JP2589167Y2 - 折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造 - Google Patents
折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造Info
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- JP2589167Y2 JP2589167Y2 JP1993033589U JP3358993U JP2589167Y2 JP 2589167 Y2 JP2589167 Y2 JP 2589167Y2 JP 1993033589 U JP1993033589 U JP 1993033589U JP 3358993 U JP3358993 U JP 3358993U JP 2589167 Y2 JP2589167 Y2 JP 2589167Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、折り畳みコンテナーに
おける側壁の係止構造に関し、より詳細には折り畳み可
能な側壁と底壁を連結するヒンジ部における側壁の係止
構造に関するものである。
おける側壁の係止構造に関し、より詳細には折り畳み可
能な側壁と底壁を連結するヒンジ部における側壁の係止
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】折り畳みコンテナーの概要を示す図1の
斜視図において、コンテナー1は、上部に位置する四辺
形のフレーム2と下部に位置する四辺形の底壁3とを備
えており、フレーム2の短辺側には第一の対向側壁(あ
おり板)4が設けられ、あおり板4は、その上端でフレ
ーム2に対して取付軸5によって回動しうるように取付
けられている。6は第二の対向側壁(側板)でフレーム
2の長辺側に設けられ、中央で連結された上下二枚の板
状部分から成り、上側の板状部分(上部側板)7と下側
の板状部分(下部側板)8とがヒンジのような連結部9
を介してコンテナー内方へ折れ曲がり可能に連結されて
いる。
斜視図において、コンテナー1は、上部に位置する四辺
形のフレーム2と下部に位置する四辺形の底壁3とを備
えており、フレーム2の短辺側には第一の対向側壁(あ
おり板)4が設けられ、あおり板4は、その上端でフレ
ーム2に対して取付軸5によって回動しうるように取付
けられている。6は第二の対向側壁(側板)でフレーム
2の長辺側に設けられ、中央で連結された上下二枚の板
状部分から成り、上側の板状部分(上部側板)7と下側
の板状部分(下部側板)8とがヒンジのような連結部9
を介してコンテナー内方へ折れ曲がり可能に連結されて
いる。
【0003】上部側板7は、その上端でフレーム2に対
して取付軸10によってフレーム2に回動し得るよう
に、又下部側板8は取付軸11によって底壁3に回動し
得るように取付けられている。また図示省略するが、あ
おり板4の下端が底壁3の短辺またヒンジ部側に近接し
た位置で係合し係止し得るように、両者間に係合機構が
設けられている。更にあおり板4の側部には係合用フッ
クが設けられ、側板6の内面側にはこのフックと係合す
る係合止めが設けられている。またフレーム2の短辺側
には把持用切欠き12が設けられ、あおり板4はこの切
欠きに対応して孔13が設けられている。
して取付軸10によってフレーム2に回動し得るよう
に、又下部側板8は取付軸11によって底壁3に回動し
得るように取付けられている。また図示省略するが、あ
おり板4の下端が底壁3の短辺またヒンジ部側に近接し
た位置で係合し係止し得るように、両者間に係合機構が
設けられている。更にあおり板4の側部には係合用フッ
クが設けられ、側板6の内面側にはこのフックと係合す
る係合止めが設けられている。またフレーム2の短辺側
には把持用切欠き12が設けられ、あおり板4はこの切
欠きに対応して孔13が設けられている。
【0004】コンテナーを組立てるときは、側板6を連
結部9にて伸ばし上部側板7及び下部側板8を一平面状
にした後に、あおり板4を立てれば、コンテナー1は組
立てられ、逆にこのあおり板4をフレーム2の内側に倒
し上方にはね上げ、側板6をその連結部9にて内側に折
れば、図2に示すようにコンテナーはコンパクトに折り
畳んだ状態になる。
結部9にて伸ばし上部側板7及び下部側板8を一平面状
にした後に、あおり板4を立てれば、コンテナー1は組
立てられ、逆にこのあおり板4をフレーム2の内側に倒
し上方にはね上げ、側板6をその連結部9にて内側に折
れば、図2に示すようにコンテナーはコンパクトに折り
畳んだ状態になる。
【0005】従来のコンテナーにおいては、側板6の下
部側板8は、その下縁部の両端部において底壁3のあお
り板4側の外壁3Aに取付軸11を介して回動自在に取
付けられているが、その間の下縁部と底壁周縁部が連結
するヒンジ部では該下縁部に設けられた回動軸11Aを
保持するために、図3に示すように側板6側(下部側板
8側)の底壁の外壁3Aの上部内側に内方に突出す軸承
用爪部14を設けて該回動軸11Aを上側乃至内側上方
から回転可能に保持するか、図4に示すように側板6側
の底壁周縁部3Bの内縁から立上る軸承用爪部15を設
けて下部側板8の回動軸11Aを内側乃至外側上方から
回転可能に保持する方式がとられていた。或いは、ヒン
ジ部については、中央に金属製軸ピンを入れる方式がと
られていた。
