JP2585523Y2 - ボウリングボールの表面に表示されるローリングトラックの長さ計測を兼ねた回転軸芯割り出し装置 - Google Patents

ボウリングボールの表面に表示されるローリングトラックの長さ計測を兼ねた回転軸芯割り出し装置

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JP2585523Y2
JP2585523Y2 JP9437392U JP9437392U JP2585523Y2 JP 2585523 Y2 JP2585523 Y2 JP 2585523Y2 JP 9437392 U JP9437392 U JP 9437392U JP 9437392 U JP9437392 U JP 9437392U JP 2585523 Y2 JP2585523 Y2 JP 2585523Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボウリングボールの表
面に表示されるローリングトラックの長さ計測とそのロ
ーリングトラックの中心となる回転軸芯の割り出しとを
迅速且つ正確に行うことのできる装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ボウリングボール内部の重量配分構造
は、その内部に設けられるウエイトブロックの位置や形
状等により、ボウリングボールの中心部より遠い部分に
重心がある高重心型(図3(a)(b))とボウリング
ボールの中心部に近い部分に重心がある低重心型(図3
(c)(d))とに分類され、さらに上記高重心型及び
低重心型の夫々について、比重の大きい部分が比較的広
がって存在する分散型(図3(a)(c))と比重の大
きい部分が小さくまとまっている集中型(図3(b)
(d))とに分類することができ、夫々の型の相違とフ
ィンガーホールの位置即ちグリップ箇所の相違等によ
り、レーンを転がりながら進行するボウリングボールの
軌道特性が相違することとなる。また、人が投球したボ
ウリングボールは、各ボウラーの投球の仕方の相違に加
え、球体であることから、当該ボウリングボールに於け
るレーンとの接地線たるローリングトラック(図4に示
すT)は、ボウリングボールの直径最大の位置を通るも
のばかりではなく図4(a)(b)(c)に示すように
様々なローリングトラックTが生じるものであるが、か
かるボウリングボールの球質の相違に応じて夫々異なっ
た回転軸芯が生じ、これに伴いボウリングボールの軌道
特性も巽なるものとなる。
【0003】従って、フィンガーホールをボウリングボ
ールのどの位置に穴あけするかにより、ウエイトブロッ
クとボウリングボールのグリップ箇所との位置関係が変
わることからレーンを進行するボウリングボールの動作
を予測できるので、各個人の球質に伴って、最上の状態
でストライクになり易いフックを起こさせるようにボウ
リングボールのフィンガーホール位置を予め設定するこ
とが可能となる。そして、各ボウラーの個性と使用する
ボウリングボールの構造等に応じて穴あけすべきフィン
ガーホールの適切な位置を割り出すためには、そのデー
タとして、ボウラーが以前使用していたボウリングボー
ルのローリングトラックと回転軸芯とが明らかにされる
必要があるが、従来、上記回転軸芯の位置を割り出すに
は、例えばボウリングボールの4分の1面に合せて使用
する立体的なスケール等を利用することにより、ボウリ
ングボールの表面に表示されたローリングトラックに対
して垂直に複数の線を引き、これら複数の線の交差する
箇所に印をつけ、これを回転軸芯の位置と推定したもの
である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の回
転軸芯位置の割り出し方法に於て使用するスケールは、
当該スケールのボウリングボールとの当接面をボウリン
グボールの最大外周に合わせて円弧状に形成してあるた
め、図4(b)(c)に示すようにローリングトラック
Tがボウリングボールの直径の位置を通るものでない場
合にはスケールをローリングトラックTに沿わせてボウ
リングボールの表面に密着させることができないので、
回転軸芯を正確に割り出すことができず、然も長時間を
要する欠点があった。
【0005】本考案は、上記従来の問題点を除去し、回
転軸芯の位置を迅速且つ正確に割り出し得ると同時に、
その回転軸芯位置と共にフィンガーホールの適切な位置
を決定するためのデータとして利用されるローリングト
ラックの長さの計測を容易に行うことのできる装置を提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る装置は、基台2の一側上面に設けた支持筒
1の上端部にボウリングボール4を支持させるスラスト
ベアリング5を嵌合し、その下方に設けた支持筒の画壁
6の中心に標記具12の差込軸8を支持筒1の外方から
差し込んだレバー15により昇降自在に設け、上記基台
2上に於ける支持筒1の側方に樹立した支柱16の上部
にブラケット17、17′に支持させて計測板18を回
転自在に設け、この計測板18の内縁20を上記ボウリ
ングボール4の外周に対応させて円弧状に形成し、且つ
該内縁20にボウリングボール4の表面に表示されるロ
ーリングトラックTの長さ計測目盛21を施してなるも
のである。
【0007】
【作用】先ず、以前から使用していたボウリングボール
の場合には、表面に細かいキズが集中的に輪形状につい
ており、このキズ群がローリングトラックTであるか
ら、そのキズのほぼ中央に色鉛筆かクレヨン等で線を引
き、ローリングトラックを明瞭に表示する。また、新し
いボウルングボールであるため表面にキズがついていな
い場合には、実際に投球して当該ボウリングボールの表
面にレーンに塗布したオイルを輪形状に付着させ、その
付着部分に沿って上記同様色鉛筆等で線を引くことによ
りローリングトラックを明瞭に表示する。
【0008】次に、計測板18を支持筒1の側方に転回
させておいてから、上記ボウリングボール4を図1及び
図2に示すようにローリングトラックTを水平にした状
態に支持筒1の上端部に嵌合したスラストベアリング5
に支持させると共に、上記計測板18を支持筒1及びボ
ウリングボール4の中心に合わせてから、当該ボウリン
グボール4を手で軽く回しながら、ローリングトラック
Tが対応する計測板18の長さ計測目盛21に対して相
対的に上下動しないようにボウリングボール4の支持角
度を調整することにより、ローリングトラックTを正確
に水平状態に調整した後、レバー15を操作することに
より差込軸8及びその上端部に取付けた標記具12を上
昇させれば該標記具12の上端がボウリングボール4の
下面に当接するから、これにより回転軸芯の一方の位置
に印がつけられる。このとき、零を表示する計測板18
の先端部の長さ計測目盛21に合わせてボウリングボー
ル4の上面に印をつけることもできるが、これが回転軸
芯の他方の位置となる。
【0009】また、ローリングトラックTと位置が合っ
た計測板18の長さ計測目盛21の数値がローリングト
ラックTの長さとして計測される。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図面に従って説明すれば下
記の通りである。図中1は、基台2の一側上面に固定し
た支持筒で、その上端部内周に段部3を形成し、これに
ボウリングボール4を支持させるのに適切な径のスラス
トベアリング5を嵌合させ且つ支持させてある。このス
ラストベアリング5の下方には、支持筒1の画壁6を該
支持筒1と一体的に設けてあり、当該画壁6の中心に設
けた中心孔7に標記具の差込軸8を縦に嵌合させてあ
る。この差込軸8の上下両端部には夫々止輪9、9′を
取付け、その下部の止輪9′と上記画壁6との間に差し
挾ませて差込軸8にスプリング10を嵌合させることに
より、差込軸8に下方へのバネ圧をかからせている。ま
た、差込軸8の上端には差込孔11を設け、これに尖頭
形のクレヨンや同形状で且つ上端部にクレヨンを付着さ
せたゴム、等の標記具12を差込軸8と同一軸芯上に嵌
め込み、また差込軸8の下端を、支持筒1の一側面下部
に設けた開口部13から内部へ差し込み且つ中間部を支
持駒14に枢着したレバー15の先端部に支持させてあ
り、レバー15の外端部を手で抑えると、これに伴い上
記スプリング10が圧縮しながら差込軸8及びその上端
部に設けた標記具12は上昇し、またレバー15から手
を離せばスプリング10の復元力により下降して図1及
び図2に示す位置に復帰する。
【0011】上記基台2上に於ける支持筒1の側方には
支柱16を樹立し、この支柱16の上端部に当該支柱1
6に嵌合した上下一対のブラケット17、17′に支持
させて計測板18を回転自在に設けてある。上記上部の
ブラケット17には計測板18の位置を安定させるため
の止螺子19を設けてある。また、上記計測板18の内
縁20を上記ボウリングボール4の外周に対応させて円
弧状に形成し、且つ該内緑20にボウリングボール4の
表面に表示されるローリングトラックTの長さ計測目盛
21を施してある。
【0012】
【考案の効果】本考案は上記のようにスラストベアリン
グに支持させたボウリングボールを手で軽く回しなが
ら、ローリングトラックが対応する計測板の長さ計測目
盛に対して相対的に上下動しないようにボウリングボー
ルの支持角度を調整することができるので、ボウリング
ボールをスラストベアリング上に正確に水平状態に支持
させることが可能となる。従って、その状態でレバーを
操作して標記具により、このときの回転中心たるボウリ
ングボールの下端中心に印をつければ、ローリングトラ
ックの回転軸芯を極めて正確に且つ迅速に割り出すこと
ができる。また同時に、その回転軸芯位置と共にフィン
ガーホールの適切な位置を決定するためのデータとして
利用されるローリングトラックの長さを上記計測板の長
さ計測目盛により極めて正確に且つ迅速に計測すること
ができる。
【0013】さらには、これらの割り出された回転軸芯
及び計測されたローリングトラックの長さを、穴あけす
べきフィンガーホールの適切な位置を割り出すためのデ
ータとして用いることにより、各個人の球質に伴って、
最上の状態でストライクになり易いフックを起こさせ得
るフィンガーホール位置のボウリングボールを提供でき
る等の極めて大きな実用的効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装置の斜視図である。
【図2】本考案に係る装置の要部縦断側面図である。
【図3】ボウリングボール内部の重量配分構造を示す断
面図である。
【図4】ボウリングボールに於けるローリングトラック
の種類を示す正面図である。
【符号の説明】
1 支持筒 2 基台 4 ボウリングボール 5 スラストベアリング 6 画壁 8 差込軸 12 標記具 15 レバー 16 支柱 17、17′ ブラケット 18 計測板 20 計測板の内縁 21 長さ計測目盛 T ローリングトラック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の一側上面に設けた支持筒の上端部
    にボウリングボールを支持させるスラストベアリングを
    嵌合し、その下方に設けた支持筒の画壁の中心に標記具
    の差込軸を支持筒の外方から差し込んだレバーにより昇
    降自在に設け、上記基台上に於ける支持筒の側方に樹立
    した支柱の上部にブラケットに支持させて計測板を回転
    自在に設け、この計測板の内縁を上記ボウリングボール
    の外周に対応させて円弧状に形成し、且つ該内縁にボウ
    リングボールの表面に表示されるローリングトラックの
    長さ計測目盛を施してなる、ボウリングボールの表面に
    表示されるローリングトラツクの長さ計測を兼ねた回転
    軸芯割り出し装置。
JP9437392U 1992-12-25 1992-12-25 ボウリングボールの表面に表示されるローリングトラックの長さ計測を兼ねた回転軸芯割り出し装置 Expired - Fee Related JP2585523Y2 (ja)

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KR101340311B1 (ko) * 2012-06-25 2013-12-11 주식회사 우진 파이프 프루버용 스피어의 취급장치

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