JP2587878B2 - ズームレンズ駆動装置 - Google Patents

ズームレンズ駆動装置

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JP2587878B2
JP2587878B2 JP2413463A JP41346390A JP2587878B2 JP 2587878 B2 JP2587878 B2 JP 2587878B2 JP 2413463 A JP2413463 A JP 2413463A JP 41346390 A JP41346390 A JP 41346390A JP 2587878 B2 JP2587878 B2 JP 2587878B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームレンズ駆動装置に
関し、詳しくは電子スチルカメラやビデオカメラ等に用
いられるズームレンズ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトカメラのズームレンズ
駆動装置には、特開昭63−220208号や特開平1
−197728号に開示されているようなものが提案さ
れている。このようなズームレンズ駆動装置は、カメラ
のズーミング時に変倍レンズを光軸方向に進退させ、さ
らに、変倍レンズの進退に対応した位置に合焦レンズを
移動させ、変倍レンズのズーミングに対して撮影レンズ
のピント位置の変動を防止している。つまり合焦レンズ
は、コンペンセーターレンズとフォーカスレンズとの機
能を共用したレンズである。
【0003】ところで、このようなズームレンズ駆動装
置を用いたカメラでは、レリーズボタンが二段押し式ボ
タンとなっている。先ず、レリーズボタンを半押しする
とカメラ側の測距装置が作動し、これから得られた被写
体距離情報に基づいて合焦レンズのピント位置を演算手
段により演算する。さらに、そのままレリーズボタンを
押し込むと演算手段による演算結果の出力により制御回
路及び、移動手段を介して合焦レンズが移動する。この
合焦レンズの移動によって被写体距離にピントが合い、
ピント合わせをした後にシャッタ開閉が行われるように
なっている。
【0004】このような一連の動作以外、すなわちレリ
ーズ操作以外のときには、カメラが待機状態となってい
る。一般のカメラの待機状態では、合焦レンズが焦点調
節範囲の無限遠の位置に待機するようになっており、シ
ャッタレリーズ時には、移動手段により合焦レンズが無
限遠位置から被写体距離情報に対応した位置に移動す
る。この時の被写体距離に対する合焦レンズの移動時間
を表すグラフを図12に示す。さらに、一般の測距装置
は、図13に示すように被写体距離の変動によって被写
体距離情報を検出する時間が異なっているため、合焦レ
ンズの移動時間に測距装置の検出時間を加算すると図1
4に表したようになる。なお、前述した特開平1−19
7728号に開示されているカメラでは、カメラの待機
状態を沈胴位置としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、合焦系レン
ズの待機位置を無限遠の位置したカメラでは、合焦レン
ズの最大移動時間が図12に示すように約250msと
なっていた。さらに測距装置の検出時間を考慮した場
合、合焦レンズの最大移動時間が270msとなってい
るため、シャッタレリーズ時のタイムラグが被写体距離
に対して変動し、このタイムラグの変動格差大き過ぎる
欠点があった。なお、特開平1−197728号に開示
されているカメラでは、カメラの待機状態を沈胴位置と
しているため、合焦レンズの待機位置を無限遠の位置し
たカメラに比べて、合焦レンズの移動時間が余分にかか
ることはいうまでもないところである。
【0006】本発明は前記の問題点を解決し、被写体距
離に対する合焦レンズの最大移動時間を極力短くすると
ともに、被写体距離に対するシャッタレリーズ時のタイ
ムラグを平均的にしたカメラのズームレンズ駆動装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、合焦レ
ンズを無限遠位置から至近位置までの焦点調節範囲内で
光軸方向に移動させる移動手段と、被写体距離を検出す
る測距手段と、この測距手段により検出された被写体距
離情報に基づいて合焦レンズの待機位置に対しての合焦
位置を演算する演算手段と、この演算手段の出力によっ
て移動手段を制御する制御手段とを備え、前記合焦レン
ズの待機位置を前記移動手段が前記合焦レンズを移動さ
せる焦点調節範囲の中間に設定したものである。また、
第2の発明では、合焦レンズを無限遠位置から至近位置
までの焦点調節範囲内で光軸方向に移動させる移動手段
と、被写体距離を検出する測距手段と、この測距手段に
より検出された被写体距離情報に基づいて合焦レンズの
待機位置に対しての合焦位置を演算する演算手段と、こ
の演算手段の出力によって移動手段を制御する制御手段
とを備え、前記合焦レンズの待機位置は、被写体距離が
無限遠位置のときに前記測距手段が被写体距離情報を検
出するのに必要とする時間と前記移動手段が前記合焦レ
ンズを移動させる時間との和と、被写体距離情報が至近
位置のときに前記測距手段が被写体距離情報を検出する
のに必要とする時間と前記移動手段が前記合焦レンズを
移動させる時間との和とが共に等しくなる位置に設定し
たものである。
【0008】
【作用】測距装置により被写体距離情報が検出されると
演算手段によって合焦レンズの待機位置に対しての合焦
位置が得られる。この得られた合焦位置の値に対して制
御手段が移動手段を制御する。この移動手段により合焦
レンズは、これの待機位置が焦点調節範囲の中間に設定
されているため、この位置から被写体距離情報に対応し
た位置に移動する。さらに、被写体距離情報が無限遠位
置のときに測距手段が被写体距離を検出するのに必要と
する時間と移動手段が合焦レンズを移動させる時間との
和と、被写体距離情報が至近位置のときに測距手段が被
写体距離を検出するのに必要とする時間と移動手段が合
焦レンズを移動させる時間との和とが等しくなる位置に
合焦レンズの待機位置を設定した場合には、この位置か
ら被写体距離情報に対応した位置に移動する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係るズームレンズ
駆動装置の断面を示したものである。このレンズ鏡筒
は、5枚レンズから構成される前群レンズ20と、3枚
レンズから構成される後群レンズ21とからなる2群構
成のズームレンズを光軸P方向に進退させてズーミング
を行うようになっている。
【0010】ズームレンズ鏡筒の構成は、カメラボディ
と一体成形された固定筒23と、この固定筒23の内側
にヘリコイド結合された中間筒24と、この中間筒24
の内側にヘリコイド結合された可動筒25とから構成さ
れている。このようなズームレンズ駆動装置は、図2に
示すようなカメラに組み込まれている。なお、符号10
はシャッタボタン、符号11はメインスイッチ、符号1
2はズーム操作部材、符号13は測光装置、符号14は
測距装置、符号15は液晶表示部である。なお、図1に
示すように固定筒23と一体成形されたカメラボデーに
は、フイルムパトローネ室を形成する壁面23cやフイ
ルム給送用ギヤ等が一体に設けられているため、従来の
カメラ、すなわちカメラボディと固定筒とを別部材とし
た構造のカメラに比べて、本実施例ではカメラ形状の小
型化を向上させている。さらに符号22は、カメラボデ
ィの前面を覆う前カバーである。
【0011】図1に示すように前記可動筒25には、変
倍レンズである前群レンズ20が、周知のバヨネット結
合等で固定されている。前群レンズ20の後方には、合
焦レンズである後群レンズ21が後群レンズ枠台28を
介して後群レンズ枠29に組み込まれている。なお、符
号26は、レンズシャッタであるシャッタ装置である。
【0012】前記後群レンズ21の進退は、可動筒25
に固定された後群レンズ枠台28に対し、これとヘリコ
イド結合されている後群レンズ枠29の進退により行わ
れる。後群レンズ枠台28は、内周面に雌ヘリコイド2
8aが形成されている。この雌ヘリコイド28aには後
群レンズ枠29の外周面に形成された雄ヘリコイド29
aが螺合している。雄ヘリコイド29aの谷部には、ギ
ヤ部29dが形成されており、このギヤ部29dは、雄
ヘリコイド29aの山部よりも突出して形成されてい
る。なお、符号31は、雄ヘリコイド29aの山部斜面
に当接し、後群レンズ枠台28に対して後群レンズ枠2
9を光軸P方向に片寄せする片寄せ部材である。
【0013】前記ギヤ29dには、前記シャッタ装置2
6に内蔵された合焦レンズ用モータ26aの駆動がギヤ
26b,26c,26d,26eを介して伝達される。
したがって、後群レンズ枠29は、合焦レンズ用モータ
26aの駆動により回動し、雄ヘリコイド29aのリー
ドに従って光軸Pに方向に進退する。なお、後群レンズ
21は、コンペンセーターレンズと合焦レンズとを共用
したレンズ群である。さらに、符号26fは、合焦レン
ズ用モータ26aの回転子と同心に配置されたロータリ
ーエンコーダ等のモータ回転量検出装置である。
【0014】前記可動筒25の外周面には、雄ヘリコイ
ド25aが設けられており、この雄ヘリコイド25aに
は中間筒24に設けられた雌ヘリコイド24aが螺合し
ている。可動筒25は、雄ヘリコイド25aのリードに
従って、これの内周面に設けられた溝25bに嵌入され
ている直進ガイド部材35に沿って直線的に進退する。
なお、符号25eは、可動筒25の前端側に装着された
カバー枠であり、また、符号25dは、カバー枠25e
に設けられたレンズ窓である。
【0015】前記中間筒24は、外周の後端側に雄ヘリ
コイド24bが設けられている。この雄ヘリコイド24
bは、固定筒23の内周に形成された雌ヘリコイド23
aに螺合する。中間筒24は、詳しくは後述する中間筒
回動部材33によって回動されると雄ヘリコイド24b
のリードに従って進退する。また、前記雄ヘリコイド2
4bの前方には、ギヤ部24cが光軸P方向に対し一定
な幅で形成されている。
【0016】前記固定筒23には、開口23bが設けら
れている。この開口23bは、光軸P方向に沿って形成
されている。この開口23bの外側には、中間筒回動部
材33の回動軸となる軸32と、これの奥に前記直進ガ
イド部材35のガイドとなるガイド棒32aとが光軸P
に対して平行に固定筒23と前カバー22との間で固定
されている。
【0017】前記中間筒回動部材33には、一端側にギ
ヤ33aと、このギヤ33bの前方から他端に架けて螺
旋状に突出させて設けた螺旋状ギヤ33aとが一体に成
形されている。前記ギヤ33aには、固定筒23に設け
られた変倍用レンズモータ34の駆動が伝達され、これ
により中間筒回動部材33は回動する。なお、符号34
aは、変倍用レンズモータ34の回転子と同心に配置さ
れたロータリーエンコーダ等のモータ回転量検出装置で
ある。
【0018】前記螺旋状ギヤ33aは、前記開口23b
を介して前記ギヤ部24cに歯合しており、変倍用レン
ズモータ34の駆動により中間筒回動部材33を介して
中間筒24を回動させる。このとき、中間筒回動部材3
3の回動によって螺旋状ギヤ33aは光軸P方向に変位
するが、螺旋状ギヤ33aの変位は、中間筒24の進退
と同じに移動するため、螺旋状ギヤ33aとギヤ部24
cとの噛み合い部分も前記中間筒24の進退と同位相に
移動する。
【0019】また、前記ガイド棒32aに遊貫されてい
る直進ガイド部材35の部分には、案内筒が一体に設け
られており、この案内筒には案内ピン35bが二つ植設
されている。これらの案内ピン35bは前記螺旋状ギヤ
33aの両斜面を挟み込んでいて、螺旋状ギヤ33aの
変位に応動して直進ガイド部材35を移動させる。
【0020】前記直進ガイド部材35と可動筒25との
間には、フレキシブル基板36が挿入されている。この
フレキシブル基板36の他端側は、前記シャッタ装置2
6に接続され、一端側がカメラボディ内に配置されてい
るシャッタ制御回路26aに接続されている。このフレ
キシブル基板36は、前記直進ガイド部材35の移動に
応動して容易に屈曲する可撓性に富んだものとなってい
る。
【0021】図3は、図2に示すカメラにおける電気的
構成の概略図を示すものである。なお、符号13aは測
光装置13に内蔵された測光回路、符号14aは測距装
置14に内蔵された測距回路、符号26aはシャッタ装
置26に内蔵されたシャッタ制御回路、符号40は変倍
レンズ用及び合焦レンズ用モータ26a,34を統括的
に制御するモータ制御回路、さらに、符号41は前述し
た回路から得られるデータによって予め定められたシー
ケンスにより演算する演算回路及びメモリー部等を含む
主制御回路である。また、符号10aはシャッタボタン
を半押しした時に投入されるスイッチであり、主制御回
路41では該スイッチ10aの投入に応じて測距回路1
4a及び測光装置13aを動作させ被写体情報及び被写
体輝度を検出する。さらに、符号11は前述したメイン
スイッチであり、図2に示すメインスイッチ11をON
側に操作すると、図3に示すメインスイッチ11が接点
Cに接続され、前述したズームレンズ駆動装置が沈胴位
置からワイド位置に繰り出し、カメラの待機状態とな
る。符号12は前述したズーム操作部材であり、カメラ
使用者が図2に示すズーム操作部材12をW側、すなわ
ちワイド側に操作した時には図3に示すズーム操作部材
12が接点aに接続され、また、カメラ使用者がズーム
操作部材12をT側、すなわちテレ側に操作した時には
接点bに接続される。なお、カメラ使用者がズーム操作
部材12の操作を終了した時にはズーム操作部材12が
自動的に中立位置となる。
【0022】図4は、カメラの待機状態から前記ズーム
操作部材12を操作したときに、前群及び後群レンズ枠
20,29の繰り出しを結像面に対しての距離で示した
グラフである。符号hは前記可動筒25の進退によって
後群レンズ枠29が移動する位置を示したものであり、
この位置ではズームレンズの焦点距離が変化しない。そ
こで、焦点距離を変化させるために同図に示す符号eの
位置まで後群レンズ枠29が移動する。この符号eの位
置は後群レンズ枠29の待機位置であり、被写体距離が
無限遠位置のときに前記測距装置14が被写体距離情報
を検出するのに必要とする時間と前記合焦レンズ用モー
タ26aが後群レンズ枠29を移動させる時間との和
と、被写体距離が至近位置のときに前記測距装置14が
被写体距離情報を検出するのに必要とする時間と前記合
焦レンズ用モータ26aが後群レンズ枠29を移動させ
る時間との和とが共に等しくなる位置に設定している。
つまり、前記主制御回路41は、予め同図に示す符号h
と符号eとの差を記憶している。そして、シャッタボタ
ン10の半押しによって主制御回路41は、測距装置1
4から得られた被写体情報に応じ、後群レンズ枠29を
同図に示す符号e、すなわち待機位置から、符号d、す
なわち無限遠位置と符号f、すなわち至近位置との間で
進退させるようにモータ制御回路40を制御するもので
ある。
【0023】次に上記構成による作用を説明する。図5
は、主制御回路41で実行されるシーケンスを示したフ
ローチャートである。このフローチャートに示すように
主制御回路41は、カメラのメインスイッチ11がON
側に操作されたことを検知すると、カメラを待機状態に
する。さらに、ズーム操作部材12の操作、及びスイッ
チ10bの操作をした後にもカメラを待機状態にするよ
うに制御している。
【0024】ズーム操作部材12を操作すると主制御回
路41は、変倍及び合焦レンズ用モータ26a,34を
駆動させる。これにより、ズームレンズ駆動装置は図6
に示すワイド位置の状態と図7に示すテレ位置の状態と
の間でズーミングを行うようになっている。
【0025】次に、スイッチ10bを操作すると合焦レ
ンズ用モータの駆動により後群レンズ枠29が待機位置
から被写体距離情報に対応したピント位置に移動され、
シャッタ開閉後には後群レンズ枠29が待機位置に移動
する。
【0026】この後群レンズ枠29の待機位置について
詳しく説明する。後群レンズ枠29の待機位置を決定す
るにあたっては、後群レンズ枠29が待機位置から被写
体距離情報に応じた位置に移動するまでの移動時間を極
力短くする必要がある。したがって、後群レンズ枠29
の移動時間だけを考慮すると図8に示したように、後群
レンズ枠29の待機位置は、これの焦点調節範囲内のほ
ぼ中間となるLH1の位置となる。
【0027】ところが、後群レンズ枠29の駆動時間だ
けを考慮しても本発明の目的を達成できないため、本実
施例では後群レンズ枠29と後群レンズ枠28とに設け
られたヘリコイド機構のガタ分と、従来技術で説明した
測距装置14の検出時間とを考慮している。
【0028】先ず、後群レンズ枠29と後群レンズ枠2
8とに設けられたヘリコイド機構のガタ分を考慮した場
合、図9に示すように後群レンズ枠29を進退させる時
にガタ分によるロスタイムを見込んで、後群レンズ枠2
9の待機位置を同図に示すようにLH2に設定してい
る。なお、後群レンズ枠29を進退させる時のガタ分に
よるロスタイムには、同図に示すように後群レンズ枠2
9を停止する際に必ず一定方向に駆動した後に停止する
いわゆる片寄せ駆動に要する時間等が含まれている。
【0029】次に、後群レンズ枠29と後群レンズ枠2
8とに設けられたヘリコイド機構のガタ分と、従来技術
で説明した測距装置14の検出時間とを考慮した場合、
図10に示すように後群レンズ枠29の待機位置がLH
3に設定される。すなわち、本発明に係るズームレンズ
駆動装置は、測距装置14の検出から後群レンズ枠29
の移動完了までの最大時間が図11に示すように約22
0msとなり、測距装置14の検出から後群レンズ枠2
9の移動完了までの最小時間が約120msとなってい
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明に係るズームレンズ
駆動装置では、合焦レンズの待機位置を焦点調節範囲の
中間に設定しているため、被写体距離情報に対する合焦
レンズの最大移動時間が短くなる効果がある。本実施例
では、合焦レンズの最大移動時間が約125msとなっ
ているため、従来技術と比較して約半分の時間も短縮さ
れている。また、合焦レンズの待機位置を、被写体距離
が無限遠位置のときに前記測距手段が被写体距離情報を
検出するのに必要とする時間と前記移動手段が前記合焦
レンズを移動させる時間との和と、被写体距離が至近位
置のときに前記測距手段が被写体距離情報を検出するの
に必要とする時間と前記移動手段が前記合焦レンズを移
動させる時間との和とが共に等しくなる位置に設定した
第2の発明では、被写体距離情報に対する合焦レンズの
最大移動時間が短くなる効果があるとともに、被写体距
離に対するシャッタレリーズ時のタイムラグが平均的に
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ズームレンズ駆動装置の沈胴位置状態を示した
断面図である。
【図2】ズームレンズ駆動装置を用いたカメラを示した
斜視図である。
【図3】カメラの電気的構成を示した概略図である。
【図4】ズームレンズ駆動装置の繰り出し量を示した特
性図である。
【図5】図3に示した電気的構成に含まれた主制御回路
のシーケンズを示したフローチャートである。
【図6】ズームレンズ駆動装置のワイド位置を示した断
面図である。
【図7】ズームレンズ駆動装置のテレ位置を示した断面
図である。
【図8】後群レンズ枠の移動時間を示した特性図であ
る。
【図9】ヘリコイド機構の片寄せ時間を考慮し、後群レ
ンズ枠の移動時間を示した特性図である。
【図10】測距装置の検出時間を考慮して後群レンズ枠
の移動時間だけを示した特性図である。
【図11】後群レンズ枠の移動時間に測距装置の検出時
間を加算して示した特性図である。
【図12】従来技術で説明した合焦レンズの移動時間を
示した特性図である。
【図13】従来技術で説明した測距装置の検出時間を示
した特性図である。
【図14】従来技術で説明した合焦レンズの移動時間に
測距装置の検出時間を加算して示した特性図である。
【符号の説明】
14 測距装置 14a 測距回路 20 前群レンズ 21 後群レンズ 23 固定筒 24 中間筒 25 可動筒 26a 合焦レンズ用モータ 26f モータ回転量検出装置 28 後群レンズ枠台 29 後群レンズ枠 33 中間筒回動部材 34 変倍レンズ用モータ 34a モータ回転量検出装置 35 直進ガイド部材 36 フレキシブル基板 40 モータ制御回路 41 主制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合焦レンズを無限遠位置から至近位置ま
    での焦点調節範囲内で光軸方向に移動させる移動手段
    と、被写体距離を検出する測距手段と、この測距手段に
    より検出された被写体距離情報に基づいて合焦レンズの
    待機位置に対しての合焦位置を演算する演算手段と、こ
    の演算手段の出力によって移動手段を制御する制御手段
    とを備え、前記合焦レンズの待機位置を前記移動手段が
    前記合焦レンズを移動させる焦点調節範囲の中間に設定
    したことを特徴とするズームレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 合焦レンズを無限遠位置から至近位置ま
    での焦点調節範囲内で光軸方向に移動させる移動手段
    と、被写体距離を検出する測距手段と、この測距手段に
    より検出された被写体距離情報に基づいて合焦レンズの
    待機位置に対しての合焦位置を演算する演算手段と、こ
    の演算手段の出力によって移動手段を制御する制御手段
    とを備え、前記合焦レンズの待機位置は、被写体距離が
    無限遠位置のときに前記測距手段が被写体距離情報を検
    出するのに必要とする時間と前記移動手段が前記合焦レ
    ンズを移動させる時間との和と、被写体距離が至近位置
    のときに前記測距手段が被写体距離情報を検出するのに
    必要とする時間と前記移動手段が前記合焦レンズを移動
    させる時間との和とが共に等しくなる位置に設定したこ
    とを特徴とするズームレンズ駆動装置。
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