部側板8は、その下縁部の両端部において底壁3のあお
り板4側の外壁3Aに取付軸11を介して回動自在に取
付けられているが、その間の下縁部と底壁周縁部が連結
するヒンジ部では該下縁部に設けられた回動軸11Aを
保持するために、図3に示すように側板6側(下部側板
8側)の底壁の外壁3Aの上部内側に内方に突出す軸承
用爪部14を設けて該回動軸11Aを上側乃至内側上方
から回転可能に保持するか、図4に示すように側板6側
の底壁周縁部3Bの内縁から立上る軸承用爪部15を設
けて下部側板8の回動軸11Aを内側乃至外側上方から
回転可能に保持する方式がとられていた。或いは、ヒン
ジ部については、中央に金属製軸ピンを入れる方式がと
られていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ヒンジ
部において、図3に示すように軸受用爪部14を設けた
場合には、次のような問題がある。軸承用爪部14は外
壁3Aの上部からほぼ水平に内方へ突出しその先が回動
軸11Aの軸周に沿って下向きに彎曲し回動軸11Aを
上側乃至内側上方から保持できるように設けられてい
る。その先端は下部側板8の底壁3への組付け作業を可
能にするため、図のように回動軸11Aの軸心よりもや
や上にあるようにしている。そのため、コンテナーを組
立てた状態で、側板6に特にその下部側板8に、外側方
から大きな押圧力がかかると、プラスチックの弾性によ
り軸承用爪部14が反り上り軸承用爪部14から回動軸
11Aが内側にはずれるという問題がある。
部において、図3に示すように軸受用爪部14を設けた
場合には、次のような問題がある。軸承用爪部14は外
壁3Aの上部からほぼ水平に内方へ突出しその先が回動
軸11Aの軸周に沿って下向きに彎曲し回動軸11Aを
上側乃至内側上方から保持できるように設けられてい
る。その先端は下部側板8の底壁3への組付け作業を可
能にするため、図のように回動軸11Aの軸心よりもや
や上にあるようにしている。そのため、コンテナーを組
立てた状態で、側板6に特にその下部側板8に、外側方
から大きな押圧力がかかると、プラスチックの弾性によ
り軸承用爪部14が反り上り軸承用爪部14から回動軸
11Aが内側にはずれるという問題がある。
【0007】また図4に示すように軸承用爪部15を設
けた場合には、次のような問題がある。軸承用爪部15
は、底壁周縁部3Bの内縁から上方へ立上りその先が回
動軸11Aの軸周に沿って内側から上側を覆い先端を外
側下方に向けて彎曲し回動軸11Aを内側乃至外側上方
から保持できるように設けられている。その先端は下部
側板8の底壁3への組付け作業を可能にするため、図の
ように先端が回動軸11Aの軸心を通る垂直面よりやや
前側にあり僅かに下向きになっている。そのため、コン
テナーを組立てた状態で、コンテナーを持ち上げる時、
収納物の荷重が大きいと軸承用爪部15が反りかえり、
回動軸11Aが軸承用爪部15から上側にはずれるとい
う問題がある。
けた場合には、次のような問題がある。軸承用爪部15
は、底壁周縁部3Bの内縁から上方へ立上りその先が回
動軸11Aの軸周に沿って内側から上側を覆い先端を外
側下方に向けて彎曲し回動軸11Aを内側乃至外側上方
から保持できるように設けられている。その先端は下部
側板8の底壁3への組付け作業を可能にするため、図の
ように先端が回動軸11Aの軸心を通る垂直面よりやや
前側にあり僅かに下向きになっている。そのため、コン
テナーを組立てた状態で、コンテナーを持ち上げる時、
収納物の荷重が大きいと軸承用爪部15が反りかえり、
回動軸11Aが軸承用爪部15から上側にはずれるとい
う問題がある。
【0008】そこで上記図3及び図4の方式を組合せた
両方の軸承用爪部14及び15を設置することも考えら
れるが、底壁3へ下部側板8を組付けることが困難にな
るという問題がある。また前記金属製軸ピン挿入は、生
産コストのアップが大きく、不利であるという問題があ
る。
両方の軸承用爪部14及び15を設置することも考えら
れるが、底壁3へ下部側板8を組付けることが困難にな
るという問題がある。また前記金属製軸ピン挿入は、生
産コストのアップが大きく、不利であるという問題があ
る。
【0009】本考案の目的は、折り畳みコンテナーを組
立てた状態において、側面から内方へ向けて大きな外力
を受けたとき側壁が内側に入りこむことやコンテナーに
重量物を入れて持ち上げるとき、側壁が底壁からはずれ
ることが同時に防止できる側壁の係止構造を有し、且つ
底壁への側壁の組付け作業が容易で生産性にも優れてい
る折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造を提供す
るにある。
立てた状態において、側面から内方へ向けて大きな外力
を受けたとき側壁が内側に入りこむことやコンテナーに
重量物を入れて持ち上げるとき、側壁が底壁からはずれ
ることが同時に防止できる側壁の係止構造を有し、且つ
底壁への側壁の組付け作業が容易で生産性にも優れてい
る折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造を提供す
るにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、フレー
ムと、底壁と、前記フレーム及び前記底壁に夫々取付軸
を介して回動し得るように取付けられた第一の対向側壁
と、前記フレーム及び前記底壁に夫々取付軸を介して回
