JP2586148Y2 - ストレーナ用保護材 - Google Patents

ストレーナ用保護材

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JP2586148Y2
JP2586148Y2 JP5149592U JP5149592U JP2586148Y2 JP 2586148 Y2 JP2586148 Y2 JP 2586148Y2 JP 5149592 U JP5149592 U JP 5149592U JP 5149592 U JP5149592 U JP 5149592U JP 2586148 Y2 JP2586148 Y2 JP 2586148Y2
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JP5149592U
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JPH0615709U (ja
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悟志 加藤
久範 水野
富雄 園原
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株式会社川本製作所
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、井戸水ポンプの吸込
管等に設けられ、井戸から吸い上げた水に含まれる砂や
ごみ、水あかなどの異物を捕獲して濾過するストレーナ
の保護材に関する。
【0002】
【従来の技術】井戸水ポンプなどにおいては、ポンプを
砂やごみ、水あかなどから守るために、吸込管の途中に
ストレーナ(砂こし器とも称する)を設置することがあ
る。
【0003】このようなストレーナは、流入口側から導
入した水をフィルタにより濾過して、この水に含まれて
いる砂、ごみあるいは水あかなどのような異物をこのフ
ィルタで捕獲し、これにより浄化された水を流出口を通
じてポンプ側に送るようになっている。
【0004】しかし、上記のようなストレーナにおいて
は、寒冷地で使用する場合には、内部の水が凍りついた
り、一方温暖な地域で使用する場合には、ストレーナ自
身が紫外線により劣化してしまうことがある。このよう
な不具備を防止するためには、ストレーナを保温材や遮
光材等のような保護材で包み込んで保護することが考え
られる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
ストレーナを覆う保護材は、雨水等の侵入が生じると、
雨水等が保護材の内部で氷結しやすくなり、かえってス
トレーナの機能を害することが心配される。また保護材
の構成が複雑になると組立てが繁雑となり、製造コスト
も増加するという問題が生じる。
【0006】そこで、本考案はストレーナを包み込むこ
とによって、ストレーナの内部氷結や劣化を防ぎ、また
雨水の侵入を抑えてストレーナを保護し、しかも組立て
が容易で製造コストの安価なストレーナ用保護材を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、ストレーナ
を覆うストレーナ用保護材を、ストレーナの流入口と流
出口を結ぶ直線を含む鉛直平面で二分割した半割部材を
互いに衝合することにより構成し、これら半割部材はそ
れぞれ合成樹脂により形成するとともに、互いに点対称
形状をなし、これら半割部材はそれぞれ、ストレーナの
片側半分を覆う収納凹部と、衝合面の上縁部に設けられ
るとともに、この衝合面から突出した噛合覆い部と、こ
の衝合面上縁部に設けられ他方の半割部材の噛合覆い部
が嵌合する噛合凹部とを設けたものである。
【0008】
【作用】このような構成の本考案においては、ストレー
ナ用保護材の半割部材を相互に衝合することより、スト
レーナを挟み込んで収納する。また、一方の半割部材の
噛合覆い部が、他方の半割部材の噛合凹部に嵌まるよう
になるから、雨水等の侵入を防止する。
【0009】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照して本考案の実
施例を説明する。
【0010】図1において、1はストレーナ(例えば砂
コシ器)であり、このストレーナ1は例えばガラス繊維
を含むポリプロピレンのような合成樹脂により形成され
たストレーナボディ2と、例えばポリカボネートなどの
ような合成樹脂により一体に形成されたカバー3と、こ
れらの内部に取付けられたフィルタ(図示しない)とで
構成されている。
【0011】このストレーナボディ2の一側には流入口
が形成されているとともに、他側には流出口が形成され
ており、上記流入口には導入パイプ4が連結されてお
り、流出口には導出パイプ5が連結されている。
【0012】このようなストレーナ1はストレーナ用保
護材により覆われるようになっている。このストレーナ
用保護材は、ストレーナ1の流入口と流出口を結ぶ直線
を含む鉛直平面で二分割した半割部材10、11から形
成されており、これらは樹脂で形成されている。これら
半割部材10、11は分割面で相互に衝合することによ
り上記ストレーナ1を挟み込み、ストレーナの保護材を
なす。
【0013】これら半割部材10、11は、図2に示す
点Bに対して互いに点対称の構成をなしており、よって
これら半割部材10、11の構成は同一であるので、以
下主として一方の半割部材10について説明する。半割
部材10の衝合面には、図2に示すようにストレーナ1
の半分が収納できる収納凹部12が開口して設けられて
いる。
【0014】また、半割部材10の衝合面には、一方の
対角線上に離隔して一対の位置決め用突起13a、13
bが形成されている。すなわち一方の位置決め用突起1
3aは衝合面における流入口側の下部の隅に形成されて
おり、他方の位置決め用突起13bは衝合面における流
出口側の上部の隅に形成されている。また、衝合面には
他方の対角線上に離隔して、一対の位置決め用孔14
a、14bが形成されている。すなわち一方の位置決め
用孔14aは衝合面における流入口側の上部の隅に形成
されており、他方の位置決め用孔14bは衝合面におけ
る流出口側の下部の隅に形成されている。
【0015】したがって、一方の半割部材10と他方の
半割部材11とを衝合した場合、一方の半割部材10の
上記位置決め用突起13a、13bは他方の半割部材1
1に形成された位置決め用孔14a、14bに嵌挿され
るようになっているとともに、一方の半割部材10の位
置決め用孔14a、14bには他方の半割部材11に形
成された位置決め用突起13a、13bが嵌挿されるよ
うになっている。
【0016】そして半割部材10の衝合面の上縁部に
は、流入側から中央にかけて噛合覆い部15が形成され
ており、かつ中央から流出側にかけて噛合凹部16が形
成されている。この噛合覆い部15は衝合面から他方の
半割部材11に向かって突出して形成されており、噛合
覆い部15の上面部は、図5に示すように衝合面の延長
面上を最も高い位置として、この位置からそれぞれ両側
に向かって下向きに傾いている。一方、噛合凹部16は
衝合面から凹んで形成されており、この噛合凹部16に
は、他方の半割部材11の噛合覆い部が噛合うようにな
っている。
【0017】半割部材10の衝合面を除く側面には、側
面を取巻いて溝部17、18が形成されている。上記一
方の溝部17は導入パイプ4および導出パイプ5よりも
上に形成されており、他方の溝部18は導入パイプ4お
よび導出パイプ5よりも下に形成されている。
【0018】なお、半割部材10の底面には、半円状の
切欠19が形成されおり、この切欠19は、上記半割部
材10と他方の半割部材11とを衝合した場合に、他方
の半割部材11の切欠とともに、ストレーナ用保護材の
底面に位置して円形の水抜き穴を形成する。
【0019】このような構成の本実施例においては、半
割部材10と半割部材11の間にストレーナを挟み込
み、衝合面を突合わせることによりストレーナ用保護材
が完成する。このときストレーナ1は、それぞれの収納
凹部12間に収納される。
【0020】また一方の半割部材10の噛合覆い部15
には他方の半割部材11の噛合凹部16に噛合わされる
とともに、他方の半割部材11の噛合覆い部15は一方
の半割部材10の噛合凹部16に噛合わされる。このよ
うな重ね合せにより、ストレーナ用保護材の上部はなめ
らかにつながり、衝合面の延長面上を最も高い位置とす
る屋根部が形成される。このとき半割部材10、11の
噛合覆い部15、15と噛合凹部16、16との突合せ
面は半割部材10、11の全体の衝合面の真上の位置か
らずれている。
【0021】ストレーナ用保護材の上部を上記のような
構成にすると、ラビリンス効果により屋根部からの雨水
等の流入を少なくすることができる。たとえ雨水等が侵
入してもストレーナ用保護材の底面には水抜き穴が形成
されているので、この水抜き穴より排出することがで
き、ストレーナ用保護材内に雨水等が溜まらない。
【0022】また、一方の半割部材10の位置決め用突
起13a、13bを他方の半割部材11の位置決め用孔
14a、14bに嵌合し、同時に他方の半割部材11の
位置決め用突起13a、13bを一方の半割部材10の
位置決め用孔14a、14bに嵌合することにより、こ
れらの半割部材10、11の衝合位置合せを容易になす
ことができる。
【0023】さらに半割部材10、11の各溝部17、
18は周方向につながり、これらの溝部はストレーナ用
保護材の外側面を一周する溝となる。これら溝17、1
8に、梱包バンドやビニルテープを巻いて締結すればこ
れら半割部材10、11を相互に衝合させた状態で固定
することができる。しかも、この溝を導入パイプ4およ
び導出パイプ5の上下に2個形成しているので、ストレ
ーナ用保護材を確実に固定することができ、雨水等の侵
入も防ぐことができる。
【0024】このようにストレーナに、全体を収納する
ストレーナ用保護材を取付けることによって、寒冷地で
使用する場合には内部の水の氷結を防ぐことができる。
また、温暖な地域で使用する場合、ストレーナの材質が
合成樹脂であっても、紫外線により劣化することを防ぐ
ことができ、ストレーナの寿命を長く保つことができ
る。
【0025】また、同一形状の半割部材10、11を衝
合することによってストレーナ用保護材をなす構成にし
たことから、半割部材を作り出すための金型が1個で済
み、型のコストダウンになるとともに、成型部材が1種
でよいので製造コストも安価となり、かつ組立て作業性
が向上する。さらにまたストレーナ用保護材はストレー
ナを収納するものであるから、ストレーナの梱包材とし
ての役割も果たすことができる。
【0026】なお、本実施例では半割部材の上部に噛合
覆い部と噛合凹部を1個ずつ形成したが、半割部材が点
対称の構成を成す限り、それぞれ複数個形成してもよ
い。この場合には、半割部材を衝合すると、噛合う部分
が多くなるので、さらに結合性がよくなる。
【0027】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、ス
トレーナを包み込むことによって、ストレーナを保護
し、寒冷地で使用する場合には、内部が凍りついたり、
一方温暖な地域で使用する場合には紫外線によりストレ
ーナが劣化することを防ぐことができる。しかも半割部
材の噛合覆い部と噛合凹部とが嵌合するので、雨水等の
侵入を防止し、かつ相互に位置決めをなすので組立ても
容易になる。さらに各半割部材は点対称であるため製造
コストが安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例にかかるストレーナ保護材お
よびこれに収納されるストレーナの斜視図。
【図2】本実施例にかかるストレーナ保護材の上面図
【図3】本実施例にかかるストレーナ保護材を流出口か
ら見た説明図
【図4】図1のA−A線に沿った断面図。
【図5】図4のB部分の拡大図。
【符号の説明】
1…ストレーナ、10…半割部材、11…半割部材、1
2…収納凹部、19…噛合覆い部、20…噛合凹部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 35/30 F16L 55/24 F16L 57/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレーナを覆うストレーナ用保護材
    を、前記ストレーナの流入口と流出口を結ぶ直線を含む
    鉛直平面で二分割した半割部材を衝合することにより構
    成し、これら半割部材はそれぞれ合成樹脂により形成す
    るとともに、互いに点対称形状をなし、これら半割部材
    はそれぞれ、 前記ストレーナの片側半分を覆う収納凹部と、衝合面の
    上部に設けられこの衝合面から突出した噛合覆い部と、
    この衝合面の上部に設けられ他方の半割部材の噛合覆い
    部が嵌合する噛合凹部とを備えたことを特徴とするスト
    レーナ用保護材。
JP5149592U 1992-07-22 1992-07-22 ストレーナ用保護材 Expired - Lifetime JP2586148Y2 (ja)

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JPH0615709U JPH0615709U (ja) 1994-03-01
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JP2016109231A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 Hpリビングライフ株式会社 継手類の梱包・保温材

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