JP2586632Y2 - 車両用ワイパアーム・ブレード - Google Patents

車両用ワイパアーム・ブレード

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JP2586632Y2
JP2586632Y2 JP1217693U JP1217693U JP2586632Y2 JP 2586632 Y2 JP2586632 Y2 JP 2586632Y2 JP 1217693 U JP1217693 U JP 1217693U JP 1217693 U JP1217693 U JP 1217693U JP 2586632 Y2 JP2586632 Y2 JP 2586632Y2
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藤 博 之 佐
田 行 帆 村
浜 有 次 広
士 美 音 也 福
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自動車電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ウインドシールドガ
ラス等の払拭面を拭うのに利用される車両用ワイパアー
ム・ブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウインドシールドガラス等の払拭
面を拭う車両用ワイパアーム・ブレードとしては、日本
規格協会発行 JISハンドブック 自動車 JIS
D5710 自動車用ワイパブレード及びワイパアーム
に規定されているものが知られている。
【0003】上記した車両用ワイパアーム・ブレード
は、ブレードラバーと、このブレードラバーを取付けた
レバーヨークを回動自在に連結したブレードレバーとが
ワイパブレードに備えられている。ブレードレバーの中
央部分には、ワイパアーム連結用の連結クリップを介し
てワイパアームに備えたアームピースのワイパブレード
取付け部が回動自在に取付けられている。
【0004】アームピースは、基端側がリテーナの一端
側に固定されているとともに、先端側のワイパブレード
取付け部が連結クリップの弾性片に係合している。リテ
ーナの他端側には、一端側にピボットシャフト取付け部
を有するアームヘッドの他端側が回動自在に枢着されて
おり、ワイパブレードを払拭面側に押し付けるためのア
ーム圧を設定するアームスプリングがリテーナ側とアー
ムヘッド側の間で係止されている。
【0005】アームヘッドのピボットシャフト取付け部
を車体側のピボットシャフトに固定すると、アームスプ
リングによって設定したアーム圧でリテーナがワイパブ
レードのブレードラバーを払拭面に押し付ける。
【0006】ピボットシャフトをワイパモータからの動
力によって往復回動させると、ワイパアームは払拭面上
を往復で揺動するため、払拭面に押し付けられているワ
イパブレードによって払拭面を拭う。
【0007】ここで、ワイパブレードをワイパアームか
ら取り外すに際しては、ブレードレバーとブレートラバ
ーとの間から指を挿し込んで連結クリップの弾性片を払
拭面とは反対側に押圧し、この弾性片を弾性変形させる
ことにより連結クリップがアームピースから係合を解除
されることによってワイパブレードはワイパアームから
外れる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の車両用
ワイパアーム・ブレードでは、連結クリップの弾性片が
ブレードレバーとブレードラバーとの間から指を挿し込
んで払拭面とは反対側に押圧されることによってアーム
ピースに対して係合を解除する構造であることから、ブ
レードレバーとブレードラバーとの間の比較的挾い空隙
部分に指等を挿し込んで連結クリップの弾性片を押圧す
ることがし難く、それによって、ワイパブレードの交換
が容易でないという問題点があった。また、車体への取
付け状態で、ワイパブレードおよびワイパアームが車体
の外側に露出する構造であることから、表面に雨水や泥
などが直接かかりやすく、表面にかかった雨水によって
金属製であるレバーヨーク,ブレードレバー,アームピ
ース,リテーナ,アームヘッドに錆が発生する可能性を
有するとともに、泥やほこりが回動部分に挾まると、回
動部分が摺れ合うことによって摩耗を生じ、それによっ
て、がた等の異音を発生する原因になりかねないという
問題点があり、これらの問題点を解決することが課題と
なっていた。
【0009】
【考案の目的】この考案に係わる車両用ワイパアーム・
ブレードは、ワイパブレードの取り外しを極めて容易に
行えるとともに金属製部分に錆を発生することが少なく
且つ回動部分への泥やほこりの浸入を阻止することがで
