JP2589071Y2 - カラービューファインダ - Google Patents

カラービューファインダ

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JP2589071Y2
JP2589071Y2 JP1993004283U JP428393U JP2589071Y2 JP 2589071 Y2 JP2589071 Y2 JP 2589071Y2 JP 1993004283 U JP1993004283 U JP 1993004283U JP 428393 U JP428393 U JP 428393U JP 2589071 Y2 JP2589071 Y2 JP 2589071Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カラービューファイン
ダに関し、特に、カラーテレビカメラのビューファイン
ダを色分解されたカラー画像信号により駆動される液晶
シャッターを介してカラー化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来白黒ビューファインダにおいて該ビ
ューファインダをカラー化する方法は、白黒CRT表示
面において赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルター
を交互につけた円板をモータにより回転させ、3原色信
号R,G,Bを時間的に切替えて表示するものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかるカラー
ビューファインダにおいては、モータにより機械的に回
転させるために、モータのイナーシャや回転むらによる
色ずれが発生したり、回転により破損して機械的寿命が
短く、また、コスト的にも高価であるといった問題点が
あった。
【0004】そこで、本考案はかかる従来の問題点に鑑
みなされたものであり、色成分別信号を順次入力して駆
動される液晶シャッターを用いることにより、長寿命・
低コストでありながら、白黒画像をカラー画像に変換す
る方式としたカラービューファインダを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、カ
ラーテレビカメラに装着されるカラービューファインダ
において、カラー画像の色成分別の信号を所定の色順序
で水平及び垂直方向に走査して白黒表示する白黒画像表
示手段と、この表示に対応して表示している色成分の種
類を表す信号を入力し、前記白黒画像表示手段で表示さ
れた光信号を画像信号の色成分を持つ光信号に変換する
液晶シャッターと、奇数と偶数のフィルード画像からな
るフレームカラー画像信号の色分解された各フィールド
画像信号を入力し、これら各色のフィールド画像信号を
所定の色順序で奇数フィールド同士及び偶数のフィール
ド同士直列に繋げ、更に、色成分数倍の速度に倍速化し
た信号に変換して出力し、かつ、該出力の色成分別に振
り分けられた信号により液晶シャッターを駆動する信号
処理手段と、 該信号処理手段からの信号の特定の色成分
について、水平走査間隔の1/2だけ垂直方向で、か
つ、奇数フィールドと偶数フィールドとで上下逆向きに
ずらして走査させる信号を前記白黒画像表示手段に出力
する垂直偏向シフト手段と、前記液晶シャッターにより
変換された色成分を持つ光信号を拡大表示するレンズ部
と、前記白黒画像表示手段により表示される光信号を光
路を屈曲させて前記液晶シャッターを介して前記レンズ
部に導く光信号ガイド部と、を含んで構成した。
【0006】
【0007】また、前記液晶シャッターを、拡大表示用
レンズ部の入射側の前面に配設することもできる。ま
た、前記液晶シャッターを、白黒画像表示手段の表示面
の前面に配設することもできる。また、前記光信号ガイ
ド部は、プリズムで構成され、前記液晶シャッターを、
該プリズムの入射端面又は出射端面に配設することもで
きる。
【0008】
【作用】かかる構成によれば、色分解された各色成分
(例えばR,G,B)の信号が順次液晶シャッターに入
力され、各液晶シャッターの駆動が切り換えられること
により、白黒画像表示手段により表示された白黒表示の
光信号が色成分を有した光信号に変換させられて順次出
力される。それにより、人間の視覚上これら色成分が合
成されたカラー画像信号として捉えることができる。
【0009】このように、ビューファインダを色分解さ
れたカラー画像信号により駆動される液晶シャッターを
介して極めて容易にカラー化することができる。また、
従来のようにフィルターをつけた円板をモータにより機
械的に回転させるようなものではないので、長寿命とな
ると共に、製品コストの低減化を図ることができる。
【0010】また、色分解された各色成分(例えばR,
G,B)のフィールド信号は所定の色順序で、かつ、奇
数フィールドと偶数フィールドとが交互になる(R奇→
G奇→B奇→R偶→G偶→B偶)ように直列に繋がれ、
かつ、色分解数倍(例えば3倍)に倍速化した信号に変
換され、白黒画像表示手段に入力される。そして、白黒
画像表示手段において、前記変換された画像信号のうち
の特定の色成分(例えばG成分又はR,B成分)につい
ては、走査間隔の1/2だけ垂直方向に、かつ、奇数フ
ィールドの場合と偶数フィールドの場合とで逆向きにず
らして走査され、色成分別の各画像信号が奇数フィール
ドの場合は奇数フィールドの位置に偶数フィールドの場
合は偶数フィールドの位置に表示のための同期信号のフ
ィールド種別如何に関わらずインターレース走査されて
原画の画像が歪むことなく白黒画像表示されることとな
り、動画像の動きに良好に追従でき、かつ、高い解像度
が得られ、フリッカー等の発生もなく安定した高画質カ
ラー画像をえることができる。
【0011】一方、前記高速化された色成分別のシリア
ル信号に対応した切換信号が液晶シャッターに入力さ
れ、液晶シャッターは、白黒画像表示手段に表示されて
いる画像信号と同一の色成分別の信号が入力される毎に
対応した色成分を選択するように駆動される。その結
果、白黒画像表示手段に表示されている白黒画像の無色
の光信号を、該画像信号に対応する色成分を持つ光信号
に変換される。つまり、色成分別の光画像信号が交互に
高速で発せられるので、人間の目にはこれらの色成分が
合成されたカラー画像としてレンズ部を介して認識され
る。
【0012】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2において、本考案に係るカラービ
ューファインダは、カラー画像信号を表す各色成分を各
々順番に水平及び垂直方向に走査して白黒表示する白黒
画像表示手段としての白黒ディスプレイ3と、この白黒
ディスプレイ3の表示に対応して表示している色成分の
種類を表す信号を入力し、白黒ディスプレイ3で表示さ
れた光信号を画像信号の色成分を持つ光信号に変換する
液晶シャッター41と、液晶シャッター41により変換
された色成分を持つ光を拡大表示するレンズ部42と、
白黒ディスプレイ3により表示される光信号を光路を屈
曲させて液晶シャッター41を介してレンズ部42に導
く光信号ガイド部43とから構成される。
【0013】そして、図2に示すものは、液晶シャッタ
ー41を、レンズ部42の入射側の前面に配設すると共
に、光信号ガイド部43には反射鏡43aが介装されて
いる。即ち、液晶シャッター41は、枠44とクッショ
ンゴム枠45及び押さえ枠46との間に挟んだ後、固定
枠47に螺子止め固定し、該固定枠47毎にレンズ部4
2の入射側の前面に嵌め込まれる支持枠48に固定支持
される。
【0014】そして、白黒ディスプレイ3より発せられ
た光信号をアイ・ピース・ボディ43bに設けられた反
射鏡43aにより反射させて液晶シャッター41 に導く
ようになっている。尚、49は、アイ・カップを示す。
次に、図3に基づき、本考案に係るカラービューファイ
ンダのシステム構成を説明する。
【0015】図において、カラーテレビカメラからフレ
ームカラー画像信号を色分解した色成分別のR,G,B
画像信号とフィールドの切換を行うための垂直同期信号
(SYNC)が信号処理手段としてのコンバーター1に
入力される。コンバーター1は、前記各信号を少なくと
も1フィールド分一時的に記憶するメモリと、該メモリ
から画像データを読み出してシリアル信号を形成する信
号形成回路とを含んで構成されている。そして、メモリ
に記憶されたR,G,Bのデータから、所定の色順序
で、かつ、フィールド周期の3倍の速度で順次読み出
し、RとG,GとBとの間に垂直偏向に要する期間(前
記SYNCの1/3の期間相当)を挟んでシリアルに出
力する。つまりR,G,Bの画像データを直列に繋ぎ、
かつ、3倍に高速されたRGBシリアル信号が出力され
る。
【0016】前記RGBシリアル信号は、ビデオ信号変
換回路2を介して白黒画像表示手段としての白黒ディス
プレイ3の映像制御部31に入力される。また、コンバ
ーター1は、前記RGBシリアル信号を形成して出力す
るのに同期してR,G,Bの選択信号を出力し、この信
号が液晶シャッター駆動信号形成回路4とV偏向シフト
信号形成回路5に入力される。
【0017】更に、コンバーター1は、前記垂直同期信
号SYNCを3倍に高速化し、この信号に基づいてメモ
リからの読み出し制御を行っている。この信号が前記液
晶シャッター駆動信号形成回路4とV偏向シフト信号形
成回路5と偏向回路6とに出力される。液晶シャッター
駆動信号形成回路4は、前記入力されたR,G,Bの各
選択信号に応じて、対応するR,G,Bの色を選択して
透過させ、R,G,B信号の間に入力された垂直同期信
号SYNCに応じて、この間は光を透過させないような
液晶シャッターの駆動信号を形成し、該駆動信号をレン
ズ部42の入射側の前面に配置された液晶シャッター4
1に出力する。
【0018】また、V偏向シフト信号形成回路5は、前
記R,G,Bの信号にうち、特定の色成分例えばG成分
の走査を水平走査線間隔の1/2だけ垂直方向にシフト
させるが、3×SYNCより検出した奇偶のフィールド
でその方向を選択し、奇数フィールドの場合は上向き
に、偶数フィールドの場合は下向きにシフトさせる信号
を形成し、該V偏向シフト信号(インターレースシフト
信号)を垂直偏向回路6に出力する。
【0019】垂直偏向回路6は、前記高速化された垂直
同期信号を入力する毎に、走査開始位置まで垂直方向に
移動させる偏向走査を行なうが、R,Bの画像信号につ
いては、入力された奇数フィールド,偶数フィールドと
同一の基準位置まで偏向させるのに対し、G画像信号に
ついては、前記したように奇数フィールドの場合は基準
位置より水平走査間隔に1/2だけ下向きにシフトさせ
た位置に偏向させる垂直偏向制御信号と、偶数フィール
ドの場合は基準位置より水平走査間隔に1/2だけ上向
きにシフトさせた位置に偏向させ、また、各色成分のフ
ィールド画像信号の中の水平同期信号H・SYNCを入
力する毎に水平方向の走査開始位置まで偏向させる水平
偏向制御信号を前記白黒ディスプレイ3の偏向ヨーク3
4に出力する。
【0020】上記V偏向シフト信号形成回路5と垂直偏
向回路6とで垂直偏向シフト手段が構成される。以上の
信号処理により、RGBビデオ信号と前記垂直偏向制御
信号Vと水平偏向制御信号Hとを用いて、R,G,Bの
各フィールド画像を順次入力画像の標準テレビ画像走査
の3倍の速度で走査すると共に、G成分のフィールド画
像に切り換わるときには、奇数フィールドと偶数フィー
ルドとで交互に逆向きに1/2水平走査間隔分だけ垂直
方向にシフトしながら垂直偏向を行なう。
【0021】図4は、前記垂直偏向のシフトを行う回路
の一例を示す。図において、前記V偏向シフト信号が入
力されると、垂直方向上向きのシフトパルスを入力した
ときと、下向きのシフトパルスを入力したときとで、ト
ランジスタTR1とトランジスタTR2とが選択的にONと
なるため、垂直偏向コイルVLの端子電圧V1 が所定の
幅で増減し、それによって、垂直センタリング部VCへ
の印加電圧が増減されることにより、前記1/2水平走
査間隔分の垂直方向上向きのシフトと下向きのシフトが
行われる。
【0022】図5は、別の垂直偏向シフト回路の例を示
す。即ち、分圧回路VV から垂直偏向コイルVLの端子
電圧V1 より所定値だけ高い電位と所定値だけ低い電位
を取り出してパルス連動ICスイッチ回路S1 の2つの
固定接点a,bと接続し、該パルス連動ICスイッチ回
路S1 の可動接点側を垂直偏向コイルVLの端子と接続
したものである。該パルス連動ICスイッチ回路S1
V偏向シフト信号を入力させ、垂直方向上向きのシフト
パルスを入力したときには接点aが接続し、垂直方向下
向きのシフトパルスを入力したときには接点bが接続す
ることにより、前記同様のシフトが行われる。
【0023】また、本実施例では、G成分(色順序の真
中の成分)のみを垂直方向にシフトすることにより、偏
