JP2588024Y2 - 船尾管シール装置 - Google Patents
船尾管シール装置Info
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- JP2588024Y2 JP2588024Y2 JP1992054804U JP5480492U JP2588024Y2 JP 2588024 Y2 JP2588024 Y2 JP 2588024Y2 JP 1992054804 U JP1992054804 U JP 1992054804U JP 5480492 U JP5480492 U JP 5480492U JP 2588024 Y2 JP2588024 Y2 JP 2588024Y2
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- sealing device
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油潤滑式船尾管シール
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、小型船を除く船舶には、油
潤滑式の船尾管シール装置が多く用いられている。例え
ば、図4に示すように、複数のシールリング5、8、9
を配列して、各シールリングによって区画される環状空
間13、14及び船尾管1の内部に油を充填している船
尾管シール装置が知られている。このシール装置におい
ては、最船尾側シールリング5とカバー部材10によっ
て形成される環状空間11には、海水が充満している
潤滑式の船尾管シール装置が多く用いられている。例え
ば、図4に示すように、複数のシールリング5、8、9
を配列して、各シールリングによって区画される環状空
間13、14及び船尾管1の内部に油を充填している船
尾管シール装置が知られている。このシール装置におい
ては、最船尾側シールリング5とカバー部材10によっ
て形成される環状空間11には、海水が充満している
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図4に示す従来の船尾
管シール装置の最船尾側シールリング5及びカバー部材
10によって形成される環状空間11において、内壁面
12、最船尾側シールリング5及びこのシールリングに
装着した図5のガータースプリング6を覆っているゴム
被覆7の表面に、潮間帯よりやや深いところに棲息する
フジツボ等の海洋生成物が付着成長し、最船尾側シール
リング5及びガータースプリング6に損傷を与え、シー
ル性能及び寿命の低下をもたらす。特に、ガータースプ
リング6が直接海水に接して腐食しないように、その外
周を覆っているゴム被覆7は膜厚が薄いことから、環状
空間11の内部に付着して成長した海洋生成物と接触す
ることによって、また、ゴム被覆7の表面に海洋生成物
が直接付着することによって破れ易く、ゴム被覆7が破
損することによって直接海水に接する状態になったガー
タースプリング6は海水による腐食作用のために短期間
で折損破断に至る。本考案は、従来技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、最船尾側シー
ルリング5とカバー部材10によって形成される環状空
間11の内壁面12、最船尾側シールリング5及びガー
タースプリング6のゴム被覆7にフジツボ等の海洋生成
物が付着成長することを阻止し、最船尾側シールリング
5及びガータースプリング6の損傷を防止することを目
的とする。
管シール装置の最船尾側シールリング5及びカバー部材
10によって形成される環状空間11において、内壁面
12、最船尾側シールリング5及びこのシールリングに
装着した図5のガータースプリング6を覆っているゴム
被覆7の表面に、潮間帯よりやや深いところに棲息する
フジツボ等の海洋生成物が付着成長し、最船尾側シール
リング5及びガータースプリング6に損傷を与え、シー
ル性能及び寿命の低下をもたらす。特に、ガータースプ
リング6が直接海水に接して腐食しないように、その外
周を覆っているゴム被覆7は膜厚が薄いことから、環状
空間11の内部に付着して成長した海洋生成物と接触す
ることによって、また、ゴム被覆7の表面に海洋生成物
が直接付着することによって破れ易く、ゴム被覆7が破
損することによって直接海水に接する状態になったガー
タースプリング6は海水による腐食作用のために短期間
で折損破断に至る。本考案は、従来技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、最船尾側シー
ルリング5とカバー部材10によって形成される環状空
間11の内壁面12、最船尾側シールリング5及びガー
タースプリング6のゴム被覆7にフジツボ等の海洋生成
物が付着成長することを阻止し、最船尾側シールリング
5及びガータースプリング6の損傷を防止することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案における船尾管シール装置は、最船尾側シ
ールリングとカバー部材によって形成される環状空間に
加圧流体送給配管を導き、環状空間の内壁面からこの環
状空間内に海水圧力より高圧の加圧流体を吹き出すよう
にしたものであり、加圧流体の種類として、気体、酸素
を含まない気体及び海洋生成物の成長を阻止する性質を
持つ液体を使用する。
めに、本考案における船尾管シール装置は、最船尾側シ
ールリングとカバー部材によって形成される環状空間に
加圧流体送給配管を導き、環状空間の内壁面からこの環
状空間内に海水圧力より高圧の加圧流体を吹き出すよう
にしたものであり、加圧流体の種類として、気体、酸素
を含まない気体及び海洋生成物の成長を阻止する性質を
持つ液体を使用する。
【0005】
【作用】船尾管シール装置の最船尾側シールリングとカ
バー部材によって形成される環状空間に吹き出す加圧流
体の種類に応じて、次の作用が発揮される。加圧流体が
気体の場合には、気体の気泡が環状空間の内部全体に行
き渡るように吹き出すことによって、フジツボ等の海洋
生成物が環状空間の内壁面、最船尾側シールリング及び
ガータースプリングのゴム被覆の表面に付着することを
妨げ、また、環状空間が常時海水のみの環境とならない
ため、海洋生成物の成長を阻止できる。この気体が酸素
を含んでいない場合には、環状空間の内壁面、最船尾側
シールリング及びガータースプリングのゴム被覆の表面
に海洋生成物が付着したとしても、環状空間の中には酸
素が少なく海洋生成物が生存できる状態にないため、や
がて死滅する。加圧流体が海洋生成物の成長を阻止する
性質を有する液体、例えば清水やアルコール等の場合に
は、環状空間の内壁面、最船尾側シールリング及びガー
タースプリングのゴム被覆に海洋生成物が付着したとし
ても、この液体の性質によって海洋生成物は環状空間の
中で棲息することができない。
バー部材によって形成される環状空間に吹き出す加圧流
体の種類に応じて、次の作用が発揮される。加圧流体が
気体の場合には、気体の気泡が環状空間の内部全体に行
き渡るように吹き出すことによって、フジツボ等の海洋
生成物が環状空間の内壁面、最船尾側シールリング及び
ガータースプリングのゴム被覆の表面に付着することを
妨げ、また、環状空間が常時海水のみの環境とならない
ため、海洋生成物の成長を阻止できる。この気体が酸素
を含んでいない場合には、環状空間の内壁面、最船尾側
シールリング及びガータースプリングのゴム被覆の表面
に海洋生成物が付着したとしても、環状空間の中には酸
素が少なく海洋生成物が生存できる状態にないため、や
がて死滅する。加圧流体が海洋生成物の成長を阻止する
性質を有する液体、例えば清水やアルコール等の場合に
は、環状空間の内壁面、最船尾側シールリング及びガー
タースプリングのゴム被覆に海洋生成物が付着したとし
ても、この液体の性質によって海洋生成物は環状空間の
中で棲息することができない。
【0006】
【実施例】以下、本考案における船尾管シール装置の構
造を、実施例の図面(図1、図2及び図3)に基づき説
明する。図1に示す船尾管シール装置において、船尾管
1の船外側に取り付けられたケーシング部材2には、プ
ロペラ軸3の外周に装着されたライナー4に摺接する複
数のシールリング5、8、9が配列され、各シールリン
グ間には環状空間13、14が形成されている。一方、
最船尾側シールリング5の船尾側にはカバー部材10が
配置されて、最船尾側シールリング5とカバー部材10
との間には環状空間11が形成されている。この環状空
間11には、船内より加圧流体送給配管16が導かれ、
環状空間11の内壁面12に設けられている吹き出し孔
15に接続されている。図3は吹き出し孔15の第一実
施例であり、環状空間11の内壁面12の下部に設けた
2ヶ所の吹き出し孔15から、加圧流体17として気体
の気泡18を吹き出す構造としている。なお、この実施
例では、気泡18は環状空間11の上部に設けた排出孔
19等からシール装置の外部に放出される。また、図2
は吹き出し孔15の第2の実施例であり、環状空間11
の内壁面12の全周に設けた多数の吹き出し孔15か
ら、加圧流体17として海洋生成物の成長を阻止する性
質を持つ液体を吹き出す構造としている。本考案の船尾
管シール装置は上記の構造を有することから、船内の加
