JP2646063B2 - 商品流通管理システム - Google Patents
商品流通管理システムInfo
- Publication number
- JP2646063B2 JP2646063B2 JP25258393A JP25258393A JP2646063B2 JP 2646063 B2 JP2646063 B2 JP 2646063B2 JP 25258393 A JP25258393 A JP 25258393A JP 25258393 A JP25258393 A JP 25258393A JP 2646063 B2 JP2646063 B2 JP 2646063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- identification information
- distributor
- merchandise
- management system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000009826 distribution Methods 0.000 title claims description 53
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 10
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 241000675108 Citrus tangerina Species 0.000 description 1
- 241000219094 Vitaceae Species 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 235000021021 grapes Nutrition 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、情報通信網
を利用して、メーカにより生産された商品が問屋や小売
店等を流通する際に、その商品の流通状況をチェックし
て管理するための商品流通管理システムに関する。
を利用して、メーカにより生産された商品が問屋や小売
店等を流通する際に、その商品の流通状況をチェックし
て管理するための商品流通管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の商品流通管理システムに類似す
るものとして、従来から一般的に知られているものに、
POS(Point Of Sale)システムがあっ
た。このPOSシステムは、たとえばエレクトロニクス
vol.19 nol(1974.1)p118−1
26にも記載されているように、販売時点情報管理シス
テムであり、主として商品の販売業者における商品の取
扱に伴って発生する種々の情報を処理,加工するもので
ある。すなわち、販売業者単独での商品に関する情報の
処理システムであり、メーカから出荷されて商社や問屋
を経由して最終的に小売店までの種々の流通段階を経て
流通する商品を、流通上手側から流通下手側全般にわた
ってグローバルに流通管理するものではなかった。それ
ゆえに、従来のPOSシステムは、販売業者等における
商品の発注情報を管理するに留まり、流通上手側業者か
ら流通下手側業者に流通する商品の物流状態を管理する
ものではなかった。すなわち、従来のPOSシステム
は、元来、一流通業者(主に販売業者)における閉ざさ
れた商品情報管理システムを目的として構築されたシス
テムであり、その一流通業者(たとえば販売業者等)が
発信した発注情報に従って他の業者から送られた商品
を、前記自己が発信した発注情報と照合して検品作業を
行なう程度の商品管理に留まっていた。
るものとして、従来から一般的に知られているものに、
POS(Point Of Sale)システムがあっ
た。このPOSシステムは、たとえばエレクトロニクス
vol.19 nol(1974.1)p118−1
26にも記載されているように、販売時点情報管理シス
テムであり、主として商品の販売業者における商品の取
扱に伴って発生する種々の情報を処理,加工するもので
ある。すなわち、販売業者単独での商品に関する情報の
処理システムであり、メーカから出荷されて商社や問屋
を経由して最終的に小売店までの種々の流通段階を経て
流通する商品を、流通上手側から流通下手側全般にわた
ってグローバルに流通管理するものではなかった。それ
ゆえに、従来のPOSシステムは、販売業者等における
商品の発注情報を管理するに留まり、流通上手側業者か
ら流通下手側業者に流通する商品の物流状態を管理する
ものではなかった。すなわち、従来のPOSシステム
は、元来、一流通業者(主に販売業者)における閉ざさ
れた商品情報管理システムを目的として構築されたシス
テムであり、その一流通業者(たとえば販売業者等)が
発信した発注情報に従って他の業者から送られた商品
を、前記自己が発信した発注情報と照合して検品作業を
行なう程度の商品管理に留まっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その結果、この従来の
POSシステムでは、一流通業者(たとえば販売業者
等)が発信した発注情報どおりの種類の商品が前記一流
通業者(たとえば販売業者等)へ入荷されている以上、
流通上手側業者から出荷されてその流通下手側業者であ
る一流通業者(たとえば販売業者等)に入荷される商品
の中に、前記流通上手側業者が出荷した商品以外のもの
(以下出所不明商品という)が混在していたとしても、
なんら異常判別しなかった。その結果、たとえば前記出
所不明商品が一流通業者(販売業者等)に入荷されて検
品の結果適正な種類の商品であると判断された後、前記
真の流通上手側業者が出荷した商品がその一流通業者
(販売業者等)に入荷された場合に、その後から入荷さ
れた商品の方を異常な商品である旨判別してしまうおそ
れがあった。
POSシステムでは、一流通業者(たとえば販売業者
等)が発信した発注情報どおりの種類の商品が前記一流
通業者(たとえば販売業者等)へ入荷されている以上、
流通上手側業者から出荷されてその流通下手側業者であ
る一流通業者(たとえば販売業者等)に入荷される商品
の中に、前記流通上手側業者が出荷した商品以外のもの
(以下出所不明商品という)が混在していたとしても、
なんら異常判別しなかった。その結果、たとえば前記出
所不明商品が一流通業者(販売業者等)に入荷されて検
品の結果適正な種類の商品であると判断された後、前記
真の流通上手側業者が出荷した商品がその一流通業者
(販売業者等)に入荷された場合に、その後から入荷さ
れた商品の方を異常な商品である旨判別してしまうおそ
れがあった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、出所不明商品が適正商品ととも
に流通してしまうという不都合を防止でき、かつ、その
流通チェックの信頼性を向上することのできる商品流通
管理システムを提供することである。
のであり、その目的は、出所不明商品が適正商品ととも
