結着しているとそれを
完全に剥離除去することが困難で剥離不良を招くという
問題がある。
去ではブラシが短時間で摩耗してしまい、また手作業の
場合あまり効果的とはいえず、また後者の方法の場合、
導電基材の網目中に活物質が強く結着しているとそれを
完全に剥離除去することが困難で剥離不良を招くという
問題がある。
このようなことから、最近では、超音波振動を利用し
て端部の活物質層を容易かつ迅速に剥離除去して原反極
板を製造する方法と装置が提案されている（特開昭58−
51467号広報参照）。
て端部の活物質層を容易かつ迅速に剥離除去して原反極
板を製造する方法と装置が提案されている（特開昭58−
51467号広報参照）。
しかしながら、ここで開示されている装置はその付帯
設備も含めると大規模なものとなり、したがって、原反
極板の生産コスト、装置のランニングコストを引きあげ
るため必ずしも工業的なものとはいえない。
設備も含めると大規模なものとなり、したがって、原反
極板の生産コスト、装置のランニングコストを引きあげ
るため必ずしも工業的なものとはいえない。
本発明は、上記したような問題を解消して、簡単な設
備で活物質層を簡単かつ確実に剥離除去して集電棒溶接
用の導電基材部分を露出せしめることができる方法の提
供を目的とする。
備で活物質層を簡単かつ確実に剥離除去して集電棒溶接
用の導電基材部分を露出せしめることができる方法の提
供を目的とする。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の渦巻電極用原反極板の製造方法は、導電基材
とその表裏面に担持された活物質層とから成る渦巻電極
用原反極板の一端部に存在する活物質層を剥離除去して
導電基材を露出せしめる方法において、該原反極板を移
送しながら、該活物質層の上・下両方向から刃状体を当
接して剥離除去すべき活物質層部分を導電基材から剥脱
せしめ、同時に剥脱した活物質層部分を吸引除去するこ
とを特徴とする。
とその表裏面に担持された活物質層とから成る渦巻電極
用原反極板の一端部に存在する活物質層を剥離除去して
導電基材を露出せしめる方法において、該原反極板を移
送しながら、該活物質層の上・下両方向から刃状体を当
接して剥離除去すべき活物質層部分を導電基材から剥脱
せしめ、同時に剥脱した活物質層部分を吸引除去するこ
とを特徴とする。
本発明方法を図面に基づいて詳細に説明する。図はい
ずれも原反極板の一端部の活物質層を剥離除去している
状態を示す図で、第１図は上方から見た図、第２図は側
方から見た図、そして第３図は原反極板の移送方向から
見た図である。
ずれも原反極板の一端部の活物質層を剥離除去している
状態を示す図で、第１図は上方から見た図、第２図は側
方から見た図、そして第３図は原反極板の移送方向から
見た図である。
図において、１は原反極板で、網状の導電基材1aとそ
の上面及び下面に所定の厚みで添着されている活物質層
1b,1cとから成っている。この原反極板１は例えばベル
トコンベア（図示しない）上を矢線ｐ方向に移送されて
いる。
の上面及び下面に所定の厚みで添着されている活物質層
1b,1cとから成っている。この原反極板１は例えばベル
トコンベア（図示しない）上を矢線ｐ方向に移送されて
いる。
２は吸引口2aを有する吸引具で図示しない真空吸引装
置に接続している。吸引口2aの下部には受け部2bが舌出
しておりこの上を原反極板１の一端部が滑動していく。
置に接続している。吸引口2aの下部には受け部2bが舌出
しておりこの上を原反極板１の一端部が滑動していく。
3a,3bはいずれも刃状体であって、原反極板１の剥離
除去すべき活物質層の位置の部分において、その上下方
向から導電基材に到る深さにまで喰い込ませてある。
除去すべき活物質層の位置の部分において、その上下方
向から導電基材に到る深さにまで喰い込ませてある。
図では刃状体を板状刃として例示したが、刃状体はこ
れに限定されるものではなく、例えばロール刃のような
ものであってもよい。
れに限定されるものではなく、例えばロール刃のような
ものであってもよい。
刃状体3a,3bを図のようにセットし、原反極板１を矢
線ｐ方向に移送すると、導電基材1aの上下面に添着して
いる活物質層1b,1cは刃状体3a,3bのそれぞれによってそ
れら刃状体の位置で移送方向に切断され、導電基材1aか
ら剥離するかまたは剥離とまではいかなくとも遊離し浮
きあがった状態となる。そして、このような状態になっ
た活物質層の部分は、吸引具２によって吸引されて導電
基材1aから連続的に除去される。
線ｐ方向に移送すると、導電基材1aの上下面に添着して
いる活物質層1b,1cは刃状体3a,3bのそれぞれによってそ
れら刃状体の位置で移送方向に切断され、導電基材1aか
ら剥離するかまたは剥離とまではいかなくとも遊離し浮
きあがった状態となる。そして、このような状態になっ
た活物質層の部分は、吸引具２によって吸引されて導電
基材1aから連続的に除去される。
本発明の方法において、刃状体の活物質層への喰い込
む深さ、切除された活物質層部分に作用させる吸引力等
は、用いた導電基材の格子板形状、添着した活物質層の
厚み、硬さなどによって適宜に選定される。
む深さ、切除された活物質層部分に作用させる吸引力等
は、用いた導電基材の格子板形状、添着した活物質層の
厚み、硬さなどによって適宜に選定される。
このようにして得られた原反極板を所定の形状に打抜
き加工して渦巻電極用の電極板が得られる。
き加工して渦巻電極用の電極板が得られる。
［発明の効果］ 以上の説明で明らかなように、本発明方法は、極めて
簡単な装置、すなわち、刃状体、吸引具を組合わせるこ
とにより、一端部の活物質層を完全に剥離除去してその
部分の導電基材が完全に露出した原反極板を製造するこ
とができるので、その工業的価値は大である。
簡単な装置、すなわち、刃状体、吸引具を組合わせるこ
とにより、一端部の活物質層を完全に剥離除去してその
部分の導電基材が完全に露出した原反極板を製造するこ
とができるので、その工業的価値は大である。
図はいずれも原反極板の一端部の活物質層を剥離除去し
ている状態を示す図で、第１図は上方から見た図、第２
図は側方から見た図、そして第３図は原反極板の移送方
向から見た図である。 １……原反極板、1a……導電基材 1b,1c……活物質層、２……吸引具 3a……吸引口、3a,3b……刃状体
ている状態を示す図で、第１図は上方から見た図、第２
図は側方から見た図、そして第３図は原反極板の移送方
向から見た図である。 １……原反極板、1a……導電基材 1b,1c……活物質層、２……吸引具 3a……吸引口、3a,3b……刃状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小知和 謙一 東京都品川区南品川３丁目４番10号 東 芝電池株式会社内 (56)参考文献 特公 昭62−24906（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭56−37665（ＪＰ，Ｂ１)
Claims (1)
- 【請求項１】導電基材とその表裏面に添着された活物質
層とから成る渦巻電極用原反極板の一端部に存在する活
物質層を剥離除去して導電基材を露出せしめる方法にお
いて、該原反極板を移送しながら、該活物質層の上・下
両方向から刃状体を当接して剥離除去すべき活物質層部
分を導電基材から剥脱せしめ、同時に剥脱した活物質層
部分を吸引除去することを特徴とする渦巻電極用原反極
板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63249150A JP2589353B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 渦巻電極用原反極板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63249150A JP2589353B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 渦巻電極用原反極板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0298040A JPH0298040A (ja) | 1990-04-10 |
| JP2589353B2 true JP2589353B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=17188654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63249150A Expired - Lifetime JP2589353B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 渦巻電極用原反極板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2589353B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5657522A (en) * | 1996-05-14 | 1997-08-19 | Duracell Inc. | Coiled electrode assemblies and methods of producing same |
| CA2207801C (en) | 1996-06-19 | 2004-03-30 | Hideki Kaido | Nonaqueous electrolyte battery |
| ZA986942B (en) * | 1997-08-08 | 1999-02-08 | Duracell Inc | Reinforced coiled electrode assemblies and methods of producing same |
| WO2001015250A1 (en) * | 1999-08-20 | 2001-03-01 | Moltech Power Systems, Inc. | Electrode edge cleaning |
| CN112038558B (zh) * | 2020-07-23 | 2022-11-18 | 惠州锂威新能源科技有限公司 | 一种极片涂层刮除系统及极片涂层刮除方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5637665A (en) * | 1979-09-05 | 1981-04-11 | Nec Corp | Semiconductor device |
| JPS6224906A (ja) * | 1985-07-20 | 1987-02-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 多層印刷配線板の孔穿設位置検出法 |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP63249150A patent/JP2589353B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0298040A (ja) | 1990-04-10 |
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