圧流体供給装置(図示せず)から加圧流体供給配菅16
によって導かれた加圧流体17は、環状空間11の内壁
面12に設けた吹き出し孔15から環状空間11の内部
全体に行き渡るように吹き出す。これによって、潮間帯
よりやや深いところに棲息するフジツボ等の海洋生成物
が環状空間11の内壁面12、最船尾側シールリング5
及びガータースプリング6のゴム被覆7の表面に付着す
ることを妨げ、また、環状空間11の中を海洋生成物が
棲息できない環境とすること、すなわち、環状空間11
の内部を常時海水のみの状態とならないようにすること
によって、環状空間11内での海洋生成物の成長を阻止
し、または、これらを死滅させる。なお、本考案では、
環状空間11に吹き出す加圧流体の種類を、上記の実施
例で示した気体及び海洋生成物の成長を阻止する性質を
持つ液体の他に、酸素を含まない気体とする。
造を、実施例の図面(図1、図2及び図3)に基づき説
明する。図1に示す船尾管シール装置において、船尾管
1の船外側に取り付けられたケーシング部材2には、プ
ロペラ軸3の外周に装着されたライナー4に摺接する複
数のシールリング5、8、9が配列され、各シールリン
グ間には環状空間13、14が形成されている。一方、
最船尾側シールリング5の船尾側にはカバー部材10が
配置されて、最船尾側シールリング5とカバー部材10
との間には環状空間11が形成されている。この環状空
間11には、船内より加圧流体送給配管16が導かれ、
環状空間11の内壁面12に設けられている吹き出し孔
15に接続されている。図3は吹き出し孔15の第一実
施例であり、環状空間11の内壁面12の下部に設けた
2ヶ所の吹き出し孔15から、加圧流体17として気体
の気泡18を吹き出す構造としている。なお、この実施
例では、気泡18は環状空間11の上部に設けた排出孔
19等からシール装置の外部に放出される。また、図2
は吹き出し孔15の第2の実施例であり、環状空間11
の内壁面12の全周に設けた多数の吹き出し孔15か
ら、加圧流体17として海洋生成物の成長を阻止する性
質を持つ液体を吹き出す構造としている。本考案の船尾
管シール装置は上記の構造を有することから、船内の加
圧流体供給装置(図示せず)から加圧流体供給配菅16
によって導かれた加圧流体17は、環状空間11の内壁
面12に設けた吹き出し孔15から環状空間11の内部
全体に行き渡るように吹き出す。これによって、潮間帯
よりやや深いところに棲息するフジツボ等の海洋生成物
が環状空間11の内壁面12、最船尾側シールリング5
及びガータースプリング6のゴム被覆7の表面に付着す
ることを妨げ、また、環状空間11の中を海洋生成物が
棲息できない環境とすること、すなわち、環状空間11
の内部を常時海水のみの状態とならないようにすること
によって、環状空間11内での海洋生成物の成長を阻止
し、または、これらを死滅させる。なお、本考案では、
環状空間11に吹き出す加圧流体の種類を、上記の実施
例で示した気体及び海洋生成物の成長を阻止する性質を
持つ液体の他に、酸素を含まない気体とする。
【0007】
【考案の効果】本考案は上記の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。加圧流体供給配管に導
かれて吹き出し孔から最船尾側シールリングとカバー部
材によって形成される環状空間に吹き出す加圧流体によ
って、環状空間の内壁面、最船尾側シールリング及びガ
ータースプリングの表面に海洋生成物が付着することを
妨げ、また、その成長を阻止することができる。従っ
て、海洋生成物によって最船尾側シールリング及びガー
タースプリングが損傷することを防止できるので、これ
らの寿命延長を図ることができる。なお、ガータースプ
リングの耐海水腐食性が比較的高く、その外周を海水か
ら保護するためのゴム被覆が用いられない場合でも、ガ
ータースプリングの表面は海洋生成物が付着することに
よって腐食し易くなるので、ゴム被覆の有無に拘らず本
考案の効果が発揮されることは言うまでもない。
で、次に記載する効果を奏する。加圧流体供給配管に導
かれて吹き出し孔から最船尾側シールリングとカバー部
材によって形成される環状空間に吹き出す加圧流体によ
って、環状空間の内壁面、最船尾側シールリング及びガ
ータースプリングの表面に海洋生成物が付着することを
妨げ、また、その成長を阻止することができる。従っ
て、海洋生成物によって最船尾側シールリング及びガー
タースプリングが損傷することを防止できるので、これ
らの寿命延長を図ることができる。なお、ガータースプ
リングの耐海水腐食性が比較的高く、その外周を海水か
ら保護するためのゴム被覆が用いられない場合でも、ガ
ータースプリングの表面は海洋生成物が付着することに
