JP2586552B2 - ピペラジン化合物 - Google Patents

ピペラジン化合物

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JP2586552B2 JP63045572A JP4557288A JP2586552B2 JP 2586552 B2 JP2586552 B2 JP 2586552B2 JP 63045572 A JP63045572 A JP 63045572A JP 4557288 A JP4557288 A JP 4557288A JP 2586552 B2 JP2586552 B2 JP 2586552B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規かつ医薬として有用なピペラジン化合
物またはその医薬上許容しうる酸付加塩に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕
現在に至るまで、不安神経症、精神分裂症、躁病など
の治療のために多くの向精神薬が開発されてきている
が、これら薬物の大多数は連続投与などにより、種々の
副作用(過度の鎮静、耽溺性ジスキネジア、パーキンソ
ン氏病など)を生じ十分に満足のゆくものではなかっ
た。
〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、この点に鑑み、副作用の少ない向精神
薬の開発を目指し鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は一般式 で表わされるピペラジン化合物またはその医薬上許容さ
れうる酸付加塩に関する。
〔式中、Arはアリールまたはヘテロアリールを、Aは−
CO−または−CH(OH)−を、Rは水素、カルバモイル、
N−低級アルキルカルバモイルまたはN−アリールカル
バモイルを、nは1〜3の整数を示す。〕 本明細書において、低級アルキルとは炭素数1〜4個
の直鎖または分枝鎖状のアルキルであって、たとえば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、第3級ブチルなどがあげられ、アリールとは
フェニル、ナフチルまたは芳香族環上にハロゲン(塩
素、臭素、ヨウ素、フッ素)、低級アルキル、低級アル
コキシ(炭素数1〜4個の直鎖または分枝鎖状のアルコ
キシであって、たとえば、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第3
級ブトキシなど)、水酸基、トリフルオロメチル、シア
ノ、ニトロおよびアミノから選ばれる置換基を少なくと
も1個有しているフェニル、ナフチルなどであり、ヘテ
ロアリールとは、ピリジル、ピリミジニル、チエニル、
フリルまたは環上にハロゲン、低級アルキル、低級アル
コキシ、水酸基、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ
およびアミノから選ばれる置換基を少なくとも1個有し
ているピリジル、ピリミジニル、チエニル、フリルなど
である。
本発明の一般式(I)の化合物の医薬上許容されうる
酸付加塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リ
ン酸塩などの無機酸塩およびマレイン酸塩、フマール酸
塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、メタンスルホ
ン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの有機酸塩があ
げられる。また、水和物も本発明に包含される。
一般式(I)の化合物は1個または2個のキラル炭素
が存在し、ラセミ混合物あるいはジアステレオマー混合
物として得られるが、本発明にはこれら混合物のほか、
それぞれの光学異性体も包含されるものである。
本発明の一般式(I)の化合物は、たとえば一般式 〔式中、Xはハロゲンおよびアルコールの反応性誘導体
(パラトルエンスルホニルオキシ、メタンスルホニルオ
キシなど)を示し、R1は水素を示し、その他の記号は前
記と同義である。〕 で表わされる化合物と一般式 (式中、Arは前記と同義である。) で表わされる化合物を反応させることにより製造するこ
とができる。
反応は通常適当な溶媒中、脱酸剤を用い室温から使用
溶媒の還流下、1〜24時間加熱することにより行なわれ
る。溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、ベンゼン、トルエン、N,N−ジメチル
ホルムアミドなど反応を阻害しない溶媒を、単一または
組み合わせて用いることができ、脱酸剤としては炭酸カ
リウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチルアミン、ピリ
ジンなどから適宜選択することができる。
一般式(I)の化合物のうち、A−CO−で、nが3で
ある化合物は、一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物と一般式(III)で表わされる化合
物を縮合させ、さらに加水分解反応に付すことにより製
造することができる。
反応は通常適当な溶媒中、脱酸剤の存在下室温から使
用溶媒の還流下で、縮合させた後、酸の存在下、室温か
ら100℃で数分から数時間加水分解反応することにより
行なわれる。用いる溶媒と脱酸剤は前記と同様であり、
加水分解反応に用いられる酸としては塩酸、硫酸、パラ
トルエンスルホン酸などがあげられる。
一般式(I)の化合物のうち、Aが−CH(OH)−であ
る化合物は、一般式(I)の化合物のうち、Aが−CO−
の化合物を還元反応に付すことによっても製造すること
ができる。
還元反応は通常適当な溶媒中、還元剤を用い0〜100
℃で数分から数時間で進行する。
溶媒としては、たとえば、メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、N,N−ジメチルホルムアミドなどの反応を阻害し
ない溶媒はいずれも使用できる。還元剤としては、水素
化ホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウムな
どの金属錯水素化物が用いられる。還元反応はパラジウ
ム炭素、ラネーニッケルなどを触媒とした接触還元など
により行なうこともできる。
一般式(I)の化合物のうち、Rがカルバモイル、N
−低級アルキルカルバモイル、N−アリールカルバモイ
ルである化合物は、一般式(I)の化合物のうちRが水
素である化合物とイソシアネート、低級アルキルイソシ
アネートまたはアリールイソシアネートと反応させるこ
とにより製造することができる。
反応は適当な溶媒中、冷時あるいは使用溶媒の還流
下、1〜24時間行なう。溶媒としては、クロロホルム、
ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメ
チルホルムアミドなど反応を阻害しない溶媒はいずれも
使用できる。
かくして得られた本発明の一般式(I)の化合物は、
再結晶法、クロマト法などの常法を単独または適宜組み
合わせることにより単離精製することができる。さら
に、一般式(I)の化合物においてキラル炭素が存在す
る場合には、通常ラセミ混合物あるいはジアステレオマ
ー混合物として製造されるが、これは分別結晶、クロマ
トグラフィーなどの常法により光学異性体に光学分割す
ることができる。また、光学活性な原料化合物を用いて
光学異性体を製造することもできる。
本発明の一般式(I)の化合物は塩酸、臭化水素酸、
硫酸、リン酸などの無機酸またはマレイン酸、フマール
酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸などの有機酸と常法により処理
することにより、前記した医薬上許容される酸付加塩と
することができる。
〔作用および発明の効果〕
本発明化合物は自発運動抑制作用、抗アポモルヒネ作
用、メタンフェタミン拮抗作用、テトラベナジン誘発眼
瞼下垂増強作用などの抗精神病薬として必要な薬理作用
を有するほかに、特にセロトニンで誘発したhead−twic
hに対し、強い抑制作用を示した。またトリチウムラベ
ルしたリガンドを用い、受容体に対する親和性を測定し
たところドーパミン、ノルエピネフィリン受容体に対す
るよりもセロトニン受容体に高い親和性を示した。さら
に、錐体外路系副作用を知る上での指標となるラットの
カタレプシー惹起作用を検討したところ非常に弱い作用
を示したことから、本発明化合物は錐体外路系副作用の
少ない抗精神病薬として有用であり、同時に、5−HTA
受容体に対する親和性が高く抗不安活性も示すことか
ら、非ベンゾジアゼピン型の抗不安薬として有用であ
る。
本発明の化合物を医薬として用いる場合、通常、担
体、賦形剤、希釈剤、溶解補助剤などと混合して錠剤、
散剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤、点滴用剤などの形
態で患者に安全に投与されうる。投与量は患者の症状、
体重、年齢などにより変わりうるが、通常成人1日当り
1〜500mgの範囲で、かつ1日1回または数回に分けて
投与される。
〔実 施 例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 5−(4−クロロアセチルフェニル)ピロリジン−2
−オン23.8g、1−フェニルピペラジン24gおよびトリエ
チルアミン15mlをエタノール200mlに溶かし、5時間加
熱還流する。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残査を
クロロホルムに溶かし水洗後、硫酸マグネシウムにて乾
燥し、溶媒を減圧下留去する。得えられた残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製後、エタノール
から再結晶すると、融点221〜223℃の5−〔4−((4
−フェニルピペラジン−1−イル)アセチル)フェニ
ル〕ピロリジン−2−オン20gが得られる。
実施例2 5−〔4−((4−フェニルピペラジン−1−イル)
アセチル)フェニル〕ピロリジン−2−オン5gのメタノ
ール50ml溶液を氷冷し、撹拌下20℃以下で水素化ホウ素
ナトリウム1gを少しづつ加える。さらに室温にて5時間
撹拌した後、減圧下溶媒を留去する。残査に水を加えク
ロロホルムで抽出し、クロロホルム層を水洗後、硫酸マ
グネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去する。残査をシリ
カゲルクロマトグラフィーにて精製後メタノールから再
結晶すると、融点172〜174℃の5−〔4−(1−ヒドロ
キシ−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)エチ
ル)フェニル〕ピロリジン−2−オン2.5gが得られる。
実施例3 5−〔4−(1,1−エチレンジオキシ−4−クロロブ
チル)フェニル〕ピロリジン−2−オン4.3g、1−(4
−フルオロフェニル)ピペラジン3g、トルエン30ml、N,
N−ジメチルホルムアミド30mlの溶液に炭酸カリウム3g
を加え、撹拌下8時間加熱還流する。反応終了後、反応
液に水を加えトルエン層を分取し、水洗後、希塩酸で抽
出する。塩酸層を60℃で1時間加温した後、炭酸カリウ
ムを加えアルカリ性とする。分離した油状物を酢酸エチ
ルに溶かし水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
溶媒を留去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製後、得られた結晶をイソプロピルアルコ
ールから再結晶すると、融点147〜148℃の5−〔4−
(4−(4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチリル)フェニル〕ピロリジン−2−オン0.
9gが得られる。
実施例4 5−〔4−((4−(2−ピリミジニル)ピペラジン
−1−イル)アセチル)フェニル〕ピロリジン−2−オ
ン2.5gのトルエン50ml溶液中にエチルイソシアネート1m
lを加え10時間加熱還流する。反応終了後、減圧下溶媒
を留去し、得られれた結晶をエタノールから再結晶する
と、融点162〜163℃の1−エチルカルバモイル−5−
〔4−((4−(2−ピリミジニル)ピペラジン−1−
イル)アセチル)フェニル〕ピロリジン−2−オン2.5g
が得られる。
実施例5 実施例1の1−フェニルピペラジンの代わりに1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン、1−
(2−ピリミジニル)ピペラジン、1−(2−メトキシ
フェニル)ピペラジンまたは1−(3−クロロフェニ
ル)ピペラジンを用いて実施例1と同様の方法により反
応を実施すると、それぞれ5−〔4−((4−(3−ト
リフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ア
セチル)フェニル〕ピロリジン−2−オン(融点173〜1
74℃)、5−〔4−((4−(2−ピリミジニル)ピペ
ラジン−1−イル)アセチル)フェニル〕ピロリジン−
2−オン(融点188〜189℃)、5−〔4−((4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)アセチ
ル)フェニル〕ピロリジン−2−オン(融点177〜179
℃)または5−〔4−((4−(3−クロロフェニル)
ピペラジン−1−イル)アセチル)フェニル〕ピロリジ
ン−2−オン(融点228〜230℃)が得られる。
実施例6 実施例2の5−〔4−((4−フェニルピペラジン−
1−イル)アセチル)フェニル〕ピロリジン−2−オン
の代わりに、5−〔4−((4−(3−トリフルオロメ
チルフェニル)ピペラジン−1−イル)アセチル)フェ
ニル〕ピロリジン−2−オン、5−〔4−((4−(2
−ピリミジニル)ピペラジン−1−イル)アセチル)フ
ェニル〕ピロリジン−2−オン、5−〔4−((4−
(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)アセ
チル)フェニル〕ピロリジン−2−オン、または5−
〔4−((4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1
−イル)アセチル)フェニル〕ピロリジン−2−オンを
用いて実施例2と同様の方法により反応を実施すると、
それぞれ〔4−(1−ヒドロキシ−2−(4−(3−ト
リフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル)エ
チルフェニル〕ピロリジン−2−オン(融点138〜139
℃)、5−〔4−(1−ヒドロキシ−2−(4−(2−
ピリミジニル)ピペラジン−1−イル)エチル)フェニ
ル〕ピロリジン−2−オン(融点156〜158℃)、5−
〔4−(1−ヒドロキシ−2−(4−(2−メトキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)フェニル〕ピ
ロリジン−2−オン(融点182〜184℃)または5−〔4
−(1−ヒドロキシ−2−(4−(3−クロロフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチル)フェニル〕ピロリ
ジン−2−オン(融点165〜166℃)が得られる。
実施例7 5−〔4−(3−クロロプロピオニル)フェニル〕ピ
ロリジン−2−オン5g、1−フェニルピペラジン4g、N,
N−ジメチルホルムアミド50ml、トルエン50mlおよび炭
酸カリウム3.5gの混合液を8時間撹拌下、90〜100℃に
加熱する。反応終了後、反応液に水を加えトルエン層を
分取し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶
媒を留去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、これを塩酸塩とした後、イソプロピル
アルコールから再結晶すると、融点191〜193℃(分解)
の5−〔4−(3−(4−フェニルピペラジン−1−イ
ル)プロピオニル)フェニル〕ピロリジン−2−オン・
塩酸塩3.4gが得られる。
実施例8 実施例7の1−フェニルピペラジンの代わりに1−
(2−メトキシフェニル)ピペラジン、1−(2,3−ジ
メチルフェニル)ピペラジンまたは1−(3−トリフル