に流通してしまうという不都合を防止でき、かつ、その
流通チェックの信頼性を向上することのできる商品流通
管理システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、流通上手側業者から出荷されて流通下手側業者へ流
通する商品の流通管理を行なう商品流通管理システムで
あって、本システムへのアクセス希望者の端末機を通し
て本システムにアクセスするために必要となるチェック
用データが送信されてきた場合に、該チェック用データ
に基づいてアクセスを許容してよいか否かを判別するア
クセス制御手段と、該アクセス制御手段によりアクセス
が許容された者の要請に応じて動作し、該許容された者
の前記端末機を通して送信されてきた識別情報であって
前記流通上手側業者からの複数の出荷商品同士を区別し
てその流通過程で識別するための商品識別情報を予め登
録しておく商品情報登録手段と、流通される商品ととも
に運搬され、それぞれの商品に対応する前記商品識別情
報をバーコードの形で記録する情報記録媒体と、前記流
通下手側業者に入荷される複数の商品に対応する前記情
報記録媒体に記録されている前記商品識別情報を読取る
バーコード読取手段と、プログラム記憶領域と該プログ
ラム記憶領域に記憶されているプログラムに従って動作
するプロセッサとを有し、前記バーコード読取手段が読
取った前記商品識別情報と前記情報登録手段に登録され
ている前記商品識別情報とを照合して、前記流通下手側
業者に入荷される商品中に前記流通上手側業者が出荷し
た商品以外のものが含まれている異常の有無を判別可能
な商品識別情報照合判別手段とを含むことを特徴とす
る。請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記アクセス希望者の端末機は、或る元
データを前記チェック用データに変換するための変換用
データを記憶しており、前記変換用データに従って所定
のアルゴリズムにより前記元データを変換して前記チェ
ック用データを生成するための動作機能を有することを
特徴とする。請求項3記載の本発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、複数の前記商品を一纏めにして
流通させる場合に、その一纏めにされた商品の前記商品
識別情報を1つの前記情報記録媒体に記録するようにし
たことを特徴とする。請求項4記載の本発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記商品識別情報が、未だに商品に付されたことのない
符号で成り立っていることを特徴とする。請求項5記載
の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前
記商品識別情報照合手段が、前記バーコード読取手段が
読取った前記商品識別情報が前記情報登録手段に登録さ
れている前記商品識別情報と一致するか否かをチェック
する一致判別方式により前記異常の有無を判別すること
を特徴とする。
は、流通上手側業者から出荷されて流通下手側業者へ流
通する商品の流通管理を行なう商品流通管理システムで
あって、本システムへのアクセス希望者の端末機を通し
て本システムにアクセスするために必要となるチェック
用データが送信されてきた場合に、該チェック用データ
に基づいてアクセスを許容してよいか否かを判別するア
クセス制御手段と、該アクセス制御手段によりアクセス
が許容された者の要請に応じて動作し、該許容された者
の前記端末機を通して送信されてきた識別情報であって
前記流通上手側業者からの複数の出荷商品同士を区別し
てその流通過程で識別するための商品識別情報を予め登
録しておく商品情報登録手段と、流通される商品ととも
に運搬され、それぞれの商品に対応する前記商品識別情
報をバーコードの形で記録する情報記録媒体と、前記流
通下手側業者に入荷される複数の商品に対応する前記情
報記録媒体に記録されている前記商品識別情報を読取る
バーコード読取手段と、プログラム記憶領域と該プログ
ラム記憶領域に記憶されているプログラムに従って動作
するプロセッサとを有し、前記バーコード読取手段が読
取った前記商品識別情報と前記情報登録手段に登録され
ている前記商品識別情報とを照合して、前記流通下手側
業者に入荷される商品中に前記流通上手側業者が出荷し
た商品以外のものが含まれている異常の有無を判別可能
な商品識別情報照合判別手段とを含むことを特徴とす
る。請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記アクセス希望者の端末機は、或る元
データを前記チェック用データに変換するための変換用
データを記憶しており、前記変換用データに従って所定
のアルゴリズムにより前記元データを変換して前記チェ
ック用データを生成するための動作機能を有することを
特徴とする。請求項3記載の本発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、複数の前記商品を一纏めにして
流通させる場合に、その一纏めにされた商品の前記商品
識別情報を1つの前記情報記録媒体に記録するようにし
たことを特徴とする。請求項4記載の本発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記商品識別情報が、未だに商品に付されたことのない
符号で成り立っていることを特徴とする。請求項5記載
の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前
記商品識別情報照合手段が、前記バーコード読取手段が
読取った前記商品識別情報が前記情報登録手段に登録さ
れている前記商品識別情報と一致するか否かをチェック
する一致判別方式により前記異常の有無を判別すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、アクセス制
御手段の働きにより、本システムへのアクセス希望者の
端末機を通して本システムにアクセスするために必要と
なるチェック用データが送信されてきた場合に、そのチ
ェック用データに基づいてアクセスを許容してよいか否
かの判別がなされる。商品情報登録手段の働きにより、
前記アクセス制御手段によりアクセスが許容された者の
要請に応じて動作し、該許容された者の前記端末機を通
して送信されてきた識別情報であって前記流通上手側業
者からの複数の出荷商品同士を区別してその流通過程で
識別するための商品識別情報が予め登録される。流通さ
れる商品とともに運搬される情報記録媒体に、それぞれ
の商品に対応する前記商品識別情報がバーコードの形で
記録される。バーコード読取手段の働きにより、前記流
通下手側業者に入荷される複数の商品に対応する前記情
報記録媒体に記録されている前記商品識別情報が読取ら
れる。プログラム記憶領域と該プログラム記憶領域に記
憶されているプログラムに従って動作するプロセッサと
を有する商品識別情報照合判別手段の働きにより、前記
バーコード読取手段が読取った前記商品識別情報と前記
情報登録手段に登録されている前記商品識別情報とが照