よって腐食し易くなるので、ゴム被覆の有無に拘らず本
考案の効果が発揮されることは言うまでもない。
【図1】本考案の船尾管シール装置における第一の実施
例を示す全体構造図である。
例を示す全体構造図である。
【図2】 本考案の第二の実施例であり、図1のA−A
断面に相当する断面図である。
断面に相当する断面図である。
【図3】 図1のA−A断面図である。
【図4】従来の船尾管シール装置における構造例を示す
全体図である。
全体図である。
【図5】最船尾側シールリング、並びに、これに装着さ
れているガータースプリング及びゴム被覆を示す断面図
である。
れているガータースプリング及びゴム被覆を示す断面図
である。
1 船尾管 2 ケーシング部材 3 プロペラ軸 4 ライナー 5 最船尾側シールリング 6 ガータースプリング 7 ゴム被覆 8 シールリング 9 シールリング 10 カバー部材 11 環状空間 12 内壁面 13 環状空間 14 環状空間 15 吹き出し孔 16 加圧流体送給配管 17 加圧流体 18 気泡 19 排出孔
Claims (3)
- 【請求項1】船尾管の船外側に取り付けられるケーシン
グ部材に、プロペラ軸のライナーに摺接する複数のシー
ルリングを配列し、かつ、最船尾側シールリングの船尾
側にはカバー部材を配置して、該カバー部材と最船尾側
シールリングとの間に環状空間を形成する船尾管シール
装置において、該環状空間の内壁面に吹き出し孔を設
け、この吹き出し孔から該環状空間内に、海水圧力より
も高圧の加圧流体として気体を吹き出すことを特徴とす
る船尾管シール装置。 - 【請求項2】 前記環状空間内に吹き出す加圧流体が気
体であり、該気体中に酸素を含まないことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項に記載の船尾管シール装
置。 - 【請求項3】 前記環状空間内に吹き出す加圧流体が液
体であり、該液体が海洋生成物の成長を阻止する性質を
有することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の船尾管シール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992054804U JP2588024Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 船尾管シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992054804U JP2588024Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 船尾管シール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066194U JPH066194U (ja) | 1994-01-25 |
| JP2588024Y2 true JP2588024Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12980928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992054804U Expired - Fee Related JP2588024Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 船尾管シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588024Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102388245B (zh) * | 2010-06-10 | 2014-08-27 | 瓦锡兰日本株式会社 | 密封环及船尾管密封装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3032596U (ja) * | 1996-06-18 | 1996-12-24 | 有限会社白坂設備工業 | 換気装置および屋外フード |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP1992054804U patent/JP2588024Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH066194U (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |