JP2585610Y2 - Fsk復調回路 - Google Patents

Fsk復調回路

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JP2585610Y2
JP2585610Y2 JP1992014555U JP1455592U JP2585610Y2 JP 2585610 Y2 JP2585610 Y2 JP 2585610Y2 JP 1992014555 U JP1992014555 U JP 1992014555U JP 1455592 U JP1455592 U JP 1455592U JP 2585610 Y2 JP2585610 Y2 JP 2585610Y2
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demodulation
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重人 塙
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八重洲無線株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はデータ通信等に利用する
FSK変調通信におけるFSK復調回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】データ通信には1と0のデータをFSK
(Frequency ShiftKeying)変調
して通信する方式で行こなわれている。通常の無線通信
による場合の受信機は、高周波増幅回路から、中間周波
増幅回路を通して復調回路で復調するものと、ごく近距
離通信においては受信機は高周波増幅のみで、中間周波
数変換もBPF(帯域濾波器)も通さず直接復調回路で
復調するものとがあるが、FSK復調に関しては前記い
ずれも同じ方法で復調される。
【0003】FSK復調方式の一方法として図3に示す
クオードラチャ検波回路がある。この図3の動作を簡単
に説明すると、1,0の信号に適当な周波数を付与し
て、付与した周波数によって搬送波をFS変調して送
信する。その送信電波を受信するとIF、IN端子から
復調用ICに入力される。この復調用ICには1,0信
号の信号1の周波数で変調された周波数の直接または中
間周波数変換された周波数が同調する同調回路が設けら
れている。そのため、同調した周波数だけがハイレベル
となり、その他の周波数はローレベルとして出力端子か
ら出力される。この信号を増幅し、復調することによっ
て1,0信号を取り出すものである。この方式では同調
回路の調整と、温度保償対策等が必要となっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来技術においては、IF用IC等の特定のICを用い
なければならず、また低ゲインの周波数アンプ、FSK
復調器及び、波形整形のみの単機能、並びに低コストを
要求される回路に用いるで、部品点数の削減と低電流
化は困難なものであった。
【0005】更にページャー用等、波形整形回路も含め
て構成されたICでは、FSK復調回路で(+)・
(−)信号に復調した信号を増幅回路と波形整形回路と
が縦続接続した回路にコンデンサーを介して出力するが
IC内部の波形整形用コンパレータの基準電圧に対する
立上がり時間に遅れがあるため、FS復調信号の出力
に遅れを生ずる欠点があった。本考案は従来知られてい
るFSK復調回路のこのような欠点を改良する目的でな
されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】入力信号を増幅する高周
増幅回路と、その出力を復調回路に整合させる整合回
路と、基準電圧を一定値に保つ基準電圧回路の出力で基
準電圧を設定したセラミックディスクリミネータによる
FSK復調回路と、復調された信号を増幅する低周波増
幅回路とその出力波形を整形する波形整形回路とが縦続
接続した回路とで構成したFSK復調回路であり、この
FSK復調回路のうち前記整合回路と、復調回路以外は
1個のICにより構成する。
【0007】
【作用】FSK復調回路における基準電は、基準電圧
回路を設けて、その出力を復調回路に供給して低周波増
幅回路や波形整形回路の基準電圧に合わせてFSK復調
回路の接地電位を等価的に持ち上げることで、復調波形
の立ち上がりの早い安定したFSK復調信号が得られ
る。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。図面に基づいて説明する。図中1は高周波増幅回路
あり、,Qは夫々インバータである。2はエミ
ッタから出力するトランジスタ回のバッファ増幅器で
あって、次段復調回路とのインピーダンス整合も行う整
合回路を兼ねている。3はセラミックディスクリミネー
タ(CD)による復調回路である。復調回路3はコンデ
ンサCで高周波的に接地されている。4は復調回路3
の基準電位を発生させる基準電圧回路である。5は復調
された信号を増幅する低周波増幅回路で、6は信号波形
を整形する波形整形回路である。
【0009】上記のFSK復調回路の動作を説明する。
アンテナから入力された受信信号は高周波増幅回路1に
より増幅される。この高周波増幅回路は、インバータQ
及びQからなりBPF回路を持たない増幅器であ
る。ここで増幅された受信信号はバッファ増幅器2のト
ランジスタQで増幅されてエミッタホロワで出力され
る。このエミッタホロワ出力は次段の復調回路3とのイ
ンピーダンス整合を目的としたものである。
【0010】復調回路3にセラミックデイスクリミネー
タを用いた場合の周波数電圧変換特性は、例えば商品名
SFD455S4のセラミックディスクリミネータでは
図2のような特性図となる。即ち周波数455KH
中心に低い周波数であれば(+)直流出力電圧となり、
高い周波数であれば(−)直流出力電圧の特性をもって
いる。また、このセラミックディスクリミネータには前
述とは逆に中心周波数より高い周波数で()直流出力
電圧、低い周波数では()直流出力電圧となるものも
ある。又、中心周波数はスペシャルオーダーにより異な
る周波数のものも可能である。
【0011】従って、この実施例の場合高周波FSK
送信周波数を455KHz の中間周波数変換し、復調
455KHzを中心にして(+)電圧と(−)電圧に
なるのを、基準電圧回路4から供給される基準電位によ
って基準電位を中心とした脈流の直流電圧として出力す
る。
【0012】 上記復調回路3に供給する基準電位は基
準電圧回路4で電源電圧の1/2の電圧が生成される。
これはインバータICを用いることで簡単に出力でき
る。この基準電圧回路4の出力電圧をセラミックディス
クリミネータ(CD)に基準電位として供給する事でセ
ラミックディスクリミネータ(CD)の接地電位と分離
してFSK復調の1/2基準点を保つため、1,0の信
号の立ち上がりの遅れを解消して安定した復調信号が得
られる。復調回路3の出力は低周波増幅回路で必要な
レベル迄増幅され、その出力信号は波形整形回路6で整
形されてFSK信号を得られるものである。
【0013】以上のように復調回路にセラミックディス
クリミネータ(CD)を用いる事によって復調回路3に
同調回路を設けて同調調整を行う必要がない。又、受信
回路を含めた全回路にはバッファ増幅兼整合回路のト
ランジスタと復調回路のセラミックディスクリミネー
タ(CD)以外は1個のC・MOSインバータICで足
りるので小形化と製作コストの低減及び省電力化が可能
であり、また実施例では受信周波数を455KH附近
としたが、通常の無線機によるデータ通信であればSH
F.UHF.VHF帯を問わず中間周波数を455KH
附近変換する事で本願考案の復調回路を使用できる
事は云う迄もない。
【0014】
【考案の効果】本考案による復調回路にセラミックディ
スクリミネータを用い、その基準電位を基準電圧回路に
より供給する事でFSK信号の立上り特性の遅れを解消
して波形のくずれをおさえる事と、バッファ増幅器の整
合回路以外の能動素子を1チップC・MOSインバータ
ICで構成できるので従来の回路に比べて部品点数を大
幅に削減できる上に、小形化と製作の簡易化及び省電力
化が可能となる実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すFSK復調回路図
【図2】セラミックディスクリミネータの特性図
【図3】従来の復調回路の略図
【符号の説明】
1 高周波増幅回路 2 バッファ増幅器 3 復調回路 4 基準電圧回路 5 低周波増幅回路 6 波形整形回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信並びに復調回路を高周波増幅回路
    1、次段復調回路とのインピーダンス整合を行うバッフ
    ァ増幅器2、セラミックディスクリミネータの復調回路
    3、低周波増幅回路5、および波形整形回路6を縦続接
    続する構成とし、前記セラミックディスクリミネータの
    基準電位には基準電圧回路4を設けてその出力電圧が供
    給されて接地電位を等価的に上げたことを特徴とするF
    SK復調回路。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266745A (ja) * 1985-09-18 1987-03-26 Toshiba Corp 復調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6266745A (ja) * 1985-09-18 1987-03-26 Toshiba Corp 復調装置

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