JP2586800B2 - 磁気テープ媒体のプール管理方式 - Google Patents
磁気テープ媒体のプール管理方式Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ媒体を利用
したマルチボリュームファイル処理(一定期間毎に同様
の処理が繰り返されるマルチボリュームファイル処理)
の実行時に発生するオーバフロー障害に対する対策のた
めの磁気テープ媒体のプール管理方式に関する。ここ
で、マルチボリュームファイル処理の代表的なものとし
ては、「磁気ディスク媒体内のファイル(例えば、金融
機関の取引記録ファイル)を複数の磁気テープ媒体にセ
ーブするセーブ処理」がある。なお、上述の「一定期間
毎に同様の処理が繰り返される」という場合の当該処理
を、以下では「世代処理」という(磁気ディスク媒体内
のファイルを複数の磁気テープ媒体にセーブするセーブ
処理が毎日行われる場合の、各日のセーブ処理が「世代
処理」に該当する)。
したマルチボリュームファイル処理(一定期間毎に同様
の処理が繰り返されるマルチボリュームファイル処理)
の実行時に発生するオーバフロー障害に対する対策のた
めの磁気テープ媒体のプール管理方式に関する。ここ
で、マルチボリュームファイル処理の代表的なものとし
ては、「磁気ディスク媒体内のファイル(例えば、金融
機関の取引記録ファイル)を複数の磁気テープ媒体にセ
ーブするセーブ処理」がある。なお、上述の「一定期間
毎に同様の処理が繰り返される」という場合の当該処理
を、以下では「世代処理」という(磁気ディスク媒体内
のファイルを複数の磁気テープ媒体にセーブするセーブ
処理が毎日行われる場合の、各日のセーブ処理が「世代
処理」に該当する)。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいて、磁気テ
ープ媒体を利用したマルチボリュームファイル処理の各
世代処理が実行される場合には、あらかじめ用意されて
いた磁気テープ媒体だけでは当該マルチボリュームファ
イル処理の実行を完了できない状態(オーバフロー障
害)が発生することがある。
ープ媒体を利用したマルチボリュームファイル処理の各
世代処理が実行される場合には、あらかじめ用意されて
いた磁気テープ媒体だけでは当該マルチボリュームファ
イル処理の実行を完了できない状態(オーバフロー障
害)が発生することがある。
【0003】従来、このようなオーバフロー障害が発生
した場合には、次のような対処が行われていた。
した場合には、次のような対処が行われていた。
【0004】まず、コンピュータシステムのオペレータ
により、当該オーバフロー障害の状況(どの処理でオー
バフロー障害が発生したかということ等)が調査され
る。
により、当該オーバフロー障害の状況(どの処理でオー
バフロー障害が発生したかということ等)が調査され
る。
【0005】次に、磁気テープ媒体管理台帳が参照さ
れ、どの磁気テープ媒体を使用すべきかということ等が
判断され、必要な磁気テープ媒体の補充が行われ、その
補充の後にマルチボリュームファイル処理の世代処理が
再実行される。
れ、どの磁気テープ媒体を使用すべきかということ等が
判断され、必要な磁気テープ媒体の補充が行われ、その
補充の後にマルチボリュームファイル処理の世代処理が
再実行される。
【0006】このように、従来の磁気テープ媒体を利用
したマルチボリュームファイル処理におけるオーバフロ
ー障害対策では、コンピュータシステムのオペレータ等
による磁気テープ媒体管理台帳の参照に基づく管理等の
人手の介入が必要であった。
したマルチボリュームファイル処理におけるオーバフロ
ー障害対策では、コンピュータシステムのオペレータ等
による磁気テープ媒体管理台帳の参照に基づく管理等の
人手の介入が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気テ
ープ媒体を利用したマルチボリュームファイル処理にお
けるオーバフロー障害対策では、人手の介入が必要であ
るので、マルチボリュームファイル処理の処理効率が悪
くなり(マルチボリュームファイル処理の自動化運転が
困難になる)、オーバフロー障害対策における人的障害
(オーバフロー障害の状況の人間による調査やどの磁気
テープ媒体を使用すべきかということの人間による判断
の誤りに基づく二次障害)が生じるおそれが伴うという
問題点があった。
ープ媒体を利用したマルチボリュームファイル処理にお
けるオーバフロー障害対策では、人手の介入が必要であ
るので、マルチボリュームファイル処理の処理効率が悪
くなり(マルチボリュームファイル処理の自動化運転が
困難になる)、オーバフロー障害対策における人的障害
(オーバフロー障害の状況の人間による調査やどの磁気
テープ媒体を使用すべきかということの人間による判断
の誤りに基づく二次障害)が生じるおそれが伴うという
問題点があった。
【0008】本発明の目的は、上述の点に鑑み、磁気テ
ープ媒体を利用したマルチボリュームファイル処理にお
けるオーバフロー障害対策における人手の介入を少なく
し(マルチボリュームファイル処理におけるオーバフロ
ー障害の発生そのものをほぼ防止する)、マルチボリュ
ームファイル処理の処理効率を向上させることができる
磁気テープ媒体のプール管理方式を提供することにあ
る。
ープ媒体を利用したマルチボリュームファイル処理にお
けるオーバフロー障害対策における人手の介入を少なく
し(マルチボリュームファイル処理におけるオーバフロ
ー障害の発生そのものをほぼ防止する)、マルチボリュ
ームファイル処理の処理効率を向上させることができる
磁気テープ媒体のプール管理方式を提供することにあ
る。
【0009】なお、マルチボリュームファイル処理の効
率化を図る従来技術としては、「特開平1−18455
3号(ファイル管理方式)」に係る技術が公表されてい
る。しかし、この従来技術は、「複数の記憶媒体(磁気
テープ媒体等)にまたがった1ファイルの正しい続きの
記憶媒体を容易に識別すること」および「容易にファイ
ル全体の長さを知ること」を目的とするのもであり、磁
気テープ媒体のプール管理を行うことによってマルチボ
リュームファイル処理の効率化を図る本発明とは着眼点
を異にしている。
率化を図る従来技術としては、「特開平1−18455
3号(ファイル管理方式)」に係る技術が公表されてい
る。しかし、この従来技術は、「複数の記憶媒体(磁気
テープ媒体等)にまたがった1ファイルの正しい続きの
記憶媒体を容易に識別すること」および「容易にファイ
ル全体の長さを知ること」を目的とするのもであり、磁
気テープ媒体のプール管理を行うことによってマルチボ
リュームファイル処理の効率化を図る本発明とは着眼点
を異にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープ媒体
のプール管理方式は、各プール媒体の使用状態を管理す
るプール管理制御ファイルと、各世代処理に対応する使
用ベース媒体名および使用プール媒体名を管理するカタ
ログ情報ファイルと、このカタログ情報ファイルを参照
して使用可能なベース媒体およびプール媒体を認識しそ
れらのベース媒体およびプール媒体を使用してマルチボ
リュームファイル処理の各世代処理を実行し実際に使用
したベース媒体およびプール媒体を特定する情報を前記
カタログ情報ファイルに登録するマルチボリュームファ
イル処理実行手段と、このマルチボリュームファイル処
理実行手段によるマルチボリュームファイル処理の各世
代処理の実行前に前記プール管理制御ファイルを参照し
て当該世代処理で使用可能なプール媒体を動的に取得し
前記プール管理制御ファイルおよび前記カタログ情報フ
ァイルにその取得状態を反映させるプール媒体取得手段
と、前記マルチボリュームファイル処理実行手段による
マルチボリュームファイル処理の各世代処理の実行後に
前記カタログ情報ファイルを参照して当該世代処理で実
際に使用しなかったプール媒体を動的に返却し前記プー
ル管理制御ファイルおよび前記カタログ情報ファイルに
その返却状態を反映させるプール媒体返却手段とを有す
る。
のプール管理方式は、各プール媒体の使用状態を管理す
るプール管理制御ファイルと、各世代処理に対応する使
用ベース媒体名および使用プール媒体名を管理するカタ
ログ情報ファイルと、このカタログ情報ファイルを参照
して使用可能なベース媒体およびプール媒体を認識しそ
れらのベース媒体およびプール媒体を使用してマルチボ
リュームファイル処理の各世代処理を実行し実際に使用
したベース媒体およびプール媒体を特定する情報を前記
カタログ情報ファイルに登録するマルチボリュームファ
イル処理実行手段と、このマルチボリュームファイル処
理実行手段によるマルチボリュームファイル処理の各世
代処理の実行前に前記プール管理制御ファイルを参照し
て当該世代処理で使用可能なプール媒体を動的に取得し
前記プール管理制御ファイルおよび前記カタログ情報フ
ァイルにその取得状態を反映させるプール媒体取得手段
と、前記マルチボリュームファイル処理実行手段による
マルチボリュームファイル処理の各世代処理の実行後に
前記カタログ情報ファイルを参照して当該世代処理で実
際に使用しなかったプール媒体を動的に返却し前記プー
ル管理制御ファイルおよび前記カタログ情報ファイルに
その返却状態を反映させるプール媒体返却手段とを有す
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0012】図1は、本発明の磁気テープ媒体のプール
管理方式の一実施例の構成を示すブロック図である。
管理方式の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0013】本実施例の磁気テープ媒体のプール管理方
式は、各プール媒体の使用状態を管理するプール管理制
御ファイル1と、各世代処理に使用される媒体(ベース
媒体およびプール媒体)の媒体名を管理するカタログ情
報ファイル2と、プール媒体を動的に取得するプール媒
体取得手段3と、プール媒体を動的に返却するプール媒
体返却手段4と、マルチボリュームファイル処理を実行
するマルチボリュームファイル処理実行手段5とを含ん
で構成されている。ここで「プール媒体」とは、マルチ
ボリュームファイル処理の全ての世代処理に共通して使
用できる予備の磁気テープ媒体をいう。また「ベース媒
体」とは、あらかじめ、各世代処理に必要なものとして
割り当てられている磁気テープ媒体をいう(実際には使
用されないベース媒体も存在し得る)。
式は、各プール媒体の使用状態を管理するプール管理制
御ファイル1と、各世代処理に使用される媒体(ベース
媒体およびプール媒体)の媒体名を管理するカタログ情
報ファイル2と、プール媒体を動的に取得するプール媒
体取得手段3と、プール媒体を動的に返却するプール媒
体返却手段4と、マルチボリュームファイル処理を実行
するマルチボリュームファイル処理実行手段5とを含ん
で構成されている。ここで「プール媒体」とは、マルチ
ボリュームファイル処理の全ての世代処理に共通して使
用できる予備の磁気テープ媒体をいう。また「ベース媒
体」とは、あらかじめ、各世代処理に必要なものとして
割り当てられている磁気テープ媒体をいう(実際には使
用されないベース媒体も存在し得る)。
【0014】図2(a)は、プール管理制御ファイル1
の内容を示すである。プール管理制御ファイル1は、プ
ール媒体の媒体名(プール媒体名)での検索が可能なフ
ァイルであり、「プール媒体名」に対応する「使用状態
(当該プール媒体名を持つプール媒体の使用状態)」を
格納している。なお、プール管理制御ファイル1で管理
されるプール媒体は、マルチボリュームファイル処理実
行手段5によって実行されるマルチボリュームファイル
処理以外の処理でも使用され得る(複数のマルチボリュ
ームファイル処理で1つのプール管理制御ファイルが共
用されることがある)。
の内容を示すである。プール管理制御ファイル1は、プ
ール媒体の媒体名(プール媒体名)での検索が可能なフ
ァイルであり、「プール媒体名」に対応する「使用状態
(当該プール媒体名を持つプール媒体の使用状態)」を
格納している。なお、プール管理制御ファイル1で管理
されるプール媒体は、マルチボリュームファイル処理実
行手段5によって実行されるマルチボリュームファイル
処理以外の処理でも使用され得る(複数のマルチボリュ
ームファイル処理で1つのプール管理制御ファイルが共
用されることがある)。
【0015】図2(b)は、カタログ情報ファイル2の
内容を示す図である。カタログ情報ファイル2は、マル
チボリュームファイル処理の各世代処理を示す「世代情
報」に対応して、その世代処理に使用されるベース媒体
の媒体名である「使用ベース媒体名」と、その世代処理
に使用されるプール媒体の媒体名である「使用プール媒
体名」とを格納している。世代情報としては、例えば、
世代処理が「毎日行われるセーブ処理」である場合の
「日付を示す情報」が考えられる。
内容を示す図である。カタログ情報ファイル2は、マル
チボリュームファイル処理の各世代処理を示す「世代情
報」に対応して、その世代処理に使用されるベース媒体
の媒体名である「使用ベース媒体名」と、その世代処理
に使用されるプール媒体の媒体名である「使用プール媒
体名」とを格納している。世代情報としては、例えば、
世代処理が「毎日行われるセーブ処理」である場合の
「日付を示す情報」が考えられる。
【0016】図3は、本実施例の磁気テープ媒体のプー
ル管理方式におけるプール媒体取得手段3による処理
(プール媒体取得処理)のフローを示す流れ図である。
この処理は、プール媒体確保数取得ステップ31と、プ
ール管理制御ファイル検索ステップ32と、取得可能判
定ステップ33と、プール管理制御ファイル更新ステッ
プ34と、カタログ情報ファイル更新ステップ35とか
らなる。
ル管理方式におけるプール媒体取得手段3による処理
(プール媒体取得処理)のフローを示す流れ図である。
この処理は、プール媒体確保数取得ステップ31と、プ
ール管理制御ファイル検索ステップ32と、取得可能判
定ステップ33と、プール管理制御ファイル更新ステッ
プ34と、カタログ情報ファイル更新ステップ35とか
らなる。
【0017】図4は、本実施例の磁気テープ媒体のプー
ル管理方式におけるプール媒体返却手段4による処理
(プール媒体返却処理)のフローを示す流れ図である。
この処理は、媒体数取得ステップ41と、実質使用媒体
数取得ステップ42と、返却可能判定ステップ43と、
プール管理制御ファイル更新ステップ44と、カタログ
情報ファイル更新ステップ45とからなる。
ル管理方式におけるプール媒体返却手段4による処理
(プール媒体返却処理)のフローを示す流れ図である。
この処理は、媒体数取得ステップ41と、実質使用媒体
数取得ステップ42と、返却可能判定ステップ43と、
プール管理制御ファイル更新ステップ44と、カタログ
情報ファイル更新ステップ45とからなる。
【0018】次に、このように構成された本実施例の磁
気テープ媒体のプール管理方式の動作について説明す
る。
気テープ媒体のプール管理方式の動作について説明す
る。
【0019】なお、ここでは、マルチボリュームファイ
ル処理実行手段5によって実行されるマルチボリューム
ファイル処理は、「磁気ディスク媒体内のファイル(金
融機関の取引記録ファイル等)を複数の磁気テープ媒体
にセーブするセーブ処理」であるものとする。また、こ
の場合の世代処理は、各日のセーブ処理であるものとす
る。
ル処理実行手段5によって実行されるマルチボリューム
ファイル処理は、「磁気ディスク媒体内のファイル(金
融機関の取引記録ファイル等)を複数の磁気テープ媒体
にセーブするセーブ処理」であるものとする。また、こ
の場合の世代処理は、各日のセーブ処理であるものとす
る。
【0020】プール媒体取得手段3は、マルチボリュー
ムファイル処理実行手段5によるマルチボリュームファ
イル処理の各世代処理(ここでは、各日のセーブ処理)
の実行前に、次のような処理(プール媒体取得処理)を
行う(図3参照)。
ムファイル処理実行手段5によるマルチボリュームファ
イル処理の各世代処理(ここでは、各日のセーブ処理)
の実行前に、次のような処理(プール媒体取得処理)を
行う(図3参照)。
【0021】まず、オペレータからの指定に基づいて、
その世代処理のために取得すべきプール媒体の数(プー
ル媒体確保数)を取得する(ステップ31)。ここで、
プール媒体確保数は、オーバフロー障害が発生しないよ
うに、余裕を持った数が選定される。なお、ステップ3
1の「プール媒体確保数の取得」は指定を必要とせずあ
らかじめ一定の数(どの世代処理でもオーバフロー障害
が発生しないような数)を定めておくことも可能であ
る。
その世代処理のために取得すべきプール媒体の数(プー
ル媒体確保数)を取得する(ステップ31)。ここで、
プール媒体確保数は、オーバフロー障害が発生しないよ
うに、余裕を持った数が選定される。なお、ステップ3
1の「プール媒体確保数の取得」は指定を必要とせずあ
らかじめ一定の数(どの世代処理でもオーバフロー障害
が発生しないような数)を定めておくことも可能であ
る。
【0022】次に、プール管理制御ファイル1を検索し
(ステップ32)、ステップ31で取得したプール媒体
確保数だけのプール媒体を取得することが可能であるか
否か(「使用状態」が「未使用(FREE)」であるプ
ール媒体がプール媒体確保数だけあるか否か)を判定す
る(ステップ33)。
(ステップ32)、ステップ31で取得したプール媒体
確保数だけのプール媒体を取得することが可能であるか
否か(「使用状態」が「未使用(FREE)」であるプ
ール媒体がプール媒体確保数だけあるか否か)を判定す
る(ステップ33)。
【0023】ステップ33で「取得不可能」と判定した
場合には、ステップ33で「取得可能」と判定できるま
で、ステップ32の検索を繰り返す。このように、ステ
ップ32およびステップ33を繰り返すのは、マルチボ
リュームファイル処理実行手段5による処理以外の処理
で使用されるはずであったプール媒体が返却されたり、
オペレータによってプール媒体が補充されたりすること
があるからである。
場合には、ステップ33で「取得可能」と判定できるま
で、ステップ32の検索を繰り返す。このように、ステ
ップ32およびステップ33を繰り返すのは、マルチボ
リュームファイル処理実行手段5による処理以外の処理
で使用されるはずであったプール媒体が返却されたり、
オペレータによってプール媒体が補充されたりすること
があるからである。
【0024】なお、ステップ33で「取得不可能」と判
定した場合に、その旨をオペレータに通知し、オペレー
タにプール媒体の補充を促したり、以後の処理の継続の
可否の判断を促したりすることも可能である。さらに、
そのような判定を行った場合に、プール媒体取得処理を
異常終了させることも考えられる。
定した場合に、その旨をオペレータに通知し、オペレー
タにプール媒体の補充を促したり、以後の処理の継続の
可否の判断を促したりすることも可能である。さらに、
そのような判定を行った場合に、プール媒体取得処理を
異常終了させることも考えられる。
【0025】ステップ33で「取得可能」と判定した場
合には、プール管理制御ファイル1を更新する。すなわ
ち、プール媒体確保数分のプール媒体に対する「使用状
態」を「未使用」から「使用中(USED)」に更新す
る(ステップ34)。これによって、その日のセーブ処
理で使用することができる媒体の数を一時的に増加させ
ることができる。
合には、プール管理制御ファイル1を更新する。すなわ
ち、プール媒体確保数分のプール媒体に対する「使用状
態」を「未使用」から「使用中(USED)」に更新す
る(ステップ34)。これによって、その日のセーブ処
理で使用することができる媒体の数を一時的に増加させ
ることができる。
【0026】ステップ34の「プール管理制御ファイル
1の更新」が正常に終了したならば、カタログ情報ファ
イル2を更新する。すなわち、カタログ情報ファイル2
内の当該世代処理(その日のセーブ処理)に対応するカ
タログ情報(この時点では「使用ベース媒体名」だけが
登録されており「使用プール媒体名」が登録されていな
いカタログ情報)中の「使用プール媒体名」に、ステッ
プ34で「使用状態」を「使用中」に更新したプール媒
体の媒体名を登録する(ステップ35)。ステップ35
の処理が終了すると、プール媒体取得処理を終了させ
る。
1の更新」が正常に終了したならば、カタログ情報ファ
イル2を更新する。すなわち、カタログ情報ファイル2
内の当該世代処理(その日のセーブ処理)に対応するカ
タログ情報(この時点では「使用ベース媒体名」だけが
登録されており「使用プール媒体名」が登録されていな
いカタログ情報)中の「使用プール媒体名」に、ステッ
プ34で「使用状態」を「使用中」に更新したプール媒
体の媒体名を登録する(ステップ35)。ステップ35
の処理が終了すると、プール媒体取得処理を終了させ
る。
【0027】プール媒体取得処理の終了後に、マルチボ
リュームファイル処理実行手段5は、マルチボリューム
ファイル処理の世代処理(セーブ処理)を実行する。こ
の際に、カタログ情報ファイル2内の当該世代処理に対
応するカタログ情報によって当該世代処理で使用可能な
媒体(ベース媒体およびプール媒体)を認識する。
リュームファイル処理実行手段5は、マルチボリューム
ファイル処理の世代処理(セーブ処理)を実行する。こ
の際に、カタログ情報ファイル2内の当該世代処理に対
応するカタログ情報によって当該世代処理で使用可能な
媒体(ベース媒体およびプール媒体)を認識する。
【0028】また、マルチボリュームファイル処理実行
手段5は、カタログ情報ファイル2において、実際に使
用したベース媒体およびプール媒体に対応する「使用ベ
ース媒体名」および「使用プール媒体名」に媒体順次番
号(その媒体を何番目に使用したかを示す番号)を付加
する。この媒体順次番号は、「実際に使用した媒体を特
定する情報」となる。なお、ベース媒体はプール媒体よ
りも先に使用される。
手段5は、カタログ情報ファイル2において、実際に使
用したベース媒体およびプール媒体に対応する「使用ベ
ース媒体名」および「使用プール媒体名」に媒体順次番
号(その媒体を何番目に使用したかを示す番号)を付加
する。この媒体順次番号は、「実際に使用した媒体を特
定する情報」となる。なお、ベース媒体はプール媒体よ
りも先に使用される。
【0029】プール媒体返却手段4は、マルチボリュー
ムファイル処理実行手段5によるマルチボリュームファ
イル処理の各世代処理(ここでは、各日のセーブ処理)
の実行後に、次のような処理(プール媒体返却処理)を
行う(図4参照)。
ムファイル処理実行手段5によるマルチボリュームファ
イル処理の各世代処理(ここでは、各日のセーブ処理)
の実行後に、次のような処理(プール媒体返却処理)を
行う(図4参照)。
【0030】まず、カタログ情報ファイル2を参照し
て、当該世代処理で使用可能であったベース媒体および
プール媒体のそれぞれの数を取得する(ステップ4
1)。
て、当該世代処理で使用可能であったベース媒体および
プール媒体のそれぞれの数を取得する(ステップ4
1)。
【0031】次に、カタログ情報ファイル2内の当該世
代処理(その日のセーブ処理)に対応するカタログ情報
を検索し、そのカタログ情報中の「使用ベース媒体名」
および「使用プール媒体名」に付加されている媒体順次
番号を参照して、実際にマルチボリュームファイル処理
実行手段5が使用した媒体の数(実質使用媒体数)を取
得する(ステップ42)。
代処理(その日のセーブ処理)に対応するカタログ情報
を検索し、そのカタログ情報中の「使用ベース媒体名」
および「使用プール媒体名」に付加されている媒体順次
番号を参照して、実際にマルチボリュームファイル処理
実行手段5が使用した媒体の数(実質使用媒体数)を取
得する(ステップ42)。
【0032】ステップ41で得た媒体の数とステップ4
2で得た実質使用媒体数とに基づいて、プール媒体の返
却が可能であるか否か(使用可能であった媒体の数より
も実質使用媒体数が少なく、かつ使用可能であったプー
ル媒体が存在するか否か)を判定する(ステップ4
3)。
2で得た実質使用媒体数とに基づいて、プール媒体の返
却が可能であるか否か(使用可能であった媒体の数より
も実質使用媒体数が少なく、かつ使用可能であったプー
ル媒体が存在するか否か)を判定する(ステップ4
3)。
【0033】ステップ43で「返却不可能」と判定した
場合には、プール媒体返却処理を終了させる。
場合には、プール媒体返却処理を終了させる。
【0034】ステップ43で「返却可能」と判定した場
合には、プール管理制御ファイル1を更新する。すなわ
ち、カタログ情報ファイル2を参照してプール媒体取得
処理で取得されたが実際には使用されなかったプール媒
体(返却可能なプール媒体)を特定し、プール管理制御
ファイル1内の当該プール媒体に対応する「使用状態」
を「使用中」から「未使用」に更新する(ステップ4
4)。
合には、プール管理制御ファイル1を更新する。すなわ
ち、カタログ情報ファイル2を参照してプール媒体取得
処理で取得されたが実際には使用されなかったプール媒
体(返却可能なプール媒体)を特定し、プール管理制御
ファイル1内の当該プール媒体に対応する「使用状態」
を「使用中」から「未使用」に更新する(ステップ4
4)。
【0035】「プール管理制御ファイル1の更新」が正
常に終了したならば、カタログ情報ファイル2を更新す
る。すなわち、カタログ情報ファイル2内の当該世代処
理(その日のセーブ処理)に対応するカタログ情報
(「使用ベース媒体名」およびプール媒体取得手段3に
よって登録された「使用プール媒体名」を有するカタロ
グ情報)を、実際に使用されたベース媒体の「使用ベー
ス媒体名」(使用されなかったが解放すべきでないと指
定されたベース媒体の「使用ベース媒体名」を含む)お
よび実際に使用されたプール媒体の「使用プール媒体
名」だけを有するカタログ情報に更新する(ステップ4
5)。ステップ45の処理が終了すると、プール媒体返
却処理を終了させる。
常に終了したならば、カタログ情報ファイル2を更新す
る。すなわち、カタログ情報ファイル2内の当該世代処
理(その日のセーブ処理)に対応するカタログ情報
(「使用ベース媒体名」およびプール媒体取得手段3に
よって登録された「使用プール媒体名」を有するカタロ
グ情報)を、実際に使用されたベース媒体の「使用ベー
ス媒体名」(使用されなかったが解放すべきでないと指
定されたベース媒体の「使用ベース媒体名」を含む)お
よび実際に使用されたプール媒体の「使用プール媒体
名」だけを有するカタログ情報に更新する(ステップ4
5)。ステップ45の処理が終了すると、プール媒体返
却処理を終了させる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、マルチボ
リュームファイル処理の各世代処理(セーブ処理等)に
おけるオーバフロー障害対策用の予備媒体をプール媒体
として全世代処理(場合によっては複数のマルチボリュ
ームファイル処理の全世代処理)について一元的に管理
することにより、マルチボリュームファイル処理の各世
代処理の実行時にオーバフロー障害が発生することを未
然に防止することができ、磁気テープ媒体を利用したマ
ルチボリュームファイル処理におけるオーバフロー障害
対策における人手の介入を少なくすることができ、マル
チボリュームファイル処理の処理効率を向上させること
ができるという効果を有する。
リュームファイル処理の各世代処理(セーブ処理等)に
おけるオーバフロー障害対策用の予備媒体をプール媒体
として全世代処理(場合によっては複数のマルチボリュ
ームファイル処理の全世代処理)について一元的に管理
することにより、マルチボリュームファイル処理の各世
代処理の実行時にオーバフロー障害が発生することを未
然に防止することができ、磁気テープ媒体を利用したマ
ルチボリュームファイル処理におけるオーバフロー障害
対策における人手の介入を少なくすることができ、マル
チボリュームファイル処理の処理効率を向上させること
ができるという効果を有する。
【0037】また、以上のようにプール媒体を複数の処
理(各世代処理)で共有することにより、以上のような
効果を達成しながら、かつ全世代処理を通して必要とな
る磁気テープ媒体の数を増加させることがないという効
果がある。
理(各世代処理)で共有することにより、以上のような
効果を達成しながら、かつ全世代処理を通して必要とな
る磁気テープ媒体の数を増加させることがないという効
果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1中のプール管理制御ファイルおよびカタロ
グ情報ファイルの内容を示す図である。
グ情報ファイルの内容を示す図である。
【図3】図1中のプール媒体取得手段による処理を示す
流れ図である。
流れ図である。
【図4】図1中のプール媒体返却手段による処理を示す
流れ図である。
流れ図である。
1 プール管理制御ファイル 2 カタログ情報ファイル 3 プール媒体取得手段 4 プール媒体返却手段 5 マルチボリュームファイル処理実行手段
Claims (2)
- 【請求項1】 各プール媒体の使用状態を管理するプー
ル管理制御ファイルと、 各世代処理に対応する使用ベース媒体名および使用プー
ル媒体名を管理するカタログ情報ファイルと、 このカタログ情報ファイルを参照して使用可能なベース
媒体およびプール媒体を認識し、それらのベース媒体お
よびプール媒体を使用してマルチボリュームファイル処
理の各世代処理を実行し、実際に使用したベース媒体お
よびプール媒体を特定する情報を前記カタログ情報ファ
イルに登録するマルチボリュームファイル処理実行手段
と、 このマルチボリュームファイル処理実行手段によるマル
チボリュームファイル処理の各世代処理の実行前に、前
記プール管理制御ファイルを参照して当該世代処理で使
用可能なプール媒体を動的に取得し、前記プール管理制
御ファイルおよび前記カタログ情報ファイルにその取得
状態を反映させるプール媒体取得手段と、 前記マルチボリュームファイル処理実行手段によるマル
チボリュームファイル処理の各世代処理の実行後に、前
記カタログ情報ファイルを参照して当該世代処理で実際
に使用しなかったプール媒体を動的に返却し、前記プー
ル管理制御ファイルおよび前記カタログ情報ファイルに
その返却状態を反映させるプール媒体返却手段とを有す
ることを特徴とする磁気テープ媒体のプール管理方式。 - 【請求項2】 前記マルチボリュームファイル処理実行
手段によって実行されるマルチボリュームファイル処理
が「磁気ディスク媒体内のファイルを複数の磁気テープ
媒体にセーブするセーブ処理」であることを特徴とする
請求項1記載の磁気テープ媒体のプール管理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241945A JP2586800B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 磁気テープ媒体のプール管理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241945A JP2586800B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 磁気テープ媒体のプール管理方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0773081A JPH0773081A (ja) | 1995-03-17 |
JP2586800B2 true JP2586800B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=17081910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5241945A Expired - Fee Related JP2586800B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 磁気テープ媒体のプール管理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586800B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08314641A (ja) * | 1995-05-23 | 1996-11-29 | Nec Corp | データ授受媒体を用いたデータ管理方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6451522A (en) * | 1987-08-21 | 1989-02-27 | Nec Corp | System for controlling recycling of storage medium |
JPH01184553A (ja) * | 1988-01-19 | 1989-07-24 | Fanuc Ltd | ファイル管理方法 |
JPH03132819A (ja) * | 1989-10-18 | 1991-06-06 | Nec Corp | 媒体管理装置 |
JPH05216733A (ja) * | 1991-12-13 | 1993-08-27 | Nec Corp | システムジャーナル採取装置 |
JPH05173724A (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-13 | Fujitsu Ltd | 磁気テープ記憶装置 |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP5241945A patent/JP2586800B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0773081A (ja) | 1995-03-17 |
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