JP2586850B2 - ストップウオッチ機能付電子時計 - Google Patents

ストップウオッチ機能付電子時計

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JP2586850B2
JP2586850B2 JP7260577A JP26057795A JP2586850B2 JP 2586850 B2 JP2586850 B2 JP 2586850B2 JP 7260577 A JP7260577 A JP 7260577A JP 26057795 A JP26057795 A JP 26057795A JP 2586850 B2 JP2586850 B2 JP 2586850B2
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由美 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストップウオッチ機
能付電子時計において、ス卜ップウオッチの低消費電流
化と高精度化に関する。
【0002】本発明はストップウオッチ機能付電子時計
において、ス卜ップウオッチ計測を比較的高い周波数の
信号を入力して計数を行なうか、或いは比較的低い周波
数の信号を入力して計数を行なうかのス卜ップウオッチ
計数入力信号切替えを行ない特に精度を必要とする場合
を除いては比較的低い周波数の信号を計数して行ない、
低消費電流ス卜ップウオッチ計測を可能にしたものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来のス卜ップウオッチ機能付電子時計
のストップウオッチ計測は常に電子時計基準信号以上の
10HZ 乃至100HZ 程度の信号により行なつてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のストップ
ウオッチ機能付電子時計では、特に10HZ 至100H
Z 程度の精度を要しないス卜ップウオッチ計測において
も、常に1OHZ 乃至100HZ 程度の信号を計数する
ストップウオッチ計数回路が駆動されていたために、不
必要な電力が無駄に消費されていた。例えば、秒単位時
計動作時に0.4μA程度の電流を消費する時計では1
00HZ 計測ス卜ップウオッチを行なうと3倍以上の
1.4μA程度の電流を消費した。一方、ウオッチに対
する長寿命化の要求の傾向は年々強くなつてきているた
め、ウオッチの低消費電流化は不可欠な開発要素となつ
ている。
【0005】そこで本発明はこのような問題を解決する
ものであり、その目的とするところは、低消費電流のス
卜ップウオッチ機能付電子を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のストップウオッ
チ機能付電子時計は、原振を発振する発振回路と、該発
振回路の発振周波数を分周し、高周波パルスを出力する
高周波分周回路と、前記発振回路の発信周波数を分周
し、低周波パルスを出力する低周波分周回路と、前記高
周波分周回路または前記低周波分周回路の出力により駆
動され、ストップウオッチ機能を有するストップウオッ
チ回路と、前記低周波パルスを計数し基本時刻を計時す
る時計機能と、アラーム機能を有する時計回路と、前記
ストップウオッチ回路の出力または前記時計回路の出力
を表示する表示手段と、前記ストップウオッチ機能、前
記時計機能、またはアラーム機能のモードを選択する機
能選択手段と、前記ス卜ップウオッチ回路が計数したス
トップウオッチ経過時間が所定時間を経過したかどうか
判定する判定回路と、該判定回路及び前記機能選択手段
の出力により、前記所定時間経過しないときか、前記所
定時間経過しかつ前記ス卜ップウオッチ機能に応じたス
トップウォッチモードが選択されたときには、前記高周
波分周回路により前記ストップウオッチ回路を駆動し、
前記所定時間経過しかつ前記アラーム機能に応じたアラ
ームモードもしくは前記時計機能に応じた時計モードが
選択されたときには、前記低周波分周回路により前記ス
トップウオッチ回路を駆動するよう制御するストップウ
オッチ計数制御回路とを有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0008】図1は本発明のス卜ップウオッチ機能付電
子時計のブロック図である。発振回路101で発振され
た信号は分周回路102及び基本時計計時用基準信号分
周回路103により、基本時計計時のために必要な信
号、例えぱ1HZ 信号に分周される。基本時計計時回路
109は基本時計計時用基準信号分周回路103から出
力された基準信号を計数し、基本時刻を計時する。この
基本時刻は表示制御回路110、表示駆動回路111を
介して表示手段112に出カされる。スイッチ105は
ス卜ップウオッチ機能付電子時計のストップウオッチス
ター卜/ス卜ップ,モード切替等、動作のための信号を
与えるものである。スイッチ105が押され制御回路1
06によりス卜ップウオッチモードに入り、ス卜ップウ
オッチスタートがかけられると、ス卜ップウオッチ計数
制御回路107が動作する。ス卜ップウオッチ計数制御
回路107はスイッチ105が押されたことにより制卿
回路106が出力した制御信号又は、その他内部で発生
し、ストップウオッチ計数制御回路107に与えられた
信号により、その信号が高精度計測を意味するものであ
れば、基本時計計時用基準信号以上の周波数の信号、例
えば、100HZ 又は10HZ 信号を出力するストップ
ウオッチ駆勤回路104を動作させス卜ップウオッチ計
数回路108を、高周波数信号の力ウンタから動作させ
る。一方、ス卜ップウオッチ計数制御回路107は、受
けた信号が低精度計測を意味するものであれば、ス卜ッ
プウオッチ駆動回路104を停止させ、ス卜ップウオッ
チ計数回路108に対し、基本時計計時基準信号分周回
路103の出力を同周波数桁の力ウンタに入力し、同力
ウンタ以降を動作するよう制御する。ス卜ップウオッチ
の計測結果は基本時刻と同様にして表示手段112に表
示される。
【0009】以下本発明のポイン卜となるス卜ップウオ
ッチ計数制御について、図2のストップウオッチ計測制
御図及び図3,図4のストップウオッチ計測のタイミン
グチヤ一卜に基づいて説明する。ここでは基本時計計時
用基準信号を1HZ とし、高精度ストップウオッチ計測
用信号を100HZ とする。ス卜ップウオッチ計数制御
回路107はインパータ250,253、アンドゲート
251,256,252、卜ランスミッシヨンゲー卜2
57,258により横成されている。又、1/100秒
クロノカウンタ204は10進、1/10秒桁力ウンタ
218は10進、秒桁カウンタ228は60進、分カウ
ンタ238は60進で時カウンタ248は12進であ
る。スイッチ105、入力制御回路206、モード制御
回路227らこよりストップウオッチモードが設定さ
れ、ス卜ップウオッチスタ一卜/ス卜ップ制御回路21
7によりス卜ップウオッチスタ一卜が設定されると、1
/100秒クロノ力ウンタ204が動作する。ス卜ップ
ウオッチ用計数回路108中の1/10秒桁力ウンタ2
18が1/100秒ク口ノ力ウンタ204の出力1OH
Z信号をうけ力ウン卜し、1HZ 信号を出力し、自己を
リセッ卜する。秒力ウンタ228は1/10秒桁カウン
タ218の出力10HZ 信号を卜ランスミッシヨンゲー
ト258を介して受けカウン卜し秒データとし、60秒
をカウン卜したら1/60HZ 信号を出力し、自己をリ
セットする。同様にしてストップウオッチ用計数回路1
08と、1/100秒クロノ力ウンタとで11時間59
分59秒99まで計数する。この間にスイッチ105が
押され、ス卜ップウオッチ以外のモードになつても、ス
卜ップウオッチス卜ップが設定されない限り、上記の方
法で1/100秒計数を行なう。次に11時間59分5
9秒99を1/100秒経過し、12時間00分00秒
00になつたとき、ス卜ップウオッチ機能付電子時計の
モードがス卜ップウオッチモード以外のモード、例えば
基本時計モードやアラームモードにあつた場合にはモー
ド制御回路227及びス卜ップウオッチ12時間経過判
定回路237の出力信号に従い1/100秒クロノ力ウ
ンタ204が停止し、卜ランスミッシヨンゲー卜257
がオンし1HZ 分周回路203からの1HZ 信号が秒桁
力ウンタ228に入力され、この1HZ 信号をもとにス
卜ップウオッチ計数がなされ、図3のタイミングチヤー
卜中のT11の状態が示す様に1秒計数が行なわれる。
このときは卜ランスミッシヨンゲー卜258はオフして
おり1/10秒桁力ウンタ218からの信号は秒カウン
タ228には入力されない。一方12時間00分00秒
00になつたとき、ス卜ップウオッチ機能付電子時計の
モードがス卜ップウオッチモードにあれば(図4のタイ
ミングチヤー卜のT21の状態)、そのまま1/100
秒計数を行ない、以降においてス卜ップウオッチモード
から抜け、他のモードに切替つた時点で1秒計数を行な
う(図4のタイミングチヤー卜T22の状態)。つま
り、モードがス卜ップウオッチ以外のモードであること
と、計測時間が12時間経過したことの論理積が真であ
ればス卜ップウオッチ計数を1/100秒計数から1秒
計測に切り替える。
【0010】尚、本実施例ではス卜ップウオッチ計数制
御をス卜ップウオッチ機能付電子時計のモードとス卜ッ
プウオッチ計測時間とによつて行なつたが、どちらか一
方のみの制御でも、又新に1/100秒計数モードと1
/10秒計数モードを設けスイッチ105により設定し
て制御しても十分な効果がある。又、ス卜ップウオッチ
計測結果の表示を1/100秒単位まで行なう場合には
1/100秒計数を、1/10秒単位まで行なう場合に
は1/10秒計数を、1秒単位まで行なう場合には1秒
計数を行なうという具合に、表示により計数最高周波数
を制御しても十分な効果がある。
【0011】
【発明の効果】本発明のス卜ップウオッチ機能付電子時
計は、ス卜ップウオッチ回路が計数したス卜ップウオッ
チ経過時間が所定時間を経過したかどうか判定する判定
回路と、該判定回路及び機能選択手段の出力により、前
記所定時間経過しないときか、前記所定時間経過しかつ
ス卜ップウオッチモードが選択されたときには、高周波
分周回路によりス卜ップウオッチ回路を駆動し、前記所
定時間経過しかつ時計モードもしくはアラームモードが
選択されたときには、低周波分周回路により前記ス卜ッ
プウオッチ回路を駆動するよう制御するス卜ップウオッ
チ計数制御回路とを設けたことにより、短時間計測のと
きには、ス卜ップウオッチ回路の駆動を高周波で行い、
精度をよくする。また、長時間計測のときであり、か
つ、例えばアラーム時刻の設定やアラーム機能のオンオ
フといったアラームモード、もしくは時計モードが選択
されたときは、ス卜ップウオッチ回路の駆動を低周波で
行い、寿命を長くする。このように、使用状況に合わせ
て高精度化及び長寿命化を実現できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ス卜ップウオッチ機能付電子時のブロック図。
【図2】ストップウオッチ計測制御のブ口ック図。
【図3】各部の信号のタイミングチヤー卜である。
【図4】各部の信号のタイミングチヤー卜である。
【符号の説明】
103・・・・基本時計計時用基準信号分周回路 104・・・・ス卜ップウオッテ駆動回路 107・・・・ストップウオッチ計数制御回路 108・・・・ス卜ップウオッチ計数回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原振を発振する発振回路と、 該発振回路の発振周波数を分周し、高周波パルスを出力
    する高周波分周回路と、 前記発振回路の発信周波数を分周し、低周波パルスを出
    力する低周波分周回路と、 前記高周波分周回路または前記低周波分周回路の出力に
    より駆動され、ストップウオッチ機能を有するストップ
    ウオッチ回路と、 前記低周波パルスを計数し基本時刻を計時する時計機能
    と、アラーム機能を有する時計回路と、 前記ストップウオッチ回路の出力または前記時計回路の
    出力を表示する表示手段と、前記ストップウオッチ機能、前記時計機能、またはアラ
    ーム機能のモードを選択する機能選択手段と、 前記ス卜ップウオッチ回路が計数したストップウオッチ
    経過時間が所定時間を経過したかどうか判定する判定回
    路と、 該判定回路及び前記機能選択手段の出力により、前記所
    定時間経過しないときか、前記所定時間経過しかつ前記
    ス卜ップウオッチ機能に応じたストップウォッチモード
    が選択されたときには、前記高周波分周回路により前記
    ストップウオッチ回路を駆動し、前記所定時間経過しか
    つ前記アラーム機能に応じたアラームモードもしくは前
    記時計機能に応じた時計モードが選択されたときには、
    前記低周波分周回路により前記ストップウオッチ回路を
    駆動するよう制御するストップウオッチ計数制御回路と
    を有することを特徴とするス卜ップウオッチ機能付電子
    時計。
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