動し得るように取付けられ且つ連結部にて内側に折り曲
がるように連結された上下二枚の板状部分よりなる第二
の対向側壁を備えた折り畳みコンテナーにおいて、底壁
と第二の対向側壁が連結するヒンジ部における底壁の周
縁に設けられた外壁の上部内側に、内方に突出し第二の
対向側壁の下部板状部分の回動軸を上側乃至内側上方か
ら回動可能に保持する軸承用爪部を設け、且つ該底壁の
周縁部に上方に突出しコンテナー組立時に該下部板状部
分の下縁部を内側から係止する係止用突起部を設けると
ともに、該下部板状部分の下縁部内側に該係止用突起部
と係合する係止用係合部を設けていることを特徴とする
折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造が提供され
る。
ムと、底壁と、前記フレーム及び前記底壁に夫々取付軸
を介して回動し得るように取付けられた第一の対向側壁
と、前記フレーム及び前記底壁に夫々取付軸を介して回
動し得るように取付けられ且つ連結部にて内側に折り曲
がるように連結された上下二枚の板状部分よりなる第二
の対向側壁を備えた折り畳みコンテナーにおいて、底壁
と第二の対向側壁が連結するヒンジ部における底壁の周
縁に設けられた外壁の上部内側に、内方に突出し第二の
対向側壁の下部板状部分の回動軸を上側乃至内側上方か
ら回動可能に保持する軸承用爪部を設け、且つ該底壁の
周縁部に上方に突出しコンテナー組立時に該下部板状部
分の下縁部を内側から係止する係止用突起部を設けると
ともに、該下部板状部分の下縁部内側に該係止用突起部
と係合する係止用係合部を設けていることを特徴とする
折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造が提供され
る。
【0011】本考案においては、前記係止用突起部は外
壁側(前側)の係止面が周縁部よりほぼ垂直に立上り、
下部板状部分の回動軸の軸心を通る垂直面とほぼ一致乃
至は該面より僅かに後退した位置にあるように設けられ
ていることが、また前記下部板状部分の係止用の係合部
は、係合面がコンテナー組立時に下部板状部分の回動軸
の軸心を通る垂直な面上にほぼ位置するように設けられ
ていることが好適である。また、前記係止用突起部の頂
部の底壁周縁部よりの高さは、前記下部板状部分の回動
軸の軸心の高さより低く設けられていることが好適であ
る。
壁側(前側)の係止面が周縁部よりほぼ垂直に立上り、
下部板状部分の回動軸の軸心を通る垂直面とほぼ一致乃
至は該面より僅かに後退した位置にあるように設けられ
ていることが、また前記下部板状部分の係止用の係合部
は、係合面がコンテナー組立時に下部板状部分の回動軸
の軸心を通る垂直な面上にほぼ位置するように設けられ
ていることが好適である。また、前記係止用突起部の頂
部の底壁周縁部よりの高さは、前記下部板状部分の回動
軸の軸心の高さより低く設けられていることが好適であ
る。
【0012】更にまた前記係止用突起部が底壁の周縁部
の長手方向の辺の中央乃至は中央近傍に少なくとも1個
設けられ、前記軸承用爪部が前記係止用突起部の位置に
重ならないようにやや離した位置に、且つ辺当り少なく
とも2個設けられていることが好適である。
の長手方向の辺の中央乃至は中央近傍に少なくとも1個
設けられ、前記軸承用爪部が前記係止用突起部の位置に
重ならないようにやや離した位置に、且つ辺当り少なく
とも2個設けられていることが好適である。
【0013】
【作用】本考案の側壁の係止構造は、図3に示すよう
に、底壁と第二の対向側壁(以下側板という)が連結す
るヒンジ部における底壁の周縁に設けられた外壁3Aの
上部内側に、内方に突出し側板の下部側板8の回動軸1
1Aを上側乃至内側上方から回動可能に保持する軸承用
爪部14を設けていることが第一の特徴である。
に、底壁と第二の対向側壁(以下側板という)が連結す
るヒンジ部における底壁の周縁に設けられた外壁3Aの
上部内側に、内方に突出し側板の下部側板8の回動軸1
1Aを上側乃至内側上方から回動可能に保持する軸承用
爪部14を設けていることが第一の特徴である。
【0014】下部側板8は下縁部の両側端において図1
に示すように取付軸11を介して第一の対向側壁(あお
り板)側(短辺側)の外壁3Aに回動可能に支承される
が、下縁部の両端の取付軸11間のヒンジ部について
も、軸承用爪部14を設けることにより、回動軸11A
が軸承用爪部14により支承され下部側板8の下縁部が
外壁3A及び周縁部3Bに摺動可能に拘束されることに
より、回動軸11Aを取付軸11と軸心が一致する位置
に回動可能に保持することができる。この回動軸11A
を保持する構造は、荷重に対しては強いが、先に説明し
たように外側方からの圧力には軸承用爪部14が回動軸
11Aの移動を抑えることができなくなるおそれがあ
る。
に示すように取付軸11を介して第一の対向側壁(あお
り板)側(短辺側)の外壁3Aに回動可能に支承される
が、下縁部の両端の取付軸11間のヒンジ部について
も、軸承用爪部14を設けることにより、回動軸11A
が軸承用爪部14により支承され下部側板8の下縁部が
外壁3A及び周縁部3Bに摺動可能に拘束されることに
より、回動軸11Aを取付軸11と軸心が一致する位置
に回動可能に保持することができる。この回動軸11A
を保持する構造は、荷重に対しては強いが、先に説明し
たように外側方からの圧力には軸承用爪部14が回動軸
11Aの移動を抑えることができなくなるおそれがあ
る。
