JPH0317401A - 液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装置 - Google Patents
液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装置Info
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- JPH0317401A JPH0317401A JP1149370A JP14937089A JPH0317401A JP H0317401 A JPH0317401 A JP H0317401A JP 1149370 A JP1149370 A JP 1149370A JP 14937089 A JP14937089 A JP 14937089A JP H0317401 A JPH0317401 A JP H0317401A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は冷却材として例えば液体ナトリウムのような液
体金属を使用する原子炉の蒸気発生装置に係る. (従来の技術) 冷却材として液体ナトリウム等の液体金属を使用する高
速増殖炉においては、原子炉冷却材である一次冷却材が
高レベルの放射能を帯びるので、一次冷却系と蒸気発生
系とは隔離されなければならない。さらに、一次冷却材
である液体ナトリウムと空気や水とは、非常に反応し易
く反応に際して大量の反応熱を発生する。従って,一次
冷却系とタービン駆動用の蒸気源となる水との間で,直
接に熱交換を行わせた場合蒸気側配管が破損したりする
と,水一液体金属反応の影響の炉心への波及が避けられ
ない.そのため、上記の直接の熱交換を行うことなく,
一次冷却系と蒸気発生系との間に二次冷却系を設置する
ようにしている。
体金属を使用する原子炉の蒸気発生装置に係る. (従来の技術) 冷却材として液体ナトリウム等の液体金属を使用する高
速増殖炉においては、原子炉冷却材である一次冷却材が
高レベルの放射能を帯びるので、一次冷却系と蒸気発生
系とは隔離されなければならない。さらに、一次冷却材
である液体ナトリウムと空気や水とは、非常に反応し易
く反応に際して大量の反応熱を発生する。従って,一次
冷却系とタービン駆動用の蒸気源となる水との間で,直
接に熱交換を行わせた場合蒸気側配管が破損したりする
と,水一液体金属反応の影響の炉心への波及が避けられ
ない.そのため、上記の直接の熱交換を行うことなく,
一次冷却系と蒸気発生系との間に二次冷却系を設置する
ようにしている。
第2図は従来の液体金属冷却型原子炉における冷却系を
示している。この図において,原子炉容器1の中心には
燃料集合体を装荷した炉心2が配置され、前記原子炉容
器l内には前記炉心2を冷却する液体金属、例えば液体
ナトリウム等の冷却材3が充填されている。この冷却材
は原子炉容器1内に設置された一次主循環ポンプ4によ
って、炉心2を貫流して前記原子炉容器1内を循環され
る。さらに、原子炉容器1内には前記一次冷却材3と二
次冷却材との熱交換を行わせる中間熱交換器5が設置さ
れている。前記一次冷却材3,一次主循環ポンプ4,中
間熱交換器5は一次冷却系を構成する。
示している。この図において,原子炉容器1の中心には
燃料集合体を装荷した炉心2が配置され、前記原子炉容
器l内には前記炉心2を冷却する液体金属、例えば液体
ナトリウム等の冷却材3が充填されている。この冷却材
は原子炉容器1内に設置された一次主循環ポンプ4によ
って、炉心2を貫流して前記原子炉容器1内を循環され
る。さらに、原子炉容器1内には前記一次冷却材3と二
次冷却材との熱交換を行わせる中間熱交換器5が設置さ
れている。前記一次冷却材3,一次主循環ポンプ4,中
間熱交換器5は一次冷却系を構成する。
中間熱交換器5は、一次冷却材3の熱を二次冷却材に伝
達しこれにより昇温された二次冷却材は、給水ボンプF
に,よって給水され蒸気タービンTに供給する蒸気を発
生する蒸気発生装置6に,第1の配管8aを経由して送
られる.蒸気発生装置6において間接的に水と接触し蒸
気を発生させた二次冷却材は、第2の配管8b、第3の
配管8cの間に設置された有液面機械式二次主循環ポン
プ7によって、前記中間熱交換器5に帰戻される.前記
中間熱交換器5、前記第1〜第3の配管8a、8b、8
c、蒸気発生装置6、二次主循環ポンプ7は二次冷却系
を構成する。
達しこれにより昇温された二次冷却材は、給水ボンプF
に,よって給水され蒸気タービンTに供給する蒸気を発
生する蒸気発生装置6に,第1の配管8aを経由して送
られる.蒸気発生装置6において間接的に水と接触し蒸
気を発生させた二次冷却材は、第2の配管8b、第3の
配管8cの間に設置された有液面機械式二次主循環ポン
プ7によって、前記中間熱交換器5に帰戻される.前記
中間熱交換器5、前記第1〜第3の配管8a、8b、8
c、蒸気発生装置6、二次主循環ポンプ7は二次冷却系
を構成する。
而して、従来の高速増殖炉においは前記二次冷却系の蒸
気発生装置6と二次主循環ポンプ7とは、原子炉建屋9
とは別個の建屋に配置されている。
気発生装置6と二次主循環ポンプ7とは、原子炉建屋9
とは別個の建屋に配置されている。
上記のように、従来の高速増殖炉の二次冷却系において
は,蒸気発生装置6、二次主循環ボンプ7がそれぞれ別
体のものとして原子炉建屋に付属する補助建屋内に配置
されているため、前記各機器およびそれ等の間を接続す
る配管が前記補助建屋内空間の大きな割合を占めること
となる。その結果、補助建屋を大型としたリドレンタン
ク等の付帯設備の規模を大きくしたりする必要があり、
不経済であった。
は,蒸気発生装置6、二次主循環ボンプ7がそれぞれ別
体のものとして原子炉建屋に付属する補助建屋内に配置
されているため、前記各機器およびそれ等の間を接続す
る配管が前記補助建屋内空間の大きな割合を占めること
となる。その結果、補助建屋を大型としたリドレンタン
ク等の付帯設備の規模を大きくしたりする必要があり、
不経済であった。
更に、中間熱交換器5一蒸気発生装置6−二次主循環ボ
ンプ7一中間熱交換器5の接続を行う第工〜第3の配管
8a〜8Cは、それ等の接続点が何れも固定されたアン
カー点となっているため、前記各配管は熱伸縮を吸収し
なければならない。
ンプ7一中間熱交換器5の接続を行う第工〜第3の配管
8a〜8Cは、それ等の接続点が何れも固定されたアン
カー点となっているため、前記各配管は熱伸縮を吸収し
なければならない。
そのため、前記各配管88〜8Cにはループを形成させ
たり、蛇行を形成させたりしている。これにより、前記
配管の長さは勢い大きなものとなり、このためにも配管
の占める建屋内空間の割合が大きくなり、付帯設備の大
型化も避けられなかった.本出願人は従来の二次冷却系
の上記の問題を解決するものとして,特開昭63−58
296号において新規な二次冷却系につき開示した。第
2図と同一部分には同一符号を付した第3図は、前記開
示に係る二次冷却系を使用した高速増殖炉の系統図、第
4図は前記開示の二次冷却系における蒸気発生装置の具
体的構成を示す縦断面図,第5図は前記蒸気発生装置の
平面図、第6図はその要部である給水管台の縦断面図で
ある。
たり、蛇行を形成させたりしている。これにより、前記
配管の長さは勢い大きなものとなり、このためにも配管
の占める建屋内空間の割合が大きくなり、付帯設備の大
型化も避けられなかった.本出願人は従来の二次冷却系
の上記の問題を解決するものとして,特開昭63−58
296号において新規な二次冷却系につき開示した。第
2図と同一部分には同一符号を付した第3図は、前記開
示に係る二次冷却系を使用した高速増殖炉の系統図、第
4図は前記開示の二次冷却系における蒸気発生装置の具
体的構成を示す縦断面図,第5図は前記蒸気発生装置の
平面図、第6図はその要部である給水管台の縦断面図で
ある。
前記開示の二次冷却系においては,従来の蒸気発生装置
とは独立別個の二次主循環ポンプ7に代え蒸気発生装置
20に電磁ポンプ29を一体に組み込んで、別個独立の
蒸気発生装置および二次主循環ポンプを設置することに
よる従来の二次冷却系の問題点を解決し,さらに熱過渡
時の熱応力の最も厳しい給水管台にサーマルスリーブ構
造を適用して給水管台の熱応力の問題を解決している。
とは独立別個の二次主循環ポンプ7に代え蒸気発生装置
20に電磁ポンプ29を一体に組み込んで、別個独立の
蒸気発生装置および二次主循環ポンプを設置することに
よる従来の二次冷却系の問題点を解決し,さらに熱過渡
時の熱応力の最も厳しい給水管台にサーマルスリーブ構
造を適用して給水管台の熱応力の問題を解決している。
以下に前記蒸気発生装置20の詳細な構造を説明する。
蒸気発生装置20の円筒状の胴部21の上部端板中心に
は、二次冷却材排出管22が設けられその両側には二次
冷却材供給管23がそれぞれ設けられている。胴部2l
中心には,胴部2↓下端近傍から上端まで胴部軸線に沿
って伸びる二次冷却材上昇管24が設けられ、この二次
冷却材上昇管の拡径した上端部内には,吐出口を前記二
次冷却材排出管22に連通させた電磁ポンプ25が設け
られている.なお、前記上部端板には上方に凸な膨らみ
が持たせてあり,前記二次冷却材供給管23から供給さ
れた二次冷却材が胴部2l上端近傍に自由液面FLを形
成するようにされている。
は、二次冷却材排出管22が設けられその両側には二次
冷却材供給管23がそれぞれ設けられている。胴部2l
中心には,胴部2↓下端近傍から上端まで胴部軸線に沿
って伸びる二次冷却材上昇管24が設けられ、この二次
冷却材上昇管の拡径した上端部内には,吐出口を前記二
次冷却材排出管22に連通させた電磁ポンプ25が設け
られている.なお、前記上部端板には上方に凸な膨らみ
が持たせてあり,前記二次冷却材供給管23から供給さ
れた二次冷却材が胴部2l上端近傍に自由液面FLを形
成するようにされている。
また、胴部21下端には胴部21と同心の中空円筒状の
給水管台26が設けられ、これを同心的に包囲して給水
ボンプFと水入口配管27で連通ずる円形の給水ヘッダ
28が設けられている。給水ヘッダ28と前記給水管台
26とは,円周方向に分布した複数箇の水入口分配管2
9によって連通されている。
給水管台26が設けられ、これを同心的に包囲して給水
ボンプFと水入口配管27で連通ずる円形の給水ヘッダ
28が設けられている。給水ヘッダ28と前記給水管台
26とは,円周方向に分布した複数箇の水入口分配管2
9によって連通されている。
給水管台26上面壁は給水管管板30としてあり、この
管板30には胴部21の複数の同心円上に分布して胴部
軸線にほぼ平行な多数の伝熱管31が植立され、これ等
の伝熱管の上端に設けた径方向部分は、胴部21上端近
傍の側壁に円周方向に等配し、径方向外方に突出して設
けた4箇の出口蒸気室32に連通されている.出口蒸気
室32は隣接する2箇が出口蒸気ヘッダ33によってま
とめられ、各出口蒸気へツダ33は出口蒸気配管34に
よって主蒸気管35に連通されている。
管板30には胴部21の複数の同心円上に分布して胴部
軸線にほぼ平行な多数の伝熱管31が植立され、これ等
の伝熱管の上端に設けた径方向部分は、胴部21上端近
傍の側壁に円周方向に等配し、径方向外方に突出して設
けた4箇の出口蒸気室32に連通されている.出口蒸気
室32は隣接する2箇が出口蒸気ヘッダ33によってま
とめられ、各出口蒸気へツダ33は出口蒸気配管34に
よって主蒸気管35に連通されている。
なお、図中36は胴部上部端板の膨らみによって形成さ
れた空間部を、37は過剰となった二次冷却材をオーバ
フロータンクFTに流出させるオーバフローノズルを、
38は胴部2工の上方部分に設けられ,蒸気発生装置2
0を建屋床面GLに穿った取り付け孔39の周囲に支持
させるスカートを、40は胴部21下端の下部鏡をそれ
ぞれ示している. 第6図は給水管台26を拡大して示す縦断面図である。
れた空間部を、37は過剰となった二次冷却材をオーバ
フロータンクFTに流出させるオーバフローノズルを、
38は胴部2工の上方部分に設けられ,蒸気発生装置2
0を建屋床面GLに穿った取り付け孔39の周囲に支持
させるスカートを、40は胴部21下端の下部鏡をそれ
ぞれ示している. 第6図は給水管台26を拡大して示す縦断面図である。
この図において、下部鏡40からは胴部21と同心の二
