JP2588459B2 - 坑内冷房換気装置 - Google Patents

坑内冷房換気装置

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JP2588459B2
JP2588459B2 JP11305492A JP11305492A JP2588459B2 JP 2588459 B2 JP2588459 B2 JP 2588459B2 JP 11305492 A JP11305492 A JP 11305492A JP 11305492 A JP11305492 A JP 11305492A JP 2588459 B2 JP2588459 B2 JP 2588459B2
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光雄 小沼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルその他の坑内
のうち掘削マシンの後続台車〜切羽付近の局所空間を冷
房換気するのに使用する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】坑内のうち掘削マシンの後続台車〜切羽
付近の作業環境は、閉所で、マシンの動力源などの影響
による高温多湿の状態となっている。そのため、次のよ
うな問題点が発生している。 作業員の作業意欲の低下 作業員の疲労による二次災害 油圧システムの油温過度上昇に伴う不具合の発生 電装品の発錆、過熱に伴う不具合の発生 これらの問題点を改善するために坑内の冷房換気システ
ムを確立する必要があるが、未だ満足すべき冷房換気シ
ステムは確立されていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、掘削マシン
の後続台車に搭載し、かつ坑外から掘削マシンに送り込
んで切羽の掘削に使われる泥水が持っている負の熱ポテ
ンシャルを利用して、坑内の上記局所空間を効果的に冷
房換気できる坑内冷房換気装置を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、坑内に搬入された掘削マシンの後続台
車に、ファンと、ファンに接続したファンコイルと、冷
却水ユニットと、冷却水冷却器とを搭載し、冷却水冷却
器は、坑外から掘削マシンへ泥水を送り込むように配管
した送泥管の途中に接続し、冷却水冷却器と冷却水ユニ
ットには、それらの間に一次冷却水を循環させるように
配管した循環パイプを接続し、この循環パイプの途中に
は、一次冷却水ポンプを接続し、冷却水ユニットとファ
ンコイルには、それらの間に二次冷却水を循環させるよ
うに配管した循環パイプを接続し、この循環パイプの途
中には、二次冷却水ポンプを接続することにより構成す
ることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記の構成よりなる坑内冷房換気装置では、掘
削マシンの作動中は、泥水が冷却水冷却器内を通過し、
一次冷却水ポンプにより冷却水ユニットから冷却水冷却
器内に送り込まれてくる一次冷却水が泥水と泥水の負の
熱ポテンシャルによる熱交換をして冷却され、二次冷却
水ポンプによりファンコイルから冷却水ユニットに送り
込まれてくる二次冷却水が冷却水ユニット内で製造され
る冷却水と熱交換して冷却された後、ファンコイル内へ
送り込まれ、ファンにより坑内のうち切羽〜後続台車付
近の空間からファンコイル内へ吸い込まれる高温多湿の
空気が上記の二次冷却水と熱交換して冷却されると同時
に除湿され、上記局所空間を冷房換気するのに適した空
気となって吹き出される。掘削マシンがその動作を停止
すると、泥水の送泥及び上記局所空間の冷房換気も停止
する。
【0006】
【実施例】以下図面にもとづいて本発明の実施例を説明
すると、1はトンネルその他の坑内、2は坑内1に搬入
した掘削マシン、3は掘削マシン2に接続し後続台車、
4は後続台車3に搭載した冷房換気装置で、ファン5
と、ファン5に接続したファンコイル6と、冷水を製造
する冷却水ユニット7と、冷却水冷却器8とを備え、冷
却水冷却器8は、坑外から掘削マシン2へ泥水9を送り
込むように配管した送泥管10の途中に接続し、冷却水
冷却器8と冷却水ユニット7には、それらの間に一次冷
却水11を循環させるように配管した循環パイプ12を
接続し、この循環パイプ12の途中には、一次冷却水ポ