【0015】本考案においては、図3の構造に加えて、
図5に示すように側板6側(長辺側)の底壁周縁部3B
に上方に突出しコンテナー組立時に側板の下部側板8の
下縁部を内側から係止する係止用突起部16を設けると
ともに、該下部側板8の下縁部内側に該係止用突起部1
6と係合する係止用係合部17を設けていることが第二
の特徴である。即ち本考案においては、図6に示すよう
にコンテナーを組立てた状態において、軸承用爪部14
によって回動軸11Aが上側乃至内側上方から保持され
るとともに下部側板8の下縁部内側に設けた係止用係合
部17が係止用突起部16に係合して係止されるので側
板6に外側方から過大な応圧力を受けても下部側板8の
下縁部が内側へずれたり動いたりすることがない。従っ
て下部側板8の下縁部が内側に入りこむことが確実に防
止できる。またこの構造により回動軸11Aが内側にず
れることが防止されるため重量物を入れてコンテナーを
持ち上げたときに底壁と側板がはずれることが同時に防
止できる。
図5に示すように側板6側(長辺側)の底壁周縁部3B
に上方に突出しコンテナー組立時に側板の下部側板8の
下縁部を内側から係止する係止用突起部16を設けると
ともに、該下部側板8の下縁部内側に該係止用突起部1
6と係合する係止用係合部17を設けていることが第二
の特徴である。即ち本考案においては、図6に示すよう
にコンテナーを組立てた状態において、軸承用爪部14
によって回動軸11Aが上側乃至内側上方から保持され
るとともに下部側板8の下縁部内側に設けた係止用係合
部17が係止用突起部16に係合して係止されるので側
板6に外側方から過大な応圧力を受けても下部側板8の
下縁部が内側へずれたり動いたりすることがない。従っ
て下部側板8の下縁部が内側に入りこむことが確実に防
止できる。またこの構造により回動軸11Aが内側にず
れることが防止されるため重量物を入れてコンテナーを
持ち上げたときに底壁と側板がはずれることが同時に防
止できる。
【0016】本考案においては、係止用突起部16は外
壁(前)側の係止面16Aが底壁周縁部3Bよりほぼ垂
直に立上り、下部側板8の回動軸11Aの軸心を通る垂
直面とほぼ一致乃至は該面より僅かに後退した位置にあ
るように設けられていること、また前記下部側板8の係
止用係合部17の係合面17Aがコンテナー組立時に下
部側板8の回動軸11Aを軸心を通る垂直面上にほぼ位
置するように設けられていることが好適である。係止用
突起部16と係止用係合部17がほぼ垂直面で係合する
ので、外側方の押圧力に対して最も強い安定な状態で係
止できる。
壁(前)側の係止面16Aが底壁周縁部3Bよりほぼ垂
直に立上り、下部側板8の回動軸11Aの軸心を通る垂
直面とほぼ一致乃至は該面より僅かに後退した位置にあ
るように設けられていること、また前記下部側板8の係
止用係合部17の係合面17Aがコンテナー組立時に下
部側板8の回動軸11Aを軸心を通る垂直面上にほぼ位
置するように設けられていることが好適である。係止用
突起部16と係止用係合部17がほぼ垂直面で係合する
ので、外側方の押圧力に対して最も強い安定な状態で係
止できる。
【0017】係止用係合部17の係合面17Aを、コン
テナーを組立てた状態で回動軸11Aの軸心を通る垂直
面と一致するように設けておくと、下部側板8をほぼ水
平にして底壁に組みつけた状態で、図7に示すように係
合面17Aの周縁部3B上面からの高さは、回動軸11
Aの軸心の高さと一致する。この係合面17Aの高さ或
いは回動軸11Aの軸心の高さをx、係止用突起部(頂
部)の周縁部3B上面からの高さをyとすると、x>y
の関係にあることが好適である。図7から判るように、
下部側板8の底壁3への着脱が簡便にできるようにな
る。
テナーを組立てた状態で回動軸11Aの軸心を通る垂直
面と一致するように設けておくと、下部側板8をほぼ水
平にして底壁に組みつけた状態で、図7に示すように係
合面17Aの周縁部3B上面からの高さは、回動軸11
Aの軸心の高さと一致する。この係合面17Aの高さ或
いは回動軸11Aの軸心の高さをx、係止用突起部(頂
部)の周縁部3B上面からの高さをyとすると、x>y
の関係にあることが好適である。図7から判るように、
下部側板8の底壁3への着脱が簡便にできるようにな
る。
【0018】本考案においては、係止用突起部16が底
壁周縁部3Bの長手方向の辺の中央乃至中央近傍に少な
くとも1個設けられ、軸承用爪部14が係止用突起部1
6の位置に重ならないように離した位置に、且つ辺当り
少なくとも2個設けられていることが好適である。これ
により係止用突起部16と軸承用爪部14の配置が、下
部側板8の底壁3への組付けを容易にする。またコンテ
ナーを組立てた状態において、側板にかかる押圧力や底
壁にかかる荷重に対し下部側板を底壁に安定して係止で
きるようになり、軸承用爪部14から回動軸11Aがは
ずれて下部側板が内側へ動いたり、底壁からはずれたり
することが確実に防止できる。
壁周縁部3Bの長手方向の辺の中央乃至中央近傍に少な
くとも1個設けられ、軸承用爪部14が係止用突起部1
6の位置に重ならないように離した位置に、且つ辺当り
少なくとも2個設けられていることが好適である。これ
により係止用突起部16と軸承用爪部14の配置が、下
部側板8の底壁3への組付けを容易にする。またコンテ
ナーを組立てた状態において、側板にかかる押圧力や底
壁にかかる荷重に対し下部側板を底壁に安定して係止で
きるようになり、軸承用爪部14から回動軸11Aがは
ずれて下部側板が内側へ動いたり、底壁からはずれたり
することが確実に防止できる。
【0019】また底壁は、軸承用爪部14と係止用突起
部16が離れて設けられているので、金型の製作が容易
であり、更にプラスチックによる成形が支障無く良好に
できる。生産性にも優れている。
部16が離れて設けられているので、金型の製作が容易
であり、更にプラスチックによる成形が支障無く良好に
できる。生産性にも優れている。
【0020】
【実施例】本考案を実施例に基づいて詳しく説明する。
本考案における折り畳みコンテナーの底壁の一例を図8
乃至図12に示す。図8は、底壁の平面図の4分の1を
示すもので、図9、図10、図11及び図12は、夫々
図8のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図及び
D−D断面図である。
本考案における折り畳みコンテナーの底壁の一例を図8
乃至図12に示す。図8は、底壁の平面図の4分の1を
示すもので、図9、図10、図11及び図12は、夫々
図8のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図及び
D−D断面図である。
【0021】底壁3は、物品を直接載置する底面3C、
底面3Cの周縁の立上り部から外方へほぼ水平に一様な
幅に出る周縁部3B及び周縁部3Bの外縁に設けられた
立上り部分と立下り部分を有する外壁3Aを備えてい
る。あおり板4(短辺)側の周縁部3Bは図12に示す
ように部分的に底面3Cと同じ高さのところがあり、周
縁部3B及び外壁3Aにはコンテナー組立時にあおり板
4の下端部を安定して係止する係止機構が設けられてい
る。図8のあおり板側の周縁部の3Bにコンテナー組立
時におけるあおり板4の下端部の位置を点線及び鎖線で
示す。
底面3Cの周縁の立上り部から外方へほぼ水平に一様な
幅に出る周縁部3B及び周縁部3Bの外縁に設けられた
立上り部分と立下り部分を有する外壁3Aを備えてい
る。あおり板4(短辺)側の周縁部3Bは図12に示す
ように部分的に底面3Cと同じ高さのところがあり、周
縁部3B及び外壁3Aにはコンテナー組立時にあおり板
4の下端部を安定して係止する係止機構が設けられてい
る。図8のあおり板側の周縁部の3Bにコンテナー組立
時におけるあおり板4の下端部の位置を点線及び鎖線で
示す。
【0022】短辺側の外壁3Aのコーナー部分に、下部
側板8の取付軸11の軸承部20Aが設けられている。
そして長辺側の底壁周縁部3Bにはコーナー部分から中
央に向って軸承部20Aから小間隔(凹部22)をおい
て外壁3Aと同じ高さの凸部21に取付軸11の軸承部
20Bが設けられている。軸承部20A,20Bは取付
軸11を通す孔より成り取付軸11を回転自在に支承す
る。
側板8の取付軸11の軸承部20Aが設けられている。
そして長辺側の底壁周縁部3Bにはコーナー部分から中
央に向って軸承部20Aから小間隔(凹部22)をおい
て外壁3Aと同じ高さの凸部21に取付軸11の軸承部
20Bが設けられている。軸承部20A,20Bは取付
軸11を通す孔より成り取付軸11を回転自在に支承す
る。
【0023】長辺側の外壁3Aの辺の中央より辺に沿っ
てやや両側(上下)に離れた位置に、外壁3Aの上部内
側に、内方に突出す軸承用爪部14を夫々1個(図8で
は1個のみ示している)計2個設けている。軸承用爪部
14は、下部側板8の下縁部の回動軸11A(取付軸1
1と軸心が一致する)を十分保持するに適切な幅で、外
壁3A上部内側にほぼ水平に突出し、その先は回動軸1
1Aの軸周に沿って下方に彎曲し回動軸11Aを上側乃
至内側上方から保持するように設けられ、その端部は回
動軸11Aの軸心より高く周縁部3Bより内側へはみ出
さない位置にある。
てやや両側(上下)に離れた位置に、外壁3Aの上部内
側に、内方に突出す軸承用爪部14を夫々1個(図8で
は1個のみ示している)計2個設けている。軸承用爪部
14は、下部側板8の下縁部の回動軸11A(取付軸1
1と軸心が一致する)を十分保持するに適切な幅で、外
壁3A上部内側にほぼ水平に突出し、その先は回動軸1
1Aの軸周に沿って下方に彎曲し回動軸11Aを上側乃
至内側上方から保持するように設けられ、その端部は回
動軸11Aの軸心より高く周縁部3Bより内側へはみ出
さない位置にある。
【0024】また長辺側の底壁周縁部3Bの辺の中央
に、下部側板8の下縁部を内側から十分係止できるよう
に適切な幅で、周縁部3Bの内縁近くに周縁部3B上面
から上方に突出す係止用突起部16を1個設けている。
に、下部側板8の下縁部を内側から十分係止できるよう
に適切な幅で、周縁部3Bの内縁近くに周縁部3B上面
から上方に突出す係止用突起部16を1個設けている。
【0025】係止用突起部16は、外壁側(前面側)に
ほぼ垂直に立上る係合面16Aを有し、この面は下部側
板の回動軸11Aの軸心を通る垂直な面とほぼ一致乃至
は該面より僅かに内側へ後退した位置にある。また係止
用突起部16の頂部の高さは下部側板の回動軸11Aの
軸心の高さよりも低くなっている。即ち底壁3に組付け
た下部側板の回動軸11Aの軸心の周縁部3B上面より
の高さをxとし、係止用突起部16の頂部の高さをyと
すると、係止用突起部16はx>yとなるように設けら
れている。後述するように下部側板8の下縁部の係止用
係合部17の係合面17Aは、図7に示すように下部側
板8を底壁3に組付けるとき、回動軸11Aの軸心と同
じ高さになっているので、x>yであると、下部側板8
の底壁3への組付けが容易にできる。
ほぼ垂直に立上る係合面16Aを有し、この面は下部側
板の回動軸11Aの軸心を通る垂直な面とほぼ一致乃至
は該面より僅かに内側へ後退した位置にある。また係止
用突起部16の頂部の高さは下部側板の回動軸11Aの
軸心の高さよりも低くなっている。即ち底壁3に組付け
た下部側板の回動軸11Aの軸心の周縁部3B上面より
の高さをxとし、係止用突起部16の頂部の高さをyと
すると、係止用突起部16はx>yとなるように設けら
れている。後述するように下部側板8の下縁部の係止用
係合部17の係合面17Aは、図7に示すように下部側
板8を底壁3に組付けるとき、回動軸11Aの軸心と同
じ高さになっているので、x>yであると、下部側板8
の底壁3への組付けが容易にできる。
【0026】軸承用爪部14と係止用突起部16の配置
は、本実施例では、係止用突起部16を辺の中心に、そ
の両側に少し離して軸承用爪部14を設けている。この
配置は、下部側板8の下縁部の中心近傍が取付軸11か
ら遠く外側方からの押圧力に対し横ずれしやすい位置に
あり、そこに係止用突起部16を設けてその両側に軸承
用爪部14を配しているので、側板に外側方からかかる
押圧力に対し、下部側板8の下縁部のずれ、回動軸11
Aの軸承用爪部14の保持からはずれるのを効果的に防
止できる。また上から底面3Cにかかる載荷重に対して
も、またこれに同時に外側方から側板に押圧力がかかっ
ても、同様に回動軸11Aが軸承用爪部14の保持から
はずれることが効果的に防止できる。また軸承用爪部1
4と係止用突起16を重ならないようにずらして設けて
いるので金型製作も容易で、プラスチック成形作業も容
易である。
は、本実施例では、係止用突起部16を辺の中心に、そ
の両側に少し離して軸承用爪部14を設けている。この
配置は、下部側板8の下縁部の中心近傍が取付軸11か
ら遠く外側方からの押圧力に対し横ずれしやすい位置に
あり、そこに係止用突起部16を設けてその両側に軸承
用爪部14を配しているので、側板に外側方からかかる
押圧力に対し、下部側板8の下縁部のずれ、回動軸11
Aの軸承用爪部14の保持からはずれるのを効果的に防
止できる。また上から底面3Cにかかる載荷重に対して
も、またこれに同時に外側方から側板に押圧力がかかっ
ても、同様に回動軸11Aが軸承用爪部14の保持から
はずれることが効果的に防止できる。また軸承用爪部1
4と係止用突起16を重ならないようにずらして設けて
いるので金型製作も容易で、プラスチック成形作業も容
易である。
【0027】なお底壁の底面3Cには図示のように裏面
に格子状にリブが設けられ、また周縁部3Bにも裏面に
リブが設けられ補強されている。
に格子状にリブが設けられ、また周縁部3Bにも裏面に
リブが設けられ補強されている。
【0028】下部側板8の一例を図13乃至図18に示
す。図13は下部側板8の2分の1を示す側面図であ
り、図14、図15、図16、図17及び図18は、夫
々図13のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面
図、D−D断面図及びE−E断面図を示す。
す。図13は下部側板8の2分の1を示す側面図であ
り、図14、図15、図16、図17及び図18は、夫
々図13のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面
図、D−D断面図及びE−E断面図を示す。
【0029】下部側板8の上縁部は上部側板8の下縁部
との連結部になっており、下縁部が底壁3と連結するヒ
ンジ部になっている。下部側板8の下縁部は、コーナー
から中央に向い、切欠凹部25、次いで取付軸11の下
部側板側の軸承部26、次いで切欠凹部27を設けてい
る。次いで前側を凹面にし断面が半円状の凹面下縁部2
8が長く続き、次いで切欠凹部29が続き、その切欠凹
部29には取付軸11と軸心を同じくする回動軸11A
が設けられている。次いで短かい凹面下縁部30が続
き、中央が前側を凸面にし断面が半円状の凸面下縁部3
1となっている。
との連結部になっており、下縁部が底壁3と連結するヒ
ンジ部になっている。下部側板8の下縁部は、コーナー
から中央に向い、切欠凹部25、次いで取付軸11の下
部側板側の軸承部26、次いで切欠凹部27を設けてい
る。次いで前側を凹面にし断面が半円状の凹面下縁部2
8が長く続き、次いで切欠凹部29が続き、その切欠凹
部29には取付軸11と軸心を同じくする回動軸11A
が設けられている。次いで短かい凹面下縁部30が続
き、中央が前側を凸面にし断面が半円状の凸面下縁部3
1となっている。
【0030】軸承部26は、その断面は図14に示すよ
うに取付軸11を通す孔が設けられている。凹面下縁部
28は、図15に示すようにほぼ半円状の凹面となって
おり下端は、取付軸11A或いは回動軸11Aの軸心を
通る垂直線(板と平行な)より前側に出ている。凹面下
縁部30も同様である。回動軸11Aを有する切欠凹部
29の断面は、図16に示すようになっている。
うに取付軸11を通す孔が設けられている。凹面下縁部
28は、図15に示すようにほぼ半円状の凹面となって
おり下端は、取付軸11A或いは回動軸11Aの軸心を
通る垂直線(板と平行な)より前側に出ている。凹面下
縁部30も同様である。回動軸11Aを有する切欠凹部
29の断面は、図16に示すようになっている。
【0031】凸面下縁部31の裏面は、図17及び図1
8に示すように半円状断面の下端が回動軸11A(或い
は取付軸11)の軸心を通る垂直線(板と平行な)と一
致する。また中央にはリブ32を設け補強している。凸
面下縁部31の下端縁とリブ32の端部で逆T字の係止
用係合面17Aを形成している。
8に示すように半円状断面の下端が回動軸11A(或い
は取付軸11)の軸心を通る垂直線(板と平行な)と一
致する。また中央にはリブ32を設け補強している。凸
面下縁部31の下端縁とリブ32の端部で逆T字の係止
用係合面17Aを形成している。
【0032】下部側板8を底壁3に連結するときは図7
に示すように下部側板8を寝せて底壁3に連結する。切
欠凹部25及び27に底壁の軸承部20A及び20Bを
嵌合し軸承部26を軸承部20Aと20Bの間の凹部2
2に嵌合し取付軸11を通し連結する。また軸承用爪部
14で回動軸11Aを保持させる。この際図7に示すよ
うに下部側板8の係止用係合部17の係合面17Aの周
縁部3Bよりの高さ即ち回動軸11Aの軸心の高さxが
係止用突起部16の高さyよりも高く、x>yの関係に
あるため図から判るように連結が容易にできる。
に示すように下部側板8を寝せて底壁3に連結する。切
欠凹部25及び27に底壁の軸承部20A及び20Bを
嵌合し軸承部26を軸承部20Aと20Bの間の凹部2
2に嵌合し取付軸11を通し連結する。また軸承用爪部
14で回動軸11Aを保持させる。この際図7に示すよ
うに下部側板8の係止用係合部17の係合面17Aの周
縁部3Bよりの高さ即ち回動軸11Aの軸心の高さxが
係止用突起部16の高さyよりも高く、x>yの関係に
あるため図から判るように連結が容易にできる。
【0033】コンテナーを組立てた状態では、係止用係
合部17の係合面17Aと係止用突起部16の係合面1
6Aとは図5に示すように係合し、また軸承用爪部14
は図3に示すように回動軸11Aを保持する。これらを
まとめて示すと図6のようになる。この実施例では、図
5の構造が辺の中央に、そしてその両側に少し離して図
3の構造を対に設けている。この構成により側板6(下
部側板8)が底壁3に確実に連結され、コンテナー組立
時に受ける外側方からの側板への押圧力にも、底面への
荷重に対しても、下部側板8の下縁部のずれを防止しま
た軸承用爪部14から回動軸11Aの逸脱を確実に防止
できる。
合部17の係合面17Aと係止用突起部16の係合面1
6Aとは図5に示すように係合し、また軸承用爪部14
は図3に示すように回動軸11Aを保持する。これらを
まとめて示すと図6のようになる。この実施例では、図
5の構造が辺の中央に、そしてその両側に少し離して図
3の構造を対に設けている。この構成により側板6(下
部側板8)が底壁3に確実に連結され、コンテナー組立
時に受ける外側方からの側板への押圧力にも、底面への
荷重に対しても、下部側板8の下縁部のずれを防止しま
た軸承用爪部14から回動軸11Aの逸脱を確実に防止
できる。
【0034】このコンテナーは、通常プラスチックで形
成されてつくられる。プラスチックとしては、通常ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共
重合体等が主に用いられるが、その他公知のプラスチッ
ク、合成樹脂を使用することができる。
成されてつくられる。プラスチックとしては、通常ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共
重合体等が主に用いられるが、その他公知のプラスチッ
ク、合成樹脂を使用することができる。
【0035】
【考案の効果】本考案の側壁の係止構造は、コンテナー
を組立てた状態において、外側方から側板に大きな押圧
力を受けたとき側壁が内側にずれて入りこむことやコン
テナーに重量物を入れて持ち上げるとき側壁が底壁から
はずれることが同時に確実に防止できる。またこの構造
は、金型製作に支障が無くプラスチック成形も容易で生
産性にも優れ、また底壁への側壁の組付け作業も簡便に
できる。
を組立てた状態において、外側方から側板に大きな押圧
力を受けたとき側壁が内側にずれて入りこむことやコン
テナーに重量物を入れて持ち上げるとき側壁が底壁から
はずれることが同時に確実に防止できる。またこの構造
は、金型製作に支障が無くプラスチック成形も容易で生
産性にも優れ、また底壁への側壁の組付け作業も簡便に
できる。
【図1】折り畳みコンテナーの斜視図である。
【図2】図2のコンテナーを折り畳んだ時の斜視図であ
る。
る。
【図3】従来のコンテナーにおける底壁と側板が連結す
るヒンジ部の側板の係止構造を断面図で示す説明図であ
る。
るヒンジ部の側板の係止構造を断面図で示す説明図であ
る。
【図4】従来のコンテナーにおける側壁と側板が連結す
るヒンジ部の側板の係止構造を断面図で示す説明図であ
る。
るヒンジ部の側板の係止構造を断面図で示す説明図であ
る。
【図5】本考案における下部側板の係止用係合部と底壁
周縁部の係止用突起の係合状態を示す断面図である。
周縁部の係止用突起の係合状態を示す断面図である。
【図6】本考案の側壁の係止構造をまとめて示す断面図
である。
である。
【図7】本考案における底壁に下部側板を組付ける様子
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】本考案における底壁の一例の平面図(4分の
1)である。