重円筒状のサーマルスリーブ41が垂下され、給水管台
26はそのほぼ軸方向中間部を前記サーマルスリーブ4
1下端に取り付けられている。従って、給水管台26上
端部近傍の外周と前記サーマルスリーブ41内周との間
には、狭くしかも深い円環状のサーマルスリーブギャッ
プ42が形威されている。なお、この図中43は給水管
台26への二次冷却材の熱の伝達を緩和する遮熱板を、
44は給水管台26の下面を密閉する蓋をそれぞれ示し
ている。
重円筒状のサーマルスリーブ41が垂下され、給水管台
26はそのほぼ軸方向中間部を前記サーマルスリーブ4
1下端に取り付けられている。従って、給水管台26上
端部近傍の外周と前記サーマルスリーブ41内周との間
には、狭くしかも深い円環状のサーマルスリーブギャッ
プ42が形威されている。なお、この図中43は給水管
台26への二次冷却材の熱の伝達を緩和する遮熱板を、
44は給水管台26の下面を密閉する蓋をそれぞれ示し
ている。
上記構成の前記開示の二次冷却系において、蒸気発生装
置20は二次冷却材の電磁ボンプ25によって強制的に
循環されるほかは、第2図に示した従来の二次冷却系の
蒸気発生装置6と全く同様にして蒸気を発生し,これを
蒸気タービンに供給する。
置20は二次冷却材の電磁ボンプ25によって強制的に
循環されるほかは、第2図に示した従来の二次冷却系の
蒸気発生装置6と全く同様にして蒸気を発生し,これを
蒸気タービンに供給する。
而して、前記開示の二次冷却系においては、蒸気発生装
置と二次主循環ポンプとが一体化されているため配管系
も簡単でよく、設置場所も従来より格段に小とすること
ができる.そのため、中間熱交換器→蒸気発生装置間,
蒸気発生装置→中間熱交換器間の配管45.46に熱伸
縮吸収のためのループや蛇行を設けても、それ程場所を
取らず補助建屋、付帯設備等の大型化を招くおそれはな
い。
置と二次主循環ポンプとが一体化されているため配管系
も簡単でよく、設置場所も従来より格段に小とすること
ができる.そのため、中間熱交換器→蒸気発生装置間,
蒸気発生装置→中間熱交換器間の配管45.46に熱伸
縮吸収のためのループや蛇行を設けても、それ程場所を
取らず補助建屋、付帯設備等の大型化を招くおそれはな
い。
(発明が解決しようとする課題)
上記構戒の前記開示の二次冷却系において問題となるの
は、前記の狭くしかも深い円環状のサーマルスリーブギ
ャップである。すなわち,蒸気発生装置の点検その他に
際して蒸気発生装置内の二次冷却材を抜き取った場合に
も、前記サーマルスリーブギャップ内の二次冷却材はド
レンされずに残留する。これが隙間腐食等を引き起こす
おそれがある。
は、前記の狭くしかも深い円環状のサーマルスリーブギ
ャップである。すなわち,蒸気発生装置の点検その他に
際して蒸気発生装置内の二次冷却材を抜き取った場合に
も、前記サーマルスリーブギャップ内の二次冷却材はド
レンされずに残留する。これが隙間腐食等を引き起こす
おそれがある。
本発明は上記の事情に基づきなされたもので、二次冷却
材のドレン時に、サーマルスリーブギャップに二次冷却
材が全く残留することがない液体金属冷却型原子炉の蒸
気発生装置を提供することを目的としている。
材のドレン時に、サーマルスリーブギャップに二次冷却
材が全く残留することがない液体金属冷却型原子炉の蒸
気発生装置を提供することを目的としている。
[発明の構或]
(課題を解決するための手段)
本発明の液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装置は,円筒
状の胴部と,この胴部の上部端板に接続された二次冷却
材供給管と,前記胴部下部鏡に取り付けた給水管台と、
この給水管台に植立され前記胴部の上部側壁に設けた出
口蒸気室に連通ずる伝熱管と、前記胴部軸線に沿って設
けられた二次冷却材上昇管と、この二次冷却材上昇管の
上部に設けられ前記上部端板中心に設けた二次冷却材排
出管に吐出口を連通させた電磁ポンプとを有するものに
おいて、前記給水管台を前記下部鏡内面から胴部内に向
けて突設したサーマルスリーブの上端に取り付けたこと
を特徴とする。
