JP2586653Y2 - トングレールの動作位置検出器 - Google Patents

トングレールの動作位置検出器

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JP2586653Y2
JP2586653Y2 JP8831092U JP8831092U JP2586653Y2 JP 2586653 Y2 JP2586653 Y2 JP 2586653Y2 JP 8831092 U JP8831092 U JP 8831092U JP 8831092 U JP8831092 U JP 8831092U JP 2586653 Y2 JP2586653 Y2 JP 2586653Y2
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rail
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tongue
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一馬 塚本
総八郎 河野
邦夫 笹川
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Central Japan Railway Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基本レールに対して近
接位置と離間位置とに転換するようにしたトングレール
の動作位置検出器に関する。トングレールは鉄道軌道の
分岐点に設けられ、分岐器により転換するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トングレールの動作位置を検出す
るものとして、接着照査器が存在する。また、分岐器に
よる転換動作では、トングレールは基本レールとの間に
隙間がないように接触していなければならない。一方、
トングレールは一般に長くて横剛性が低いので、転換動
作時の引き残りで基本レールとの間に隙間が生じたり、
列車の通過時の振動により、基本レールより離れること
がある。また、外気温度の変化などによりその隙間が徐
々に拡大することが知られている。この隙間が限界値以
上になると、接着照査器の照査接点がきれて、自動的に
転換不良が表示されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、列車の運行中に、接着照査器の照
査接点がきれて、トングレールの転換不良が表示される
と、列車の運行が中止されたりして、列車の円滑な運行
ができないという問題点があった。本考案は、このよう
な従来の技術が有する問題点に着目してなされたもの
で、トングレールが転換不良になる前に、トングレール
の転換動作を検査するようにして、事前にトングレール
の転換不良をなくし、列車の円滑な運行ができるように
したトングレールの動作位置検出器を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、基本レール(10)
に対して近接位置と離間位置とに転換するようにしたト
ングレールの動作位置検出器において、トングレール
(20)の転換動作に連動して、そのロッド軸線方向に
変位する被検出ロッド(30)と、該被検出ロッド(3
0)のロッド軸の方向線上に設置され、設置された場所
と前記近接位置における前記被検出ロッド(30)との
間の距離を測定して、基本レール(10)とトングレー
ル(20)との間の隙間を計測可能にする測距用のセン
サ(40)と、該測距用のセンサ(40)により計測さ
れた隙間と限界隙間とを比較する判断部(50)と、該
測距用のセンサ(40)により計測された隙間が限界隙
間より大きい場合に、警告を表示する表示部(60)と
を備えたことを特徴とするトングレールの動作位置検出
器に存する。
【0005】
【作用】基本レール(10)に対してトングレール(2
0)が近接位置と離間位置とに転換すると、トングレー
ル(20)の転換動作に連動して、被検出ロッド(3
0)がそのロッド軸線方向に変位する。測距用のセンサ
(40)は、その設置された場所と前記近接位置におけ
る前記被検出ロッド(30)との間の距離を測定して、
基本レール(10)とトングレール(20)との間の隙
間を計測可能にする。
【0006】判断部(50)は、基本レール(10)と
トングレール(20)との間の隙間と限界隙間とを比較
し、基本レール(10)とトングレール(20)との間
の隙間が限界隙間より大きい場合に、表示部(60)は
警告を表示する。それにより、トングレール(20)が
転換不良になる前に、列車の運行を妨げないように配慮
して、トングレール(20)などを補修してその転換動
作を適正にすることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。各図は本考案の一実施例を示している。図1に示
すように、基本レール10が図示省略したベース部材に
支持されている。分岐点においては、基本レール10に
対して近接位置(図1に示す位置)と離間位置とに転換
可能にトングレール20が設けられるとともに、トング
レール20の動作位置を検出するための動作位置検出器
30aが設けられている。基本レール10の脚部には挿
通孔12が穿設され、挿通孔12はレールの長手方向に
対して水平方向に直交する方向に穿たれている。
【0008】基本レール10には動作位置検出器30a
の本体ケース31が固設されている。本体ケース31の
前壁部31aには前ガイド部32が取り付けられ、本体
ケース31内には後ガイド部33が固定されている。前
ガイド部32には前ロッド部材35が挿通孔12を通っ
てトングレール20に当接可能にすべく、前記水平方向
に出没可能に支持されている。また、後ガイド部33に
は後ロッド部材36が同じく水平方向に出没可能に支持
されている。前ロッド部材35および後ロッド部材36
が被検出ロッド30を構成している。
【0009】後ロッド部材36には、後ガイド部33に
当接して移動量を制限する係止突起36a,36bがそ
れぞれ形成されている。後ロッド部材36は、前ロッド
部材35を前方へ押し出すべく、突出する方向にばね部
材37で付勢されている。後ロッド部材36の後端には
被検知板36cが固設されていて、後ロッド部材36の
後端部は係止溝36dが形成されている。
【0010】後ロッド部材36の後端に、被検知板36
cを前後方向に位置調節可能に装着してもよい。本体ケ
ース31の後壁部31bには防振ゴム部材38を介して
測距用のセンサ40が支持されている。測距用のセンサ
40は、後ロッド部材36のロッド軸の方向線上に設置
され、測距用のセンサ40と前記近接位置における後ロ
ッド部材36の被検知板36cとの間の距離を測定し
て、基本レール11とトングレール20との間の隙間を
計測可能にするものである。
【0011】測距用のセンサ40はコイルをモールドし
て成る高周波誘導形変位センサであって、被検知板36
cに発生するうず電流の変化を検出するものである。な
お、被検知板36cを反射板として、測距用のセンサ4
0をレーザ光源とホトダイオードとから構成してもよ
い。測距用のセンサ40には、基本レール11とトング
レール20との間の隙間と限界隙間とを比較する判断部
50が接続されている。判断部50の表面部には、測距
用のセンサ40により計測された隙間が限界隙間より大
きい場合に、警告を表示する表示部60が設けられてい
る。
【0012】図1および図2に示すように、本体ケース
31内には長リンク部材71が揺動可能に枢着され、長
リンク部材71の一端部が後ロッド部材36の係止溝3
6dに係合している。長リンク部材71の他端部には短
リンク部材72が連結されるとともに、長リンク部材7
1の揺動に連動して前後方向に押し引きされる連設ロッ
ド73が連結されている。連設ロッド73の先端部には
2つの挾持部73a,73bが形成されている。本体ケ
ース31内には、一対のスイッチ片81,82が揺動可
能に支持され、一対のスイッチ片81,82の各先端部
が2つの挾持部73a,73bにそれぞれ挾持されてい
る。
【0013】一対の一対のスイッチ片81,82にそれ
ぞれ対向して、連設ロッド73が前進するとスイッチ片
81が接触する接点部材91と、連設ロッド73が後退
するとスイッチ片82が接触する接点部材92がそれぞ
れ設けられている。次に作用を説明する。図1におい
て、トングレール20は、基本レール10に近接する近
接位置に転換している。このとき、トングレール20に
よって前ロッド部材35が押されて没入するとともに、
ばね部材37の付勢力に抗して後ロッド部材36が没入
している。そして、後ロッド部材36の被検知板36c
が測距用のセンサ40に接近している。
【0014】測距用のセンサ40は、後ロッド部材36
の被検知板36cと測距用のセンサ40との間の隙間を
計測する。被検知板36cと測距用のセンサ40との間
の隙間が、基本レール10とトングレール20との間の
隙間に対して一定の関係を有することが予め確認されて
いる。判断部50は、基本レール11とトングレール2
0との間の隙間と限界隙間とを比較する。基本レール1
1とトングレール20との間の隙間が限界隙間より小さ
い場合に、トングレール20が正規の近接位置に転換し
ていると判断されるため、表示部60が警告を表示する
ことはない。
【0015】また、このとき、長リンク部材71が図2
において反時計方向に揺動し、連設ロッド73が前進し
て一対のスイッチ片81が接点部材91に接触し、転換
不良と判断されることはない。例えば、転換作動時の引
き残りなどにより、トングレール20が基本レール10
に十分に近接していないで、正規の近接位置に転換して
い場合には、前ロッド部材35を介して後ロッド部材3
6が十分に没入しなで、被検知板36cが測距用のセン
サ40に十分に接近せず、基本レール11とトングレー
ル20との間の隙間が限界隙間より大きくなる。
【0016】この場合には、測距用のセンサ40〜判断
部50を介して表示部60が警告を表示する。このと
き、同じく、長リンク部材71は図2において反時計方
向に揺動し、連設ロッド73が前進して一対のスイッチ
片81が接点部材91に接触し、転換不良と判断される
ことはなく、早急に列車の運行を中止するような事態に
はならない。
【0017】それにより、トングレール20が転換不良
になる前に、列車の運行に支障がない時を見計らって、
例えば、分岐器などの保守点検をすることができる。前
記実施例においては、基本レール11とトングレール2
0との間の隙間と限界隙間とを判断部50が比較し、基
本レール11とトングレール20との間の隙間が限界隙
間より大きい場合に表示部60が警告を表示するものを
示したが、測距用のセンサ40により計測された隙間を
表示部60に適宜表示するようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】本考案にかかるトングレールの動作位置
検出器によれば、トングレールの転換動作に連動する被
検出ロッドの移動量を測距用のセンサにより測定して、
基本レールとトングレールとの間の隙間を計測可能に
し、判断部が、基本レールとトングレールとの間の隙間
と限界隙間とを比較し、該測距用のセンサにより計測さ
れた隙間が限界隙間より大きい場合に、表示部が警告を
表示するようにしたので、トングレールが転換不良にな
る前に、列車の運行を妨げないように配慮して、トング
レールなどを補修してその転換動作を適正にすることが
でき、列車を円滑に運行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すトングレールの動作位
置検出器の要部断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示すトングレールの動作位
置検出器の平面図である。
【符号の説明】
10…基本レール 20…トングレール 30a…動作位置検出器 30…被検出ロッド 35…前ロッド部材 36…後ロッド部材 40…測距用のセンサ 50…判断部 60…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 笹川 邦夫 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番 地の1 株式会社 京三製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 5/00 - 5/10 B61L 7/00 - 7/10 E01B 7/00 - 7/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本レールに対して近接位置と離間位置と
    に転換するようにしたトングレールの動作位置検出器に
    おいて、 トングレールの転換動作に連動して、そのロッド軸線方
    向に変位する被検出ロッドと、 該被検出ロッドのロッド軸の方向線上に設置され、設置
    された場所と前記近接位置における前記被検出ロッドと
    の間の距離を測定して、基本レールとトングレールとの
    間の隙間を計測可能にする測距用のセンサと、 該測距用のセンサにより計測された隙間と限界隙間とを
    比較する判断部と、 該測距用のセンサにより計測された隙間が限界隙間より
    大きい場合に、警告を表示する表示部とを備えたことを
    特徴とするトングレールの動作位置検出器。
JP8831092U 1992-12-24 1992-12-24 トングレールの動作位置検出器 Expired - Fee Related JP2586653Y2 (ja)

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JPH0651046U JPH0651046U (ja) 1994-07-12
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