JP2584963B2 - 商品流通管理システム - Google Patents

商品流通管理システム

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JP2584963B2
JP2584963B2 JP20391685A JP20391685A JP2584963B2 JP 2584963 B2 JP2584963 B2 JP 2584963B2 JP 20391685 A JP20391685 A JP 20391685A JP 20391685 A JP20391685 A JP 20391685A JP 2584963 B2 JP2584963 B2 JP 2584963B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえば、メーカが生産した商品の流通管
理のための情報通信をVAN(付加価値通信網)により行
なって、生産された商品が流通上手側業者から出荷され
て流通下手側業者へ流通する際に、その商品の流通状況
をチェックして管理するための商品流通管理システムに
関する。
[従来の技術] この種の商品流通管理システムに類似するものとし
て、従来から一般的に知られているものに、POS(Point
Of Sale)システムがあった。このPOSシステムは、た
とえば、エレクトロニクス vol.19 nol(1974.1)p11
8−126にも記載されているように、販売時点情報管理シ
ステムであり、主として商品の販売業者における商品の
取扱いに伴って発生する種々の情報を処理,加工するも
のである。すなわち、販売業者単独での商品に関する情
報の処理システムであり、メーカから出荷されて商社や
問屋を経由して最終的に小売店までの種々の流通段階を
経て流通する商品を、流通上手側から流通下手側全般に
わたってグローバルに流通管理するものではなかった。
それゆえに従来のPOSシステムは、販売業者等における
商品の発注情報を管理するものにとどまり、流通上手側
業者から流通下手側業者に流通する商品の物流状態を各
流通業者が互いに協力し合って管理するものではなかっ
た。
[発明が解決しようとする課題] その結果、この従来のPOSシステムでは、メーカや問
屋等の複数の流通段階に位置する業者同士で互いに流通
させんとする商品に関する情報を送受信管理することが
できなかった。ゆえに、たとえば、流通上手側業者が商
品を出荷する際にその出荷情報を流通下手側に送信し、
流通下手側業者では、その出荷情報を受信するとともに
出荷された商品を入荷し、入荷された商品と予め送信さ
れてきた出荷情報とを照合して間違いなく商品が流通さ
れてきたかをチェックすることができないという欠点が
あった。
特に、流通上手側業者から出荷されて流通下手側業者
に入荷される商品の中に、前記流通上手側業者が出荷し
た商品以外のもの(以下出所不明商品という)が混在し
ている場合に、その出所不明商品が混在しているという
異常状態を判別するシステムが存在しなかったために、
その出所不明商品が他の適正に出荷されて適正に入荷さ
れた適正商品とともに流通してしまうという不都合が生
ずる。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、出所不明商品が適正商品とともに流通して
しまうという不都合を防止でき、かつ、その流通チェッ
クの信頼性を向上させるとともにチェックの合理化を図
った総合的商品流通管理システムを提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、メーカが生産した商品の流通管理のための
情報通信をVANにより行ない、流通上手側業者から出荷
されて流通下手側業者へ流通する商品の流通管理を行な
う商品流通管理システムであって、 本システムへのアクセス希望者の端末機であって前記
VANに接続された端末機を通して本システムにアクセス
するために必要となるチェック用データが送信されてき
た場合に、該チェック用データに基づいてアクセスを許
容してよいか否かを判別するアクセス制御手段と、 該アクセス制御手段によりアクセスが許容された者の
要請に応じて動作し、該許容された者の前記端末機を通
して送信されてきた識別情報であって前記流通上手側業
者からの複数の出荷商品それぞれについてその流通過程
で識別するための商品識別情報を予め登録しておく商品
情報登録手段と、 流通される商品とともに運搬され、それぞれの商品に
対応する前記商品識別情報を機械的に読取可能な態様で
記録する情報記録媒体と、 前記流通下手側業者に入荷される複数の商品に対応す
る前記情報記録媒体に記録されている前記商品識別情報
を読取る読取手段と、 プログラム記憶領域と該プログラム記憶領域に記憶さ
れているプログラムに従って動作するプロセッサとを有
し、前記読取手段が読取った前記商品識別情報と前記情
報登録手段に登録されている前記商品識別情報とを照合
して、前記流通下手側業者に入荷される商品中に前記流
通上手側業者が出荷した商品以外のものが含まれている
異常の有無を判別可能な商品識別情報照合判別手段とを
含み、 前記商品識別情報は、対応する商品を生産したメーカ
が識別せんとする商品毎に定めて割り振ったものであ
り、該メーカを識別するためのメーカ情報と或る商品と
他の商品とを区別して商品自体を識別するための商品情
報とを含み、メーカから出荷されて複数の流通段階を経
て流通する商品の流通管理のために各流通段階によって
利用される統一的な識別情報であることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、本システムへのアクセス希望者の端
末機であってVANに接続された端末機を通して本システ
ムにアクセスするために必要となるチェック用データが
送信されてきた場合に、アクセス制御手段の働きによ
り、その送信されてきたチェック用データに基づいてア
クセスを許容してよいか否かが判別される。そして、許
容してよいと判別された場合には、商品情報登録手段の
働きにより、前記許容されたものの前記端末機を通して
送信されてきた識別情報であって前記流通上手側業者か
らの複数の出荷商品それぞれについてその流通過程で識
別するための商品識別情報が予め登録される。また、流
通する商品とともに情報記録媒体が運搬され、その商品
に対応する前記商品識別情報がその情報記録媒体に機械
的に読取可能な態様で記録される。さらに、読取手段の
働きにより、前記流通下手側業者に入荷される複数の商
品に対応する前記情報記録媒体に記録されている前記商
品識別情報が読取られ、その読取られた商品識別情報と
前記商品情報登録手段に登録されている前記商品識別情
報とを照合して、前記流通下手側業者に入荷される商品
中に前記流通上手側業者が出荷した商品以外のものが含
まれているという異常の有無が判別される。この照合判
別を行なう商品識別情報照合判別手段は、プログラム記
憶領域と、そのプログラム記憶領域に記憶されているプ
ログラムに従って動作するプロセッサとを有しており、
そのプロセッサの動作によって前記照合判別が行なわれ
るため、迅速かつ大量の照合判別が可能となる。
さらに、前記商品識別情報は、その商品識別情報に対
応する商品を生産したメーカが識別せんとする商品毎に
定めて割り振ったものであり、そのメーカを識別するた
めのメーカ情報と或る商品と他の商品とを区別して商品
自体を識別するための商品情報とを含んでおり、メーカ
から出荷された複数の流通段階を経て流通する商品の流
通管理のために各流通段階によって利用される統一的な
識別情報である。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、外国の生産者の一例のメーカAで製造され
た商品が輸入されて税関2を通過し、問屋3、小売店4
を経て消費者に渡るまでの商品流通経路を示し、図中5
は、VAN(付加価値通信網)業者を示す。そして、メー
カA、問屋3、小売店4にはそれぞれ端末機の一例のパ
ソコンとそれに接続されたNCU(Network Control Uni
t)が設置されており、そのNCUそれぞれを電話回線を介
してVANのアクセスポイントに接続してある。そして、
図中6はCCP(通信制御処理装置)であり、また、7
は、CPU,RAM,ROM,I/Oポート等を有するホストコンピュ
ータである。なお、本発明でいう商品は、ブドウ、ミカ
ン等の産品をも含む広い概念である。
次に、第2図に示すように、メーカAの商標8が付さ
れているメーカAによって製造された商品すべてにそれ
ぞれメーカAが商品識別情報の一例の識別符号9を付す
る。この識別符号9は、第2図によれば、015949310782
となっており、この識別符号は、メーカ情報の一例のメ
ーカ番号と商品情報の一例の商品番号とから構成されて
いる。たとえば、0159が、この商品が製造されたメーカ
を示すメーカ番号であり、49310782が、この商品に割り
当てられた商品番号である。
このメーカ番号は、メーカAが商品識別サービス(商
品流通管理サービス)を受けるべくVAN業者5との間で
行なった契約時に予め定められた番号であり、メーカ毎
にそれぞれに相違する番号で構成されている。また、商
品番号は、メーカAが作った個々の商品毎にそれぞれ相
違する番号で構成してある。たとえば、メーカAが腕時
計を1000個作って出荷したとしたら、1000個の腕時計そ
れぞれに別々の商品番号を付する。さらに、過去に作っ
た腕時計のうち、少なくとも未だに流通過程に存在する
腕時計に付されている商品番号は使用しないようにする
必要がある。そして、その識別符号は、実際には第2図
に示すように、数字とバーコードとの両方の形で表示
し、読取手段の一例のバーコード読取器によって読取が
可能にする。そして、メーカAは、商品出荷時にその商
品それぞれに付されている識別符号をVAN業者5側に伝
送し登録してもらう。なお、第2図の場合には、前記商
品識別情報としての識別符号9が商品の一部分に直接記
録されており、この第2図の場合には、その識別符号が
付された商品の一部分自体により、商品識別情報を機械
的に読取可能な態様で記録する情報記録媒体が構成され
ている。
また、税関2、問屋3、小売店4等の流通業者が商品
入荷時毎に、また、小売店4が消費者への出荷時毎にそ
れぞれ商品に付されている識別符号をパソコン等を通じ
てVAN業者5のホストコンピュータ7まで伝送する。
次に、ホストコンピュータ7には、第3図に示すフロ
ーチャートのプログラムが組み込まれている。プログラ
ム中CALL HONNIN KAKUNINは、識別符号登録の要請を
求めたメーカAが本当に本人であるか否かをチェックす
るためのサブルーチンの読出を行なうものであり、その
サブルーチンは、第4図(イ)に示されている。また、
第4図(ロ)は、メーカA側の応答を示すプログラムを
表わしたプログラムである。
この本人確認用のプログラムは、特開昭59−10680号
公報に記載の技術を利用したものであり、本識別サービ
ス(本流通管理サービス)に加入したメーカAのシーク
レット関数F(X)をVAN業者5側に前もって登録して
おき、VAN業者5から伝送されてきた任意の数字Eをメ
ーカAが自己のシークレット関数F(X)に代入し、算
出された答RをVAN業者5側へ伝送する。そして、VAN業
者5側では、予め登録されているメーカAのシークレッ
ト関数F(X)に前記Eを代入し、算出された答Hが前
記Rと一致した場合に初めて本人であることの確認をす
るものである。前記答Rにより、本システムへのアクセ
ス希望者の端末機であって、前記VANに接続された端末
機を通して本システムにアクセスするために必要となる
チェック用データが構成されている。そして、第4図
(イ)に示されたフローチャートのプログラムにより、
前記チェック用データが送信されてきた場合に、該チェ
ック用データに基づいてアクセスを許容してよいか否か
を判別するアクセス制御手段が構成されている。
また、念のために、第3図のフローチャート中、破線
で囲まれた部分のプログラムを以下に示す。なお、登録
されている識別符号の個数を100、税関から伝送されて
きた識別符号の個数を100と仮定する。また、小売店に
入荷されている商品について伝送されてきた識別符号の
個数を500と仮定する。
DO 10 N=1,100 DO 20 I=1,100 IF(g1(N).EQ.f(I)) 1 GO TO 40 IF(I.EQ.100)GO T 1 O 60 20 CONTINUE 40 DO 50 M=1,L IF(g1(N).EQ.g(M)) 1 GO TO 60 50 CONTINUE DO 70 K=1,500 IF(g1(N).EQ.g5(K)) 1 GO TO 60 70 CONTINUE L=L+N/N g(L)=g1(N) GO TO 10 60 WRITE(6,99) g1(N) 99 FORMAT(1H6,3X,I12, 1 3X,21HNISEMONO N 2 O OSORE ARI) 10 CONTINUE IF(L.NE.100)GO TO 1 90 WRITE(6,49) 49 FORMAT(1Hb,3X,7H 1 IJOUNASI) なお、前記「GO TO 90」により、識別符号登録の要
請があったか否かを判断するプログラムの冒頭部分に戻
る。
次に、第3図に示されたプログラムの働きを概説す
る。
(1) メーカから識別符号登録の要請があれば(S
1)、本当に本人であるか否かを確認し(S2,S3)、本人
であればメーカの識別符号f(I)を登録する(S4)。
第4図(イ)に示したサブルーチンプログラムとS3とに
より、アクセス制御手段が構成されている。また、S4に
より、商品識別情報を予め登録しておく商品情報登録手
段が構成されている。
(2) 識別符号の照合の依頼があれば(S6)、その依
頼者が、税関か問屋か小売店なのかを確認する(S7,S1
4,S19,S26)。
(3) 照合依頼者が税関の場合は(S7)、登録済識別
符号f(I)内に税関から伝送されてきた識別符号g1
(N)すべてが存在するか否かを調べ(S8)、存在しな
いものがあれば、その識別符号の商品を偽物のおそれが
あると判断し、その偽物のおそれがある識別符号を表示
するとともに偽物のおそれがある旨を表示する(S1
3)。また、以前、税関を通過した商品の識別符号g
(L)と一致するg1(N)が存在しないか否かを調べ
(S9)、一致するものは、その識別符号が税関を二度以
上通過したこととなるために、偽物商品のおそれがあり
と判断してS13による表示処理を行なう。さらに、g1
(N)の中に小売店に入荷済の商品の識別符号g5(K)
を含んでいるものがあるか否かをチェックし(S10)、
あればその識別符号を偽物商品のおそれがあると判断し
て小売店側に通知する。
(4) 照合依頼者が問屋や小売店の場合も、上記
(3)と同様の方法で偽物商品の判別を行なうが(S14
〜S30,S32)、小売店における消費者への出荷時に際し
ての照合依頼の場合は、その商品が流通経路から放出さ
れるため、伝送されてきた識別符号g4(M)を登録済識
別符号f(I)から抹消する(S31)。S7〜S32により、
商品識別情報照合手段が構成されている。
以上の構成により、偽物業者からの偽物商品が、第1
図に示す商品識別システム(商品流通管理システム)に
よって武装された流通経路内に割り込んできた場合は、
識別符号の照合によって偽物商品であることの判明が容
易に行なえるのである。偽物商品に、識別符号が付され
ていない場合、または、でたらめの識別符号が付されて
いる場合は、前記照合で即座に判明できるのであり、さ
らに、偽物業者が、メーカA製造の本物商品に付されて
ある識別符号を盗用して自己の偽物商品に付した場合に
も、各流通段階における入荷時の照合で、1つの識別符
号が同じところを二度以上通過することになり、偽物商
品であることの判明が可能となるのである。
さらに、本識別システム(流通管理システム)を利用
していないメーカの商品に偽物商品が出回った場合は、
流通過程に存在するそのメーカの商品をすべてストック
させ、次に、そのメーカが本識別システム(流通管理シ
ステム)に加入して識別符号を付した商品を流通させる
ことにより、偽物商品を即座に発見して締め出すことが
できる。
また、本発明の流通管理システムを利用せんとする小
売店等を、一定以上の信用のあるものに限定し、公共機
関またはVAN業者等によってその条件にパスする販売業
者を調べ、予め本物証明店として登録し、その販売業者
に登録証明書を発行する。この本物証明店になること
は、自己の販売上の信用が第三者機関によって認められ
ることにつながり、小売店等は、自ら進んで本物証明店
となるための登録申請を行なうものと予想され、また、
既に本物証明店になっている小売店等は、既に築かれて
いる販売上の信用の維持のため、本システムを積極的に
使用し、極力偽物商品の販売を行なわないように努める
ものと思われる。さらに、消費者の方も、商品購入時に
は本物証明店で本物か否かのチェックをしてもらった後
に購入するものと思われる。
また、本物証明店での商品の購入に際し、本システム
により本物が証明された商品に対し消費者に本物証明書
を発行する。
さらに、本物証明店の登録に際しては、販売業者名、
住所、電話番号等、その販売業者を特定できる情報を多
く登録し、本物証明店以外による前記本物証明書の偽造
発行を、その店をチェックすることによって容易に防止
できるようにする。
次に、税関2、問屋3等における商品の大量入荷の際
には、第5図に示すように、商品運送用の荷作り用の包
装箱10等に付された磁気テープや光ディスク等の情報記
録媒体11に、荷作り用包装箱10内のすべての商品の識別
符号9を記録させ、その情報記録媒体上の識別符号を機
械的に瞬時に読取り、その読取データを伝送できるよう
にする。その場合に、識別符号読取器等の読取手段によ
って、記録媒体上の識別符号9の個数が表示されるよう
にする。
次に、本発明の別実施例を説明する。
識別符号の登録や照合等をVAN業者の代わりに、メ
ーカ自身が行なう。
商品の入荷時毎の照合に加えて、商品出荷時毎にも
照合を行なう。
商品識別符号として、商品のそれぞれの製造年月日
時刻を表わす数字を用いる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、商品がメーカによっ
て生産された場合に、その生産されたそれぞれの商品の
流通過程でその商品を識別するための商品識別情報がそ
