JP2588045B2 - 瓦屋根における袖部の施工方法及び袖瓦 - Google Patents

瓦屋根における袖部の施工方法及び袖瓦

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JP2588045B2
JP2588045B2 JP11649390A JP11649390A JP2588045B2 JP 2588045 B2 JP2588045 B2 JP 2588045B2 JP 11649390 A JP11649390 A JP 11649390A JP 11649390 A JP11649390 A JP 11649390A JP 2588045 B2 JP2588045 B2 JP 2588045B2
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巌 榊原
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HEKINAN TOKUSHU KIKAI
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  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は地割調整を容易にすると共に、袖部の形態を
直線的に成し、洋風建築物に調和させる様にした瓦屋根
における袖部の施工方法及び袖瓦に関するものである。
従来の技術 従来、第11図に示す様に、和型の桟瓦aにて構成する
瓦屋根の施工は両袖瓦b、桟瓦aのきき幅によって桁行
き方向に割り付けをして所定枚数の屋根瓦を葺設してい
るも、然しながら一般的に屋根cは小さく形態に変化が
多く、而も和型の桟瓦aは形状等の関係よりきき幅は融
通がききにくく、ひいては葺き伸ばすと雨漏りの原因と
なり、このため場合によっては地割が不可能で屋根cの
一部を作り直さなければならず、従って和型の桟瓦aに
おいては地割調整が甚だ面倒である欠点を有すると共
に、各桟瓦aは上下左右に重合される様に袖瓦bも同様
に流れ方向に重合して葺設するため、袖瓦bの葺設形態
が階段状になって直接的とはならず、いわゆる直線形態
を重視する洋風建築物には調和出来ないため使用されて
いないのが現状であった。
発明が解決しようとする課題 本発明は袖瓦の表面を面一と成して直線的に葺設して
洋風建築物に調和させ、又桁行方向への地割調整に幅を
持たせて施工の簡易化を図り、又袖瓦にて桟瓦を押圧固
定して強風による飛散を防止する瓦屋根における袖部の
施工方法及び袖瓦を提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明は上記従来技術に基づく地割調整、葺設形態等
の課題に鑑み、地割調整を容易にすると共に、袖部の形
態を直線的に成して洋風建築物に調和させる瓦屋根にお
ける袖部の施工方法及び袖瓦を提供して上記課題を解消
せんとしたものである。
そして、袖部の施工方法としては、所定幅にて形成す
る平坦部の一側方に頭側から尻側に移行するに従って垂
下寸法を大と成す内垂れを形成し、一方他側方には頭側
から尻側まで同一垂下寸法と成す外垂れを形成し、又尻
側の端部には玉縁、若しくは頭側の端部に紐を形成した
袖瓦を、屋根面の両側方である袖部に葺設される和型の
桟瓦上に内垂れを当接させて順次流れ方向に葺設し、し
かる後屋根面の両側方に配設する破風板に打ち込む釘又
は緊決線に袖瓦を固定することである。
又、袖瓦としては、所定幅にて形成する平坦部の一側
方に頭側から尻側に移行するに従って垂下寸法を大と成
す内垂れを形成し、一方垂側方には頭側から尻側まで同
一垂下寸法と成す外垂れを形成し、又尻側の端部には玉
縁、若しくは頭側の端部に紐を形成している。
作 用 本発明にあっては、差根面に葺設する桟瓦上に内垂れ
を当接させて葺設することにより、袖瓦表面を面一にし
て直線状に葺設し、又袖部に配置される桟瓦と破風板と
の間隔に溶融を具有させ、又破風板に打ち込む釘又は緊
結線にて袖瓦を押圧した状態にて強固に固定させるもの
である。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は本発明に係る袖瓦であり、略矩形状の所定幅を有
する平坦部2の一側方に頭側3の垂下寸法に対し、尻側
4に移行するに従って垂下寸法を大と成す屋根面5に葺
設する和型の桟瓦6、6a…に当接載置されるべき内垂れ
7を形成し、一方垂側方には頭側3から尻側4にいたる
まで同一垂下寸法と成す外垂れ8を形成し、又尻側4の
端部には頭側3内方と嵌合すべき玉縁9を形成してい
る。
又、袖瓦1の他の実施例としては、第8図乃至第10図
に示す様に上記袖瓦1の玉縁9の代わりに尻側4が嵌合
する紐10を頭側3の端部に形成している。
次に本発明に係る瓦屋根おける袖部の施工方法につい
て説明すると、 屋根面5の左方より湾曲形成される和型の桟瓦6、6a
…(左端に葺設する片切桟瓦を含む)夫々のきき幅に対
応して葺設し、次に両側方の袖部11、11aの下方より順
次、玉縁9を有する袖瓦1の場合は、玉縁9を頭側3内
方に混合させて袖瓦1表面を面一にし、且つ内垂れ7を
桟瓦6、6a…表面に当接載置して直線状に葺設するので
ある。
かかる状態にあっては袖瓦1の平坦部2は所定幅にて
形成されているため、袖部11、11aに配置される桟瓦
6、6aと破風板12、12aとの間隔Xに余裕を具有させる
のである。
しかる後屋根面5の両側方に配設する破風板12、12a
に袖瓦1の釘孔に釘13を貫通させて袖瓦1を打ち込み固
定するか、又は破風板12、12aに釘13を介して結着する
緊結線14にて固定することにより、桟瓦6、6a…当接す
る袖瓦1の内垂れ7により桟瓦6、6a…が押圧された状
態にて強固に葺設されるのである。
又、紐10を有する袖瓦1の場合も同様に葺設し、又袖
瓦1の外垂れ8の下端縁は直線状となるのである。
〔発明の効果〕
要するに本発明は、所定幅にて形成する平坦部2の一
側方に頭側3から尻側4に移行するに従って垂下寸法を
大と成す内垂れ7を形成し、一方他側方には頭側3から
尻側4まで同一垂下寸法と成す外垂れ8を形成し、又尻
側4の端部には玉縁9、若しくは頭側3の端部に紐10を
形成した袖瓦1を、屋根面5の両側方である袖部11、11
aに葺設される和型の桟瓦6、6a…上に内垂れ7を当接
させて順次流れ方向に葺設し、しかる後屋根面5の両側
方に配設する破風板12、12aに打ち込む釘13又は緊結線1
4にて袖瓦1を固定するので、袖瓦1を順次流れ方向に
葺設しても内垂れ7が頭側3から尻側4に移行するに従
って垂下寸法を大と成しているため、袖瓦1の表面を面
一と成して直線的に葺設することが出来ることにより、
一般的な洋風建築物に調和した平板瓦を作用すること無
く、和型の桟瓦6、6a…を使用しても袖部11、11aの形
態を直線的に成して洋風建築物に調和させることが出
来、又袖瓦1の平坦部2は所定幅にて形成されているた
め、袖部11、11aに配置される桟瓦6、6aと破風板12、1
2aとの間隔Xに余裕を具有させることにより、桁行方向
への地割調整に幅を持たせることが出来、よって従来の
様に屋根寸法に捕らわれることなく簡易に施工出来、又
袖瓦1の内垂れ7が桟瓦6、6a…に当接しているため、
袖瓦1にて桟瓦6、6a…を押圧固定して強固なものと成
して強風による飛散を防止出来る等その実用的効果甚だ
大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものにして、 第1図は本発明に係る瓦屋根の平面図、第2図は第1図
のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面図、第4
図は袖瓦の左側面図、第5図は同上平面図、第6図は同
上右側面図、第7図と袖瓦の他の実施例における断面
図、第8図は同上左側面図、第9図は同上平面図、第10
図は同上右側面図、第11図は従来の袖部の断面図であ
る。 2平坦部、3頭側、4尻側 7内垂れ、8外垂れ、9玉縁 10紐、11、11a袖部、12、12a破風板 13釘、14緊結線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定幅にて形成する平坦部の一側方に頭側
    から尻側に移行するに従って垂下寸法を大と成す内垂れ
    を形成し、一方他側方には頭側から尻側まで同一垂下寸
    法と成す外垂れを形成し、又尻側の端部には玉縁、若し
    くは頭側の端部に紐を形成した袖瓦を、屋根面の両側方
    である袖部に葺設される和型の桟瓦上に内垂れを当接さ
    せて順次流れ方向に葺設し、しかる後屋根面の両側方に
    配設する破風板に打ち込む釘又は緊決線に袖瓦を固定す
    ることを特徴とする瓦屋根における袖部の施工方法。
  2. 【請求項2】所定幅にて形成する平坦部の一側方に頭側
    から尻側に移行するに従って垂下寸法を大と成す内垂れ
    を形成し、一方他側方には頭側から尻側まで同一垂下寸
    法と成す外垂れを形成し、又尻側の端部には玉縁、若し
    くは頭側の端部に紐を形成したことを特徴とする袖瓦
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