合されて、前記流通下手側業者に入荷される商品中に前
記流通上手側業者が出荷した商品以外のものが含まれて
いる異常の有無が判別可能となる。請求項2に記載の本
発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、
前記アクセス希望者の端末機が、或る元データを前記チ
ェック用データに変換するための変換用データを記憶し
ており、その変換用データに従って所定のアルゴリズム
により前記元データを変換して前記チェック用データを
生成するための動作機能を有しており、元データが変換
された変換済みのチェック用データが送信される。請求
項3に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の
作用に加えて、複数の前記商品を一纏めにして流通させ
る場合には、その一纏めにされた商品の前記商品識別情
報が1つの前記情報記録媒体に記録される。請求項4に
記載の本発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の発明の作用に加えて、商品識別情報が未だに商
品に付されたことのない符号で成り立っている。請求項
5に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作
用に加えて、前記商品識別情報照合手段が、前記バーコ
ード読取手段が読取った前記商品識別情報が前記情報登
録手段に登録されている前記商品識別情報と一致するか
否かをチェックする一致判別方式により照合判別する。
御手段の働きにより、本システムへのアクセス希望者の
端末機を通して本システムにアクセスするために必要と
なるチェック用データが送信されてきた場合に、そのチ
ェック用データに基づいてアクセスを許容してよいか否
かの判別がなされる。商品情報登録手段の働きにより、
前記アクセス制御手段によりアクセスが許容された者の
要請に応じて動作し、該許容された者の前記端末機を通
して送信されてきた識別情報であって前記流通上手側業
者からの複数の出荷商品同士を区別してその流通過程で
識別するための商品識別情報が予め登録される。流通さ
れる商品とともに運搬される情報記録媒体に、それぞれ
の商品に対応する前記商品識別情報がバーコードの形で
記録される。バーコード読取手段の働きにより、前記流
通下手側業者に入荷される複数の商品に対応する前記情
報記録媒体に記録されている前記商品識別情報が読取ら
れる。プログラム記憶領域と該プログラム記憶領域に記
憶されているプログラムに従って動作するプロセッサと
を有する商品識別情報照合判別手段の働きにより、前記
バーコード読取手段が読取った前記商品識別情報と前記
情報登録手段に登録されている前記商品識別情報とが照
合されて、前記流通下手側業者に入荷される商品中に前
記流通上手側業者が出荷した商品以外のものが含まれて
いる異常の有無が判別可能となる。請求項2に記載の本
発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、
前記アクセス希望者の端末機が、或る元データを前記チ
ェック用データに変換するための変換用データを記憶し
ており、その変換用データに従って所定のアルゴリズム
により前記元データを変換して前記チェック用データを
生成するための動作機能を有しており、元データが変換
された変換済みのチェック用データが送信される。請求
項3に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の
作用に加えて、複数の前記商品を一纏めにして流通させ
る場合には、その一纏めにされた商品の前記商品識別情
報が1つの前記情報記録媒体に記録される。請求項4に
記載の本発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の発明の作用に加えて、商品識別情報が未だに商
品に付されたことのない符号で成り立っている。請求項
5に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作
用に加えて、前記商品識別情報照合手段が、前記バーコ
ード読取手段が読取った前記商品識別情報が前記情報登
録手段に登録されている前記商品識別情報と一致するか
否かをチェックする一致判別方式により照合判別する。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0008】図1は、外国の生産者の一例のメーカAで
製造された商品が輸入されて税関2を通過し、問屋3、
小売店4を経て消費者にわたるまでの商品流通経路を示
し、図中5は、VAN(付加価値通信網)業者を示す。
そして、メーカA、問屋3、小売店4にはそれぞれパソ
コンとそれに接続されたNCU(Network Co
ntrol Unit)が設置されており、そのNCU
それぞれを電話回線を介してVANのアクセスポイント
に接続してある。そして、図中6はCCP(通信制御処
理装置)であり、また、7は、CPU,RAM,RO
M,I/Oポート等を有するホストコンピュータであ
る。なお、本発明でいう商品は、葡萄、蜜柑等の産品を
含む広い概念である。前記メーカAに設置されているパ
ソコンにより、本システムへのアクセス希望者の端末機
が構成されている。
製造された商品が輸入されて税関2を通過し、問屋3、
小売店4を経て消費者にわたるまでの商品流通経路を示
し、図中5は、VAN(付加価値通信網)業者を示す。
そして、メーカA、問屋3、小売店4にはそれぞれパソ
コンとそれに接続されたNCU(Network Co
ntrol Unit)が設置されており、そのNCU
それぞれを電話回線を介してVANのアクセスポイント
に接続してある。そして、図中6はCCP(通信制御処
理装置)であり、また、7は、CPU,RAM,RO
M,I/Oポート等を有するホストコンピュータであ
る。なお、本発明でいう商品は、葡萄、蜜柑等の産品を
含む広い概念である。前記メーカAに設置されているパ
ソコンにより、本システムへのアクセス希望者の端末機
が構成されている。
【0009】次に、図2に示すように、メーカAの商標
8が付されているメーカAによって製造された商品すべ
てにそれぞれメーカAが商品識別情報の一例の識別符号
9を付する。この識別符号9は、図2によれば、015
949310782となっており、この識別符号は、メ
ーカ番号と商品番号とから構成されている。たとえば、
0159が、この商品が製造されたメーカを示すメーカ
番号であり、49310782が、この商品に割り当て
られた商品番号である。
8が付されているメーカAによって製造された商品すべ
てにそれぞれメーカAが商品識別情報の一例の識別符号
9を付する。この識別符号9は、図2によれば、015
949310782となっており、この識別符号は、メ
ーカ番号と商品番号とから構成されている。たとえば、
0159が、この商品が製造されたメーカを示すメーカ
番号であり、49310782が、この商品に割り当て
られた商品番号である。
【0010】このメーカ番号は、メーカAが商品識別サ