向のための同期信号は奇数フィールドと偶数フィールド
とを交互に繰り返すインターレース方式とした。同様の
主旨で垂直シフトのパルス発生数2倍になるがR,B成
分(色順序の両端の成分)をシフトさせるようにしても
同様の機能が得られることはいうまでもない。
【0024】かかる走査における各信号状態と画面の走
査状態とを図6に示す。即ち、奇数フィールドで入力さ
れたG成分のフィールド画像は、1/2水平走査間隔分
だけ垂直下向きにシフトして偏向される結果、実質的に
偶数フィールド画像に変換され、同じく偶数フィールド
で入力されたG成分のフィールド画像は、1/2水平走
査間隔分だけ垂直上向きにシフトして偏向されて奇数フ
ィールド画像に変換されるため、奇数フィールドと偶数
フィールドとが交互に切り換わるインターレース方式が
行われているが、結果的にディスプレイ画面上で、入力
信号のフィールドに応じた走査が行われるようになって
いる。
【0025】かかる走査の行われる白黒ディスプレイ3
のCRT32画面には、白黒画像が表示されるが、該白
黒画像の無色光画像信号が光信号ガイド部43を介して
液晶シャッター41を透過すると、前記各R,G,B画
像信号の走査期間に同期して液晶シャッター41が対応
するR,G,Bの色成分を持つ光画像信号として順次透
過するため、視覚上、これらの色成分が合成されたカラ
ー画像としてレンズ部42を介して認識される。
【0026】このように、ビューファインダを色分解さ
れたカラー画像信号により駆動される液晶シャッター4
1を介して極めて容易にカラー化することができる。ま
た、従来のようにフィルターをつけた円板をモータによ
り機械的に回転させるようなものではないので、長寿命
となると共に、製品コストの低減化を図ることができ
る。
【0027】そして、特に、本実施例では、R,G,B
画像信号を原信号に比べ3倍速で走査するため、動画像
の動きに良好に追従できると共に、偶数フィールド画面
信号から内挿により奇数フィールド画面信号を作るよう
なことはしないため、通常のドットトリオからなるブラ
ウン管によるカラー表示ではなく、ドットトリオと無関
係なB/Wのブラウン管による表示となるため解像度が
高い画像が得られる。
【0028】次に、図7及び図8に基づき、液晶シャッ
ター41について、TNモードの液晶素子を使用したも
のについて説明する。TNモードの液晶素子の基本的な
構造のものは、液晶分子を該液晶素子への入射光軸方向
に対して方向を捩じらせて配分し、その入射面と出射面
とを透明電極で挟んだ構造を有しており、その外側をカ
ラー偏光子で挟んだ構造を有する。
【0029】TNモードの液晶素子の動作を図7に基づ
いて簡単に説明する。このものでは入射側と出射側の偏
光子の偏光方向が互いに直交するように装着されてい
る。いま、前記電極間に電圧を印可しないOFF状態で
前記章程成分の光が入射側の偏光子を通って入射する
と、該光は液晶分子の捩によって90°偏光方向を変換
され、出射側の偏光子の偏光方向と一致するので、その
まま透過する。また、電極間に電圧を印可したON状態
では、液晶分子の捩じれが戻されるので光は入射時の偏
光方向のまま進み、出射側偏光子の偏光方向と直交する
ため遮光される。
【0030】かかる原理を有したTNモードの液晶素子
が2個使用されて前記機能を有する液晶シャッターが構
成される。即ち、図8に示すように、入射側(図示左
側)から順に、垂直方向の青色光と緑色光とを透過させ
るBGダイクロイック偏光フィルター201 、水平方向の
赤色光を透過させるRダイクロイック偏光フィルター20
2 、TNモードの液晶素子203 、水平方向の青色光を透
過させるBダイクロイック偏光フィルター204 、垂直方
向の赤色光と緑色光とを透過させるRGダイクロイック
偏光フィルター205 、TNモードの液晶素子206 、水平
方向の赤色光と緑色光と青色光を透過させるRGBダイ
クロイック偏光フィルター207 とを備え、2つのTNモ
ードの液晶素子203,206 をセル駆動部208 でON,OF
F制御することにより、前記各実施例と同様に3原色光
を順次遮光期間を介して発生させるものである。
【0031】図の最上部には、2つのTNモードの液晶
素子203,206 が共にOFFの状態を示す。この場合、白
色光がBGダイクロイック偏光フィルター201 の通過に