きる車両用ワイパアーム・ブレードを提供することを目
的としている。
【0010】
【考案の構成】
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案に係わる車両用
ワイパアーム・ブレードは、ブレードカバーに、押圧に
より連結クリップのアームピースに対しての係合を解除
する連結クリップ解除用弾性部を設けた構成としたこと
を特徴としており、必要に応じて採用される実施態様に
おいて連結クリップに、ワイパアームのアームピースに
対して弾性係合する弾性片を備えているとともに、連結
クリップ解除用弾性部は、ブレードカバーの一部を略U
字形状に切除した切欠の内側に形成され且つ連結クリッ
プの弾性片をアームピースとの解除側に押圧変形する。
【0012】
【考案の作用】この考案に係わる車両用ワイパアーム・
ブレードでは、ワイパブレードの外側を覆うブレードカ
バーに設けた連結クリップ解除用弾性部によって連結ク
リップのアームピースに対しての係止が解除される。そ
れ故、ブレードレバーとブレードラバーとの間での挾い
空隙部分に指等を挿し込むことによって連結クリップの
解除を行なう必要がない。また、ワイパブレードはブレ
ードカバーによって外側を覆われ,ワイパアームはアー
ムカバーによって外側を覆われるため、ワイパブレード
およびワイパアームに雨水や泥等は直接かかりにくいも
のとなる。
【0013】
【実施例】図1ないし図6にはこの考案に係わる車両用
ワイパアーム・ブレードの一実施例が示されており、図
1は正面図、図2は縦断側面図、図3は背面図、図4は
ワイパブレードとワイパアームとの連結部分の縦断側面
図、図5はワイパブレードとワイパアームとの連結部分
の破断正面図、図6は車体への取付け状態の外観図であ
る。
【0014】図示する車両用ワイパアーム・ブレード1
は、主としてワイパブレード2、ワイパアーム3、ブレ
ードカバー4、アームカバー5から構成されている。
【0015】ワイパブレード2は、図2により明らかな
ように、ゴム製で長寸状をなすブレードラバー2aが長
さ方向に沿った4個所でレバーヨーク2bによって把持
されており、レバーヨーク2bは、両端から2個所づつ
がセカンダリーブレードレバー2cを介してプライマリ
ーブレードレバー2dに回動自在に連結されている。プ
ライマリーブレードレバー2dの中央部分は、図4およ
び図5に示すように、両側板2d1,2d1のあいだに
形成された空間部2d2に連結クリップ取付軸2d3を
配設したワイパアーム取付部2d4になっており、この
ワイパアーム取付部2d4に連結クリップ2eが装着さ
れている。レバーヨーク2b,セカンダリーブレードレ
バー2c,プライマリーブレードレバー2dはいずれも
金属製である。
【0016】連結クリップ2eは、図4および図5に示
すように、断面略H字形状をなすとともに若干の弾性を
有する樹脂により成形されている。この連結クリップ2
eには、中央部分に位置するクリップ本体2e1の両側
に、前記プライマリーブレードレバー2dの空間部2d
2の幅寸法よりもわずかに小さい外形寸法を有するもの
として形成した側板2e2,2e2が設けられている。
また、クリップ本体2e1には、プライマリーブレード
レバー2dの連結クリップ取付軸2d3の外径寸法より
もわずかに大きい内径寸法で且つ連結クリップ取付軸2
d3の軸方向に沿った溝状をなす軸嵌入部2e3が設け
られており、この軸嵌入部2e3の一部は、軸嵌入部2
e3の内径寸法よりもわずかに小さい開口寸法で軸嵌入
部2e3の溝方向に沿って切除した抜け止め部2e4に
なっている。そして、クリップ本体2e1の前記軸嵌入
部2e3に近接した位置には、舌片形状をなすものとし
てクリップ本体2e1の長さ方向に沿って成形された弾
性片2e5,2e5が設けられており、弾性片2e5,
2e5のうち、ブレードラバー2aとは相反する側であ
る図4中の左方側の一方の弾性片2e5には、中央部分
にブレードラバー2aとは相反する側に向けて小突起状
に突出したワイパアーム係止突部2e6が設けられてい
るとともに、先端寄り部分に同じくブレードラバー2a
とは相反する側に向けてクランク形状に突出した係止解
除用突部2e7が設けられている。
【0017】ここで、連結クリップ2eは、側板2e
2,2e2をワイパアーム取付部2d3の両側板2d
1,2d1に沿って空間部2d2内に挿入され、抜け止
め部2e4を介して軸嵌入部2e3をプライマリーブレ
ードレバー2dの連結クリップ取付軸2d2に嵌め付け
ることによって、連結クリップ取付軸2d2によりプラ
イマリーブレードレバー2dに対し連結クリップ取付軸
2d2の円周方向に回動自在に支持される。
【0018】連結クリップ2eのクリップ本体2e1の
外側には、ワイパアーム3に備えたアームピース3bが
取付けられている。
【0019】ワイパアーム3には、アームヘッド3a、
アームピース3b、リテーナ3c、アームスプリング3
d、連結フック3eが備えられている。
【0020】アームヘッド3aの一端側には、丸孔状を
なすピボットシャフト取付部3a1が設けられていると
ともに、アームヘッド3aの他端側は、一端側に略クラ
ンク形状をなすアームピース3bの基端側を取付けたリ
テーナ3cの他端側が連結ピン3a2を介して回動自在
に連結されている。
【0021】また、アームヘッド3aの他端寄りには、
図3に示すように、他端から一端側に向けて形成したフ
ック用溝3a3が設けられており、このフック用溝3a
3内に設けられた図示しない係止ピンに連結フック3e
の一端側が回動自在に係止されている。連結フック3e
の他端側はアームスプリング3dの一端側に回動自在に
係止されている。
【0022】リテーナ3cは、断面形状がコ字状をなす
アームスプリング収容部3c1内にアームスプリング3
dを配置しており、リテーナ3cの一端側に他端側を取
付けたアームピース3bの一端側は、連結クリップ2e
のクリップ本体2e1の外形よりもわずかに大きい寸法
でワイパブレード2のブレードラバー2aとは相反する
側である図4中の左方側にU字形状に折曲されたワイパ
ブレード取付部3b1になっている。このワイパブレー
ド取付部3b1には、アームピース3bに角孔状に形成
したクリップ係止孔3b2が設けられている。クリップ
係止孔3b2は、連結クリップ2eに設けられたワイパ
アーム係止突部2e6に対応している。
【0023】ここで、アームピース3bは、先端側をワ
イパブレード2に備えられたプライマリーブレードレバ
ー2dの空間部2d2内に挿入したうえで、ワイパブレ
ード取付部3b1のU字形状部分の内側に連結クリップ
2eのクリップ本体2e1を挿し込むことによってクリ
ップ係止孔3b2が連結クリップ2eのワイパアーム係
止突部2e6に弾性片2e5,2e5の弾性反揆力で係
止した状態でワイパブレード2に取付けられる。この状
態で、連結クリップ2eの係止解除用突部2e7を一方
の弾性片2e5の弾性反揆力に抗して図4中の右方向に
押圧すると、連結クリップ2eのワイパアーム係止突部
2e6がアームピース3bのクリップ係止孔3b2から
外れるためワイパブレード2をワイパアームから取り外
せるようになっている。
【0024】また、アームスプリング3dは、連結フッ
ク3c1を介してリテーナ3c側とアームヘッド3a側
との間に伸張状態で係止されているため、リベットピン
3a2を中心にアームピース3bおよびリテーナ3cを
図2中の時計方向に付勢することによってワイパブレー
ド2のブレードラバー2aを図6に示す払拭面Wに対し
て押圧するための張力を付与するので、この張力により
アーム圧が設定される。アームピース3bおよびリテー
ナ3cは、アームスプリング3dの張力によって図2中
の時計方向に付勢されているが、払拭面Wを手で拭うに
際し、ワイパブレード2,アームピース3bおよびリテ
ーナ3cをアームスプリング3dの張力に抗して図2中
の反時計方向に引き上げることによってロックバック作
動を行なえる。アームピース3b,リテーナ3c,アー
ムヘッド3a,連結ピン3a2,連結フック3c1,ア
ームスプリンフ3dはいずれも金属製である。
【0025】一方、ワイパブレードの外側にはブレード
カバー4が取付けられている。このブレードカバー4
は、ワイパブレード2の外形寸法よりもわずかに大きい
外形を有するとともにブレードラバー2a部分を除いた
ワイパブレード2を覆う断面形状がコ字状をなすものと
して若干の弾性を有する樹脂により薄肉に一体成形され
ている。
【0026】ブレードカバー4は一方側が開口4aにな
っており、この開口4a側でワイパブレード2に備えた
プライマリーブレードレバー2dに対応した位置には、
小突起状のブレード押え4bが対称位置に設けられてい
る。ブレード押え4bは、ブレードカバー4の開口4a
側をワイパブレード2のプライマリーブレードレバー2
dを先にして被せてから、プライマリーブレードレバー
2dに当接させることによってプライマリーブレードレ
バー2dに係止するため、ブレードカバー4をワイパブ
レード2に別離不能に取付ける。
【0027】また、ブレードカバー4の開口4aとは相
反する上板4cのほぼ中央には、図1,図4,図5によ
り明らかなように、略U字形状に切除した切欠4c1の
内側に連結クリップ解除用弾性部4c2が設けられてい
る。この連結クリップ解除用弾性部4c2は、図4に示
すように、図中の下方側である先端部4c3がワイパブ
レード2の連結クリップ2eに備えた係止解除用突部2
e7に備えた係止解除用突部2e7に近接しており、前
記先端部4c3をブレードカバー4の外側からワイパブ
レード2に向けて押圧すると、連結クリップ2eの一方
の弾性片2e5に当接して一方の弾性片2e5を弾性変
形させるので、アームピース3bのクリップ係止孔3b
2から連結クリップ2eのワイパアーム係止突部2e6
を外すようになっている。
【0028】他方、ワイパアーム3の外側にはアームカ
バー5が取付けられている。アームカバー5には、ワイ
パアーム3に備えたリテーナ3cおよびアームピース3
bの基端側の外側に位置するリテーナカバー5aと、ワ
イパアーム3に備えたアームヘッド3aの外側に位置す
るアームヘッドカバー5bと、ワイパアーム3のリテー
ナ3cとアームヘッド3aとの連結部分の外側に位置す
るヒンジカバー5cとが備えられている。
【0029】リテーナカバー5aは、リテーナ3cの外
形寸法よりもわずかに大きい外形を有し、基端側がリテ
ーナ3cの一端寄り部分の外観を覆うとともに中間がリ
テーナ3cの長さ方向に沿い且つ先端側がアームピース
3bの基端部分からリテーナ3cの長さ方向に沿ってブ
レードカバー4とほぼ同一の寸法で延長されたものとし
て樹脂により断面形状がコ字状に薄肉に一体成形されて
いる。
【0030】リテーナカバー5aは、一方側が開口5a
1になっており、この開口5a1の幅寸法はリテーナ3
cの幅寸法よりもわずかに大きい。
【0031】また、リテーナカバー5aの開口5a1側
でリテーナ3cに対応した位置には、小突起状のリテー
ナ押え5a2が対称位置に設けられており、リテーナ押
え5a2は、リテーナカバー5aの開口5a1をリテー
ナ3cの外側に被せてから、リテーナ3cに当接させる
ことによってリテーナ3cに係止するため、リテーナカ
バー5aをリテーナ3cに別離不能に取付ける。
【0032】リテーナカバー5aの基端側には、リテー
ナ3cの一端寄り部分で開放したヒンジカバー取付部5
a3が設けられており、このヒンジカバー取付部5a3
に後述するヒンジカバー5cの一端側が固定されてい
る。
【0033】アームヘッドカバー5bは、アームヘッド
3aの外形寸法よりもわずかに大きい外形を有し、基端
側から先端側までがアームヘッド3aの長さ方向に沿っ
てアームヘッド3aの外側を覆うものとして樹脂により
断面形状がコ字状に薄肉に一体成形されている。
【0034】アームヘッドカバー5bは一方側が開口5
b1になっており、この開口5b1側でアームヘッド3
aに対応した位置には、小突起状のアームヘッド押え5
b2が対称位置で4個所に設けられている。アームヘッ
ド押え5b2は、アームヘッドカバー5bの開口5b1
をアームヘッド3aに被せてから、アームヘッド3aに
当接させることによってアームヘッド3aに係止するた
め、アームヘッドカバー5bをアームヘッド3aに別離
不能に取付ける。
【0035】また、アームヘッドカバー5bの先端側に
は、アームヘッド3aの他端寄り部分で開放したヒンジ
カバー取付部5b3が設けられており、このヒンジカバ
ー取付部5b3とリテーナカバー5aに設けたヒンジカ
バー取付部5a3にヒンジカバー5cが固定されてい
る。
【0036】ヒンジカバー5cは、可撓性ゴムにより断
面形状がコ字状に薄肉に一体成形されており、蛇腹状を
なす可動部5c1を有する。
【0037】ヒンジカバー5cは、リテーナ3cおよび
アームピース3bがアームスプリング3dの張力によっ
て図2中の時計方向に付勢される際と、リテーナ3cお
よびアームピース3bをアームスプリング3dの張力に
抗して図2中の反時計方向にロックバック作動させる際
とにリテーナ3cおよびアームピース3cとともに移動
するリテーナカバー5bに追従して可動部5c1が伸縮
するため、リテーナカバー5aの基端側とアームヘッド
カバー5bの先端側とのあいだを常時閉塞する。
【0038】このような構造をなす車両用ワイパアーム
・ブレード1は,図6に示すように、ワイパアーム3の
アームヘッド3aに備えたピボットシャフト取付部3a
1を車体側の図示しないピボットシャフトに固定する
と、アームスプリング3dによって付与されたアーム圧
でワイパブレード2のブレードラバー2aが払拭面Wに
対して押し付けられる。
【0039】そこで、図示しないワイパモータからの動
力によって前記ピボットシャフトを往復回動させると、
ワイパアーム3は払拭面W上を往復揺動するため、ワイ
パブレード2はブレードラバー2aを払拭面Wに押し付
けながら上部反転位置Aと下部反転位置Bとを往復で拭
う。
【0040】ここで、ワイパブレード2はブレードカバ
ー4によって外側を覆われているとともにワイパアーム
3はアームカバー5によって外側を覆われていて外部に