ービス(商品流通管理サービス)を受けるべくVAN業
者5との間で行なった契約時に予め定められた番号であ
り、メーカ毎にそれぞれ相違する番号で構成されてい
る。また、商品番号は、メーカAが作った個々の商品毎
にそれぞれ相違する番号で構成してある。たとえば、メ
ーカAが腕時計を1000個作って出荷したとしたら、
1000個の腕時計それぞれに別々の商品番号を付す
る。さらに、過去に作った腕時計のうち、少なくとも未
だに流通過程に存在する腕時計に付されている商品番号
は使用しないようにする必要がある。そして、その識別
符号は、実際には図2に示すように、数字とバーコード
との両方の形で表示し、バーコード読取手段の一例のバ
ーコード読取機によって読取を可能にする。そして、メ
ーカAは、商品出荷時にその商品それぞれに付されてい
る識別符号をVAN業者5側に伝送して登録してもら
う。なお、図2の場合には、前記商品識別情報としての
識別符号9が商品の一部に直接記録されており、この図
2の場合には、その識別符号が付された商品の一部自体
により、商品識別情報をバーコードの形で記録する情報
記録媒体が構成されている。前記識別符号9により、流
通上手側業者からの複数の出荷商品同士を区別してその
流通過程で識別するための商品識別情報が構成されてい
る。
ービス(商品流通管理サービス)を受けるべくVAN業
者5との間で行なった契約時に予め定められた番号であ
り、メーカ毎にそれぞれ相違する番号で構成されてい
る。また、商品番号は、メーカAが作った個々の商品毎
にそれぞれ相違する番号で構成してある。たとえば、メ
ーカAが腕時計を1000個作って出荷したとしたら、
1000個の腕時計それぞれに別々の商品番号を付す
る。さらに、過去に作った腕時計のうち、少なくとも未
だに流通過程に存在する腕時計に付されている商品番号
は使用しないようにする必要がある。そして、その識別
符号は、実際には図2に示すように、数字とバーコード
との両方の形で表示し、バーコード読取手段の一例のバ
ーコード読取機によって読取を可能にする。そして、メ
ーカAは、商品出荷時にその商品それぞれに付されてい
る識別符号をVAN業者5側に伝送して登録してもら
う。なお、図2の場合には、前記商品識別情報としての
識別符号9が商品の一部に直接記録されており、この図
2の場合には、その識別符号が付された商品の一部自体
により、商品識別情報をバーコードの形で記録する情報
記録媒体が構成されている。前記識別符号9により、流
通上手側業者からの複数の出荷商品同士を区別してその
流通過程で識別するための商品識別情報が構成されてい
る。
【0011】また、税関2、問屋3、小売店4等の流通
業者が商品入荷時毎に、また、小売店4が消費者への出
荷時毎にそれぞれ商品に付されている識別符号をパソコ
ン等を通じてVAN業者5のホストコンピュータ7まで
伝送する。
業者が商品入荷時毎に、また、小売店4が消費者への出
荷時毎にそれぞれ商品に付されている識別符号をパソコ
ン等を通じてVAN業者5のホストコンピュータ7まで
伝送する。
【0012】次に、ホストコンピュータ7には、図3に
示すフローチャートのプログラムが組込まれている。プ
ログラム中CALL HONNIN KAKUNIN
は、識別符号登録の要請を求めたメーカAが本当に本人
であるか否かをチェックするためのサブルーチンの読出
を行なうものであり、そのサブルーチンは、図4(イ)
に示されている。また、図4(ロ)は、メーカA側の応
答を示すプログラムを表わしたフローチャートである。
示すフローチャートのプログラムが組込まれている。プ
ログラム中CALL HONNIN KAKUNIN
は、識別符号登録の要請を求めたメーカAが本当に本人
であるか否かをチェックするためのサブルーチンの読出
を行なうものであり、そのサブルーチンは、図4(イ)
に示されている。また、図4(ロ)は、メーカA側の応
答を示すプログラムを表わしたフローチャートである。
【0013】この本人確認用のプログラムは、特開昭5
9−10680号公報に記載の技術を利用したものであ
り、本識別サービス(本流通管理サービス)に加入した
メーカAのシークレット関数F(X)をVAN業者5側
に前もって登録しておき、VAN業者5から伝送されて
きた任意の数字EをメーカAが自己のシークレット関数
F(X)に代入し、算出された答RをVAN業者5側へ
伝送する。そして、VAN業者5側では、予め登録され
ているメーカAのシークレット関数F(X)に前記Eを
代入し、算出された答Hが前記Rと一致した場合に初め
て本人であることの確認をするものである。前記数字E
により、元データが構成されでいる。前記答Rにより、
チェック用データが構成されている。また前記シークレ
ット関数F(X)により、前記元データを前記チェック
用データに変換するための変換用データが構成されてい
る。そして前記メーカAに設置されているパソコンから
なる端末機は、図4(ロ)に基づいて説明したように、
或る元データを前記チェック用データに変換するための
変換用データ(F(X))を記憶しており、前記変換用
データに従って所定のアルゴリズムにより前記元データ
を変換しで前記チェック用データを生成するための動作
機能を有している。
9−10680号公報に記載の技術を利用したものであ
り、本識別サービス(本流通管理サービス)に加入した
メーカAのシークレット関数F(X)をVAN業者5側
に前もって登録しておき、VAN業者5から伝送されて
きた任意の数字EをメーカAが自己のシークレット関数
F(X)に代入し、算出された答RをVAN業者5側へ
伝送する。そして、VAN業者5側では、予め登録され
ているメーカAのシークレット関数F(X)に前記Eを
代入し、算出された答Hが前記Rと一致した場合に初め
て本人であることの確認をするものである。前記数字E
により、元データが構成されでいる。前記答Rにより、
チェック用データが構成されている。また前記シークレ
ット関数F(X)により、前記元データを前記チェック
用データに変換するための変換用データが構成されてい
る。そして前記メーカAに設置されているパソコンから
なる端末機は、図4(ロ)に基づいて説明したように、
或る元データを前記チェック用データに変換するための
変換用データ(F(X))を記憶しており、前記変換用
データに従って所定のアルゴリズムにより前記元データ
を変換しで前記チェック用データを生成するための動作
機能を有している。
【0014】また、念のために、図3のフローチャート
中、破線で囲まれた部分のプログラムを以下に示す。な
お、登録されている識別符号の個数を1000、税関か
ら伝送されてきた識別符号の個数を100と仮定する。
また、小売店に入荷されている商品について伝送されて
きた識別符号の個数を500と仮定する。
中、破線で囲まれた部分のプログラムを以下に示す。な
お、登録されている識別符号の個数を1000、税関か
ら伝送されてきた識別符号の個数を100と仮定する。
また、小売店に入荷されている商品について伝送されて
きた識別符号の個数を500と仮定する。
【0015】 なお、前記「GO TO 90」により、識別符号登録
