JP2587214Y2 - 娯楽用乗物 - Google Patents
娯楽用乗物Info
- Publication number
- JP2587214Y2 JP2587214Y2 JP1993055591U JP5559193U JP2587214Y2 JP 2587214 Y2 JP2587214 Y2 JP 2587214Y2 JP 1993055591 U JP1993055591 U JP 1993055591U JP 5559193 U JP5559193 U JP 5559193U JP 2587214 Y2 JP2587214 Y2 JP 2587214Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- vehicle
- course
- carriage
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は遊園地などに設置する
コースを走行する娯楽用乗物に関する。
コースを走行する娯楽用乗物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、遊園地などに高低差や曲線か
らなる無端のコースを設置して、その上を走行する乗物
を引揚機構により最も高い位置まで引上げたのち、位置
のエネルギーを利用してコースを走行させるコースター
がある。
らなる無端のコースを設置して、その上を走行する乗物
を引揚機構により最も高い位置まで引上げたのち、位置
のエネルギーを利用してコースを走行させるコースター
がある。
【０００３】上記のような従来のコースターはコース中
に急勾配や急カーブを設定して乗客にスリルを味わって
もらうようにしている。しかし、急勾配や急カーブだけ
ではもの足りなくなり、コース中に一回転以上の宙返え
り部分を設けたり、水が流れている急流すべり部分を設
けたりしている。
に急勾配や急カーブを設定して乗客にスリルを味わって
もらうようにしている。しかし、急勾配や急カーブだけ
ではもの足りなくなり、コース中に一回転以上の宙返え
り部分を設けたり、水が流れている急流すべり部分を設
けたりしている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、一部に
水が流れている急流すべりを有するコースを走行させる
ボート状の乗物は水のない部分では車輪をレールに沿っ
て走らせ、水流がある部分では水に浮ばせて走行させな
ければならないが、流れの速い水流に浮ばせた状態でレ
ールに沿って走らせると、水面の変化に乗物が対応しな
いので不自然な状態になる。
水が流れている急流すべりを有するコースを走行させる
ボート状の乗物は水のない部分では車輪をレールに沿っ
て走らせ、水流がある部分では水に浮ばせて走行させな
ければならないが、流れの速い水流に浮ばせた状態でレ
ールに沿って走らせると、水面の変化に乗物が対応しな
いので不自然な状態になる。
【０００５】しかし、乗物をガイドレールから離して完
全に水に浮ばせると、乗物を正しく誘導できないという
問題がある。この考案の課題は乗物を自然な状態で水に
浮ばせ、しかもガイドレールに沿って正確に誘導できる
娯楽用乗物を提供することである。
全に水に浮ばせると、乗物を正しく誘導できないという
問題がある。この考案の課題は乗物を自然な状態で水に
浮ばせ、しかもガイドレールに沿って正確に誘導できる
娯楽用乗物を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案はレールに沿って走行可能の台車上に前
後一対の支柱を固定し、水上に浮上可能の乗物本体に設
けた前後左右に揺動自在の支持部材に、上記前後の支柱
を摺動自在に装着する構成のものと、レールに沿って走
行可能の台車に設けた昇降自在の一対の支柱を水上に浮
上可能の乗物本体に設けた前後左右に揺動自在の支持部
材に連結する構成のものとを採用した。
めに、この考案はレールに沿って走行可能の台車上に前
後一対の支柱を固定し、水上に浮上可能の乗物本体に設
けた前後左右に揺動自在の支持部材に、上記前後の支柱
を摺動自在に装着する構成のものと、レールに沿って走
行可能の台車に設けた昇降自在の一対の支柱を水上に浮
上可能の乗物本体に設けた前後左右に揺動自在の支持部
材に連結する構成のものとを採用した。
【０００７】
【作用】乗客を載せたボート型の乗物本体は、水のない
コースでは台車上に乗った状態で台車とともにガイドレ
ールに沿って走行する。そして、水の流れている急流コ
ースに入ると、台車とともに走行している乗物本体は、
台車の前後の支柱に沿って浮上する。
コースでは台車上に乗った状態で台車とともにガイドレ
ールに沿って走行する。そして、水の流れている急流コ
ースに入ると、台車とともに走行している乗物本体は、
台車の前後の支柱に沿って浮上する。
【０００８】この浮上状態においては、乗物本体は台車