1)である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】図8のB−B断面図である。
【図11】図8のC−C断面図である。
【図12】図8のD−D断面図である。
【図13】本考案における下部側板の一例の側面図(2
分の1)である。
分の1)である。
【図14】図13のA−A断面図である。
【図15】図13のB−B断面図である。
【図16】図13のC−C断面図である。
【図17】図13のD−D断面図である。
【図18】図13のE−E断面図である。
1 コンテナー 2 フレーム 3 底壁 3A 底壁の外壁 3B 周縁部 3C 底板 4 あおり板 5 取付軸 6 側板 7 上部側板 8 下部側板 9 連結部 10,11 取付軸 11A 下部側板の回動軸 14,15 軸承用爪部 16 係止用突起部 16A 係合面 17 係止用係合部 17A 係合面 20A,20B 軸承部 21 凸部 25 下部側板の切欠凹部 26 軸承部 27 切欠凹部 28 凹面下縁部 29 切欠凹部 30 凹面下縁部 31 凸面下縁部 32 リブ
Claims (5)
- 【請求項1】 フレームと、底壁と、前記フレーム及び
前記底壁に夫々取付軸を介して回動し得るように取付け
られた第一の対向側壁と、前記フレーム及び前記底壁に
夫々取付軸を介して回動し得るように取付けられ且つ連
結部にて内側に折り曲がるように連結された上下二枚の
板状部分よりなる第二の対向側壁を備えた折り畳みコン
テナーにおいて、 底壁と第二の対向側壁が連結するヒンジ部における底壁
の周縁に設けられた外壁の上部内側に、内方に突出し第
二の対向側壁の下部板状部分の回動軸を上側乃至内側上
方から回動可能に保持する軸承用爪部を設け、且つ該底
壁の周縁部に上方に突出しコンテナー組立時に該下部板
状部分の下縁部を内側から係止する係止用突起部を設け
るとともに、該下部板状部分の下縁部内側に該係止用突
起部と係合する係止用係合部を設けていることを特徴と
する折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造。 - 【請求項2】 前記係止用突起部は外壁側(前側)の係
止面が周縁部よりほぼ垂直に立上り、下部板状部分の回
動軸の軸心を通る垂直面とほぼ一致乃至は該面より僅か
に後退した位置にあるように設けられている請求項1記
載の側壁の係止構造。 - 【請求項3】 前記下部板状部分の係止用係合部は、係
合面がコンテナー組立時に下部板状部分の回動軸の軸心
を通る垂直面上にほぼ位置するように設けられている請
求項1記載の側壁の係止構造。 - 【請求項4】 前記係止用突起部の頂部の底壁周縁部よ
りの高さは、前記下部板状部分の回動軸の軸心の高さよ
り低く設けられている請求項1記載の側壁の係止構造。 - 【請求項5】 前記係止用突起部が底壁周縁部の長手方
向の辺の中央乃至は中央近傍に少なくとも1個設けら
れ、前記軸承用爪部が前記係止用突起部の位置に重なら
ないようにやや離した位置に、且つ辺当り少なくとも2
個設けられている請求項1記載の側壁の係止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033589U JP2589167Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033589U JP2589167Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074328U JPH074328U (ja) | 1995-01-24 |
JP2589167Y2 true JP2589167Y2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=12390701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993033589U Expired - Fee Related JP2589167Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589167Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4791899B2 (ja) * | 2006-07-06 | 2011-10-12 | 三甲株式会社 | 折り畳みコンテナー |
KR200485786Y1 (ko) * | 2016-12-09 | 2018-02-22 | 주식회사 썬팩 | 배터리 포장박스 |
CN115072124A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-20 | 广东益友箱包科技有限公司 | 一种可折叠铝合金箱 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP1993033589U patent/JP2589167Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH074328U (ja) | 1995-01-24 |
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Legal Events
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