の要請があったか否かを判断するプログラムの冒頭部分
に戻る。
の要請があったか否かを判断するプログラムの冒頭部分
に戻る。
【0016】次に、図3に示されたプログラムの働きを
概説する。 (1) メーカから識別符号登録の要請があれば(S
1)、本当に本人であるか否かを確認し(S2,S
3)、本人であればメーカの識別符号f(I)を登録す
る(S4)。図4(イ)に示したサブルーチンプログラ
ムとS3とにより、アクセス制御手段が構成されてい
る。また、S4により、商品識別情報を予め登録してお
く商品情報登録手段が構成されている。
概説する。 (1) メーカから識別符号登録の要請があれば(S
1)、本当に本人であるか否かを確認し(S2,S
3)、本人であればメーカの識別符号f(I)を登録す
る(S4)。図4(イ)に示したサブルーチンプログラ
ムとS3とにより、アクセス制御手段が構成されてい
る。また、S4により、商品識別情報を予め登録してお
く商品情報登録手段が構成されている。
【0017】(2) 識別符号の照合の依頼があれば
(S6)、その依頼者が、税関か問屋か小売店なのかを
確認する(S7,S14,S19,S26)。
(S6)、その依頼者が、税関か問屋か小売店なのかを
確認する(S7,S14,S19,S26)。
【0018】(3) 照合依頼者が税関の場合は(S
7)、登録済識別符号f(I)内に税関から伝送されて
きた識別符号g1(N)すべてが存在するか否かを調べ
(S8)、存在しないものがあれば、その識別符号の商
品を偽物のおそれがあると判断し、その偽物のおそれが
ある識別符号を表示するとともに偽物のおそれがある旨
を表示する(S13)。また、以前、税関を通過した商
品の識別符号g(L)と一致するg1(N)が存在しな
いか否かを調べ(S9)、一致するものは、その識別符
号が税関を二度以上通過したこととなるために、偽物商
品のおそれがありと判断してS13による表示処理を行
なう。さらに、g1(N)の中に小売店に入荷済の商品
の識別符号g5(K)を含んでいるものがあるか否かを
チェックし(S10)、あればその識別符号を偽物商品
のおそれがあると判断して小売店側に通知する。
7)、登録済識別符号f(I)内に税関から伝送されて
きた識別符号g1(N)すべてが存在するか否かを調べ
(S8)、存在しないものがあれば、その識別符号の商
品を偽物のおそれがあると判断し、その偽物のおそれが
ある識別符号を表示するとともに偽物のおそれがある旨
を表示する(S13)。また、以前、税関を通過した商
品の識別符号g(L)と一致するg1(N)が存在しな
いか否かを調べ(S9)、一致するものは、その識別符
号が税関を二度以上通過したこととなるために、偽物商
品のおそれがありと判断してS13による表示処理を行
なう。さらに、g1(N)の中に小売店に入荷済の商品
の識別符号g5(K)を含んでいるものがあるか否かを
チェックし(S10)、あればその識別符号を偽物商品
のおそれがあると判断して小売店側に通知する。
【0019】(4) 照合依頼者が問屋や小売店の場合
も、上記(3)と同様の方法で偽物商品の判別を行なう
が(S14〜S30,S32)、小売店における消費者
への出荷時に際しての照合依頼の場合は、その商品が流
通経路から放出されるため、伝送されてきた識別符号g
4(M)を登録済識別符号f(I)から抹消する(S3
1)。前記S4により、前記アクセス制御手段によりア
クセスが許容された者の要請に応じて動作し、該許容さ
れた者の前記端末機を通して伝送されてきた識別情報で
あって前記流通上手側業者からの複数の出荷商品同士を
区別してその流通過程で識別するための商品識別情報を
予め登録しておく商品情報登録手段が構成されている。
前記S7〜S32により、前記バーコード読取手段が読
取った前記商品識別情報と前記情報登録手段に登録され
ている前記商品識別情報とを照合して、前記流通下手側
業者に入荷される商品中に前記流通上手側業者が出荷し
た商品以外のものが含まれている異常の有無を判別可能
な商品識別情報照合判別手段が構成されている。
も、上記(3)と同様の方法で偽物商品の判別を行なう
が(S14〜S30,S32)、小売店における消費者
への出荷時に際しての照合依頼の場合は、その商品が流
通経路から放出されるため、伝送されてきた識別符号g
4(M)を登録済識別符号f(I)から抹消する(S3
1)。前記S4により、前記アクセス制御手段によりア
クセスが許容された者の要請に応じて動作し、該許容さ
れた者の前記端末機を通して伝送されてきた識別情報で
あって前記流通上手側業者からの複数の出荷商品同士を
区別してその流通過程で識別するための商品識別情報を
予め登録しておく商品情報登録手段が構成されている。
前記S7〜S32により、前記バーコード読取手段が読
取った前記商品識別情報と前記情報登録手段に登録され
ている前記商品識別情報とを照合して、前記流通下手側
業者に入荷される商品中に前記流通上手側業者が出荷し
た商品以外のものが含まれている異常の有無を判別可能
な商品識別情報照合判別手段が構成されている。
【0020】以上の構成により、偽物業者からの偽物商
品が、図1に示す商品識別システム(商品流通管理シス
テム)によって武装された流通経路内に割り込んできた
場合は、識別符号の照合によって偽物商品であることの
判明が容易に行なえるのである。偽物商品に、識別符号
が付されていない場合、または、でたらめの識別符号が
付されている場合は、前記照合で即座に判明できるので
あり、さらに、偽物業者が、メーカA製造の本物商品に
付されてある識別符号を盗用して自己の偽物商品に付し
た場合にも、各流通段階における入荷時の照合で、1つ
の識別符号が同じところを二度以上通過することにな
り、偽物商品であることの判明が可能となるのである。
品が、図1に示す商品識別システム(商品流通管理シス
テム)によって武装された流通経路内に割り込んできた
場合は、識別符号の照合によって偽物商品であることの
判明が容易に行なえるのである。偽物商品に、識別符号
が付されていない場合、または、でたらめの識別符号が
付されている場合は、前記照合で即座に判明できるので
あり、さらに、偽物業者が、メーカA製造の本物商品に
付されてある識別符号を盗用して自己の偽物商品に付し
た場合にも、各流通段階における入荷時の照合で、1つ
の識別符号が同じところを二度以上通過することにな
り、偽物商品であることの判明が可能となるのである。
【0021】さらに、本識別システム(流通管理システ
ム)を利用していないメーカの商品に偽物商品が出回っ
た場合は、流通過程に存在するそのメーカの商品をすべ
てストックさせ、次に、そのメーカが本識別システム
(流通管理システム)に加入して識別符号を付した商品
を流通させることにより、偽物商品を即座に発見して締
め出すことができる。
ム)を利用していないメーカの商品に偽物商品が出回っ
た場合は、流通過程に存在するそのメーカの商品をすべ
てストックさせ、次に、そのメーカが本識別システム
(流通管理システム)に加入して識別符号を付した商品
を流通させることにより、偽物商品を即座に発見して締
め出すことができる。
【0022】また、本発明の流通管理システムを利用せ
