JP2585768Y2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

Info

Publication number
JP2585768Y2
JP2585768Y2 JP9361392U JP9361392U JP2585768Y2 JP 2585768 Y2 JP2585768 Y2 JP 2585768Y2 JP 9361392 U JP9361392 U JP 9361392U JP 9361392 U JP9361392 U JP 9361392U JP 2585768 Y2 JP2585768 Y2 JP 2585768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
connector
contact member
main body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9361392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0654236U (ja
Inventor
潔 越川
宏幸 藤枝
剛 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP9361392U priority Critical patent/JP2585768Y2/ja
Publication of JPH0654236U publication Critical patent/JPH0654236U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585768Y2 publication Critical patent/JP2585768Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば操作部と本体部
とが別体とされた電子機器類において、その操作部と本
体部とを接続するのに好適な電気コネクタに係り、より
詳しくは、コンタクト部材が弾性変形し得るバネ材で構
成されているものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気コネクタの従来例を図6に
示す。図の従来の電気コネクタ50は、横倒し7字形の
断面を有するソケット型のコネクタ本体52と、このコ
ネクタ本体52の内側に並列的に固定された所定数のコ
ンタクト部材54,54,・・・と、上記コネクタ本体
52に対して支持ピン56を枢軸として揺動し得るよう
にされ、かつ図示されていないスプリングにより図示の
傾斜位置まで付勢されているカバー55と、を有してい
る。なお、カバー55は防塵、誤操作防止のために必要
とされるものである。
【0003】上記コンタクト部材54は、折曲形成され
た板バネからなっていて、例えば電子機器類の本体部に
配された基板に挿着されるリード端子部54aと、この
リード端子部54aに連なりながら上記コネクタ本体5
2に固定されたU字形固定部54bと、このU字形固定
部54bに連なりながらく字状に折り曲がる接点部54
cと、からなっている。
【0004】かかるコネクタ50においては、コネクタ
本体52に形成された開口52aから上記く字状の接点
部54cが突出し、かつ該接点部54cが上記カバー5
5に形成された開口55aを介して外部を臨むようにさ
れている。
【0005】従って、このコネクタ50に接続相手とさ
れるプラグ型のコネクタ60を押し付けることにより、
上記カバー55が閉方向に揺動するとともに、該コネク
タ50のコンタクト部材54と相手のコネクタ60のコ
ンタクト部材64とが圧接して該コンタクト部材54が
撓み、それによって両コネクタ50,60が連結されて
電気的に接続される。なお、図中の符号58は本コネク
タ10を基板に取り付ける際に用いる位置決めピンを示
す。
【0006】ところで、この種のコネクタ50,60が
適用される電子機器類としては、例えば車載用の音響あ
るいは映像機器類が挙げられ、その場合、電源のON−
OFFや音量の調整を行うための操作部(操作パネル)
に上記プラグ型のコネクタ60が取り付けられ、本体部
に上記ソケット型のコネクタ50が取り付けられ、例え
ば盗難を防ぐべく車から降りるとき等に上記操作部を本
体部から外して持ち出すようにされる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の電気コ
ネクタ50においては、スパンLによりバネ特性を出し
ているため、コンタクト部材54、64の押し付け方向
(矢印P)に直交する方向の外形長(コネクタ高さ)H
が大きくなり、小型化が図りづらいという問題がある。
【0008】それに加え、コンタクト部材54が板バネ
で形成されているため、繰り返して撓ませると疲労によ
りいわゆる「へたり」が生じて接触不良等を引き起こし
易く、また、押圧荷重に対するバネ特性(弾力性)にば
らつきが生じ易いという欠点もあった。
【0009】かかる点に鑑み本考案は、コンタクト部材
の押圧方向に直交する方向のコネクタ高さを小さくする
ことができて全体の小型化を図れ、また、コンタクト部
材を「へたり」が生じ難くて耐久性に優れ、かつバネ特
性にばらつきが生じ難いものとなし得るようにされた電
気コネクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本考案に係る電気コネクタは、バネ室を有し、この
バネ室の前端部に該バネ室の中心線に対して斜め下方に
傾斜した開口が形成されたコネクタ本体と、先端に輪状
接点部が折り曲げ形成され、該接点部が上記開口から
斜め下外方に突出せしめられた状態で該接点部と一体に
形成されてバネ室内に配され上記コネクタ本体内に縮装
されたコイルバネからなる所定数のコンタクト部材と、
上記コネクタ本体に外装されて上記コンタクト部材の伸
縮方向に摺動可能とされ、かつ上記コンタクト部材の接
点部に対向する面部に開口が形成されたカバーと、を具
備し、接続相手のプラグが上記コネクタ本体に押し付け
られたとき、上記コンタクト部材の接点部に上記プラグ
