JPS5930789Y2 - 船舶における取水装置 - Google Patents

船舶における取水装置

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Publication number
JPS5930789Y2
JPS5930789Y2 JP2203580U JP2203580U JPS5930789Y2 JP S5930789 Y2 JPS5930789 Y2 JP S5930789Y2 JP 2203580 U JP2203580 U JP 2203580U JP 2203580 U JP2203580 U JP 2203580U JP S5930789 Y2 JPS5930789 Y2 JP S5930789Y2
Authority
JP
Japan
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seawater
water intake
stern tube
pipe
stern
Prior art date
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Expired
Application number
JP2203580U
Other languages
English (en)
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JPS56124095U (ja
Inventor
清一郎 斉藤
正美 村山
耕司 小林
仁 斉藤
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新潟鐵工所 filed Critical 株式会社新潟鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、各種の船舶に設けられる取水装置に関する
ものである。
漁船等の船舶においては、船底に設けられた海水値から
取水ポンプにより海水を汲み上げてこれをエンジンその
他の機器の冷却に用いているが、フジッボや藻等が海水
値やパイプ等の内壁に付着して海水の流通を阻害したり
、冷却能力を低下させるなど、種々の支障を出す。
このため、海水値の部分にフィルタを設備して上記の7
ジツボ等が管路に入り込むのを防止したり、薬剤を用い
て生物を死滅させるなどの手段を講じているが、小さい
うちに管路に入って内部で成(生)長するケースが多く
、また、薬剤ではきかない場合があるなど、問題が多く
まだ満足すべきもである。
この考案は、上記に鑑みてなされたもので、はぼ中央部
分に海水溜部を有する船尾管を船底に設け、この船尾管
の外端部側の内周面には、内面に海水流入溝を有する軸
受は部材を上記海水流入溝の一端を外方に開口させかつ
他端を上記海水溜部に連通させて設けるとともに、上記
船尾管には推進器を備えた推進軸を上記軸受は部材に軸
受けさせて周方向に回転自在に嵌挿する一方、上記船尾
管の内端部の内周面と推進軸の間にパツキンを詰め込み
、また上記船尾管には取水ポンプの取水パイプを上記海
水溜部に連通して取り付けることにより、上記従来の問
題点を解消したものであり、冷水却水の管路中にフジッ
ボや藻等が入り込むことがなく、保守点検が容易で扱い
やすい上、構造が簡単な船舶用取水装置を提供すること
を目的とする。
以下この考案を図面を参照して詳細に説明する。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、船体1の船底
2には、通例のように船尾管3が取り付けられ、その船
尾管3には推進器4を備えた推進軸5がリグナムバイタ
(軸受は部材)6とリグナムバイタ6a及びパツキン7
を介して回転自在に軸支されている。
パツキン7ば、船尾管3の第1図と第2図において右側
の内端部に締付はボルト8によって取り付けられたグラ
ンド9で押圧されて、推進軸5の外周面と船尾管3及び
リグナムバイタ6の内周面との間に形成された海水の流
入間隙Gの第1図と第2図において右側を密閉している
上記海水流入間隙G(ri船尾管3のリグナムバイタ6
が嵌め込まれていない中央部分に形成された環状の海水
溜部g1 とリグナムバイタ6の内周面に推進軸方向に
沿って形成され、一端を前記海水溜部g1に連通し他端
を推進器4側に開口している海水流入溝g2 とからな
り、前記船尾管3にろ海水溜部に連通して船底弁10を
備えた取水パイプ11が連結され、取水パイプ11に組
み込まれた取水ポンプ12の働きで海水を流入間隙Gか
ら吸い込んで船舶推進用エンジンや冷凍機等の機器(図
示せず)にそれらの冷却やその他の用途に送ることがで
きるようになっている。
一方、船尾管3の推進器4側の外端部には、押え金13
と係着部材14が取付はボルト15により取り付けられ
、また係着部材14の内周部に形成された溝16にはゴ
ム製の中空シール部材17が嵌め付けられている。
中空シール部材17は空気等の流体の圧入を受けて推進
軸5の中心に向って膨張し、海水の流入間隙Gを密閉す
るもので、ストップ弁18を備えた連通パイプ19によ
り空気等の流体供給源20に連絡されている。
しかして21は舵板、22は船尾管3の内部を掃除する
ために船尾管3の側面にあけた穴を覆ってボルト23で
着脱自在に該船尾管3に取り付けられたカバーである。
次に上記のように構成されたこの考案に係る取水装置の
作用を説明する。
推進軸5は従来と同様にエンジン(図示せず)により回
転させられて推進器4を回わし、船を物かす。
この際、中空シール部材17を縮小させて流入間隙Gへ
の海水の流入を自由にして推進軸5の潤滑をはかる。
上記において冷却水を船内に取り込れる場合は、船底弁
10を開けて取水ポンプ12を作動させる。
取水ポンプ12の作動により海水は流入間隙Gから取水
パイプ11を通って船舶推進用エンジンや冷凍機等の機
器に送られ、これらの冷却やその他の用途に供された後
船外に放出される。
この場合、取水ポンプ12の作動によって海水と一緒に
流入間隙Gに吸い込まれたフジッボ等の生物は、推進軸
5の回転によって間隙G内で勢いよく動かされた後、推
進軸5とリグナムバイタ6等の間にはさまれて死滅する
なお、このことは船尾管3の年分にフジッボ等が全く付
着していない事実から証明される。
したがってフジッボ等が生きたまま流入間隙Gを通って
船内に承り入れられることはない。
船尾管3の部分の保守点検に祭しては、ストップ弁18
を開いて圧力流体を中空シール部材171て送り、シー
ル部材17を膨らませて停止中の推進軸5の外周面に圧
着させることにより海水の流込みを防ぐ。
これによりパツキン7の点検・取り替え、カバー22を
取り外してのりグナムバイタ6等の摩耗・損傷状態の点
検や間隙Gへの異物の侵入状況を点検する。
この場合、中空シール部材17が膨張して間隙Gを密封
する関係上、船尾管3、つまり中空シール部材17に対
して推進軸5が偏心していても間隙Gの密封が完全にな
される。
以上説明したように、この考案の取水装置は、推進軸5
の回転でフジッボ等が生息しえない船尾管3に取水パイ
プ11を連結し、船尾管3とリグナムバイタ6等の間隙
Gに入って推進軸5の潤滑に動いた海水を船内に取り入
れる構造であるので、管路内にフジッボ等の生物が入り
込んで管路をつまらせ、また海水によって直接冷却され
る被冷却機器の冷却効率を低下させるようなことがない
しかも船内に存在する船尾管3に取水パイプ11を連結
するだけでよいので、実施が容易であるとともに、保守
点検なども容易である、などの長所を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はこの
考案に係る取水装置の設備状態を示す断面図、第2図は
船尾管と取水パイプ等の関係を示す断面図、第3図は第
2図の(m−1”II)線に沿う断面図である。 3・・・船尾管、5・・・推進軸、11・・・取水パイ
プ、12・・・取水ポンプ、2・・・船底、4・・・推
進器、61・・リクナムバイタ(軸受は部材)7・・・
パツキン、gl・・・海水溜部、g2・・・海水流入溝
、G−=1.流入間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. はぼ中央部分に海水溜部g1 を有する船尾管3が船底
    2に設けられ、この船尾管3の外端部側の内周面には、
    内面に海水流入溝g2を有する軸受は部材6が上記海水
    流入溝g2の一端を外方に開口しかつ他端を上記海水溜
    部g1に連通させて設けられるとともに、上記船尾管3
    には推進器4を備えた推進軸5が上記軸受は部材6に軸
    受けされて周方向に回転自在に嵌挿される一方、上記船
    遅管3の内端部の内周面と推進軸50間にパツキン7が
    詰め込まれ、また上記船尾管3には取水ポンプ12の取
    水パイプ11が上記海水溜部g1 に連通して取り付け
    られて威ることを特徴とする船舶における取水装置。
JP2203580U 1980-02-22 1980-02-22 船舶における取水装置 Expired JPS5930789Y2 (ja)

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JP2203580U JPS5930789Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22 船舶における取水装置

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JP2203580U JPS5930789Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22 船舶における取水装置

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Publication Number Publication Date
JPS56124095U JPS56124095U (ja) 1981-09-21
JPS5930789Y2 true JPS5930789Y2 (ja) 1984-09-01

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ID=29618163

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