んとする小売店等を、一定以上の信用のあるものに限定
し、公共機関またはVAN業者等によってその条件にパ
スする販売業者を調べ、予め本物証明店として登録し、
その販売業者に登録証明書を発行する。この本物証明店
になることは、自己の販売上の信用が第三者機関によっ
て認められることにつながり、小売店等は、自ら進んで
本物証明店となるための登録申請を行なうものと予想さ
れ、また、既に本物証明店になっている小売店等は、既
に築かれている販売上の信用の維持のため、本システム
を積極的に使用し、極力偽物商品の販売を行なわないよ
うに努めるものと思われる。さらに、消費者の方も、商
品購入時には本物証明店で本物か否かのチェックをして
もらった後に購入するものと思われる。
んとする小売店等を、一定以上の信用のあるものに限定
し、公共機関またはVAN業者等によってその条件にパ
スする販売業者を調べ、予め本物証明店として登録し、
その販売業者に登録証明書を発行する。この本物証明店
になることは、自己の販売上の信用が第三者機関によっ
て認められることにつながり、小売店等は、自ら進んで
本物証明店となるための登録申請を行なうものと予想さ
れ、また、既に本物証明店になっている小売店等は、既
に築かれている販売上の信用の維持のため、本システム
を積極的に使用し、極力偽物商品の販売を行なわないよ
うに努めるものと思われる。さらに、消費者の方も、商
品購入時には本物証明店で本物か否かのチェックをして
もらった後に購入するものと思われる。
【0023】また、本物証明店での商品の購入に際し、
本システムにより本物が証明された商品に対し消費者に
本物証明書を発行する。
本システムにより本物が証明された商品に対し消費者に
本物証明書を発行する。
【0024】さらに、本物証明店の登録に際しては、販
売業者名、住所、電話番号等、その販売業者を特定でき
る情報を多く記録し、本物証明店以外による前記本物証
明書の偽造発行を、その店をチェックすることによって
容易に防止できるようにする。
売業者名、住所、電話番号等、その販売業者を特定でき
る情報を多く記録し、本物証明店以外による前記本物証
明書の偽造発行を、その店をチェックすることによって
容易に防止できるようにする。
【0025】次に、税関2、問屋3等における商品の大
量入荷の際には、図5に示すように、商品運送用の荷作
り用の包装箱10等に付された磁気テープや光ディスク
等の情報記録媒体11に、荷作り用包装箱10内のすべ
ての商品の識別符号9を記録させ、その情報記録媒体上
の識別符号を機械的に瞬時に読取り、その読取データを
伝送できるようにする。その場合に、識別符号読取器等
の読取手段によって、記録媒体上の識別符号9の個数が
表示されるようにする。
量入荷の際には、図5に示すように、商品運送用の荷作
り用の包装箱10等に付された磁気テープや光ディスク
等の情報記録媒体11に、荷作り用包装箱10内のすべ
ての商品の識別符号9を記録させ、その情報記録媒体上
の識別符号を機械的に瞬時に読取り、その読取データを
伝送できるようにする。その場合に、識別符号読取器等
の読取手段によって、記録媒体上の識別符号9の個数が
表示されるようにする。
【0026】次に、本発明の別実施例を説明する。 識別符号の登録や照合等をVAN業者の代わりに、
メーカ自身が行なう。
メーカ自身が行なう。
【0027】 商品の入荷時毎の照合に加えて、商品
出荷時毎にも照合を行なう。 商品識別符号として、商品のそれぞれの製造年月日
時刻を表わす数字を用いる。
出荷時毎にも照合を行なう。 商品識別符号として、商品のそれぞれの製造年月日
時刻を表わす数字を用いる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、流通上
手側業者から流通下手側業者へ商品を流通させるべく商
品を運搬する際に、前記流通上手側業者からの複数の出
荷商品同士を区別してその流通過程で識別するための商
品識別情報が予め商品情報登録手段に登録され、その商
品が流通下手側業者に流通されるべく運搬された後、そ
の運搬されてきた商品に対応する情報記録媒体の記録情
報が読取られ、その読取情報である商品識別情報と前記
商品情報登録手段に予め登録されている商品識別情報と
が照合される。そして前記流通下手側業者に入荷される
商品中に前記流通上手側業者が出荷した商品以外のもの
が含まれている異常の有無が判別されるために、商品の
流通が正しく行なわれたか否かのチェックを行なうこと
が可能となり、流通上手側業者が出荷して流通下手側業
者に入荷される商品中に前記流通上手側業者が出荷した
商品以外のもの(出所不明商品)が混在し、その出所不
明商品が混在したまま適正商品とともに流通してしまう
不都合を未然に防止することが可能となる。また、この
照合判別はプログラムにより動作するプロセッサにより
行なわれるために、迅速かつ大量のチェックが可能とな
る。
手側業者から流通下手側業者へ商品を流通させるべく商
品を運搬する際に、前記流通上手側業者からの複数の出
荷商品同士を区別してその流通過程で識別するための商
品識別情報が予め商品情報登録手段に登録され、その商
品が流通下手側業者に流通されるべく運搬された後、そ
の運搬されてきた商品に対応する情報記録媒体の記録情
報が読取られ、その読取情報である商品識別情報と前記
商品情報登録手段に予め登録されている商品識別情報と
が照合される。そして前記流通下手側業者に入荷される
商品中に前記流通上手側業者が出荷した商品以外のもの
が含まれている異常の有無が判別されるために、商品の
流通が正しく行なわれたか否かのチェックを行なうこと
が可能となり、流通上手側業者が出荷して流通下手側業
者に入荷される商品中に前記流通上手側業者が出荷した
商品以外のもの(出所不明商品)が混在し、その出所不
明商品が混在したまま適正商品とともに流通してしまう
不都合を未然に防止することが可能となる。また、この
照合判別はプログラムにより動作するプロセッサにより
行なわれるために、迅速かつ大量のチェックが可能とな
る。
【0029】一方、複数の流通段階のそれぞれに位置す
る複数の業者間にわたって流通する商品の流通管理を行
なう場合においては、本システムを利用せんとしてアク
セスしてくるものが適正なものであるか否かをチェック
する機能が重要となる。そこで、本発明によれば、アク
セス制御手段を設け、本システムへのアクセスが試みら
れた場合に、そのアクセス希望者の端末機を通して本シ
ステムにアクセスするために必要となるチェック用デー
タが送信されてきた場合に、そのチェック用データに基
づいてアクセスを許容してよいか否かを判別するように
し、不適正なものからアクセスが試みられた場合にはそ
のアクセスを拒否するようにした。そして、アクセスが
許されたものから送信されてきた商品識別情報のみが商
品情報登録手段により登録されるために、アクセスが許
容されない不適正なものからの商品識別情報の登録が極
力排除でき、本システムへのアクセスが許される適正な
ものからの正しい商品識別情報の登録に基づいた正しい
商品識別情報の照合判別が可能となり、商品の流通状況
のチェックをより一層確かな信頼性の持てるものにする
ことができる。
る複数の業者間にわたって流通する商品の流通管理を行
なう場合においては、本システムを利用せんとしてアク
セスしてくるものが適正なものであるか否かをチェック
する機能が重要となる。そこで、本発明によれば、アク
セス制御手段を設け、本システムへのアクセスが試みら
れた場合に、そのアクセス希望者の端末機を通して本シ
ステムにアクセスするために必要となるチェック用デー
タが送信されてきた場合に、そのチェック用データに基
づいてアクセスを許容してよいか否かを判別するように
し、不適正なものからアクセスが試みられた場合にはそ
のアクセスを拒否するようにした。そして、アクセスが
許されたものから送信されてきた商品識別情報のみが商
品情報登録手段により登録されるために、アクセスが許
容されない不適正なものからの商品識別情報の登録が極
力排除でき、本システムへのアクセスが許される適正な
ものからの正しい商品識別情報の登録に基づいた正しい
商品識別情報の照合判別が可能となり、商品の流通状況
のチェックをより一層確かな信頼性の持てるものにする
ことができる。
【0030】さらに、前記情報記録媒体にはバーコード
の形で商品識別情報が記録されているために、バーコー
ド読取手段が機械的にその情報記録媒体を読取ることが
でき、作業者が人為的に情報記録媒体の記録情報を読取
ってその読取った商品識別情報を登録されている商品識
別情報と照合するべく手動操作により入力する作業が不
要となり、商品流通状況のチェックを効率よく行なうこ
とができるとともに、商品識別情報の読取入力操作時に
おける人為的な読取入力操作ミスを防止可能となる。し
かも、前記商品識別情報がバーコードの形で情報記録媒
体に記録されているため、バーコード読取手段と情報記
録媒体とを近接させる等の通常のバーコード読取操作に
より商品識別情報を簡単に読取らせることができ、読取
作業が楽となる。しかも商品識別情報を磁気記録媒体等
に磁気的に記録させる場合に比べて、記録媒体に係るコ
ストを極力抑えることができる。
の形で商品識別情報が記録されているために、バーコー
ド読取手段が機械的にその情報記録媒体を読取ることが
でき、作業者が人為的に情報記録媒体の記録情報を読取
ってその読取った商品識別情報を登録されている商品識
別情報と照合するべく手動操作により入力する作業が不
要となり、商品流通状況のチェックを効率よく行なうこ
とができるとともに、商品識別情報の読取入力操作時に
おける人為的な読取入力操作ミスを防止可能となる。し
かも、前記商品識別情報がバーコードの形で情報記録媒
体に記録されているため、バーコード読取手段と情報記
録媒体とを近接させる等の通常のバーコード読取操作に
より商品識別情報を簡単に読取らせることができ、読取
作業が楽となる。しかも商品識別情報を磁気記録媒体等
に磁気的に記録させる場合に比べて、記録媒体に係るコ
ストを極力抑えることができる。
【図1】本発明に係る商品流通管理システムの商品流通
経路を示す説明図である。
経路を示す説明図である。
【図2】本発明に係る商品流通管理システムの斜視図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る商品流通管理システムのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】本発明に係る商品流通管理システムのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】本発明に係る商品流通管理システムの斜視図で
ある。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 流通上手側業者から出荷されて流通下手
側業者へ流通する商品の流通管理を行なう商品流通管理
システムであって、 本システムへのアクセス希望者の端末機を通して本シス
テムにアクセスするために必要となるチェック用データ
が送信されてきた場合に、該チェック用データに基づい
てアクセスを許容してよいか否かを判別するアクセス制
御手段と、 該アクセス制御手段によりアクセスが許容された者の要
請に応じて動作し、該許容された者の前記端末機を通し
て送信されてきた識別情報であって前記流通上手側業者
からの複数の出荷商品同士を区別してその流通過程で識
別するための商品識別情報を予め登録しておく商品情報
登録手段と、 流通される商品とともに運搬され、それぞれの商品に対
応する前記商品識別情報をバーコードの形で記録する情
報記録媒体と、 前記流通下手側業者に入荷される複数の商品に対応する
前記情報記録媒体に記録されている前記商品識別情報を
読取るバーコード読取手段と、 プログラム記憶領域と該プログラム記憶領域に記憶され
ているプログラムに従って動作するプロセッサとを有
し、前記バーコード読取手段が読取った前記商品識別情
報と前記情報登録手段に登録されている前記商品識別情
報とを照合して、前記流通下手側業者に入荷される商品
中に前記流通上手側業者が出荷した商品以外のものが含
まれている異常の有無を判別可能な商品識別情報照合判
別手段とを含むことを特徴とする、商品流通管理システ
ム。 - 【請求項2】 前記アクセス希望者の端末機は、或る元
データを前記チェック用データに変換するための変換用
データを記憶しており、前記変換用データに従って所定
のアルゴリズムにより前記元データを変換して前記チェ
ック用データを生成するための動作機能を有することを
特徴とする、請求項1記載の商品流通管理システム。 - 【請求項3】 複数の前記商品を一纏めにして流通させ
る場合に、その一纏めにされた商品の前記商品識別情報
を1つの前記情報記録媒体に記録するようにしたことを
特徴とする、請求項1記載の商品流通管理システム。 - 【請求項4】 前記商品識別情報が、未だに商品に付さ
れたことのない符号で成り立っていることを特徴とす
る、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の商品流通管
理システム。 - 【請求項5】 前記商品識別情報照合手段が、前記バー
コード読取手段が読取った前記商品識別情報が前記情報
登録手段に登録されている前記商品識別情報と一致する
か否かをチェックする一致判別方式により前記異常の有
無を判別することを特徴とする、請求項1記載の商品流
通管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25258393A JP2646063B2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 商品流通管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25258393A JP2646063B2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 商品流通管理システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20391685A Division JP2584963B2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 | 商品流通管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07175869A JPH07175869A (ja) | 1995-07-14 |
JP2646063B2 true JP2646063B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=17239395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25258393A Expired - Fee Related JP2646063B2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 商品流通管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2646063B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004342066A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | ▲鏡▼準開発有限公司 | 偽造品防止用認証方法、その実行システム、プログラム及びプログラム記録媒体 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001088915A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-04-03 | Nippon Syst Akad:Kk | 商品特性情報の管理装置 |
JP3807913B2 (ja) * | 2000-07-28 | 2006-08-09 | 株式会社Ppp | 真正商品の流通信用保証方法 |
DE10328328B4 (de) * | 2003-06-25 | 2015-06-03 | TÜV Rheinland Holding AG | Produktschutz-Portal und Verfahren zur Echtheitsprüfung von Produkten |
JP2008234537A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Nec Corp | 偽造商品検知システムおよび偽造商品検知方法 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP25258393A patent/JP2646063B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004342066A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | ▲鏡▼準開発有限公司 | 偽造品防止用認証方法、その実行システム、プログラム及びプログラム記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07175869A (ja) | 1995-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10229384B2 (en) | System and method for tracking authenticated items | |
US6738749B1 (en) | Methods and apparatus for creating and storing secure customer receipts on smart cards | |
JP2783971B2 (ja) | クレジットカードの発行方法 | |
KR100485299B1 (ko) | 유통관리방법 및 시스템 | |
JP3807913B2 (ja) | 真正商品の流通信用保証方法 | |
US20050027618A1 (en) | Third party privacy system | |
KR100292837B1 (ko) | 온라인 티켓 판매 시스템 및 그 방법 | |
US20020019777A1 (en) | Return of merchandize through third party locations | |
KR102058159B1 (ko) | 정품인증코드를 이용한 물품거래 이력 관리방법 및 프로그램 | |
US6816843B1 (en) | Method and apparatus for conducting purchases in private over a network | |
US20150149351A1 (en) | Transaction management system and transaction management program | |
KR101769966B1 (ko) | 온라인 물건거래 중개시스템 | |
KR101487430B1 (ko) | 병행수입품 a/s 관리시스템 | |
CA2880014A1 (en) | Transaction support system | |
US20080162167A1 (en) | Commodity logistics service system and a counterfeit-impeding method thereof | |
JP2646063B2 (ja) | 商品流通管理システム | |
JP2584963B2 (ja) | 商品流通管理システム | |
US20210326902A1 (en) | System and method for authentication of a product | |
US20030078796A1 (en) | Server apparatus, product distribution system, product distribution management method, program to have computer perform the method, and computer readable recording medium storing the program | |
KR20020016949A (ko) | 인터넷을 이용한 상품의 유통 과정및 진품여부 확인 시스템 | |
CN113139874B (zh) | 一种基于区块链的线下商品线上流转交易方法 | |
JP7421726B2 (ja) | 認証システム | |
JP4861570B2 (ja) | 商品管理システム及び商品管理データを記録した媒体 | |
KR20000037506A (ko) | 인터넷을 이용한 선박용품 거래방법 | |
KR20210116977A (ko) | 유통흐름관리방법 및 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |