JP2588120Y2 - 磁気治療装置 - Google Patents

磁気治療装置

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JP2588120Y2
JP2588120Y2 JP1993067985U JP6798593U JP2588120Y2 JP 2588120 Y2 JP2588120 Y2 JP 2588120Y2 JP 1993067985 U JP1993067985 U JP 1993067985U JP 6798593 U JP6798593 U JP 6798593U JP 2588120 Y2 JP2588120 Y2 JP 2588120Y2
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JP1993067985U
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勇 枡田
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株式会社日本健康増進研究会
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、人体の広い範囲にわ
たって磁界を作用させることにより磁気治療を行うため
の磁気治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この考案の出願人は、以前、内部に電磁
ソレノイドがそれぞれ収納配備された複数個のケース体
を、磁極面を同方向に揃えて相互に屈曲自在に一列に連
結して成る磁気治療具を提案した。この磁気治療具を人
体の患部に巻き付けるようにして装着した後、各ケース
体の電磁ソレノイドに交流電流を流すと、各電磁ソレノ
イドで発生した交番磁界が人体に作用し、これによりこ
りなどの諸症状を軽快することができる。またこの磁気
治療具は、電磁ソレノイドへの通電により振動および熱
が発生するもので、これにより前記した磁気治療効果に
加えて、人体に対しマッサージ効果と温熱効果とを付与
できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
磁気治療具は、電磁ソレノイドを内蔵したケース体を一
列に連結した構造であるから、これを人体に巻き付ける
ようにして装着しても、磁界の作用範囲は狭く、十分な
治療効果が得られないことがある。また磁気治療具の人
体への装着に手間がかかる上、磁気治療具を人体で支え
る必要があるため、取扱上、使用者に多大の負担がかか
り、使用しづらいといった問題がある。
【0004】そこで出願人は、先般、ベッドの上面に、
電磁ソレノイドを磁界発生源とする複数個の磁界発生器
を整列配備した構造のベッド式の磁気治療装置を開発し
た。この方式の磁気治療装置によれば、ベッド上に横た
わることにより、人体の広い範囲にわたって磁界を作用
させることができ、しかも前記した取扱上の不都合も一
挙に解消することができる。
【0005】しかしながら前記ベッドは、木製の枠材や
板材を複数を組み合わせて製作されるため、製作や組み
立てに手数と時間とを要するばかりでなく、全体の重量
が著しくかさみ、運搬などの取扱いが甚だ不便である。
また電磁ソレノイドに長時間通電すると、磁界発生器が
異常加熱されることがあり、火傷の原因となるなどの問
題もある。
【0006】この考案は、上記問題に着目してなされた
もので、ベッドの材質および構造を工夫することによ
り、製作や組み立てに手数を要さず、しかも磁界発生器
の異常加熱を防止できる軽量な磁気治療装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案の磁気治療装置
は、上面を人体の支持面となすベッドと、このベッドの
前記支持面上に整列配置された電磁ソレノイドを磁界発
生源とする複数の磁界発生器とから成る。前記ベッド
は、全体をFRPにより一体形成されると共に、前記支
持面に複数個の通気孔が形成されている。
【0008】請求項2の磁気治療装置は、ベッドの内側
に、冷却用ファンが送風方向を前記支持面に向けて取り
付けられたものである。
【0009】
【作用】ベッドの全体をFRPにより一体形成している
ので、製作や組み立てに手数と時間とを要さない。また
軽量であるから、運搬などの取扱いに便利である。さら
に支持面に複数の通気孔が形成してあるので、各磁界発
生器の異常加熱を防止できる。しかもベッドをFRPで
製作してあるので、多数の通気孔を開設しても、ベッド
の強度が損なわれることがない。
【0010】請求項2の磁気治療装置では、冷却用ファ
ンをベッドの支持面に向けてあるので、送風が通気孔を
介して各磁界発生器に作用して、これを冷却するため、
異常加熱が一層抑制される。
【0011】
【実施例】図1〜図5は、この考案の一実施例である磁
気治療装置の全体構成を示す。図示例の磁気治療装置
は、上面に人体が横臥できる広さの支持面2を備えたベ
ッド1と、このベッド1の上方位置に配備された覆い体
3とから成るもので、前記ベッド1の全体が支持台4に
より支持されている。なお図中、5はベッド1の一方の
側縁に沿って取り付けられた壁体である。
【0012】前記ベッド1,支持台4および壁体5は、
いずれもFRPにより一体成形されており、支持台4と
ベッド1との間およびベッド1と壁体5との間は、それ
ぞれ適所をビスにより止着固定してある。
【0013】前記ベッド1の支持面2は、図3に示すよ
うに、頭部支持部2A,背部支持部2B,脚部支持部2
Cとから成り、前記背部支持部2Bは、図6に示すよう
に、幅中央部が低く両側が高い湾曲面に形成されると共
に、全面にわたり多数の通気孔6が形成されている。
【0014】この通気孔6は、通気を良くして後述する
磁界発生具10を冷却するためのもので、この実施例で
は、冷却性能を一層向上するために、ベッド1の内側に
冷却用ファン14を送風方向を支持面2の背部支持部2
Bに向けて取り付けてある。前記通気孔6は、背部支持
部2Bのみならず、頭部支持部2Aや脚部支持部2Cに
も形成する。なお図3および図6において、2Dは背部
支持部2Bの両側に形成された腕部支持部である。
【0015】上記支持面2の頭部支持部2A,背部支持
部2B,脚部支持部2Cおよび腕部支持部2Dには、5
個の磁界発生器15を連ねて成る磁界発生具10が適当
個数配置されており、各磁界発生具10が発生した磁界
を人体の全身に作用させるようになっている。
【0016】各磁界発生器15は、図7および図8に示
す如く、合成樹脂製ケース体16の内部に電磁ソレノイ
ド17を収納配備して成る。各ケース体16は、対をな
すケース半体16a,16bの開口面を突き合わせ、複
数箇所をネジ16cにて止着固定して形成される。各ケ
ース体16の側端面には、各ケース体16の幅方向を向
く突軸18a,18aもしくは軸受穴18b,18bの
いずれかが形成してあり、隣接するケース体16,16
間において、突軸18aを軸受穴18bへ係入すること
により、各ケース体16,16が相互に回動自由に枢止
連結される。
【0017】前記電磁ソレノイド17は、図9に示す如
く、基部21の両端に脚部22,23を備えた積層鉄心
20と、各脚部22,23に嵌合されたコイルボビン3
1,32とから成る。各コイルボビン31,32は、両
端に鍔部33,34を有する合成樹脂製のスプール3
5,36の周面にコイル37,38が巻かれた構造のも
のであり、各コイル37,38に交流電流を流すと、脚
部22,23の先端部より交番磁界が発生する。この電
磁ソレノイド17は、前記脚部22,23の先端面を一
方のケース半体16aに向けてケース体16の内部に固
定してあり、これにより前記ケース半体16aの外面を
磁界を発生させる磁極面11となす。
【0018】なおこのケース半体16aの磁極面11に
は、必要に応じて、たとえばジルコニア,ジルコン,チ
タニア,アルミナ,コージライト、硅石などの遠赤外線
放射物質を塗布して放射塗膜19を形成してもよい。こ
の遠赤外線放射物質は熱により励起されて、遠赤外線を
放射するものであるが、ケース体16の表面に遠赤外線
放射物質を塗布する他に、ケース体16の成形原料中に
この遠赤外線放射物質を混入させることもできる。
【0019】上記の磁界発生具10は、支持面2の頭部
支持部2Aに2組、背部支持部2Bに6組、腕部支持部
2Dに左右各1組がそれぞれ磁極面11を上方に向けて
配置されている。
【0020】脚部支持部2Cの幅中央部には股状部7が
突出形成されており、この股状部7の両側面に左右各1
組の磁界発生具10が磁極面11を外方へ向けてそれぞ
れ配置されている。また脚部支持部2C上の両側にも左
右各1組の磁界発生具10が磁極面11を上方へ向けて
それぞれ配置されている。さらに脚部支持部2Cの端部
位置には、左右一対の支持板8がベッド1の長さ方向へ
移動可能に立設され、各支持板8の内面にそれぞれ1組
の磁界発生具10が支持されている。
【0021】前記頭部支持部2Aには、上下に開閉可能
な湾曲形状の頭部カバー9が配備されている。この頭部
カバー9は、一側端が枢支してあり、他側端のハンドル
12を持って上方へ開くようになっている。この頭部カ
バー9には2組の磁界発生具10が湾曲させた状態で磁
極面11を下方に向けて取り付け固定してある。頭部支
持部2Aの端部位置には、1組の磁界発生具10を磁極
面11が内方を向くよう取付金具13により取り付けて
ある。
【0022】前記覆い体3は、支持腕41の先端に支持
フレーム42を介して長さ中央部の両側が枢支されてお
