JP2584702Y2 - 超音波ビーム指向方向制御装置 - Google Patents
超音波ビーム指向方向制御装置Info
- Publication number
- JP2584702Y2 JP2584702Y2 JP1993025499U JP2549993U JP2584702Y2 JP 2584702 Y2 JP2584702 Y2 JP 2584702Y2 JP 1993025499 U JP1993025499 U JP 1993025499U JP 2549993 U JP2549993 U JP 2549993U JP 2584702 Y2 JP2584702 Y2 JP 2584702Y2
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- Japan
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- clock
- bit
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は繰り返し周波数の等し
いパルス列を各チャネルごとに多数生成し、各チャネル
パルス間の位相関係を任意に切替えることができる多数
チャネルパルスを用いて超音波ビームの指向方向を制御
するようにした装置に関する。
いパルス列を各チャネルごとに多数生成し、各チャネル
パルス間の位相関係を任意に切替えることができる多数
チャネルパルスを用いて超音波ビームの指向方向を制御
するようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は超音波信号を受信する際の受波ビ
ームの指向方向を制御する回路を示す。直線状あるいは
円周状に配列された超音波信号を受波する振動子11 〜
1N よりの受波信号は周波数混合器21 〜2N へそれぞ
れ供給される。周波数混合器21 〜2N には端子31 〜
3N から位相が順次θずつずれたパルス列が供給され、
この結果周波数混合器21 〜2N から位相が順次θずつ
ずれた信号が得られ、これらが合成回路11で合成さ
れ、受波ビームの合成指向方向がθ方向に設定される。
端子31 〜3N に与えるパルス列の位相θを変化させる
ことにより指向方向も任意方向に設定することができ
る。
ームの指向方向を制御する回路を示す。直線状あるいは
円周状に配列された超音波信号を受波する振動子11 〜
1N よりの受波信号は周波数混合器21 〜2N へそれぞ
れ供給される。周波数混合器21 〜2N には端子31 〜
3N から位相が順次θずつずれたパルス列が供給され、
この結果周波数混合器21 〜2N から位相が順次θずつ
ずれた信号が得られ、これらが合成回路11で合成さ
れ、受波ビームの合成指向方向がθ方向に設定される。
端子31 〜3N に与えるパルス列の位相θを変化させる
ことにより指向方向も任意方向に設定することができ
る。
【0003】端子31 〜3N の位相が異なるパルス列を
発生するため従来においては特公昭63−9627号公
報に示すものが用いられていた。この従来技術において
はN個のプリセット形M進カウンタを用い、これらに異
なる初期値を設定し、これらカウンタで同一クロックを
同時に計数することにより、その各カウンタの出力から
互に位相がずれたパルス列を得ている。このように従来
技術においては多くのカウンタを必要としていた。
発生するため従来においては特公昭63−9627号公
報に示すものが用いられていた。この従来技術において
はN個のプリセット形M進カウンタを用い、これらに異
なる初期値を設定し、これらカウンタで同一クロックを
同時に計数することにより、その各カウンタの出力から
互に位相がずれたパルス列を得ている。このように従来
技術においては多くのカウンタを必要としていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案による超音波ビ
ーム指向方向制御装置は、配列されたN個の超音波振動
子からの各信号を、N個の周波数混合器で、それぞれ位
相が順次θずつずれたN個のパルス列と周波数混合し、
これら周波数混合出力を合成し、上記θを変化させて超
音波ビーム指向方向を制御する装置において、 各番地ご
とにNビットのデータが記憶された複数の領域をもち、
これら各領域の各第1番地からM番地までは0と1との
データが連続して記憶され、その記憶位相が第1ビット
乃至第Nビットについて順次ずらされ、かつ各領域ごと
にその記憶位相のずれが順次大とされている複数の記憶
回路と、 上記超音波の周波数に応じて上記記憶回路の1
つを選択するスィッチと、第1クロックを計数し、上記
選択された記憶回路の各領域の各第1番地から第M番地
までを計数値で番地指定して繰返し読出すM進第1カウ
ンタと、 上記第1クロックの周期よりも10M〜20M
倍程度長い周期の第2クロックを計数し、その計数値で
上記選択された記憶回路の各領域を順次1つずつ指定す
ることを繰返す第2カウンタと、 上記選択された記憶回
路から読み出されたNビットのデータが上記第1クロッ
クと同期してラッチされ、そのNビットの各ビット出力
を上記N個のパルス列として供給するラッチ回路と、 を
具備する。
ーム指向方向制御装置は、配列されたN個の超音波振動
子からの各信号を、N個の周波数混合器で、それぞれ位
相が順次θずつずれたN個のパルス列と周波数混合し、
これら周波数混合出力を合成し、上記θを変化させて超
音波ビーム指向方向を制御する装置において、 各番地ご
とにNビットのデータが記憶された複数の領域をもち、