の商品を生産したメーカによって割り振られて定められ
る。そして流通上手側業者から流通下手側業者へ商品を
流通させるべく商品を運搬する際に、前記流通上手側業
者からの複数の出荷商品の商品識別情報が予め商品情報
登録手段に登録され、その商品が流通下手側業者に流通
されるべく運搬された後、その運搬されてきた商品に対
応する情報記録媒体の記録情報が読取られ、その読取情
報である商品識別情報と前記商品情報登録手段に予め登
録されている商品識別情報とが照合され、前記流通下手
側業者に入荷される商品中に前記流通上手側業者が出荷
した商品以外のものが含まれている異常の有無が判別さ
れるために、商品の流通が正しく行なわれたか否かのチ
ェックを行なうことが可能となり、流通上手側業者が出
荷して流通下手側業者に入荷される商品中に前記流通上
手側業者が出荷した商品以外の物(出所不明商品)が混
在し、その出所不明商品が混在したまま適正商品ととも
に流通してしまうという不都合を未満に防止することが
可能となる。また、この照合判別はプログラムにより動
作するプロセッサにより行なわれるために、迅速かつ大
量のチェックが可能となる。
つまり、商品の販売業者等のような1つの流通段階に
のみ位置する業者内での商品管理ではなく、流通上手側
業者から流通下手側業者への複数の業者間にわたっての
商品の流通管理(物流管理)を行なうようにしたため
に、流通上手側業者の出荷せんとする商品の商品識別情
報を流通下手側業者が流通管理のために利用できるよう
になるのであり、本発明により初めて、複数の流通段階
を転々と流通していく商品中に出所不明商品が混在する
異常をチェックできVANによる情報通信を行なって総合
的な商品管理を行なうことができるに至った。
一方、このように、1つの流通段階に位置する1業者
内においてのみの商品管理ではなく、複数の流通段階の
それぞれに位置する複数の業者間にわたって流通する商
品の総合的な流通管理を行なう場合には、いろいろな業
者が情報通信して本システムを利用することになるため
に、本システムを利用せんとする業者が適正なものであ
るか否かをチェックする機能が特に重要となってくる。
そこで、本発明によれば、アクセス制御手段を設け、本
システムへのアクセスが試みられた場合に、そのアクセ
ス希望者の端末機であってVANに接続された端末機を通
してチェック用データが送信されてくるように構成し、
その送信されてきたチェック用データに基づいてアクセ
スを許容してよいか否かを判別するようにし、不適正な
業者からアクセスが試みられた場合にはそのアクセスを
拒否するようにした。そして、アクセスが許された者か
ら送信されてきた商品識別情報のみが商品情報登録手段
により登録されるために、アクセスが許容されない不適
正な者からの商品識別情報の登録が極力排除でき、本シ
ステムへのアクセスが許される適正な者からの正しい商
品識別情報の登録に基づいた正しい商品識別情報の照合
判別が可能となり、商品の流通状況のチェックをより一
層確かな信頼性のもてるものにすることができる。
さらに、本システムがメーカが生産した商品の複数の
流通段階において統合的な商品流通管理を行なうもので
あるため、その商品の流通管理のための前記商品識別情
報は、最も流通上手側に位置するその商品のメーカが定
めてそれぞれの商品に割り振るのが最も合理的であり、
その最も流通上手側に位置するメーカが定めた商品識別
情報をメーカ以外の各流通段階により流通管理のために
統一的に利用できるようになり、合理的な流通管理を行
なうことができる。また、このメーカが定めて割り振っ
た商品識別情報は、或る商品と他の商品とを区別して商
品自体を識別するための商品情報ばかりでなくその商品
を生産したメーカを識別するためのメーカ情報を含んで
いるために、その後商品識別情報を手がかりにその商品
がどこのメーカにより生産されたかを容易に割り出すこ
とができ、商品識別情報から得られる情報量を増やし流
通管理のために有効利用することも可能となる。
さらに、前記情報記録媒体には機械的に読取可能な態
様で商品識別情報が記録されているために、読取手段が
機械的にその情報記録媒体を読取ることができ、作業者
が人為的に情報記録媒体の記録情報を読取ってその読取
った商品識別情報を登録されている商品識別情報と照合
するべく手動操作により入力する作業が不要となり、商
品流通状況のチェックを効率よく行なうことができると
ともに、商品識別情報の読取入力操作時における人為的
な読取入力操作ミスを防止し得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る商品流通管理システムの実施例を
示し、第1図は商品流通経路を示す説明図、第2図は斜
視図、第3図および第4図はフローチャート、第5図は
斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−10680(JP,A) 「FUJITSU」Vol.33,N o.1(1982)P.101〜108(富士通株 式会社発行) 「エレクトロニクス」Vol.19,N o.1(1974、1)P.118〜126(オー ム社発行) 「POSシステム」(流通システム開 発センター編、日本経済新聞社発行(S 59.8.27))

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メーカが生産した商品の流通管理のための
    情報通信をVANにより行ない、流通上手側業者から出荷
    されて流通下手側業者へ流通する商品の流通管理を行な
    う商品流通管理システムであって、 本システムへのアクセス希望者の端末機であって前記VA
    Nに接続された端末機を通して本システムにアクセスす
    るために必要となるチェック用データが送信されてきた
    場合に、該チェック用データに基づいてアクセスを許容
    してよいか否かを判別するアクセス制御手段と、 該アクセス制御手段によりアクセスが許容された者の要
    請に応じて動作し、該許容された者の前記端末機を通し
    て送信されてきた識別情報であって前記流通上手側業者
    からの複数の出荷商品それぞれについてその流通過程で
    識別するための商品識別情報を予め登録しておく商品情
    報登録手段と、 流通される商品とともに運搬され、それぞれの商品に対
    応する前記商品識別情報を機械的に読取可能な態様で記
    録する情報記録媒体と、 前記流通下手側業者に入荷される複数の商品に対応する
    前記情報記録媒体に記録されている前記商品識別情報を
    読取る読取手段と、 プログラム記憶領域と該プログラム記憶領域に記憶され
    ているプログラムに従って動作するプロセッサとを有
    し、前記読取手段が読取った前記商品識別情報と前記情
    報登録手段に登録されている前記商品識別情報とを照合
    して、前記流通下手側業者に入荷される商品中に前記流
    通上手側業者が出荷した商品以外のものが含まれている
    異常の有無を判別可能な商品識別情報照合判別手段とを
    含み、 前記商品識別情報は、対応する商品を生産したメーカが
    識別せんとする商品毎に定めて割り振ったものであり、
    該メーカを識別するためのメーカ情報と或る商品と他の
    商品とを区別して商品自体を識別するための商品情報と
    を含み、メーカから出荷されて複数の流通段階を経て流
    通する商品の流通管理のために各流通段階によって利用
    される統一的な識別情報であることを特徴とする、商品
    流通管理システム。
  2. 【請求項2】前記情報記録媒体は、バーコードの形で前
    記商品識別情報を記録しており、前記読取手段がバーコ
    ード読取手段で構成されていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の商品流通管理システム。
  3. 【請求項3】複数の前記商品を一纏めにして流通させる
    場合に、その一纏めにされた商品の前記商品識別情報を
    1つの前記情報記録媒体に記録するようにしたことを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の商品流通管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記商品識別情報が、未だに商品に付され
    たことのない符号で成り立っていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の
    商品流通管理システム。
  5. 【請求項5】前記商品識別情報照合判別手段が、前記読
    取手段から読取った前記商品識別情報が前記情報登録手
    段に登録されている前記商品識別情報と一致するか否か
    をチェックする一致判別方式により前記異常の有無を判
    別することを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の
    商品流通管理システム。
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