JP2586970B2 - ウォータ・スクリーン映像装置の運転制御方法 - Google Patents
ウォータ・スクリーン映像装置の運転制御方法Info
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Description
ると光の進行方向と反対方向に反射する光は弱いが、光
の進行方向へ進む散乱光(前方散乱光)が極めて強いこ
とを利用し、ウオータ・スクリーン上に映像を映し出す
ウオータ・スクリーン映像装置の運転制御方法に関する
ものである。
ン映像装置の概略構成を示す図である。図示するよう
に、池1に設置した噴出管架台2aに多数のノズル3を
配設した水滴噴出管4を固定し、池1の中に設けた水中
モータポンプ及び配管(図示せず)により、水滴噴出管
4に送水し、多数のノズル3から下向きに水を噴出させ
て、ウォータ・スクリーン5aを形成する。一方プロジ
ェクター架台6に設置したプロジェクター7より、この
ウォータ・スクリーン5aに焦点を合わせて光を投射す
ると、ウォータ・スクリーン5aを形成する多数の小さ
い水滴粒子に生じた強い前方散乱光によって二次光源と
なって美しく輝き、これによりウォータ・スクリーン5
aに映像8が映し出され観客9はこれを眺めることがで
きる。
スクリーン映像装置は、このようにして独特で幻想的な
映像効果が得られるが、周囲が明るく運転しないとき、
即ちウォータ・スクリーン上に映像を映し出さないとき
は、池1の中に高く設置してある噴出管架台2aなどの
設備は周辺の景観を損なうという問題があった。
出させて上方噴出スクリーン5bを形成する場合は、噴
出管架台2bは高いことが必要でないから周辺の景観を
損なうという問題は除かれるが、いったん上向きに噴出
した水滴がある高さから落下する結果、落下の際の水滴
同志の衝突によって水滴は大きくなり、またスクリーン
の厚みが厚く形成されることになり、鮮明な映像を得る
ことができないという問題がある。
で、鮮明な映像を映し出すことができ、且つ周りが明る
くなっても噴水装置として使用することができるウォー
タ・スクリーン映像装置の運転制御方法を提供すること
を目的とする。
本発明は、水滴噴出管に配設され上向きに水を噴出し且
つ水噴出角度を鉛直方向に対して変化させることができ
る多数のノズルと、該ノズルから噴出させる水量を調整
する水量調整手段と、該ノズルの水噴出角度を制御する
ノズル揺動手段と、各部を制御する制御手段と、映像光
を投射するプロジェクターと、該プロジェクターからの
映像光が通るズームレンズとを具備し、多数のノズルか
ら水を噴出してウォータ・スクリーンを形成し、該ウォ
ータ・スクリーンにプロジェクターからズームレンズを
通して投射される投射光の焦点を結ばせて映像を映し出
すウォータ・スクリーン映像装置の運転制御方法であっ
て、制御手段は、水量調整手段及びノズル揺動手段を介
して多数のノズルから噴出される水量及び該ノズルの水
噴出角度を制御し、ウォータ・スクリーンを水を上方に
噴出することによって形成する上方噴出スクリーンと該
上方に噴出した水が下方に落下して形成する下方落下ス
クリーンに区分して形成すると共に、ズームレンズの焦
点距離を制御し、該ズームレンズを通してプロジェクタ
ーから投射される投射光が上方噴出スクリーンに焦点を
結ぶようにすることを特徴とする。また、前記制御手段
は、当該ウォータ・スクリーン映像装置が映像装置とし
て運転しない場合は、水量調整手段及びノズル揺動手段
を介して多数のノズルから噴出される水量及び該ノズル
の水噴出角度を制御し、当該ウォータ・スクリーン映像
装置を噴水として運転することを特徴とする。
を上記のようにすることにより、ウォータ・スクリーン
が上方噴出スクリーンと下方落下スクリーンに区分して
形成され、プロジエクターから投射される投射光は上方
噴出スクリーンに焦点を結ぶので、鮮明な映像が映し出
される。そして、下方落下スクリーンではプロジェクタ
ーからの投射光が焦点を結ばないから、該投射光は水滴
粒子を透過するのみで、ここでは強い二次光源は存在し
ない。従って、この下方落下スクリーンは鮮明な映像面
の後側又は前側に平面状の滝となって落ちるのを観客が
見ることができる。
を映像装置として運転しない場合は、前記プロジェクタ
ーを休止させた状態で、ノズル揺動手段を介してノズル
の噴出角度を制御することによって、噴出する水流を放
物線状に連続的に変化させて噴出する水流の変化に富ん
だ噴水装置として使用することも可能である。
する。図1及び図2は本発明のウォータ・スクリーン映
像装置の構成例を示す図である。図1及び図2におい
て、図5及び図6と同じ符号を付した部分は同一又は相
当部分を示す。図1は水噴出管4に配設している多数の
ノズル3の向きを鉛直方向に対してプロジェクター7の
側に傾けた場合、図2は反対に観客9の側に傾けた場合
を示す。いずれの場合もノズル3よりの水滴は放物線状
に噴出され、上方噴出スクリーン5’と下方落下スクリ
ーン5”が区分されて形成される。
・スクリーン映像装置の制御系の構成を示すブロック図
である。図3において、10はスピーカー、11はビデ
オデッキ、12は水中モータポンプ、13はコントロー
ラ、14はズームレンズ、15はノズル揺動装置、16
は水量調整装置である。コントローラ13は水量調整装
置16を介して水中モータポンプ12からの水流量を調
整して水滴噴出管4の多数のノズル3から噴出する水量
を調整して適正なウォータ・スクリーンが形成されるよ
うにすると共に、ノズル揺動装置15を介してノズル3
の水噴出角度を制御して図1又は図2に示すように上方
噴出スクリーン5’と下方落下スクリーン5”を形成す
る。
ズームレンズ14を制御し、上方噴出スクリーン5’に
常に鮮明な映像が映しだされるように前記プロジェクタ
ー7よりの投射光の焦点を調整する。この場合、下方落
下スクリーン5”はプロジェクター7からの投射光の焦
点が合っていないから、光は水滴粒子を透過するのみ
で、ここでは強い二次光源は存在しない。従って、図1
の場合は鮮明な映像面の後側に平面状の滝が落ちている
ように、図2の場合は鮮明な映像面の前側に平面状の滝
が落ちているようにみることができる。そして、上方噴
出スクリーン5’と下方落下スクリーン5”が接近した
状態では、前記下方落下スクリーン5”にはぼんやりと
した映像が見られる。
を映像装置として運転しない場合は、前記プロジェクタ
ー7を休止させた状態で、前記コントローラ13によっ
てノズル揺動装置15と水量調整装置16を連動させ、
ノズル3の噴出角度と水量を制御することによって、図
4に示すように放物線状に噴出した水量を水流a,b,
c,d,e,f,gというように連続して変化させる噴
水装置として使用することも可能である。
記のような優れた効果が得られる。 (1)ウォータ・スクリーンを上方噴出スクリーンと下
方落下スクリーンに区分して形成し、プロジェクターか
ら投射される投射光は上方噴出スクリーンに焦点を結ぶ
ので、鮮明な映像が映し出される。そして、下方落下ス
クリーンではプロジェクターからの投射光が焦点を結ば
ないから、該投射光は水滴粒子を透過するのみで、ここ
では強い二次光源は存在しないから、この下方落下スク
リーンは鮮明な映像面の後側又は前側に平面状の滝とな
って落ちるのを観客が見ることができる。
使用しない場合は、周囲の景観を損なうことなく、変化
に富んだ噴水装置として使用できる。
及び動作例を示す図である。
及び動作例を示す図である。
系の構成を示すブロック図である。
装置としての動作例を示す図である。
成を示す図である。
成を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 水滴噴出管に配設され上向きに水を噴出
し且つ水噴出角度を鉛直方向に対して変化させることが
できる多数のノズルと、該ノズルから噴出させる水量を
調整する水量調整手段と、該ノズルの水噴出角度を制御
するノズル揺動手段と、各部を制御する制御手段と、映
像光を投射するプロジェクターと、該プロジェクターか
らの映像光が通るズームレンズとを具備し、前記多数の
ノズルから水を噴出してウォータ・スクリーンを形成
し、該ウォータ・スクリーンにプロジェクターからズー
ムレンズを通して投射される投射光の焦点を結ばせて映
像を映し出すウオータ・スクリーン映像装置の運転制御
方法であって、 前記制御手段は、前記水量調整手段及び前記ノズル揺動
手段を介して前記多数のノズルから噴出される水量及び
該ノズルの水噴出角度を制御し、前記ウォータ・スクリ
ーンを水を上方に噴出することによって形成する上方噴
出スクリーンと該上方に噴出した水が下方に落下して形
成する下方落下スクリーンに区分して形成すると共に、
前記ズームレンズの焦点距離を制御し、該ズームレンズ
を通して前記プロジェクターから投射される投射光が前
記上方噴出スクリーンに焦点を結ぶようにすることを特
徴とするウォータ・スクリーン映像装置の運転制御方
法。 - 【請求項2】 前記制御手段は、当該ウォータ・スクリ
ーン映像装置が映像装置として運転しない場合は、前記
水量調整手段及び前記ノズル揺動手段を介して前記多数
のノズルから噴出される水量及び該ノズルの水噴出角度
を制御し、当該ウォータ・スクリーン映像装置を噴水と
して運転することを特徴とする請求項1に記載のウォー
タ・スクリーン映像装置の運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3295194A JP2586970B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ウォータ・スクリーン映像装置の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3295194A JP2586970B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ウォータ・スクリーン映像装置の運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05107644A JPH05107644A (ja) | 1993-04-30 |
JP2586970B2 true JP2586970B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=17817418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3295194A Expired - Lifetime JP2586970B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ウォータ・スクリーン映像装置の運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2586970B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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KR100614592B1 (ko) * | 2004-10-05 | 2006-08-22 | 레인보우스케이프주식회사 | 워터스크린을 이용한 영상 출력 장치 |
US8567954B2 (en) * | 2011-06-30 | 2013-10-29 | Disney Enterprises, Inc. | 3D display system with rear projection screens formed of water mist or spray |
US10197904B2 (en) * | 2015-03-27 | 2019-02-05 | Tampereen Yliopisto | Method and apparatus for creating a fast vanishing light scattering volume/surface |
JP6879225B2 (ja) * | 2018-02-22 | 2021-06-02 | 日本電信電話株式会社 | 映像提示システムおよび映像提示方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03167542A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-19 | Taisei Corp | 水スクリーンの形成方法及びその装置 |
JP3058631U (ja) * | 1998-10-22 | 1999-06-22 | 山田 和範 | 容器の蓋、及び該蓋でシールした容器 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP3295194A patent/JP2586970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05107644A (ja) | 1993-04-30 |
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