これら各領域の各第1番地からM番地までは0と1との
データが連続して記憶され、その記憶位相が第1ビット
乃至第Nビットについて順次ずらされ、かつ各領域ごと
にその記憶位相のずれが順次大とされている複数の記憶
回路と、 上記超音波の周波数に応じて上記記憶回路の1
つを選択するスィッチと、第1クロックを計数し、上記
選択された記憶回路の各領域の各第1番地から第M番地
までを計数値で番地指定して繰返し読出すM進第1カウ
ンタと、 上記第1クロックの周期よりも10M〜20M
倍程度長い周期の第2クロックを計数し、その計数値で
上記選択された記憶回路の各領域を順次1つずつ指定す
ることを繰返す第2カウンタと、 上記選択された記憶回
路から読み出されたNビットのデータが上記第1クロッ
クと同期してラッチされ、そのNビットの各ビット出力
を上記N個のパルス列として供給するラッチ回路と、 を
具備する。
【0005】
【実施例】図1にこの考案の要部である記憶回路の記憶
内容を示す。この記憶回路は第1番地より第M番地まで
あり、各番地には第1ビットから第Nビットまでのデー
タが記憶されている。第1番地から第M番地には同数の
0と1とが連続して記憶され、この記憶位相が第1ビッ
ト乃至第Nビットで互いに異なっている。例えば第1ビ
ットについては第1番地から第i番地まで0が記憶さ
れ、第i+1番地から第M番地まで1が記憶され、第2
ビットについては第1番地に1が記憶され、第2番地か
ら第i+1番地まで0が記憶され、第i+2番地から第
M番地まで1が記憶され、つまり第iビットに対し、第
2ビットは記憶位相が1番地ずらされ、以下順次記憶位
相がずらされている。
内容を示す。この記憶回路は第1番地より第M番地まで
あり、各番地には第1ビットから第Nビットまでのデー
タが記憶されている。第1番地から第M番地には同数の
0と1とが連続して記憶され、この記憶位相が第1ビッ
ト乃至第Nビットで互いに異なっている。例えば第1ビ
ットについては第1番地から第i番地まで0が記憶さ
れ、第i+1番地から第M番地まで1が記憶され、第2
ビットについては第1番地に1が記憶され、第2番地か
ら第i+1番地まで0が記憶され、第i+2番地から第
M番地まで1が記憶され、つまり第iビットに対し、第
2ビットは記憶位相が1番地ずらされ、以下順次記憶位
相がずらされている。
【0006】このような記憶回路を第1番地から第M番
地まで順次読み出すと、第1ビット出力は図2A1 に示
すようになり、第2ビット出力は図2A2 に示すように
なり、以下第3ビット乃至第Nビット出力はそれぞれ図
2A3 乃至AN に示すようになり、順次位相がずれた1
サイクルのパルスが得られる。この記憶回路をM進カウ
ンタの出力で番地指定して繰り返し読み出せば位相が順
次ずれたN個のパルス列が得られる。
地まで順次読み出すと、第1ビット出力は図2A1 に示
すようになり、第2ビット出力は図2A2 に示すように
なり、以下第3ビット乃至第Nビット出力はそれぞれ図
2A3 乃至AN に示すようになり、順次位相がずれた1
サイクルのパルスが得られる。この記憶回路をM進カウ
ンタの出力で番地指定して繰り返し読み出せば位相が順
次ずれたN個のパルス列が得られる。
【0007】要するに第1ビット乃至第Nビットについ
て0と1との記憶位相を異ならすことにより位相が異な
るN個のパルス列が得られる。図3にこの考案の実施例
の要部を示す。記憶回路12には第1番地乃至第M番地
の記憶領域が複数設けられ、これら各記憶領域は図1に
示したように各第1乃至第Nビットを出力し、その第1
番地乃至第M番地に0と1とが連続して記憶され、その
記憶位相が第1ビット乃至第Nビットについて互いに異
ならされている。各記憶領域の第1番地乃至第M番地は
M進第1カウンタ13の計数値で番地指定されて読み出
され、各記憶領域の指定、つまり第M番地以上の上位番
地の指定は第2カウンタ14により行われる。M進第1
カウンタ13は端子15のクロックを計数し、記憶回路
12の第1ビット乃至第Nビットの出力D1 〜DN は端
子15のクロックでラッチ回路16にラッチされ、ラッ
チ回路16からのN個の出力が図4の周波数混合器21
〜2N に所望の出力パルス列として供給される。M進第
1カウンタ13の計数値が変化する時に記憶回路12の
出力が不安定になり、グリッチが生ずるが、記憶回路1
2の安定な出力をラッチ回路16にラッチすることによ
りこのグリッチが除去される。
て0と1との記憶位相を異ならすことにより位相が異な
るN個のパルス列が得られる。図3にこの考案の実施例
の要部を示す。記憶回路12には第1番地乃至第M番地
の記憶領域が複数設けられ、これら各記憶領域は図1に
示したように各第1乃至第Nビットを出力し、その第1
番地乃至第M番地に0と1とが連続して記憶され、その
記憶位相が第1ビット乃至第Nビットについて互いに異
ならされている。各記憶領域の第1番地乃至第M番地は
M進第1カウンタ13の計数値で番地指定されて読み出
され、各記憶領域の指定、つまり第M番地以上の上位番
地の指定は第2カウンタ14により行われる。M進第1
カウンタ13は端子15のクロックを計数し、記憶回路
12の第1ビット乃至第Nビットの出力D1 〜DN は端
子15のクロックでラッチ回路16にラッチされ、ラッ
チ回路16からのN個の出力が図4の周波数混合器21
〜2N に所望の出力パルス列として供給される。M進第
1カウンタ13の計数値が変化する時に記憶回路12の
出力が不安定になり、グリッチが生ずるが、記憶回路1
2の安定な出力をラッチ回路16にラッチすることによ
りこのグリッチが除去される。