より青色光と緑色光は垂直方向に偏光して透過し、ま
た、赤色Rダイクロイック偏光フィルター202 の通過に
より赤色光は水平方向に偏向して透過する。次いで、O
FF状態の液晶素子203 を通過すると、各色の光は偏光
方向を90°変換され、赤色光は垂直方向, 青色光, 緑色
光は水平方向に偏向する。次いで、Bダイクロイック偏
光フィルター204 及びRGダイクロイック偏光フィルタ
ー205 を通過する間に、赤色光及び青色光については各
偏光フィルターと偏光方向が一致するためそのまま透過
するが緑色光は偏光方向が直交するため遮光される。次
に、OFF状態の液晶素子206 によって赤色光は水平方
向、青色光は水平方向に偏光方向が変換されて透過す
る。最後のRGBダイクロイック偏光フィルター207 を
通過すると、赤色光はそのまま透過するが、青色光は偏
光方向が直交するので遮光される。このようにして赤色
光のみが出力される。
【0032】同様にして図の中央部に示すように、液晶
素子203 はOFF,液晶素子206 はONに制御すると、
図示のごとく青色光のみが出力され、図の最下部に示す
ように、液晶素子203 はON,液晶素子206 はOFFに
制御すると、緑色光のみが出力される。また、図示しな
いが、液晶素子203,206 共にONに制御することで、全
ての色の光が遮光される。したがって、これらカラー偏
光子とTNモードの液晶素子とを前記ゲストモードの液
晶素子と光シャッターに変えて配設し、セル駆動部208
で前記4通りの切換制御を行うことにより、前記各実施
例と同様に赤色光,緑色光,青色光を遮光期間を介して
順次繰り返して発生させることができる。
【0033】したがって、かかる機能を有する液晶シャ
ッターを、白黒ディスプレイの画面の前方に配置して、
R,G,B信号を順次白黒ディスプレイと液晶シャッタ
ーとに出力し、各色成分の画像信号を白黒ディスプレイ
で白黒表示すると同時に、該白黒表示される光画像信号
を液晶シャッターに透過させることにより、R,G,B
毎に画像信号に応じた光量の光が交互に透過されるた
め、人間の目にはこれら色成分別の光画像が合成された
カラー画像として認識させることができる。
【0034】次に、図9〜び図11により、本考案の他
の実施例について説明する。図9に示すものは、液晶シ
ャッター41を、白黒ディスプレイ3の出射側の面に配
置したもので、他の構成は図2に示すものと同一であ
る。即ち、液晶シャッター41は、固定枠47とクッシ
ョンゴム枠45及び押さえ枠46との間に挟んだ後、螺
子止め固定し、該固定枠47毎に発光ダイオード表示板
48に固定支持される。
【0035】そして、白黒ディスプレイ3より発せられ
た光信号を液晶シャッター41 に導いた後、光信号ガイ
ド部43で反射させるようになっている。次に、図10
及び図11に示すものは、光信号ガイド部43をアイ・
ピース・ボディ43bとプリズム43cで構成すると共
に、液晶シャッター41を、該プリズム43cの入射側
の面又は出射側の面に配置したもので、他の構成は図2
に示すものと同一である。
【0036】即ち、液晶シャッター41は、プリズム4
3cの入射側の面又は出射側の面に接着材等により接着
され、白黒ディスプレイ3より発せられた光信号を該液
晶シャッター41 に導いた後、プリズム43cで屈曲さ
せるか又はプリズム43cで屈曲させた後、液晶シャッ
ター41 に導くようになっている。尚、以上の実施例で
は、液晶シャッターとして、TNモードの液晶素子を用
いたものを使用したが、液晶自体を着色し、液晶の吸光
係数が分子長軸に平行及び垂直な方向で互いに異なる2
色性を示すことを利用して電圧のON,OFFで透過光
を着色光と無色光とに切り換えることができるゲストホ
ストモードの液晶素子を用いた液晶シャッターを使用し
てもよい。
【0037】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ビューファインダを色分解されたカラー画像信号により
駆動される液晶シャッターを介して極めて容易にカラー
化することができる。また、従来のようにフィルターを
つけた円板をモータにより機械的に回転させるようなも
のではないので、長寿命となると共に、製品コストの低
減化を図ることができる。
【0038】また、色成分別のフィールド画像信号を所