オロメチルフェニル)ピペラジンを用いて実施例7と同
様の方法にて反応を実施すると、それぞれ5−〔4−
(3−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル)プロピオニル)フェニル〕ピロリジン−2−オ
ン(融点144〜147℃)、5−〔4−(3−(4−(2,3
−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−イル)プロピオ
ニル)フェニル〕ピロリジン−2−オン・塩酸塩〔融点
240〜242℃(分解)〕または5−〔4−(3−(4−
(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピオニル)フェニル〕ピロリジン−2−オン
が得られる。
実施例9 実施例2の5−〔4−((4−フェニルピペラジン−
1−イル)アセチル)フェニル〕ピロリジン−2−オン
の代わりに、5−〔4−(3−(4−フェニルピペラジ
ン−1−イル)プロピオニル)フェニル〕ピロリジン−
2−オンまたは5−〔4−(3−(4−(2−メトキシ
フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピオニル)フェ
ニル〕ピロリジン−2−オンを用いて実施例2と同様の
方法により反応を実施すると、それぞれ5−〔4−(1
−ヒドロキシ−3−(4−フェニルピペラジン−1−イ
ル)プロピル)フェニル〕ピロリジン−2−オン・フマ
ール酸塩〔融点199〜200℃(分解)〕または5−〔4−
(1−ヒドロキシ−3−(4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)プロピル)フェニル〕ピロ
リジン−2−オン〔融点127〜130℃(分解)〕が得られ
る。
実施例10 実施例3の1−(4−フルオロフェニル)ピペラジン
の代わりに1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピ
ペラジン、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンま
たは1−(2−ピリミジニル)ピペラジンを用いて実施
例3と同様の方法にて反応を実施すると、それぞれ5−
〔4−(4−(4−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチリル)フェニル〕ピロ
リジン−2−オン・塩酸塩・1水和物(融点110〜115
℃)、5−〔4−(4−(4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチリル)フェニル〕ピロ
リジン−2−オン・2塩酸塩・1水和物〔融点214〜215
℃(分解)〕または5−〔4−(4−(4−(2−ピリ
ミジニル)ピペラジン−1−イル)ブチリル)フェニ
ル〕ピロリジン−2−オンが得られる。
実施例11 実施例2の5−〔4−((4−フェニルピペラジン−
1−イル)アセチル)フェニル〕ピロリジン−2−オン
の代わりに5−〔4−(4−(4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチリル)フ
ェニル〕ピロリジン−2−オンまたは5−〔4−(4−
(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチリル)フェニル〕ピロリジン−2−オンを用い
て実施例2と同様の方法により反応を実施すると、それ
ぞれ5−〔4−(1−ヒドロキシ−4−(4−(3−ト
リフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブ
チル)フェニル〕ピロリジン−2−オン・フマール酸塩
(融点106〜112℃)または5−〔4−(1−ヒドロキシ
−4−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチル)フェニル〕ピロリジン−2−オンが得
られる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 で表わされるピペラジン化合物またはその医薬上許容さ
    れうる酸付加塩。 〔式中、Arはアリールまたはヘテロアリールを、Aは−
    CO−または−CH(OH)−を、Rは水素、カルバモイル、
    N−低級アルキルカルバモイルまたはN−アリールカル
    バモイルを、nは1〜3の整数を示す。〕
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