JP2587246B2 - 灯油ガス化バーナ - Google Patents

灯油ガス化バーナ

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JP2587246B2
JP2587246B2 JP22015787A JP22015787A JP2587246B2 JP 2587246 B2 JP2587246 B2 JP 2587246B2 JP 22015787 A JP22015787 A JP 22015787A JP 22015787 A JP22015787 A JP 22015787A JP 2587246 B2 JP2587246 B2 JP 2587246B2
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air supply
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孝夫 渡辺
正昭 石山
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Hitachi Reinetsu KK
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Hitachi Reinetsu KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ノズルより噴霧される燃料を瞬時にガス化
し、青炎燃焼させる灯油ガス化バーナに関する。
〔従来の技術〕
従来の灯油ガス化バーナは、特開昭57−14109号に記
載のように気化筒が一体絞り品で、その一部に噴炎孔を
穿ち、着火初期の燃料のガス化を行う手段として、気化
筒が燃料を十分にガス化出来る温度になるまで、電極に
よる放電を行い、強制的に気化筒内で燃焼させる方式を
とっている。この為、外気温度等を考慮すると着火初期
の強制的な燃焼時間は、かなり長い時間(30秒〜1分程
度)となる。気化筒内での強制燃焼は不完全の状態とな
る為、多量の煤付着や、不完全燃焼によるタールの付着
となる物である。また強制燃焼を時間で規制している
為、外気温等が、変化した場合は、燃焼のバランスがく
ずれるものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記、従来技術は、着火時の気化筒内での不完全燃焼
による煤付や、外気温等が変化した場合の燃焼のアンバ
ランスについては配慮されていない。
本発明の目的は、着火時の強制燃焼による不完全燃焼
時間を最小とし、着火時においては、内筒上流での燃焼
量を多くし、着火初期の油だれを全体的に減少させると
共に、バーナを横向きとして使用するがゆえに、下部へ
の油だれの集中による油だれ時間の短縮を図り、かつ定
常燃焼時においては、灯油をガス化させるに必要最小限
の燃焼となるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、内筒の上流側の底壁近傍の側壁に設けら
れた複数の二次空気供給用小孔のうちの数個の二次空気
供給用小孔を他の二次空気供給用小孔より大きく(約2
〜3倍)形成するとともに、この大きく形成した二次空
気供給用小孔のうちの1つが、バーナを横向きにして使
用する際、内筒の最下部に位置させることにより達成さ
れるものである。
〔作用〕
本発明は、バーナ筒と、バーナ筒内に配設される内筒
と、内筒の下流側の側壁に設けられる複数の二次空気供
給用小孔及び内筒上流側の側壁に設けられる複数の二次
空気供給小孔と、内筒の底壁中央部に設けられた一次空
気孔兼燃料供給用ノズル孔と、そのノズル孔を覆うよう
にして内筒内側に配設され、先端部が略半球状をなし、
基端部が筒状をなす気化筒を備えて成る灯油ガス化バー
ナにおいて、前記、内筒上流側の側壁に設けられた複数
の二次空気供給用小孔の中の数個の他の二次空気供給用
小孔より大きく(約2〜3倍の面積)することにより、
着火時と定常燃焼時において、二次空気供給用小孔での
火炎の燃焼量の適性化を図ると同時に、バーナを横向き
に使用する物においては、内筒上流側に設けた二次空気
供給用小孔の中の大きくした小孔を、内筒の最下部に位
置させることにより、着火時の油だれ時間をさらに短縮
させる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図により説
明する。第図は、本発明による灯油ガス化バーナの縦断
面図である。第1図において、1は、バーナ筒、2は、
バーナ筒1内に配設された内筒で、その側壁の下流側と
上流側には、複数の二次空気供給用の小孔3,4,4Aが設け
られている。小孔4Aの開口面積は小孔4の2〜2.5倍
で、ある。また内筒2の底壁中央には一次空気兼燃料供
給用ノズル孔5が設けられている。
6はノズル孔5を覆うようにして、内筒2内に配設さ
れた気化筒で、先端が略半球状で基端部が筒状である。
7はリングで、内筒の上流に設けられた二次空気供給用
小孔4及び4Aでの安定燃焼を図るものである。小孔4Aの
内の1つは、バーナを横向きとした時に内筒2の最下部
に必ず位置するよう組立てられている。8は内筒2の底
壁の上流に設けられた箱状の仕切板で一次空気取入用の
孔9を設けている。10は燃料噴射ノズルで、前記ノズル
孔5と同心上に配置されて、仕切板8に装着されてい
る。11は、仕切板8に装着された着火電極である。
かかる構成の灯油ガス化バーナにおいて、燃焼用空気
は一次空気として仕切板8の孔9より入りノズル孔5か
ら気化筒6内に供給され、二次空気としては、内筒2の
小孔3,4,4Aより内筒2内に供給される。一方燃料は、燃
料噴射ノズル10より噴霧され、ノズル孔5を通って気化
筒6に当り、ガス化される。気化したガスは、気化筒6
の半球部6とリング7との隙間及びリング7と内筒2の
底壁との隙間を通り、内筒2の小孔3,4,4Aより供給され
る二次空気と混合し火炎を形成する。この火炎により気
化筒6が加熱されて燃料のガス化が促進される。また小
孔4,4Aに形成される火炎により気化筒2の底壁が加熱さ
れて、当該部分に噴霧燃料が溜まることが防止される。
尚、着火は、着火電極11によって燃料噴霧ノズル10よ
りの噴霧燃料に着火させる。
小孔4及び4Aは、着火初期は保炎し燃焼を行うが、燃
焼のガス化が促進されるに伴い、孔径の小さい方の小孔
4の部分の火炎は、燃焼リッチとなり消炎に至る。小孔
4Aは定常燃焼中も火炎が形成され、内筒2底壁の温度低
下を防ぎ、燃料の付着を防止する役割をはたしている。
横向きに使用するバーナにおいては、着火時のガス化不
十分による油が、内筒2下部に集中するが、内筒上流側
壁に設けられた二次空気供給用小孔4Aの内の内筒2の最
下部に位置する二次空気供給用小孔4Aの1つの火炎によ
り油だれを最小限とすることが出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、内筒2の上流に
設けた複数の二次空気供給用小孔の内、数個を他の小孔
より大きく(約2〜3.0倍)する同時に、バーナを横向
きとした際、大きくした小孔4Aの内の1つが内筒2の最
下部に必ず位置する組合せにすることにより着火初期の
油だれ低減を図ると共に、定常時の内筒2底部の燃焼は
必要最小限と出来る為、不完全燃焼となりやすい内筒底
部での燃焼による煤付も低減出来るものである。
また、外気温等の変化した場合でも、燃料のガス化に
応じて、二次空気小孔4の火炎の消炎が、自動的に調整
されるため、良好燃焼範囲の広い、ガス化バーナとなる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の灯油ガス化バーナの一実施例を示す
縦断面図、第2図は、第1図の二次空気孔4,4A部の詳細
図を示す。 1……バーナ筒、2……内筒、3,4,4A……二次空気供給
用小孔、5……一次空気兼燃料供給用ノズル孔、6……
気化筒。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナ筒(1)と、バーナ筒(1)内に配
    設される椀状の内筒(2)と、内筒(2)の下流側の側
    壁に設けられた複数の二次空気供給用小孔(3)と、内
    筒(2)の上流側の底壁近傍の側壁に設けられた複数の
    二次空気供給用小孔(4,4A)と、内筒(2)の底壁中央
    部に設けられた一次空気兼燃料供給用ノズル孔(5)と
    該ノズル孔(5)を覆うようにして内筒(2)の内側に
    配置され、先端部が略半球状をなし、基端部が筒状の気
    化筒(6)を備え、かつ、横向きにして使用する灯油ガ
    ス化バーナにおいて、内筒(2)の上流側の底壁近傍の
    側壁に設けられた複数の二次空気供給用小孔のうちの数
    個の二次空気供給用小孔(4A)を他の二次空気供給用小
    孔(4)より大きく形成するとともに、この大きく形成
    した二次空気供給用小孔(4A)のうちの1つが、バーナ
    を横向きにして使用する際、内筒(2)の最下部に位置
    するようにしたことを特徴とする灯油ガス化バーナ。
JP22015787A 1987-09-04 1987-09-04 灯油ガス化バーナ Expired - Lifetime JP2587246B2 (ja)

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