定の色順序で高速にインターレースする構成としたた
め、動画像の動きに良好に追従でき、かつ、高い解像度
が得られ、フリッカー等の発生もなく安定した高画質カ
ラー画像をえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るカラービューファイン
ダのアイピース部の外観構成を示す斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】本考案の一実施例の構成を示すブロック回路
図。
【図4】図3の垂直偏向シフト回路の一例の構成を示す
図。
【図5】同上垂直偏向シフト回路の別の例の構成を示す
図。
【図6】同上実施例の走査状態及び各種信号を示すタイ
ムチャート。
【図7】TN液晶素子の作動原理を説明するための説明
図。
【図8】TN液晶素子を用いた液晶シャッターの作動原
理を説明するための説明図。
【図9】本考案の他の実施例を示す分解斜視図。
【図10】本考案の他の実施例を示す分解斜視図。
【図11】本考案の他の実施例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 コンバーター 3 白黒ディスプレイ 4 液晶シャッター駆動信号形成回路 5 V偏向シフト信号形成回路 6 偏向回路 41 液晶シャッター 42 レンズ部 43 光信号ガイド部 43a 反射鏡 43b アイ・ピース・ボディ 43c プリズム 44 枠 45 クッションゴム枠 46 押さえ枠 47 固定枠 48 支持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/16 G02F 1/1347 G03B 13/02 H04N 9/04

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラーテレビカメラに装着されるカラービ
    ューファインダにおいて、 カラー画像の色成分別の信号を所定の色順序で水平及び
    垂直方向に走査して白黒表示する白黒画像表示手段と、 この表示に対応して表示している色成分の種類を表す信
    号を入力し、前記白黒画像表示手段で表示された光信号
    を画像信号の色成分を持つ光信号に変換する液晶シャッ
    ターと、奇数と偶数のフィルード画像からなるフレームカラー画
    像信号の色分解された各フィールド画像信号を入力し、
    これら各色のフィールド画像信号を所定の色順序で奇数
    フィールド同士及び偶数のフィールド同士直列に繋げ、
    更に、色成分数倍の速度に倍速化した信号に変換して出
    力し、かつ、該出力の色成分別に振り分けられた信号に
    より液晶シャッターを駆動する信号処理手段と、 該信号処理手段からの信号の特定の色成分について、水
    平走査間隔の1/2だけ垂直方向で、かつ、奇数フィー
    ルドと偶数フィールドとで上下逆向きにずらして走査さ
    せる信号を前記白黒画像表示手段に出力する垂直偏向シ
    フト手段と、 前記液晶シャッターにより変換された色成分を持つ光信
    号を拡大表示するレンズ部と、 前記白黒画像表示手段により表示される光信号を光路を
    屈曲させて前記液晶シャッターを介して前記レンズ部に
    導く光信号ガイド部と、 を含んで構成したことを特徴とするカラービューファイ
    ンダ。
  2. 【請求項2】 前記液晶シャッターを、拡大表示用レンズ
    部の入射側の前面に配設したことを特徴とする請求項1
    記載のカラービューファインダ。
  3. 【請求項3】 前記液晶シャッターを、白黒画像表示手段
    の表示面の前面に配設したことを特徴とする請求項1に
    記載のカラービューファインダ。
  4. 【請求項4】 前記光信号ガイド部は、プリズムで構成さ
    れ、前記液晶シャッターを、該プリズムの入射端面又は
    出射端面に配設したことを特徴とする請求項1に記載の
    カラービューファインダ。
JP1993004283U 1993-02-12 1993-02-12 カラービューファインダ Expired - Fee Related JP2589071Y2 (ja)

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