のコンタクト部材が圧接して上記コイルバネからなるコ
ンタクト部材全体が圧縮されるように構成されている。
【0011】
【作用】上述の如くの構成とされた本考案に係る電気コ
ネクタにおいては、コンタクト部材がコイルバネで構成
され、かつカバーが該コイルバネの伸縮方向に摺動する
ようにされているので、前記したコネクタ高さHが従来
のものに比して大幅に小さくされる。
【0012】また、コンタクト部材がコイルバネである
ことから、従来の板バネからなるコンタクト部材に比し
て「へたり」が生じ難く、耐久性が向上するとともに、
バネ定数を低く設定できるため、弾力性のばらつきが発
生し難い。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1〜図5は本考案に係る電気コネクタの一実
施例を示している。
【0014】このコネクタ10は、図1,図2に示され
る如くに、内部に円柱状のバネ室13を有し、このバネ
室13の前端部に該バネ室13の中心線に対して斜め下
方に若干傾斜した開口12aが形成されたソケット型の
コネクタ本体12と、先端に接点部14aが折曲形成さ
れ、該接点部14aが上記開口12aからやや斜め下外
方に突出せしめられた状態で上記バネ室13内に配され
た導電性金属材料のコイルバネからなる所定数のコンタ
クト部材14と、上記コネクタ本体12に外装されて上
記コンタクト部材14の伸縮方向に摺動可能とされ、か
つ上記コンタクト部材14の接点部14aに対向する面
部に開口15aが形成された断面コ字形のカバー15
と、を具備している。
【0015】上記コネクタ本体12の後部には、上記コ
イルバネからなるコンタクト部材14の後端部に接触す
るように、逆F字形のリード端子17が埋め込まれると
ともに、該コネクタ本体12の下面から下方に突出する
ように、基板に挿入される位置決めピン18が設けられ
ている。
【0016】上記コイルバネからなるコンタクト部材1
4は、後端部が上記リード端子17で受け止められ、前
端部(接点部14a)が上記開口12aで受け止められ
ることによりバネ室13内に縮装されている。
【0017】また、上記コンタクト部材14の螺旋部分
の外径は2〜3mm以下と極めて小さいため、製造組み
立て時や保管運搬時等に絡まないようにすべく、上記接
点部14aはコンタクト部材14の螺旋部分を2分割す
る略中央部分並びに、螺旋部分の前後端に二重巻、三重
巻きの群座巻部14e,14eが設けられている。
【0018】上記カバー15は、図1のB−B断面を示
す図3を参照すればよくわかるように、上記所定数のコ
ンタクト部材14のうちの両端に位置するものの接点部
14aが該カバー15の開口15aに隣接する部分に当
接してそれを前方に付勢するようにされており、該カバ
ー15はかかる付勢力により、その両側に形成された長
穴15b(図4示)がコネクタ本体12に突設されたス
トッパ19によって係止される位置まで前方に突出せし
められている。従って、カバー15は上記長穴15bの
長さ分だけコネクタ本体12に対してコンタクト部材1
4の伸縮方向に沿って摺動可能とされる。
【0019】この場合、カバー15を板金製とすれば、
それと両端のコンタクト部材14(アース端子)が常時
接触していることから、それらが電気的に接続されるこ
とになり、それによりカバー15がアース経路として機
能し、それを通じて静電気等を外部に逃がすことが可能
となる。
【0020】このような構成とされた本実施例の電気コ
ネクタ10においては、図5に接続相手のプラグ型のコ
ネクタ60との嵌合状態が示される如くに、このコネク
タ10に相手のコネクタ60を押し付けることにより、
上記カバー15がコネクタ本体12側に押し込まれると
ともに、コイルバネからなるコンタクト部材14が圧縮
せしめられ、そのコンタクト部材14と相手のコネクタ
60のコンタクト部材64とが開口15aを介して圧接
して電気的に接続され、この状態で両コネクタ10,6
0は適宜の外装手段(操作パネルの外枠、本体部の挿入
口等)により固定係止される。
【0021】この際、コイルバネからなるコンタクト部
材14の前端部に形成された接点部14aが輪状とさ
れ、かつ傾斜せしめられているので、コンタクト部材6
4が当該接点部14aに接触したときにはそれら両者間
にすべりが生じ、その結果、セルフクリーニングが行わ
れることになる。
【0022】以上のように、本実施例の電気コネクタ1
0では、コンタクト部材14がコイルバネで構成され、
かつカバー15が該コイルバネの伸縮方向に摺動するよ
うにされているので、前記したコネクタ高さHが従来の
ものに比して大幅に小さくされる。
【0023】また、コンタクト部材14がコイルバネで
あることから、従来の板バネからなるコンタクト部材5
4に比して「へたり」が生じ難く、耐久性が向上すると
ともに、バネ定数を低く設定できるため、弾力性のばら
つきが発生し難いという利点も得られる。
【0024】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案に
係る電気コネクタは、コンタクト部材の押圧方向に直交
する方向のコネクタ高さを小さくすることができて全体
の小型化を図れ、また、コンタクト部材が「へたり」が
生じ難くて耐久性に優れ、かつバネ特性にばらつきが生
じ難いものにすることができるという優れた利点が得ら
れる。又、輪状に折り曲げられた接点部は、バネ室の中
心線に対して斜め下方に傾斜した開口から突出させた構
成である為、コンタクト部材が接点部に接触したときに
それら両者間に滑りが生じ、その結果両者の接点部にセ
ルフクリーニングが行われるという利点が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電気コネクタの一実施例を示す平
面図。
【図2】図1のA−A線に従う断面図。
【図3】図1のB−B線に従う断面図。
【図4】実施例の電気コネクタの側面図。
【図5】実施例の電気コネクタの接続状態を示す断面
図。
【図6】従来の電気コネクタの一例を示す断面図。
【符号の説明】
