JP2586931Y2 - リモコン受光ユニット - Google Patents

リモコン受光ユニット

Info

Publication number
JP2586931Y2
JP2586931Y2 JP1992047115U JP4711592U JP2586931Y2 JP 2586931 Y2 JP2586931 Y2 JP 2586931Y2 JP 1992047115 U JP1992047115 U JP 1992047115U JP 4711592 U JP4711592 U JP 4711592U JP 2586931 Y2 JP2586931 Y2 JP 2586931Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
remote control
receiving unit
control light
photodiode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992047115U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH062883U (ja
Inventor
恵 堀内
春視 湯山
Original Assignee
株式会社シチズン電子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シチズン電子 filed Critical 株式会社シチズン電子
Priority to JP1992047115U priority Critical patent/JP2586931Y2/ja
Publication of JPH062883U publication Critical patent/JPH062883U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586931Y2 publication Critical patent/JP2586931Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビ、ビデオ等の民
生電子機器、車載用電子機器、産業用電子機器等に広く
使用されており、発光側より送られてくる赤外線信号を
受信して各種操作処理を行なうリモコン受光ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリモコン受光ユニットは、パッケ
ージされたフォトダイオードやIC等の個別部品を同一
基板上に半田付けし、金属カバーで覆って一体化した構
造からなり、そのモジュールが汎用されていた。
【0003】しかし、リモコン搭載機器の多種化及び小
型化により、リモコン受光ユニットにも高密度実装のた
めの小型化が要求されるようになり、その結果として図
4及び図5に示すようなベアチップ実装型のリモコン受
光ユニットが現れた。
【0004】このリモコン受光ユニットは、特開昭62
−160773号公報又は図5に示すように、ベアフォ
トダイオード13と、ベアIC14を同一基板上に近接
して配置し、赤外線透過樹脂17で一括封止してなるも
のであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】一般に、リモコン受光
ユニットに使用されている受信プリアンプICは入力部
のゲインが非常に高いため、光ノイズの影響を受けやす
く、極力これを抑える必要がある。
【0006】従来技術におけるリモコン受光ユニットの
構造においては、ベアフォトダイオードとベアICとが
赤外線透過樹脂によって一括封止されているため、可視
光ノイズの影響は受けにくくなっているものの、赤外線
ノイズの影響は受けやすく、性能上大きな問題となるこ
とがあった。
【0007】本考案は、上記従来例の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、光ノイズに強く、かつ小型
で自動装着可能な表面実装型リモコン受光ユニットを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案のリモコン受光ユ
ニットは、表面に電極が形成された絶縁基板上に、赤外
線信号を受光するフォトダイオードと、該フォトダイオ
ードからの信号に基づいて操作信号を出力するICと、
を実装した表面実装型リモコン受光ユニットにおいて、
前記絶縁基板の表面には、底部の高さがそれぞれ異なる
上段凹部と下段凹部が設けられ、前記ICを前記下段凹
部の底部に実装し且つ前記フォトダイオードを前記上段
凹部の底部に実装し、前記ICを前記赤外線信号を遮光
する黒色樹脂で封止し且つ前記フォトダイオードを赤外
線透過樹脂で前記黒色樹脂上を含む前記上段凹部全体と
共に封止したものである。
【0009】
【作用】本考案のリモコン受光ユニットにおける絶縁基
板の表面には、底部の高さがそれぞれ異なる上段凹部と
下段凹部が設けられている。即ち、この上段凹部と下段
凹部は、上段凹部の底部に下段凹部が設けられるような
位置関係にある。フォトダイオードとICは、この上段
凹部と下段凹部の底部にそれぞれ実装されており、赤外
線透過樹脂と黒色樹脂でそれぞれ封止されている。前述
したように、上段凹部と下段凹部はその底部の高さが異
なるため、下段凹部に黒色樹脂を満たした後、更にその
上に赤外線透過樹脂を注入して上段凹部を満たすことが
できる。従って、上段凹部内に実装されたフォトダイオ
ードと下段凹部内に実装されたICを、別々の樹脂で容
易に封止することができる。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係るリモコン受光
ユニットの外観を示す斜視図であり、図2はその断面
図、図3はその回路図である。
【0011】図1及び図2において、1はプラスチック
絶縁体からなる絶縁基板であり、略直方体状に成形され
ている。この絶縁基板1の1面には、凹部1aが設けら
れており、この凹部1aの内部はそれぞれの底部の高さ
が異なる上段凹部1bと下段凹部1cからなる二段構造
となっている。即ち、本実施例においては、図2に示す
ように、上段凹部1bの底部に下段凹部1cが形成され
ている。このため、上段凹部1bの底部より低い所に下
段凹部1cの底部が形成されることになる。尚、この絶
縁基板1は、ガラスエポキシ樹脂基板を複数重ねること
により形成することもでき、このような多層構造で形成
する場合には、一部の基板の所定の位置に予め穴を設け
ておくことにより凹部1aを形成することができる。
【0012】2は電極パターンであり、絶縁基板1の凹
部1a内等、絶縁基板1の表面にメッキ法により形成さ
れている。
【0013】3はベアフォトダイオード、4はベアIC
であり、それぞれ上段凹部1bと下段凹部1cの各底部
の電極パターン2に導電性接着剤で接着され、更にAu
またはAlからなるワイヤー5で別の電極パターン2に
電気的に接続されている。尚、このベアフォトダイオー
ド3とベアIC4は図3に示すように接続されており、
ベアフォトダイオード3で受信した信号に基づいてベア
IC4から操作信号が出力される。
【0014】6は黒色樹脂であり、下段凹部1c内のベ
アIC4を封止するものである。また、7は赤外線透過
樹脂であり、ベアフォトダイオード3と共に黒色樹脂6
で封止されているベアIC4を封止するものである。こ
こで、黒色樹脂6及び赤外線透過樹脂7の配合組成の一
例を示す。黒色樹脂6は、ビスA系エポキシ樹脂(主
剤)、酸無水物(硬化剤)、アミン化合物(硬化促進
剤)、溶融シリカ(充填剤)、カーボンブラック(着色
剤)からなる。また、赤外線透過樹脂7は、ビスA系エ
ポキシ樹脂(主剤)、酸無水物(硬化剤)、アミン化合
物(硬化促進剤)、アントラキノン系赤外吸収剤(着色
剤)からなる。
【0015】8は電磁ノイズ、光ノイズ等を防止するた
めのシールドカバーである。このシールドカバー8は絶
縁基板1の凹部1aの開口部分を覆い、絶縁基板1の側
面に係合して取り付けられている。このシールドカバー
8には、ベアフォトダイオード3に対応する位置に受光
窓9が形成されている。
【0016】10は絶縁基板1の端部に形成された端子
電極であり、リモコン受光ユニットを実装基板に実装す
る時に、実装基板上の電極に半田付けされる。この端子
電極10は、絶縁基板1の側面から底面にわたり形成さ
れており、図1に示すような状態で底面を実装基板に当
接させるだけでなく、側面を実装基板に当接させて半田
付けすることもでき、実装基板に対して平行な方向から
受光するように取り付けることも可能である。
【0017】上記構成からなるリモコン受光ユニットに
おいては、受光窓9から入る赤外線信号が赤外線透過樹
脂7を介してベアフォトダイオード3に達し、このベア
フォトダイオード3で受信する。このときに、受光窓9
から入る赤外線信号は、黒色樹脂6により遮光され、ベ
アIC4には到達せず、赤外線ノイズの侵入は阻止され
る。
【0018】尚、本実施例においては、製造工程あるい
は作業を容易にするために、黒色樹脂6で封止したベア
IC4をさらに赤外線透過樹脂7で封止しているが、黒
色樹脂6だけで封止しても良い。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、ベアICとベアフォト
ダイオードをそれぞれ下段凹部と上段凹部内に配置する
ことにより、それぞれ別々の樹脂で容易に封止すること
ができる。このため、ベアICには遮光効果の大きい黒
色樹脂を用いて封止し、ベアフォトダイオードには赤外
線透過樹脂を用いて封止することができ、光ノイズの影
響を受けにくいリモコン受光ユニットを提供することが
できる。
【0020】また、黒色樹脂は、充填剤等を添加するこ
とにより、その特性を容易に変えることができるので、
リモコン受光ユニットが取り付けられる環境等に応じ
て、より適した光ノイズ対策を施すことができる。
【0021】上記の如く、本考案によれば、表面実装型
リモコン受光ユニットとして要求される性能、信頼性を
充分満足できる小型、薄型かつ自動装着可能なリモコン
受光ユニットを提供することができ、高信頼性、高密度
実装を指向する電子機器にとって、絶大な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るリモコン受光ユニット
の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示すリモコン受光ユニットの断面図であ
る。
【図3】図2に示すリモコン受光ユニットのベアフォト
ダイオードとベアICの接続関係を示す回路図である。
【図4】従来のリモコン受光ユニットの外観を示す斜視
図である。
【図5】図4に示すリモコン受光ユニットの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 電極パターン 3 ベアフォトダイオード 4 ベアIC 5 ワイヤー 6 黒色樹脂 7 赤外線透過樹脂 8 シールドカバー 9 受光窓 10 端子電極

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に電極が形成された絶縁基板上に、
    赤外線信号を受光するフォトダイオードと、該フォトダ
    イオードからの信号に基づいて操作信号を出力するIC
    と、を実装した表面実装型リモコン受光ユニットにおい
    て、 前記絶縁基板の表面には、底部の高さがそれぞれ異なる
    上段凹部と下段凹部が設けられ、前記ICを前記下段凹
    部の底部に実装し且つ前記フォトダイオードを前記上段
    凹部の底部に実装し、前記ICを前記赤外線信号を遮光
    する黒色樹脂で封止し且つ前記フォトダイオードを赤外
    線透過樹脂で前記黒色樹脂上を含む前記上段凹部全体と
    共に封止した ことを特徴とするリモコン受光ユニット。
JP1992047115U 1992-06-12 1992-06-12 リモコン受光ユニット Expired - Lifetime JP2586931Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992047115U JP2586931Y2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 リモコン受光ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992047115U JP2586931Y2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 リモコン受光ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH062883U JPH062883U (ja) 1994-01-14
JP2586931Y2 true JP2586931Y2 (ja) 1998-12-14

Family

ID=12766179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992047115U Expired - Lifetime JP2586931Y2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 リモコン受光ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586931Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH062883U (ja) 1994-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2954280B2 (ja) 表面実装可能なオプトデバイス
JP2698285B2 (ja) 光通信装置
EP0398597B1 (en) Improved hybrid package arrangement
JPH11191865A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
GB2126795A (en) Optical device
JP4625614B2 (ja) リモコンセンサユニット及びその製造方法
JP2586931Y2 (ja) リモコン受光ユニット
US20080315215A1 (en) Semiconductor Module
KR100432212B1 (ko) 리모콘 수신모듈 및 그 제조방법
KR101059541B1 (ko) 리모콘 수신모듈 및 이의 실장구조
JPS61281559A (ja) 光検出装置
EP0118554B1 (en) Optical device
KR200335187Y1 (ko) 실드케이스를 삭제한 적외선 리모콘 수신모듈
US6787890B2 (en) Optical package structure
KR101082997B1 (ko) 리모콘 수신 모듈
US7053472B2 (en) Optical package structure
JP4197569B2 (ja) 赤外線データ通信モジュール
CN219628003U (zh) 电子器件和飞行时间传感器
JPH0751820Y2 (ja) 光送受信器
JP4222458B2 (ja) 赤外線データ通信モジュール
KR100512783B1 (ko) 사출성형된 영상감지기 및 그의 제조방법
KR100583561B1 (ko) 휴대폰용 카메라의 광검출용 반도체장치와 렌즈의 광축정렬구조
JP2519771B2 (ja) 電気部品の封止構造
KR100512784B1 (ko) 사출성형된 영상감지기 및 그의 제조방법
JP3094661U (ja) 絶縁基板実装型赤外線リモコン受光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071009

Year of fee payment: 9