【0008】第2カウンタ14のクロックごとに超音波
ビームの指向方向がステップ的に変化して超音波ビーム
の走査が行われる。ビーム走査ステップパルス、つまり
第2カウンタ14の計数クロックの周期は端子15のク
ロックの周期の10M〜20M倍とされる。この例では
スイッチ17で記憶回路12の更に上位番地を指定し
て、例えば超音波の探知周波数の切替えに応じて記憶領
域を選択するようにした場合である。なお記憶回路12
としてはいわゆるROMを用いることができる。
ビームの指向方向がステップ的に変化して超音波ビーム
の走査が行われる。ビーム走査ステップパルス、つまり
第2カウンタ14の計数クロックの周期は端子15のク
ロックの周期の10M〜20M倍とされる。この例では
スイッチ17で記憶回路12の更に上位番地を指定し
て、例えば超音波の探知周波数の切替えに応じて記憶領
域を選択するようにした場合である。なお記憶回路12
としてはいわゆるROMを用いることができる。
【0009】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によれば1個
の記憶回路12と第1カウンタ13と第2カウンタ14
とにより位相制御されたNチャネルのパルス列を得るこ
とができ、N個のカウンタを用いる従来技術と比較して
構成が著しく簡単に、超音波ビームの指向方向制御装置
を構成できる。
の記憶回路12と第1カウンタ13と第2カウンタ14
とにより位相制御されたNチャネルのパルス列を得るこ
とができ、N個のカウンタを用いる従来技術と比較して
構成が著しく簡単に、超音波ビームの指向方向制御装置
を構成できる。
【図1】この考案の原理を説明するための記憶回路の記
憶例を示す図。
憶例を示す図。
【図2】図1の記憶回路の読み出し出力を示す図。
【図3】この考案の実施例の要部を示すブロック図。
【図4】従来の受波ビーム走査回路を示すブロック図。
Claims (1)
- 【請求項1】 配列されたN個の超音波振動子からの各
信号を、N個の周波数混合器で、それぞれ位相が順次θ
ずつずれたN個のパルス列と周波数混合し、これら周波
数混合出力を合成し、上記θを変化させて超音波ビーム
指向方向を制御する装置において、 各番地ごとにNビットのデータが記憶された複数の領域
をもち、これら各領域の各第1番地からM番地までは0
と1とのデータが連続して記憶され、その記憶位相が第
1ビット乃至第Nビットについて順次ずらされ、かつ各
領域ごとにその記憶位相のずれが順次大とされている複
数の記憶回路と、上記超音波の周波数に応じて上記記憶回路の1つを選択
するスィッチと、 第1クロックを計数し、上記選択された記憶回路の各領
域の各第1番地から第M番地までを計数値で番地指定し
て繰返し読出すM進第1カウンタと、 上記第1クロックの周期よりも10M〜20M倍程度長
い周期の第2クロックを計数し、その計数値で上記選択
された記憶回路の各領域を順次1つずつ指定することを
繰返す第2カウンタと、 上記選択された記憶回路から読み出されたNビットのデ
ータが上記第1クロックと同期してラッチされ、そのN
ビットの各ビット出力を上記N個のパルス列として供給
するラッチ回路と、 を具備することを特徴とする超音波ビーム指向方向制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025499U JP2584702Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 超音波ビーム指向方向制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025499U JP2584702Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 超音波ビーム指向方向制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649997U JPH0649997U (ja) | 1994-07-08 |
JP2584702Y2 true JP2584702Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=12167764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025499U Expired - Lifetime JP2584702Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 超音波ビーム指向方向制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584702Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61173182A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-04 | Furuno Electric Co Ltd | 広範囲角水中探知装置に用いる指向性ビ−ム形成方法 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP1993025499U patent/JP2584702Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649997U (ja) | 1994-07-08 |
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