露出しない状態で払拭作動を行なう。
【0041】また、ワイパブレード2のブレードラバー
2aが摩耗した際などにワイパブレード2を取り替える
に際しては、ブレードカバー4の上板4cに設けられた
連結クリップ解除用弾性部4c2の先端部4e3を指等
で押圧すると、連結クリップ2eの一方の弾性片2e5
が弾性変形されてアームピース3bのクリップ係止孔3
b2と連結クリップ2eのワイパアーム係止突部2e6
との係止状態を解除するので、ワイパブレード2および
ブレードカバー4はワイパアーム3から外れるものとな
る。
【0042】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
わる車両用ワイパアーム・ブレードは上記した構成とし
たことから、ブレードレバーとブレードラバーとの間で
の狭い空隙部分に指等を挿し込むことなく、ブレードカ
バーの上からの押圧によってワイパブレードを取り外せ
るため、ワイパブレードの交換を極めて容易に行なえる
とともに、ワイパブレードおよびワイパアームに雨水や
泥等が直接かからないため、錆や異音の発生を阻止で
き、それによって、長期的な使用にも耐えられるという
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる車両用ワイパアーム・ブレー
ドの一実施例の正面図である。
【図2】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
縦断右側図である。
【図3】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
背面図である。
【図4】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードに
おいてのワイパブレードとワイパアームとの連結部分の
縦断側面図である。
【図5】図4の破断正面図である。
【図6】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
車体への取付け状態の外観図である。
【符号の説明】
1 車両用ワイパアーム・ブレード 2 ワイパブレード 2a ブレードラバー 2d4 ワイパアーム取付部 2e 連結クリップ 3 ワイパアーム 3a アームヘッド 3a1 ピボットシャフト取付部 3b アームピース 3b1 ワイパブレード取付部 3c リテーナ 3d アームスプリング 4 ブレードカバー 4c2 連結クリップ解除用弾性部 5 アームカバー W 払拭面
フロントページの続き (72)考案者 福 士 美 音 也 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社 内 (56)参考文献 特開 平4−108470(JP,A) 実開 平4−39955(JP,U) 実開 昭61−26666(JP,U) 実開 昭63−4768(JP,U) 特表 昭60−500950(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/34 B60S 1/38

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 払拭面を拭うブレードラバーを保持して
    いるとともにワイパアーム取付部に連結クリップを回動
    自在に備えているワイパブレードと、 一端側にピボットシャフト取付部を有するアームヘッド
    の他端側と、一端側に有するワイパブレード取付部に前
    記連結クリップを着脱可能に係止したアームピースを備
    えているリテーナの他端側とを回動自在に枢着し且つ前
    記アームヘッド側とリテーナ側との間でワイパブレード
    を払拭面側に押圧する張力を付与するアームスプリング
    を備えたワイパアームと、 前記ワイパブレードの外側を覆うブレードカバーと、 前記ワイパアームの外側を覆うアームカバーをそなえ、 前記ブレードカバーに、押圧により連結クリップのアー
    ムピースに対しての係止を解除する連結クリップ解除用
    弾性部を設けたことを特徴とする車両用ワイパアーム・
    ブレード。
  2. 【請求項2】 連結クリップに、ワイパアームのアーム
    ピースに対して弾性係合する弾性片を備えているととも
    に、連結クリップ解除用弾性部は、ブレードカバーの一
    部を略U字形状に切除した切欠の内側に形成され且つ前
    記連結クリップの弾性片をアームピースとの解除側に押
    圧変形される請求項1に記載の車両用ワイパアーム・ブ
    レード。
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