10 電気コネクタ 12 コネクタ本体 12a 開口 14 コンタクト部材 14a 接点部 15 カバー 15a 開口 60 プラグ 64 コンタクト部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−134880(JP,A) 特開 平5−174928(JP,A) 特開 平3−147281(JP,A) 特開 平4−137373(JP,A) 実開 平3−44868(JP,U) 実開 平4−10985(JP,U) 実開 平6−5141(JP,U) 実開 平5−84054(JP,U) 実開 平6−50259(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/24 H01R 4/48 H01R 23/02 - 23/68

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネ室を有し、このバネ室の前端部に該
    バネ室の中心線に対して斜め下方に傾斜した開口が形成
    されたコネクタ本体と、 先端に輪状の接点部が折り曲げ形成され、該接点部が上
    記開口から斜め下外方に突出せしめられた状態で該接点
    部と一体に形成されてバネ室内に配され上記コネクタ本
    体内に縮装されたコイルバネからなる所定数のコンタク
    ト部材と、 上記コネクタ本体に外装されて上記コンタクト部材の伸
    縮方向に摺動可能とされ、かつ上記コンタクト部材の接
    点部に対向する面部に開口が形成されたカバーと、を具
    備し、 接続相手のプラグが上記コネクタ本体に押し付けられた
    とき、上記コンタクト部材の接点部に上記プラグのコン
    タクト部材が圧接して上記コイルバネからなるコンタク
    ト部材全体が圧縮されるように構成されている事を特徴
    とする電気コネクタ。
JP9361392U 1992-12-29 1992-12-29 電気コネクタ Expired - Fee Related JP2585768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9361392U JP2585768Y2 (ja) 1992-12-29 1992-12-29 電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9361392U JP2585768Y2 (ja) 1992-12-29 1992-12-29 電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0654236U JPH0654236U (ja) 1994-07-22
JP2585768Y2 true JP2585768Y2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=14087185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9361392U Expired - Fee Related JP2585768Y2 (ja) 1992-12-29 1992-12-29 電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585768Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9461391B2 (en) * 2012-11-30 2016-10-04 Aces Electronics Co., Ltd. Connector

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0654236U (ja) 1994-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4534610A (en) Jack
JP3205902B2 (ja) 極性決め機構を有する電気コネクタ組立体
JP2891440B2 (ja) 同軸型電気コネクタ
JPH03500346A (ja) レセプタクル電気端子
US6638105B1 (en) Self-retaining board lock for electrical connector
US5135417A (en) Dual usage electrical/electronic pin terminal system
JP2002134239A (ja) ジャック
JP4058833B2 (ja) メモリカード・コネクタ
JPH10510947A (ja) スプリングコンタクト部材及び短絡手段を有するコネクタ
JP2929405B2 (ja) スプリング内蔵の平型端子構造
JP2821335B2 (ja) 電気端子
JP2585768Y2 (ja) 電気コネクタ
EP1276181A3 (en) Electrical connector for receiving a plug
US6186833B1 (en) Hybrid connector with audio jack
US7182648B2 (en) Optical-electric connector with improved contact having coil spring
JP3523030B2 (ja) 端子構造
JP3601765B2 (ja) コネクタの係止構造
US20020197906A1 (en) Electrical connector for connecting flat flexible circuitry to discrete terminal pins
JP3200550B2 (ja) 点火ケーブル用接続端子
JP3268384B2 (ja) コネクタ
JP3279692B2 (ja) コネクタ端子
JPS6213332Y2 (ja)
JPH0212394B2 (ja)
JP3259812B2 (ja) 防水コネクタ用端子金具
JP2746983B2 (ja) 電気接続用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees