JP2586532Y2 - 回転電機の回転軸の冷却装置 - Google Patents

回転電機の回転軸の冷却装置

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JP2586532Y2
JP2586532Y2 JP1992018143U JP1814392U JP2586532Y2 JP 2586532 Y2 JP2586532 Y2 JP 2586532Y2 JP 1992018143 U JP1992018143 U JP 1992018143U JP 1814392 U JP1814392 U JP 1814392U JP 2586532 Y2 JP2586532 Y2 JP 2586532Y2
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rotating shaft
rotating
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忠信 當山
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転電機の回転軸の冷却
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転軸を冷却するために、その回
転電機の回転軸は例えば図3に示されるようになってい
る。図3は回転電機の回転軸の軸端側端部の線図的断面
側面図である。図3において、回転軸1は従来から一般
にすべり軸受3により高速回転可能に支持されており、
回転軸1は軸長が大きいので、その回転軸1の冷却装置
は、回転軸の軸端側端部のすべり軸受3に隣接して設け
られた油だめ4から中心孔2内に油を注入し、その油に
よって冷却するようになっている。即ち、回転軸の冷却
装置は油に圧力をかけて注入して行うのが従来のやり方
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図3に示さ
れるような従来の回転電機の回転軸の冷却装置は、すべ
り軸受と回転軸を支える二つのラジアル玉軸受が配設さ
れているような場合は三つのうち一つでも心ずれがある
とこじれ、油が洩れるという問題があった。又、注入し
得る油の量が少ないため冷却が必ずしも充分でなかった
という問題があった。又、すべり軸受は材料費が高く加
工精度が難しく高価であるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題を
解決するために、回転電機の軸方向両側にそれぞれ配設
された二つのラジアル玉軸受に回転可能に支持された回
転電機の回転軸の冷却装置であって、前記回転軸には軸
端側端部から連結側端部に向かって有底の中心孔が穿設
され、前記軸端側端部には中央開口を有する断面コ形の
軸端ナットがねじ込まれ、さらに前記回転軸の軸端側端
部には前記軸端ナットの中央開口を通して前記中心孔の
入口部に注油プラグが挿入され、前記中心孔の前記二つ
のラジアル玉軸受と対応する部分には前記ラジアル玉軸
受に向かって油が少し宛流出するように放射状の通孔が
設けられており、前記回転軸の中心孔の内径D1と前記
軸端ナットの中央開口の内径D2とはD1>D2になるよ
うに所定の段差がつけられて、前記注油プラグから注入
された油が前記回転軸の回転時に前記中心孔の内周面に
貼り付いて前記回転軸を冷却するようになっている回転
電機の回転軸の冷却装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【作用】本考案による回転電機の回転軸の冷却装置は、
注油プラグから注入された油が遠心力で外部に出ず所定
の厚さだけ回転軸の内周面に貼り付いてくれるので、冷
却が順調に行われる。中心孔は冷却と潤滑とを兼ねてい
るが、冷却が主で、潤滑は従とされている。
【0006】
【実施例】以下、本考案による回転電機の回転軸の冷却
装置の実施例について、図1及び図2を参照して説明す
る。図1は回転電機の回転軸の冷却装置を示すもので、
回転軸の軸端側部分の断面側面図である。図2は図1の
回転軸の軸端側端部の線図的断面側面図である。図1及
び図2において、11は回転電機、12は回転軸、13
は軸端側端部に配置されたラジアル玉軸受である。回転
電機11の回転軸12は回転電機11の軸方向に配置さ
れたラジアル玉軸受13に回転可能に支持されている。
回転電機11の回転軸12には軸端側端部から連結側端
部に向かって有底の中心孔15が穿設され、軸端側端部
には中央開口16を有する断面コ形の軸端ナット17が
ねじ込まれ、さらに回転軸12の軸端側端部には軸端ナ
ット17の中央開口16を通して中心孔15の入口部に
注油プラグ18が挿入され、中心孔15のラジアル玉軸
受13と対応する部分にはラジアル玉軸受13に向かっ
て油が少し宛流出するように放射状の通孔19が設けら
れている。そして、回転軸12の中心孔15の内径D1
と軸端ナット17の中央開口16の内径D2とはD1>D
2になるように所定の段差が付けられて、注油プラグ1
8から注入された油が回転軸12の回転時に中心孔15
の内周面に所定の厚さだけ貼り付いて回転軸12を冷却
をするようになっている。
【0007】
【考案の効果】本考案による回転電機の回転軸の冷却装
置は、上述のように構成されているので、段差分の厚さ
に貼り付いた油により順調に冷却することが可能になる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による回転電機の回転軸の冷却装置の実
施例を示すもので、回転軸の軸端側部分の断面側面図で
ある。
【図2】図1の回転軸の軸端側端部の線図的断面側面図
である。
【図3】従来の回転電機の回転軸の軸端側端部の線図的
断面側面図である。
【符号の説明】
11 回転電機 12 回転軸 13 ラジアル玉軸受 15 中心孔 16 中央開口 17 軸端ナット 18 注油プラグ 19 通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の軸方向両側にそれぞれ配設さ
    れた二つのラジアル玉軸受に回転可能に支持された回転
    電機の回転軸の冷却装置であって、前記回転軸には軸端
    側端部から連結側端部に向かって有底の中心孔が穿設さ
    れ、前記軸端側端部には中央開口を有する断面コ形の軸
    端ナットがねじ込まれ、さらに前記回転軸の軸端側端部
    には前記軸端ナットの中央開口を通して前記中心孔の入
    口部に注油プラグが挿入され、前記中心孔の前記二つの
    ラジアル玉軸受と対応する部分には前記ラジアル玉軸受
    に向かって油が少し宛流出するように放射状の通孔が設
    けられており、前記回転軸の中心孔の内径D1と前記軸
    端ナットの中央開口の内径D2とはD1>D2になるよう
    に所定の段差がつけられて、前記注油プラグから注入さ
    れた油が前記回転軸の回転時に前記中心孔の内周面に貼
    り付いて前記回転軸を冷却するようになっていることを
    特徴とする回転電機の回転軸の冷却装置。
JP1992018143U 1992-02-27 1992-02-27 回転電機の回転軸の冷却装置 Expired - Fee Related JP2586532Y2 (ja)

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JPH0570159U JPH0570159U (ja) 1993-09-21
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JPS583764U (ja) * 1981-06-29 1983-01-11 日立工機株式会社 高速回転装置

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