JP2586535Y2 - 高温容器用流体供給ノズル - Google Patents
高温容器用流体供給ノズルInfo
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- JP2586535Y2 JP2586535Y2 JP1992025331U JP2533192U JP2586535Y2 JP 2586535 Y2 JP2586535 Y2 JP 2586535Y2 JP 1992025331 U JP1992025331 U JP 1992025331U JP 2533192 U JP2533192 U JP 2533192U JP 2586535 Y2 JP2586535 Y2 JP 2586535Y2
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- Japan
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- nozzle
- temperature
- fluid supply
- fluid
- vessel
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、高温容器用流体供給ノ
ズルに係り、特に、容器の収容流体に対して温度差を有
する流体を容器内部に供給する技術に関するものであ
る。
ズルに係り、特に、容器の収容流体に対して温度差を有
する流体を容器内部に供給する技術に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】原子力発電関連プラント、各種エネルギ
関連プラント、化学プラント、火力発電プラント等に
は、高温容器の内部流体に対して温度差を有する流体を
容器内部に供給することが行われている。
関連プラント、化学プラント、火力発電プラント等に
は、高温容器の内部流体に対して温度差を有する流体を
容器内部に供給することが行われている。
【０００３】図３及び図４は原子炉圧力容器（高温容
器）１における冷却材供給ノズル（流体供給ノズル）２
の従来構造例を示すものである。
器）１における冷却材供給ノズル（流体供給ノズル）２
の従来構造例を示すものである。
【０００４】これらの冷却材供給ノズル（以下流体供給
ノズルと称す）２は、例えば高圧炉心スプレイノズル、
計装ノズル、低圧注水ノズル、再循環水入口ノズルであ
って、原子炉圧力容器（以下高温容器と称す）１の胴部
１ａに外向状態にかつ水平に配設されている。
ノズルと称す）２は、例えば高圧炉心スプレイノズル、
計装ノズル、低圧注水ノズル、再循環水入口ノズルであ
って、原子炉圧力容器（以下高温容器と称す）１の胴部
１ａに外向状態にかつ水平に配設されている。
【０００５】つまり、図４に示すように、胴部１ａに外
向状態に配設されるノズル３と、該ノズル３の先端と流
体供給管Ｑとの間に接続状態に配されるセーフエンド４
と、該セーフエンド４の内壁と内部配管Ｐとの間に接続
状態に配されるサーマルスリーブ５とを具備する構造で
ある。かかる構造とすることによって、高温容器１の内
部流体に対して例えば低温の流体を供給した場合に、ノ
ズル３における長さ方向及び内外周方向の温度分布を緩
やかなものとして、熱応力を発生させないようにしてい
る。
向状態に配設されるノズル３と、該ノズル３の先端と流
体供給管Ｑとの間に接続状態に配されるセーフエンド４
と、該セーフエンド４の内壁と内部配管Ｐとの間に接続
状態に配されるサーマルスリーブ５とを具備する構造で
ある。かかる構造とすることによって、高温容器１の内
部流体に対して例えば低温の流体を供給した場合に、ノ
ズル３における長さ方向及び内外周方向の温度分布を緩
やかなものとして、熱応力を発生させないようにしてい
る。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかし、図３及び図４
例では、高温容器１の内部流体が原子炉冷却材（原子炉
冷却水）であるために、内部流体中に混入した異物、例
えばクラッドと呼称される放射性微粒子が、ノズル３と
サーマルスリーブ５との間の円筒状中空部６に堆積する
現象が生じると、その部分の放射線レベルが上昇し、定
期検査時において溶接部ｒ．ｓ．ｔ等を検査する場合
に、作業員の被曝線量が大きくなる傾向を示すことにな
る。また、円筒状中空部６の奥の方が上方位置となるよ
うにノズル３の向きを設定すると、放射線微粒子等の異
物が円筒状中空部６の中に堆積する現象の発生を抑制す
ることが可能であるが、胴部１ａのノズル３の配設位置
の制限を受け易く、そして、円筒状中空部６の上部位置
に空気溜まり（エアポケット）が生じて、熱伝達性に悪
影響を及ぼすことになりかねない。
例では、高温容器１の内部流体が原子炉冷却材（原子炉
冷却水）であるために、内部流体中に混入した異物、例
えばクラッドと呼称される放射性微粒子が、ノズル３と
サーマルスリーブ５との間の円筒状中空部６に堆積する
現象が生じると、その部分の放射線レベルが上昇し、定
期検査時において溶接部ｒ．ｓ．ｔ等を検査する場合
に、作業員の被曝線量が大きくなる傾向を示すことにな
る。また、円筒状中空部６の奥の方が上方位置となるよ
うにノズル３の向きを設定すると、放射線微粒子等の異
物が円筒状中空部６の中に堆積する現象の発生を抑制す
ることが可能であるが、胴部１ａのノズル３の配設位置
の制限を受け易く、そして、円筒状中空部６の上部位置
に空気溜まり（エアポケット）が生じて、熱伝達性に悪
影響を及ぼすことになりかねない。
【０００７】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
るもので、異物の堆積箇所を消滅させるとともに、ノズ
ルの設定方向に任意性を付与することを目的としてい
る。
るもので、異物の堆積箇所を消滅させるとともに、ノズ
ルの設定方向に任意性を付与することを目的としてい
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】高温容器壁に内向状態に
配設されるノズルと、該ノズルの先端と内部配管との間
に接続状態に配されるセーフエンドと、該セーフエンド
の内壁にノズルの内部を介して高温容器の外方に突出状
態に配され低温流体を供給する流体供給管に接続される
サーマルスリーブとを具備する構成の高温容器用流体供
給ノズルとしている。
配設されるノズルと、該ノズルの先端と内部配管との間
に接続状態に配されるセーフエンドと、該セーフエンド
の内壁にノズルの内部を介して高温容器の外方に突出状
態に配され低温流体を供給する流体供給管に接続される
サーマルスリーブとを具備する構成の高温容器用流体供
給ノズルとしている。
【０００９】
【作用】ノズルが内向状態に配設されることによって、
ノズルとサーマルスリーブとで形成される円筒状中空部
が、内部流体から隔離されて高温容器の外側雰囲気に接
続された状態となり、内部流体及びノズルからサーマル
スリーブへの熱伝達が安定する。また、円筒状中空部が
高温容器の内部流体に接触することが避けられ、異物の
堆積現象が発生しない。
ノズルとサーマルスリーブとで形成される円筒状中空部
が、内部流体から隔離されて高温容器の外側雰囲気に接
続された状態となり、内部流体及びノズルからサーマル
スリーブへの熱伝達が安定する。また、円筒状中空部が
高温容器の内部流体に接触することが避けられ、異物の
堆積現象が発生しない。
【００１０】
【実施例】以下、本考案に係る高温容器用流体供給ノズ
ルが従来例と同様に原子炉圧力容器に適用される場合の
一実施例について、図１及び図２を参照して説明する。
図１及び図２において、符号１１は高温容器（原子炉圧
力容器）、１１ａは高温容器壁（例えば胴部）、１２は
流体供給ノズル（冷却材供給ノズル）、１３はノズル、
１４はセーフエンド、１５はサーマルスリーブ、１６は
円筒状中空部である。
ルが従来例と同様に原子炉圧力容器に適用される場合の
一実施例について、図１及び図２を参照して説明する。
図１及び図２において、符号１１は高温容器（原子炉圧
力容器）、１１ａは高温容器壁（例えば胴部）、１２は
流体供給ノズル（冷却材供給ノズル）、１３はノズル、
１４はセーフエンド、１５はサーマルスリーブ、１６は
円筒状中空部である。
【００１１】これらの詳細について説明すると、原子炉
圧力容器（以下高温容器と称す）１１の高温容器壁１１
ａに配される流体供給ノズル１２は、高温容器１１に対
して、内向状態に配される。つまり、図２に示すよう
に、高温容器壁１１ａに対して内向状態のノズル１３が
溶接部ｒによって取り付けられ、該ノズル１３の内方端
部と内部配管Ｐとの間に、セーフエンド１４が溶接部ｓ
・ｒによって接続状態に配され、該セーフエンド１４の
内壁にノズル１３の穴に挿入状態のサーマルスリーブ１
５が取り付けられており、サーマルスリーブ１５は、高
温容器壁１１ａの外方まで突出状態とされるとともに、
セーフエンド１４と流体供給管Ｑとの間にこれらを接続
した状態に配される。
圧力容器（以下高温容器と称す）１１の高温容器壁１１
ａに配される流体供給ノズル１２は、高温容器１１に対
して、内向状態に配される。つまり、図２に示すよう
に、高温容器壁１１ａに対して内向状態のノズル１３が
溶接部ｒによって取り付けられ、該ノズル１３の内方端
部と内部配管Ｐとの間に、セーフエンド１４が溶接部ｓ
・ｒによって接続状態に配され、該セーフエンド１４の
内壁にノズル１３の穴に挿入状態のサーマルスリーブ１
５が取り付けられており、サーマルスリーブ１５は、高
温容器壁１１ａの外方まで突出状態とされるとともに、
セーフエンド１４と流体供給管Ｑとの間にこれらを接続
した状態に配される。
【００１２】このような高温容器用流体供給ノズルであ
ると、円筒状中空部１６の雰囲気は、高温容器１１の外
側の常温の近い空気環境となり、また、ノズル１３、セ
ーフエンド１４、内部配管Ｐの外表面は高温容器１１の
内部流体に接触した同一環境となる。したがって、ノズ
ル１３やセーフエンド１４は、外表面側が高温環境、内
表面側が低温環境となって温度分布及び熱伸縮に基づく
付与応力の単純化が図られる。
ると、円筒状中空部１６の雰囲気は、高温容器１１の外
側の常温の近い空気環境となり、また、ノズル１３、セ
ーフエンド１４、内部配管Ｐの外表面は高温容器１１の
内部流体に接触した同一環境となる。したがって、ノズ
ル１３やセーフエンド１４は、外表面側が高温環境、内
表面側が低温環境となって温度分布及び熱伸縮に基づく
付与応力の単純化が図られる。
【００１３】＜他の実施例＞ 本考案にあっては、一実施例に代えて、次の実施態様を
採用することができる。 ノズル１３を下向き、上向き、斜め向き等の任意方
向の内向状態に設定すること。 セーフエンド１４を温度分布や熱応力に対応して任
意形状に設定すること。 高温容器が原子炉圧力容器以外のものに適用される
こと。
採用することができる。 ノズル１３を下向き、上向き、斜め向き等の任意方
向の内向状態に設定すること。 セーフエンド１４を温度分布や熱応力に対応して任
意形状に設定すること。 高温容器が原子炉圧力容器以外のものに適用される
こと。
【００１４】
【考案の効果】本考案に係る高温容器用流体供給ノズル
によれば、高温容器壁に内向状態に配設されるノズル
と、ノズルと内部配管との間に配されるセーフエンド
と、セーフエンドの内壁に外方に突出状態に配され流体
供給管に接続されるサーマルスリーブとを具備する構成
であるから、以下のような優れた効果を奏する。 （１） ノズルとサーマルスリーブとの間に形成される
円筒状中空部が、高温容器の外部環境に応じて設定さ
れ、内部流体と隔離されているため、内部流体中に異物
が混入している場合にあっても、異物が堆積する等の現
象の発生を防止することができる。 （２） 円筒状中空部が外部環境雰囲気となることによ
って、高温容器へのノズルの設置方向の任意性が生じ、
流体の供給方向を自由に設定することができる。 （３） 内部流体が原子炉冷却材である場合にあって
は、定期検査時等における作業員の被曝低減を図ること
ができる。
によれば、高温容器壁に内向状態に配設されるノズル
と、ノズルと内部配管との間に配されるセーフエンド
と、セーフエンドの内壁に外方に突出状態に配され流体
供給管に接続されるサーマルスリーブとを具備する構成
であるから、以下のような優れた効果を奏する。 （１） ノズルとサーマルスリーブとの間に形成される
円筒状中空部が、高温容器の外部環境に応じて設定さ
れ、内部流体と隔離されているため、内部流体中に異物
が混入している場合にあっても、異物が堆積する等の現
象の発生を防止することができる。 （２） 円筒状中空部が外部環境雰囲気となることによ
って、高温容器へのノズルの設置方向の任意性が生じ、
流体の供給方向を自由に設定することができる。 （３） 内部流体が原子炉冷却材である場合にあって
は、定期検査時等における作業員の被曝低減を図ること
ができる。
【図１】本考案に係る高温容器用流体供給ノズルの一実
施例を示す正断面図である。
施例を示す正断面図である。
【図２】周方向断面と垂直方向断面とを併記した図１の
鎖線Ｂ部分の拡大図である。
鎖線Ｂ部分の拡大図である。
【図３】高温容器用流体供給ノズルの従来例を示す正断
面図である。
面図である。
【図４】周方向断面と垂直方向断面とを併記した図３の
鎖線Ｄ部分の拡大図である。
鎖線Ｄ部分の拡大図である。
【符号の説明】 Ｑ 流体供給管 Ｐ 内部配管 ｒ・ｓ・ｔ・ｕ・ｖ 溶接部 １１ 高温容器（原子炉圧力容器） １１ａ 高温容器壁（胴部） １２ 流体供給ノズル（冷却材供給ノズル） １３ ノズル １４ セーフエンド １５ サーマルスリーブ １６ 円筒状中空部
Claims (1)
- 【請求項１】 高温容器壁に内向状態に配設されるノズ
ルと、該ノズルの先端と内部配管との間に接続状態に配
されるセーフエンドと、該セーフエンドの内壁にノズル
の内部を介して高温容器の外方に突出状態に配され低温
流体を供給する流体供給管に接続されるサーマルスリー
ブとを具備することを特徴とする高温容器用流体供給ノ
ズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992025331U JP2586535Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高温容器用流体供給ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992025331U JP2586535Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高温容器用流体供給ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584898U JPH0584898U (ja) | 1993-11-16 |
| JP2586535Y2 true JP2586535Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12162958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992025331U Expired - Fee Related JP2586535Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高温容器用流体供給ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586535Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12116713B2 (en) | 2018-04-19 | 2024-10-15 | Lg Electronics Inc. | Drain pump driving apparatus and laundry treatment machine including the same |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7261731B2 (ja) * | 2019-12-18 | 2023-04-20 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | 原子炉圧力容器用のノズル |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP1992025331U patent/JP2586535Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12116713B2 (en) | 2018-04-19 | 2024-10-15 | Lg Electronics Inc. | Drain pump driving apparatus and laundry treatment machine including the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0584898U (ja) | 1993-11-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980901 |
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