り、これにより覆い体3は、バランスした状態で水平姿
勢が保持されるよう吊持されている。前記支持腕41の
基端は前記壁体5の上面に取付具43により傾動可能に
取り付けてあり、これにより覆い体3の支持面2上の高
さを自在に設定可能となっている。前記支持腕41と支
持フレーム42とは回動可能に接続されており、支持腕
41に対し支持フレーム42が水平回動自由となってい
る。
【0023】前記覆い体3は、ベッド1の支持面2に対
して幅中央部が高く両端部が低い湾曲形状に形成され、
覆い体3の下面には、複数の磁界発生具10が磁極面1
1を下方に向けて並列に取り付け固定されている。この
覆い体3上の各磁界発生具10とベッド1上の各磁界発
生具10は、電気的に並列接続されており、前記壁体5
に取り付けられた制御盤40上の電源スイッチによりオ
ン、オフされる。なおこの制御盤40には、各磁界発生
具10の通電時間を部所毎に設定するための複数個の時
間設定摘み44などが配置される。
【0024】上記構成の磁気治療装置を使用する場合、
まず覆い体3を押し上げて開放した状態にした後、使用
者は頭部を頭部支持部2A上に、脚部を脚部支持部2C
上に、背部を背部支持部2B上に、位置させてベッド1
の支持面2上に横たわる。さらに覆い体3を人体の胸部
ないし腹部上に被せ、また頭部カバー9を頭部上に被せ
た後、腕部を腕部支持部2D上に置く。これにより人体
はその全体が磁界発生具10により囲まれる。
【0025】つぎに電源スイッチを投入すると、各磁界
発生具10の各電磁ソレノイド17へ通電され、積層鉄
心20の脚部22,23の端面より磁界が発生し、磁極
面11より人体の各部へ作用する。また電磁ソレノイド
17から振動や熱が発生し、この振動や熱が人体に作用
してマッサージ効果と温熱効果とが付与される。
【0026】この場合、各磁界発生具10を支持する支
持面2には多数の通気孔6が形成してあるから、良好な
通気性が得られて、各磁界発生具10の異常加熱が防止
される。しかも冷却用ファン14より送られてくる風が
通気孔6を介して各磁界発生具10に作用するから、冷
却作用が高められ、異常加熱が一層抑制される。
【0027】
【考案の効果】この考案は上記の如く、人体の支持面上
に複数の磁界発生器が配備されたベッドの全体をFRP
により一体形成したから、軽量かつ堅牢であって運搬な
どの取扱いに便利であり、製作や組み立てに手数と時間
とを要さない。また支持面に複数の通気孔が形成したか
ら、各磁界発生器の異常加熱を防止できる。しかもベッ
ドをFRPで製作してあるので、多数の通気孔を開設し
ても、ベッドの強度が損なわれることがない。
【0028】請求項2の考案では、ベッドの内側に冷却
用ファンを送風方向をベッドの支持面に向けて配備した
から、送風が通気孔を介して各磁界発生器に作用し、冷
却性能が向上し、異常加熱が一層抑制されるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である磁気治療装置の斜面
図である。
【図2】図1の磁気治療装置の正面図である。
【図3】図1の磁気治療装置の平面図である。
【図4】図1の磁気治療装置の左側面図である。
【図5】図1の磁気治療装置の右側面図である。
【図6】ベッドの支持面の構成を示す断面図である。
【図7】磁界発生具の平面図である。
【図8】磁界発生具の縦断面図である。
【図9】電磁ソレノイドの構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 支持面 6 通気孔 14 冷却用ファン 15 磁界発生器 17 電磁ソレノイド

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を人体の支持面となすベッドと、こ
    のベッドの前記支持面上に整列配置された電磁ソレノイ
    ドを磁界発生源とする複数の磁界発生器とから成り、 前記ベッドは、全体をFRPにより一体形成されると共
    に、前記支持面に複数個の通気孔が形成されて成る磁気
    治療装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドの内側に、冷却用ファンが送
    風方向を前記支持面に向けて取り付けられている請求項
    1に記載された磁気治療装置。
JP1993067985U 1993-11-25 1993-11-25 磁気治療装置 Expired - Lifetime JP2588120Y2 (ja)

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JPH0733352U JPH0733352U (ja) 1995-06-20
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