ンプ13を接続し、冷却水ユニット7とファンコイル6
には、それらの間に二次冷却水14を循環させるように
配管した循環パイプ15を接続し、この循環パイプ15
の途中には、二次冷却水ポンプ16を接続してなる。1
7はファンコイル6の空気入口に設けたエアーフィル
タ、18はファンコイル6に接続したドレン、19は掘
削マシン2から切羽に向けて噴射されて掘削に使用され
た泥水9を坑外へ排出するように配管した排泥管であ
る。
【0007】上記の構成よりなる坑内冷房換気装置4
を、例えば、図2に示すように、ファン5には、0.9Kw
のファン2台を使用し、ファンコイル6には、15,000Kc
al/Hr のファンコイルを使用し、冷却水ユニット7に
は、18,000Kcal/Hr の冷却水ユニットを使用し、冷却水
冷却器8には、20,000Kcal/Hr の冷却水冷却器を使用
し、冷却水冷却器8には、約25℃の泥水8を約 170l/m
in以上で送り込み、一次冷却水10を約60l/minで循環
させ、二次冷却水13を約50l/minで循環させた状態
で、坑内1のうち切羽〜後続台車3の局所空間の空気2
0であって、約30℃の空気をファン5により約120m3/mi
n でファンコイル6に通過させるように設計すると、 二次冷却水13のファンコイル6への流入温度 約11℃ 二次冷却水13のファンコイル6からの流出温度 約16℃ 一次冷却水10の冷却水ユニット7への流入温度 約32℃ 一次冷却水10の冷却水ユニット7からの流出温度 約37℃ となり、ファン5からは約22.8℃に冷却されて、上記局
所空間を冷房換気するのに適した空気21が約60m3/min
で吹き出される。
【0008】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、坑内1の規模に応じて装置4の各構成機器の性
能を変更して構成するなど適宜設計変更しうるものであ
る。
【0009】
【発明の効果】本発明は、叙上のように構成したから、
坑内のうち掘削マシンの後続台車〜切羽付近の局所空間
を効果的に冷房換気して、快適な作業空間を確保するこ
とができる。また装置全体を掘削マシンの後続台車に搭
載したので、掘削工事中の手間が省けるばかりでなく、
設備の大型化及び設備費の増大を防げる。また一次冷却
水の冷却に坑内へ送り込まれる泥水が持っている負の熱
ポテンシャルを利用するように構成したので、冷却水冷
却器の構成が簡潔化し、電装品、計数器などの温湿度に
よる障害を防止できるなどの諸効果を奏するため、坑内
の冷房換気システムを確立するのに好適な坑内冷房換気
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る坑内冷房換気装置の構成を
説明する図である。
【図2】図2は同装置の設計の一例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…坑内、2…掘削マシン、3…後続台車、4…冷房換
気装置、5…ファン、6…ファンコイル、7…冷却水ユ
ニット、8…冷却水冷却器、10…送泥管、11…一次
冷却水、12…循環パイプ、13…一次冷却水ポンプ、
14…二次冷却水、15…循環パイプ、16…二次冷却
水ポンプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 坑内に搬入された掘削マシンの後続台車
    に、ファンと、ファンに接続したファンコイルと、冷却
    水ユニットと、冷却水冷却器とを搭載し、冷却水冷却器
    は、坑外から掘削マシンへ泥水を送り込むように配管し
    た送泥管の途中に接続し、冷却水冷却器と冷却水ユニッ
    トには、それらの間に一次冷却水を循環させるように配
    管した循環パイプを接続し、この循環パイプの途中に
    は、一次冷却水ポンプを接続し、冷却水ユニットとファ
    ンコイルには、それらの間に二次冷却水を循環させるよ
    うに配管した循環パイプを接続し、この循環パイプの途
    中には、二次冷却水ポンプを接続してなる坑内冷房換気
    装置。
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JP6949613B2 (ja) * 2017-08-09 2021-10-13 清水建設株式会社 冷却システム、冷却方法
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