状の胴部と,この胴部の上部端板に接続された二次冷却
材供給管と,前記胴部下部鏡に取り付けた給水管台と、
この給水管台に植立され前記胴部の上部側壁に設けた出
口蒸気室に連通ずる伝熱管と、前記胴部軸線に沿って設
けられた二次冷却材上昇管と、この二次冷却材上昇管の
上部に設けられ前記上部端板中心に設けた二次冷却材排
出管に吐出口を連通させた電磁ポンプとを有するものに
おいて、前記給水管台を前記下部鏡内面から胴部内に向
けて突設したサーマルスリーブの上端に取り付けたこと
を特徴とする。
(作用)
上記構或の本発明の液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装
置においては、サーマルスリーブギャップが下部鏡外面
、すなわち大気中に解放しているため、点検その他のた
めに二次冷却材をドレンした場合にサーマルスリーブギ
ャップ内に二次冷却材が残留することはなく、二次冷却
材の残留による隙間腐食を生じることはない。
置においては、サーマルスリーブギャップが下部鏡外面
、すなわち大気中に解放しているため、点検その他のた
めに二次冷却材をドレンした場合にサーマルスリーブギ
ャップ内に二次冷却材が残留することはなく、二次冷却
材の残留による隙間腐食を生じることはない。
(実施例)
第6図と同一部分には同一符号を付した第1図は、本発
明一実施例の要部の拡大縦断面図である。
明一実施例の要部の拡大縦断面図である。
この図において,サーマルスリーブ41は下部鏡40か
ら胴部内に突出して設けられ、給水管台26は前記サー
マルスリーブ41の上端に取付、固定されている。
ら胴部内に突出して設けられ、給水管台26は前記サー
マルスリーブ41の上端に取付、固定されている。
従って、サーマルスリーブギャップ42は下部鏡40外
面、すなわち大気中に下向きに開いていることとなるた
め、蒸気発生装置の点検その他に際しての二次冷却材ド
レン時に.サーマルスリーブギャップに二次冷却材が残
留することはない。
面、すなわち大気中に下向きに開いていることとなるた
め、蒸気発生装置の点検その他に際しての二次冷却材ド
レン時に.サーマルスリーブギャップに二次冷却材が残
留することはない。
なお、蒸気発生装置としての作動は前記開示の二次冷却
系における蒸気発生装置と全く同じである。
系における蒸気発生装置と全く同じである。
[発明の効果]
上記から明らかなように,本発明の液体金属冷却型原子
炉の蒸気発生装置においては、サーマルスリーブギャッ
プが下部鏡外面、すなわち大気中に解放しているため,
点検その他のために二次冷却材をドレンした場合にサー
マルスリーブギャップ内に二次冷却材が残留することは
なく、二次冷却材の残留による隙間腐食を生じることは
ない。
炉の蒸気発生装置においては、サーマルスリーブギャッ
プが下部鏡外面、すなわち大気中に解放しているため,
点検その他のために二次冷却材をドレンした場合にサー
マルスリーブギャップ内に二次冷却材が残留することは
なく、二次冷却材の残留による隙間腐食を生じることは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の要部拡大縦断面図,第2図は
従来の液体金属冷却型原子炉の模式的系統図、第3図は
前図に示した従来の原子炉における二次冷却系の欠点を
除去するため本出願人が開発し、特開昭63−5829
0号において開示した蒸気発生装置を使用した液体金属
冷却型原子炉の模式的系統図,第4図は前記開示の蒸気
発生装置の縦断面図、第5図はその平面図、第6図はそ
の要部である給水管台の縦断面図である,↓・・・・・
・原子炉容器 2・・・・・・炉心 3・・・・・・冷
却材4・・・・・一次主循環ボンプ 5・・・・・・中
間熱交換器20・・・・・・蒸気発生装置 21・・・
・・・胴部 22・・・・・・二次冷却材排出管 23
・・・・・・二次冷却材供給管24・・・・・・二次冷
却材上昇管 25・・・・・・電磁ポンプ 26・・・
・・・給水管台 31・・・・・・伝熱管 32・・・
・・・出口蒸気室 43
従来の液体金属冷却型原子炉の模式的系統図、第3図は
前図に示した従来の原子炉における二次冷却系の欠点を
除去するため本出願人が開発し、特開昭63−5829
0号において開示した蒸気発生装置を使用した液体金属
冷却型原子炉の模式的系統図,第4図は前記開示の蒸気
発生装置の縦断面図、第5図はその平面図、第6図はそ
の要部である給水管台の縦断面図である,↓・・・・・
・原子炉容器 2・・・・・・炉心 3・・・・・・冷
却材4・・・・・一次主循環ボンプ 5・・・・・・中
間熱交換器20・・・・・・蒸気発生装置 21・・・
・・・胴部 22・・・・・・二次冷却材排出管 23
・・・・・・二次冷却材供給管24・・・・・・二次冷
却材上昇管 25・・・・・・電磁ポンプ 26・・・
・・・給水管台 31・・・・・・伝熱管 32・・・
・・・出口蒸気室 43
Claims (1)
- 円筒状の胴部と、この胴部の上部端板に接続された二
次冷却材供給管と、前記胴部下部鏡に取り付けた給水管
台と、この給水管台に植立され前記胴部の上部側壁に設
けた出口蒸気室に連通する伝熱管と、前記胴部軸線に沿
って設けられた二次冷却材上昇管と、この二次冷却材上
昇管の上部に設けられ前記上部端板中心に設けた二次冷
却材排出管に吐出口を連通させた電磁ポンプとを有する
ものにおいて、前記給水管台を前記下部鏡内面から胴部
内に向けて突設したサーマルスリーブの上端に取り付け
たことを特徴とする液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1149370A JPH0317401A (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1149370A JPH0317401A (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0317401A true JPH0317401A (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=15473654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1149370A Pending JPH0317401A (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 液体金属冷却型原子炉の蒸気発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0317401A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11905304B2 (en) | 2019-12-19 | 2024-02-20 | Advansix Resins & Chemicals Llc | Surfactants for agricultural products |
US12049589B2 (en) | 2019-12-31 | 2024-07-30 | Advansix Resins & Chemicals Llc | Surfactants for oil and gas production |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP1149370A patent/JPH0317401A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11905304B2 (en) | 2019-12-19 | 2024-02-20 | Advansix Resins & Chemicals Llc | Surfactants for agricultural products |
US12049589B2 (en) | 2019-12-31 | 2024-07-30 | Advansix Resins & Chemicals Llc | Surfactants for oil and gas production |
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