JP2587951B2 - 超電導ケーブル - Google Patents
超電導ケーブルInfo
- Publication number
- JP2587951B2 JP2587951B2 JP62224992A JP22499287A JP2587951B2 JP 2587951 B2 JP2587951 B2 JP 2587951B2 JP 62224992 A JP62224992 A JP 62224992A JP 22499287 A JP22499287 A JP 22499287A JP 2587951 B2 JP2587951 B2 JP 2587951B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- outer conductor
- superconducting cable
- center conductor
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセラミックスの超電導体を中心導体に用いた
超導電ケーブルに関するものである。
超導電ケーブルに関するものである。
ある物質を冷却すると、その物質の電気抵抗が零にな
る超電導現象が生じることは知られている。
る超電導現象が生じることは知られている。
最近はこの超電導現象を利用することにより、電力損
失を生じずに大電流を供給できる超電導ケーブルの研
究,開発が進められている。
失を生じずに大電流を供給できる超電導ケーブルの研
究,開発が進められている。
前述した超電導ケーブルは、それを高電圧回路に使用
した場合には超電導体からなる中心導体に部分放電を誘
発するという問題がある。
した場合には超電導体からなる中心導体に部分放電を誘
発するという問題がある。
本発明は前述した問題点に鑑み、高電圧回路に使用し
ても部分放電を誘発しない超電導ケーブルを提供するこ
とを目的とする。
ても部分放電を誘発しない超電導ケーブルを提供するこ
とを目的とする。
本発明に係る超電導ケーブルは、中空の外側導体と、
該外側導体の外周側に配設している絶縁体と、前記外側
導体の内側に配設しているセラミックス超導電体からな
る中心導体及びその冷却媒体とを備え、前記外側導体を
中心導体と同電位としたことを特徴とする。
該外側導体の外周側に配設している絶縁体と、前記外側
導体の内側に配設しているセラミックス超導電体からな
る中心導体及びその冷却媒体とを備え、前記外側導体を
中心導体と同電位としたことを特徴とする。
〔作用〕 外側導体の内側に配設された冷却媒体によってセラミ
ックスの超電導体からなる中心導体が冷却される。中心
導体に電流を流し、外側導体に電圧を課電する。
ックスの超電導体からなる中心導体が冷却される。中心
導体に電流を流し、外側導体に電圧を課電する。
中心導体と外側導体とを同電位にすることで、中心導
体に部分放電を誘発しない。
体に部分放電を誘発しない。
以下本発明をその実施例を示す図面によって詳述す
る。第1図は本発明に係る超電導ケーブルの断面図であ
る。中空である例えば、金属あるいは導電性ゴム、導電
性プラスチックからなる外側導体1の中心に、断面形状
が短冊状であるセラミックスの超電導体からなる中心導
体2を、適宜手段によって外側導体1に支持させて配設
している。この中心導体2の超電導体は、ペロブスカイ
ト型酸化物である例えばSr3Ti2O7型,La2SrCu2O6型,K2Ni
2F6型,K2NiF4型(但しSr:ストロンチウム,La:ランタ
ン)のセラミックスを用いている。外側導体1の内側に
は例えば液体窒素の冷却媒体3を配設している。また外
側導体1の外周面は、例えば(発泡ポリウレタン)の如
き適宜の絶縁物を所要厚さで周面に沿わせた絶縁体4で
被覆されている。更に絶縁体4の外周面は例えばポリエ
チレンあるいはステンレススチール、アルミニウム等で
ある適宜の絶縁物あるいは金属の外装体5で被覆されて
おり、これらにより超電導ケーブルを構成している。
る。第1図は本発明に係る超電導ケーブルの断面図であ
る。中空である例えば、金属あるいは導電性ゴム、導電
性プラスチックからなる外側導体1の中心に、断面形状
が短冊状であるセラミックスの超電導体からなる中心導
体2を、適宜手段によって外側導体1に支持させて配設
している。この中心導体2の超電導体は、ペロブスカイ
ト型酸化物である例えばSr3Ti2O7型,La2SrCu2O6型,K2Ni
2F6型,K2NiF4型(但しSr:ストロンチウム,La:ランタ
ン)のセラミックスを用いている。外側導体1の内側に
は例えば液体窒素の冷却媒体3を配設している。また外
側導体1の外周面は、例えば(発泡ポリウレタン)の如
き適宜の絶縁物を所要厚さで周面に沿わせた絶縁体4で
被覆されている。更に絶縁体4の外周面は例えばポリエ
チレンあるいはステンレススチール、アルミニウム等で
ある適宜の絶縁物あるいは金属の外装体5で被覆されて
おり、これらにより超電導ケーブルを構成している。
このように構成した超電導ケーブルにおいては、セラ
ミックスの超電導体からなる中心導体2が外側導体1の
内側に充填された液体窒素の冷却媒体3に曝されて絶対
温度約77度の超低温度に冷却される。そのため中心導体
2はその抵抗が零に達して中心導体2に大電流を流すこ
とができる。一方、中心導体2の電圧と等しい電圧が外
側導体1に課電されて中心導体2と外側導体1とが同電
位となり、中心導体2からの部分放電の誘発を阻止する
ことができる。また、外側導体1の外周面には角部が存
在しないから外側導体1の外周面からの部分放電の誘発
も防止できる。したがって、高電圧の大電流を流し得
て、大電力供給に適した超電導ケーブルを得ることがで
きる。さらに、この超電導ケーブルの構造によれば、そ
の絶縁体4と中心導体2とを各別に製造できるから生産
性が良く、生産コストを低減させ得て安価な超電導ケー
ブルを提供できる。
ミックスの超電導体からなる中心導体2が外側導体1の
内側に充填された液体窒素の冷却媒体3に曝されて絶対
温度約77度の超低温度に冷却される。そのため中心導体
2はその抵抗が零に達して中心導体2に大電流を流すこ
とができる。一方、中心導体2の電圧と等しい電圧が外
側導体1に課電されて中心導体2と外側導体1とが同電
位となり、中心導体2からの部分放電の誘発を阻止する
ことができる。また、外側導体1の外周面には角部が存
在しないから外側導体1の外周面からの部分放電の誘発
も防止できる。したがって、高電圧の大電流を流し得
て、大電力供給に適した超電導ケーブルを得ることがで
きる。さらに、この超電導ケーブルの構造によれば、そ
の絶縁体4と中心導体2とを各別に製造できるから生産
性が良く、生産コストを低減させ得て安価な超電導ケー
ブルを提供できる。
なお本実施例においては、中心導体2の断面形状を短
冊状としたが、これは単なる一例であって円形又は正方
形としてもよく、その形状を限定するものではない。ま
た中心導体2は、対向している端部を外側導体1の径方
向の両内周面に当接させて一体化した構造としてもよ
く、その場合は中心導体2を外側導体1に支持し得ると
ともに、外側導体1と電気的に接続されることになる。
冊状としたが、これは単なる一例であって円形又は正方
形としてもよく、その形状を限定するものではない。ま
た中心導体2は、対向している端部を外側導体1の径方
向の両内周面に当接させて一体化した構造としてもよ
く、その場合は中心導体2を外側導体1に支持し得ると
ともに、外側導体1と電気的に接続されることになる。
以上詳述したように本発明の超電導ケーブルは、中心
導体と外側導体とを同電位にすることで高電圧回路に使
用しても超電導体からなる中心導体に部分放電を誘発せ
ず、しかも生産性がよい。それ故、本発明は、高電圧で
大電流を流し得る大電力供給に適した超電導ケーブルを
安価に提供できる優れた効果を奏する。
導体と外側導体とを同電位にすることで高電圧回路に使
用しても超電導体からなる中心導体に部分放電を誘発せ
ず、しかも生産性がよい。それ故、本発明は、高電圧で
大電流を流し得る大電力供給に適した超電導ケーブルを
安価に提供できる優れた効果を奏する。
第1図は本発明に係る超電導ケーブルの断面図である。 1……外側導体、2……中心導体、3……冷却媒体、4
……絶縁体、5……外装体
……絶縁体、5……外装体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 昭夫 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 美納 智次 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 日平 芳法 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社熊谷製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−23419(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】中空の外側導体と、該外側導体の外周側に
配設している絶縁体と、前記外側導体の内側に配設して
いるセラミックス超導電体からなる中心導体及びその冷
却媒体とを備え、前記外側導体を中心導体と同電位とし
たことを特徴とする超電導ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62224992A JP2587951B2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 超電導ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62224992A JP2587951B2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 超電導ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6467811A JPS6467811A (en) | 1989-03-14 |
JP2587951B2 true JP2587951B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=16822391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62224992A Expired - Lifetime JP2587951B2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 超電導ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587951B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5430387A (en) * | 1992-09-16 | 1995-07-04 | International Business Machines Corporation | Transition-controlled off-chip driver |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5723419A (en) * | 1980-07-17 | 1982-02-06 | Hitachi Cable | Coaxial core type cable |
-
1987
- 1987-09-08 JP JP62224992A patent/JP2587951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6467811A (en) | 1989-03-14 |
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