とともにコースに沿って正確に誘導されているが、乗物
本体そのものは完全に浮上し、急流などによって生じる
水面の波立ちや水深の変化に応じて前後左右上下に揺動
するので、あたかもボートが単独で急流を走行している
ような状況となって乗客の興味を増大する。
とともにコースに沿って正確に誘導されているが、乗物
本体そのものは完全に浮上し、急流などによって生じる
水面の波立ちや水深の変化に応じて前後左右上下に揺動
するので、あたかもボートが単独で急流を走行している
ような状況となって乗客の興味を増大する。
【０００９】
【実施例】図面に示す実施例において、１は台車で、そ
の下部両側の前後に、コースターの左右のレール２上に
乗る主車輪３と、レール２の内側と下部に接触して台車
１を上下左右に逸脱しないようにするガイド車輪４、５
を有している。
の下部両側の前後に、コースターの左右のレール２上に
乗る主車輪３と、レール２の内側と下部に接触して台車
１を上下左右に逸脱しないようにするガイド車輪４、５
を有している。
【００１０】上記ガイドレール２は、図３のようにコー
スに配置したフレーム６に固定したもので、従来のコー
スターの台車誘導手段と同じであるが台車１の後端に水
流を受ける水受板７を有する点が異なる。１０は上記台
車１の前後に設けた軸受９に垂直に固定した支柱で、こ
の各支柱１０が図４の拡大断面図のようにボート型の乗
物本体１１の底部１３の開口１４に入り、乗物本体１１
内の支持部材１２に連結する。
スに配置したフレーム６に固定したもので、従来のコー
スターの台車誘導手段と同じであるが台車１の後端に水
流を受ける水受板７を有する点が異なる。１０は上記台
車１の前後に設けた軸受９に垂直に固定した支柱で、こ
の各支柱１０が図４の拡大断面図のようにボート型の乗
物本体１１の底部１３の開口１４に入り、乗物本体１１
内の支持部材１２に連結する。
【００１１】この支持部材１２は図４に示すように、底
部１３上の枠１５内に前後左右の四箇のばね１６により
浮動状に保持された揺動ブロック１７内に凹球面状の内
周面を有するガイド１９を固定し、そのガイド１９内に
軸受２０の外周の球面を可動状にはめたもので、この場
合、軸受２０と支柱１０とは摺動自在とする。
部１３上の枠１５内に前後左右の四箇のばね１６により
浮動状に保持された揺動ブロック１７内に凹球面状の内
周面を有するガイド１９を固定し、そのガイド１９内に
軸受２０の外周の球面を可動状にはめたもので、この場
合、軸受２０と支柱１０とは摺動自在とする。
【００１２】乗物本体１１は図１のように２重底とし
て、開口１４から入った水が内底２１より上の本体１１
内には入らないようにする。また、支柱１０の上端が内
底２１上に突出するがこの部分のカバーは中空の座席２
２で覆うなどして水の浸入を防止する。
て、開口１４から入った水が内底２１より上の本体１１
内には入らないようにする。また、支柱１０の上端が内
底２１上に突出するがこの部分のカバーは中空の座席２
２で覆うなどして水の浸入を防止する。
【００１３】なお、台車１上の適当個所には図１、図３
のように複数の係合突起２３を設け、台車１上に乗物本
体１１が乗ったとき、各突起２３が図２のように本体１
１の底部１３に設けた係合孔２４に係合して台車１と本
体１１の前後左右のずれを防止する構造とする。
のように複数の係合突起２３を設け、台車１上に乗物本
体１１が乗ったとき、各突起２３が図２のように本体１
１の底部１３に設けた係合孔２４に係合して台車１と本
体１１の前後左右のずれを防止する構造とする。
【００１４】上記実施例において、台車１と乗物本体１
１からなる乗物Ａは従来のコースターと同様に水のない
コースでは位置のエネルギーにより走行するが、このと
きは図５のように乗物本体１１は台車１上に乗って走行
し、台車１上の係合突起２３と乗物本体１１の係合孔２
４が係合しているから急カーブでも本体１１が台車１か
らずれるようなおそれはない。また、水の流れに入る
と、本体１１は図１のように浮上して台車１から離れる
が、支柱１０により台車１から逸脱することはない。
１からなる乗物Ａは従来のコースターと同様に水のない
コースでは位置のエネルギーにより走行するが、このと
きは図５のように乗物本体１１は台車１上に乗って走行
し、台車１上の係合突起２３と乗物本体１１の係合孔２
４が係合しているから急カーブでも本体１１が台車１か
らずれるようなおそれはない。また、水の流れに入る
と、本体１１は図１のように浮上して台車１から離れる
が、支柱１０により台車１から逸脱することはない。
【００１５】そして、急流による水の波立ちや水位変化
などにより本体１１の図６のようなローリングや図７の
ようなピッチングに対しては支柱１０が図４の軸受２０
に対して昇降したり、支柱１０に対して揺動ブロック１
７がガイド１９とともに傾斜したり、各ばね１６が伸縮
したりして対応するので通常のボートが急流を下ってい
るのと同様の動きが得られる。
などにより本体１１の図６のようなローリングや図７の
ようなピッチングに対しては支柱１０が図４の軸受２０
に対して昇降したり、支柱１０に対して揺動ブロック１
７がガイド１９とともに傾斜したり、各ばね１６が伸縮
したりして対応するので通常のボートが急流を下ってい
るのと同様の動きが得られる。
【００１６】また、上記のように、各支柱１０を支持部
材１２の軸受２０に対して昇降自在とするかわりに、支
柱１０に軸受２０を固定し、支柱１０を台車１の前後の
軸受９に対して昇降自在に装着して、支柱１０が本体１
１とともに昇降するようにしても同じ作用が得られる。
材１２の軸受２０に対して昇降自在とするかわりに、支
柱１０に軸受２０を固定し、支柱１０を台車１の前後の
軸受９に対して昇降自在に装着して、支柱１０が本体１
１とともに昇降するようにしても同じ作用が得られる。
【００１７】
【効果】この考案はレールに沿って走行する台車に前後
一対の支柱を設けて、台車上の乗物本体を上記支柱とと
もに走行し、かつ水の変化に応じて自在に揺動し得るよ
うにしたので、水路に沿って正確に誘導されながら水に
浮いた通常のボートと同じ動きとなるので安全でスリル
に富んだ娯楽用乗物が得られる。
一対の支柱を設けて、台車上の乗物本体を上記支柱とと
もに走行し、かつ水の変化に応じて自在に揺動し得るよ
うにしたので、水路に沿って正確に誘導されながら水に
浮いた通常のボートと同じ動きとなるので安全でスリル
に富んだ娯楽用乗物が得られる。
【図１】実施例の一部縦断側面図
【図２】同上の平面図
【図３】図１のＩ−Ｉ線の横断正面図
【図４】支持部材付近の拡大縦断側面図
【図５】水のないコース走行時の側面図
【図６】ローリング状態の一部縦断正面図
【図７】ピッチング状態の側面図
１ 台車 ２ レール ９ 軸受 １０ 支柱 １１ 乗物本体 １２ 支持部材 １７ 揺動ブロック ２０ 軸受 Ａ 乗物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A63G 21/04 A63G 21/18 A63G 3/00 A63G 31/00 - 31/16
Claims (2)
- 【請求項１】 レールに沿って走行可能の台車上に前後
一対の支柱を固定し、水上に浮上可能の乗物本体に設け
た前後左右に揺動自在の支持部材に、上記前後の支柱を
摺動自在に装着した娯楽用乗物。 - 【請求項２】 レールに沿って走行可能の台車に前後一
対の支柱を昇降自在に装着し、この前後の支柱を、水上
に浮上可能の乗物本体に設けた前後左右に揺動自在の支
持部材に連結した娯楽用乗物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055591U JP2587214Y2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 娯楽用乗物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055591U JP2587214Y2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 娯楽用乗物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724397U JPH0724397U (ja) | 1995-05-09 |
| JP2587214Y2 true JP2587214Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13003004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993055591U Expired - Lifetime JP2587214Y2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 娯楽用乗物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587214Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109395402A (zh) * | 2018-09-06 | 2019-03-01 | 大连万达集团股份有限公司 | 自转可控、驱动模式可切换的五连杆漂浮船 |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP1993055591U patent/JP2587214Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0724397U (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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