JP2587024Y2 - 可変速駆動装置のモータファン制御装置 - Google Patents

可変速駆動装置のモータファン制御装置

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JP2587024Y2
JP2587024Y2 JP1993037002U JP3700293U JP2587024Y2 JP 2587024 Y2 JP2587024 Y2 JP 2587024Y2 JP 1993037002 U JP1993037002 U JP 1993037002U JP 3700293 U JP3700293 U JP 3700293U JP 2587024 Y2 JP2587024 Y2 JP 2587024Y2
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友康 鉢呂
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インバータ,レオナー
ド装置などのモータ駆動システムにおけるモータを冷却
するモータファンを無駄なく運転する可変速駆動装置の
モータファン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータ可変速システムの例を図3
に示す。1は準備指令AによりモータMに小電流を供給
して運転に備え、運転指令BによりモータMを駆動する
インバータ、FMはモータMを冷却するモータファン
で、インバータ1に入力する準備指令A又は運転指令B
に連動するスイッチSにより制御される電磁接触器MC
のONにより回転する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記スイッチSが準備
指令Aに連動する場合、図4に示すように準備指令Aの
期間中モータファンFMは回転する。この場合、運転指
令BがONとなっているモータMの実運転期間がモータ
ファンFMの回転期間に比し短く、休止期間が長い場合
は、モータMの発熱が少なく温度Tが低下した期間aの
間もモータファンFMは回り続けエネルギが無駄にな
り、騒音も発生し、寿命も短縮する。
【0004】また、スイッチSが運転指令Bに連動する
場合、図5に示すように運転指令BのON期間中モータ
ファンFMは回転する。この場合、モータMの実運転期
間が長くモータの発熱が飽和状態にある時に停止する
と、bのように一時的に温度が上昇する。
【0005】上記モータの運転中モータMの熱の流れは
主として図6(A)のイのようにモータファンFMによ
り冷却されるフレーム11側を通るが、モータ停止中は
モータファンFMも停止するのでモータMの熱の流れは
図6(B)のロのように回転軸12側に変わり、その軸
端では停止時の温度上昇は更に大きくなる。このため回
転軸12に取着されたワーク部材にまで熱が伝わるの
で、工作機械などで問題になる。
【0006】本考案は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、発熱
するモータの冷却に応じて無駄のない運転がなしうる可
変駆動装置のモータファン制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における可変速駆動装置のモータファン制御
装置は、可変速駆動装置により駆動されるモータの電流
を検出する電流検出手段と、前記モータの温度上昇,下
降特性に合わせて上昇,下降時定数が設定され、前記電
流検出信号を前記時定数で遅らす信号遅れ手段と、前記
信号遅れ手段からの遅れ信号が所定の設定値と比較し遅
れ信号が大きいとき前記モータを冷却するモータファン
を回転させる信号を出力する比較手段と、を備えてなる
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】モータに運転準備の電流又は駆動電流が流れる
とモータの温度は上昇する。電流信号を遅す手段は電流
検出手段からモータ電流信号が入るとその信号をモータ
の温度上昇特性に合った時定数で立ち上る遅れ信号を出
力する。この遅れ信号が所定の設定値に達すると比較手
段は出力し、モータMは冷却必要温度に達したもの見做
してモータファンを回転させモータを冷却する。
【0009】前記モータ電流がOFFすると、電流信号
を遅らす手段からの信号はモータの温度下降特性に合っ
た時定数で低下する遅れ信号を出力する。この遅れ信号
が所定の設定値に達すると比較手段の出力はなくなるの
でモータMが冷却不要温度に達したものと見做してモー
タファンを停止する。
【0010】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
する。図1において、1はモータMを駆動するインバー
タ、CTはモータの電流検出器、2はこの電流検出器の
検出信号の上昇及び下降をモータMの温度上昇,下降特
性に合った時定数で夫々遅らせて出力する一次遅れ要
素、21及び22はその上昇時定数設定器及び下降時定
数設定器。
【0011】3は一次遅れ要素2に接続された10%設
定のコンパレータ、MCはコンパレータの出力にり付勢
されモータファンFMを回転させる電磁接触器である。
【0012】この実施例装置の動作について図2を参照
して説明する。時点a1において準備指令AがONする
とインバータ1からモータに運転準備用の小電流iが流
れる。この電流は電流検出器CTで検出され、その電流
信号は一次遅れ要素2で遅らされ、その出力Dがコンパ
レータ2の10%設定値を越えて時点d1でコンパレー
タ2が出力し電磁接触器MCをONさせ、モータファン
を回転させる。
【0013】時点b1において運転指令BがONすると
インバータからモータMに駆動電流iが流れる。このた
め一次遅れ要素2の出力Dは増加し、モータファンFM
は回転を続行し運転により温度上昇するモータMを冷却
する。
【0014】時点b2で運転指令BがOFFすると一次
遅れ要素2の出力Dは減小するが10%設定値以上であ
るのでモータファンFMは回転は続行する。
【0015】運転指令Bが時点b3,b4間でON,時点
4,b5間でOFF,時点b5,b6間でONとなるO
N,OFFを繰返すと一次遅れ要素の出力Dは図示のよ
うに変化すると共に温度も変化するが、一次遅れ要素2
の出力Dが10%設定値まで下らないので、モータファ
ンFMの回転は続行する。
【0016】運転指令Bが時点b6でOFFした後、時
点a2で準備指令がOFFすると一次遅れ要素出力Dは
図示のように暫く経過した時点d2で10%設定値以下
となるので、この時点d2でコンパレータ3の出力はO
FFとなり電磁接触器MCがOFFとなってモータファ
ンFMは停止する。
【0017】以上のようにこの実施例によれば、運転指
令BがOFFしても一次遅れ要素出力Dがコンパレータ
3の10%設定値以下となるまでモータファンFMの回
転は続くので、従来図5のbに示すようモータMの温度
が上昇することはない。
【0018】また、運転指令BがOFF後いつまでも準
備指令AがOFFしなくても一次遅れ要素出力Dがコン
パレータ3の10%設定値まで下がるとモータファンF
Mは停止するので、従来図5のaに示すようにモータM
の温度が十分下がった後までもモータファンが回転する
無駄がなくなる。
【0019】なお、実施例はモータの駆動システムがイ
ンバータとなっているが、これに限定されるものではな
い。また、一次遅れ要素,上昇時定数設定器,下降時定
数設定器,コンパレータはCPUを使ってデジタル処理
しても、オペアンプなどを使って実現することができ
る。また一次遅れ要素は積分要素とすることができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されてお
り、モータファンの停止は運転指令がOFFするときモ
ータに流れていた電流に応じて遅れるので、次に記載す
る効果を奏する。
【0021】(1)発熱するモータの冷却に応じてモー
タファンの運転ができる。
【0022】(2)モータファンの無駄な運転がなくな
る。
【0023】(3)モータ電流の検出は可変速装置が本
来有する機能なのでそのコストは変わらない。
【0024】(4)一次遅れ要素の上昇と下降の時定数
を別々に設定できるので、モータ及び運転サイクルに応
じた制御ができる。この一次遅れ要素は可変速装置のC
PUにより容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す構成図。
【図2】実施例の動作を説明するタイムチャート。
【図3】従来例を示す構成図。
【図4】従来例の動作を説明するタイムチャート。
【図5】他の従来例の動作を説明するタイムチャート。
【図6】モータの熱の流れを示す模式図。
【符号の説明】
1…インバータ(可変駆動装置) 2…一次遅れ要素 3…コンパレータ 11…モータフレーム 12…モータ軸 21…上昇時時定数設定器 22…下降時時定数設定器 CT…電流検出器 e…電源 FM…モータファン M…モータ MC…電磁接触器 S…スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変速駆動装置により駆動されるモータ
    の電流を検出する電流検出手段と、 前記モータの温度上昇,下降特性に合わせて上昇,下降
    時定数が設定され、前記電流検出信号を前記時定数で遅
    らす信号遅れ手段と、 前記信号遅れ手段からの遅れ信号が所定の設定値と比較
    し遅れ信号が大きいとき前記モータを冷却するモータフ
    ァンを回転させる信号を出力する比較手段と、を備えて
    なることを特徴とした可変速駆動装置のモータファン制
    御装置。
JP1993037002U 1993-07-07 1993-07-07 可変速駆動装置のモータファン制御装置 Expired - Fee Related JP2587024Y2 (ja)

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JPH079098U JPH079098U (ja) 1995-02-07
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