JP2584513B2 - 生物試料採集および輸送用具 - Google Patents

生物試料採集および輸送用具

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は生物検体を採集し、輸送するための器具に関
する。より詳細には本発明は試料を採集するための改良
されたスワブ、および改良されたスワブを入れる簡単な
輸送用具に関する。
(従来の技術) 病原性微生物種の存在を検出するためには第1工程と
して適切な試料の採集が必要である。一般に無菌の採集
用具、たとえばスワブが用いられる。従来これらのスワ
ブは各種材料、たとえば綿、羊毛、ポリエステルおよび
レーヨンで作成されている。
試料をスワブに採集したのち、これは微生物学研究室
へ輸送され、ここで存在する生体が同定される。同定法
は通常の培養後の同定法または免疫定量アツセイ法であ
る。培養される試料に関して常に生じる問題は病原性生
体の生存率の維持であつた。試料をイムノアツセイのた
めに処理する際に常に生じる問題は、免疫学的に有効な
材料を回収することであつた。さらに輸送中に環境によ
る汚染から試料を保護する必要がある。試料を採取する
手段および輸送中に試料を保護する手段の双方を提供す
る多数の器具が考案された。これらの器具は一般に木ま
たはプラスチツク製の軸、および一般に維持材料、たと
えば綿繊維、羊毛、ポリエステル繊維またはレーヨン繊
維から作成されるスワブチツプ(Swabbing tip)を備え
たスワブ要素からなるものが多い。
大部分の器具に共通な他の要素は、軸が取付けられ、
試料採集前および採集後にスワブチツプを保護するため
の下端スワブカバーとかみ合うキヤツプ、ならびにスワ
ブおよび試料を保湿するために破壊して水性媒質を放出
させうる、媒体培地を入れた溜め、たとえばもろいガラ
スアンプルである。代表的な採集および輸送用具は、米
国特許第4,223,093号(ニユーマンら)、4,030,978号
(エイブラムソン)、4,175,008号(ホワイト)、4,31
1,792号(アベリー)および4,014,718号(スピンナー
ら)明細書に示されている。
スチユアート(Stuart)ら、“淋菌培養のための検体
輸送の問題点”Can.J.Pub.Health,vol.45,pp.73−83(1
984)により報告された培地、およびその後のアミーズ
(Amies)、“スチユアートの輸送用培地の調製のため
の改良処方”Can.J.Pub.Health,vol.58,pp.296−300(1
967)による改良は、増殖を促進しない、慣用される増
殖維持培地の例である。この種の培地は検体中に存在す
る生体を保存するが、輸送中の増殖を遅延させ、または
阻止する。
この培地はしばしば検体採集用具の内側に、検体採集
用スワブチツプに近接して、繊維性吸収材料片によつて
保持される場合が多い。この材料片またはプレジツト
(pledget、しばしばこのように称される)は織布もし
くは不織布の断片、または繊維材料、たとえば綿もしく
はレーヨンの小片であつてもよい。現在用いられている
プレジツト材料、たとえば綿、ポリエステルまたはレー
ヨンは水性培地の流れを維持し、採集試料の脱水を防ぐ
のには役立つが、採集された微生物の存在率は高めず、
その保持に有害となる可能性もある。
スワブに用いられ、プレジツトにも用いられている各
種繊維材料の毒性を評価するために種々の研究が試みら
れた。研究は以下に報告されている。エルナー(Ellne
r)ら、“スワブ上における細菌の存在”J.Bacteriol.,
vol.91,pp.905−6(1966);バリー(Barry)ら、“ア
プリケータースワブからの好気性および嫌気性細菌の回
収のための輸送用培地の有効性”Appl.Micro.Bio.,vol.
24,pp.31−3(1972);ロス(Ross)ら、“上記道細菌
の単離におけるスワブおよびスワブ輸送用培地キツト”
J.Clin.Pathol.vol.35,pp.223−7(1982);ルボ(Rub
bo)ら“綿−羊毛スワブ上における病原性細菌の生存に
関する若干の所見”Brit.Med.J.,pp.983−7(1951年5
月)、およびアンダーソン“抗菌性の細菌用スワブ”Br
it.Med.J.,pp.1123−4(1965年12月)。
ある種の器具は液体培地の代わりに寒天含有培地を用
いることにより液体保有プレジツトの必要性を取り除い
た。寒天はゲル状または高粘度の培地を与え、この中へ
試料採集後の検体スワブが挿入される。寒天培地は保護
を与えるが、スワブ上に寒天残渣を持込む。この残渣は
その後、分析処理、たとえば生体の視覚的鏡検のための
検体染色を妨害する可能性がある。寒天は慣用されるあ
る種のラテツクス凝集試験をも妨害することが認められ
た。スチユアートら(前掲)は寒天がある種の生体にと
つて有毒であることを示した。
ごく最近の研究、アツペルバウム(Appelbaum,Peter
C.)“デイフコ培養スワブおよびマリオンカルチユレツ
テ(Culturette)II輸送用系における細菌の存在”J.Cl
in.Micro.Biol.,vol.26,pp.136−8(1988)、は繊維性
スワブおよび培地成分を含む2種の一般に市販される系
について記述した中で商業的“技術水準”の典型を示し
ている。この研究は4時間の貯蔵期間後にいずれの湿気
系からも90%の生体が回収されなかつたことを指摘して
いる。
輸送用液体培地を含む器具は、製造または作成し、次
いで組立てなければならない要素を多数含むので、製造
するのに経費がかかる。輸送用寒天培地を含む器具は、
寒天が後続の試験を妨害するため受容できない。従つて
4時間の貯蔵期間後にも生存生体を与える採集および輸
送用具が実際に求められていた。
先行技術は明らかに乾燥スワブの使用を思いとどまら
せた。またこれも一般に綿、羊毛、レーヨン、ポリエス
テルおよびアルギン酸カルシウムの繊維性スワブを用い
る。従来微生物の採集および輸送用スワブに用いられて
いない材料にポリウレタンがある。少なくとも1研究、
バツハ(Bach,John A.)らの“脂肪アミン触媒によるポ
リウレタンフオーム試験管プラグからの微生物増殖の抑
制”Appl.Micro.Biol.,vol.29no.5,pp.615−620(197
5)、において、ポリウレタンのオートクレーブ処理に
より微生物にとつて有毒な物質が放出されるため、この
材料は微生物の培養に用いるには不適当であると結論さ
れている。
ポリウレタンが長期間の接触により生体に有害となり
うるという他の認識は米国特許第4,401,130号明細書
(ハルフオードら)に見られる。この特許は“開放創に
スワブを用いる治療を施す際には危険をもたらす可能性
がある”(第2欄27−8行)と述べられたダストを残す
ことなくポリウレタンフオーム製スワブをそのステイツ
クに結合する際の問題に向けられたものである。
ポリウレタンは他の衛生用途に用いられている。たと
えばある銘柄の避妊用スポンジはW.R.グレース社から入
手され、商標ハイポール(Hypol)で市販されている発
泡性親水プレポリマー樹脂から製造された特級ポリウレ
タンフオームで作成されている。これらの樹脂はトルエ
ンジイソシアネートおよびメチレンジフエニルジイソシ
アネートから誘導される。これらは創傷用包帯としても
用いられる。これらの樹脂から製造されたポリマーは抽
出性のトルエンジアミン、トルエンジイソシアネートま
たは他の一級芳香族アミンを含有しないと言われる。
ポリウレタンは米国特許第3,871,375号明細書に記載
の一体成形スワブ用として推将されている。この明細書
には、このスワブが“薬剤の塗布、耳垢の除去、その他
スワブが普通用いられるすべての用途”に使用されると
述べられている。第2欄、16−18行。そこにはこのスワ
ブを滅菌しうるとも述べられている。そこには生物検体
の採集に使用することは示唆されておらず、従つて微生
物に対するポリウレタンの既知の毒性には注目していな
い。
さらにポリウレタンフオームは表面から異物を除去す
るための、また流体、たとえばペイント、化粧品、およ
び薬剤を塗布するためのスワブチツプとして有用である
ことが報告されている。米国特許第3,724,018号明細書
にはステイツクの末端に巻き付けた網状プラスチツクフ
オーム材料、たとえばポリウレタンフオームから作成さ
れたスワブが記載されている。この明細書はスワブの滅
菌、または微生物に対するポリウレタンの既知の毒性に
は注目していない。
(発明の効果) 意外にも、既存の器具に伴う多数の問題点が、髄膜炎
菌(N.meningitidis)(クアリテイー・コントロール・
コレクシヨン、ベクトン・デイツキンソン・マイクロバ
イオロジー・システムズ、ATCC 53900)、淋菌(N.gono
rrhoeae)(ATCC 19424)または淋菌(ATCC 43070)の
懸濁液を塗布した半固形増殖培地に乗せた場合に増殖阻
止域を示さないことにより証明される無毒性であり、そ
の露出面に開放気泡を有するポリウレタンフオームをス
ワブ材料として使用することにより解決される。この新
規なスワブは軸、および軸の一端に固定された無菌スワ
ブチツプからなる。スワブチツプは、髄膜炎菌(クアリ
テイー・コントロール・コレクシヨン、ベクトン・デイ
ツキンソン・マイクロバイオロジー・システムズ、ATCC
53900)、淋菌(ATCC 19424)または淋菌(ATCC 4307
0)の懸濁液を塗布した半固形培地に乗せた場合に増殖
阻止域を示さないことにより証明される無毒性であり、
その露出面に開放気泡を有するポリウレタンフオームで
作成される。
この新規なスワブは既存の器具よりはるかに簡単な採
集および輸送用具に使用できる。本発明の新規な採集お
よび輸送用具は新規なスワブ、ならびにスワブチツプの
反対側の軸末端に固定されたキヤツプ、およびスワブを
覆い、キヤツプとかみ合つてスワブの環境から保護する
管状のスワブカバーからなる。この採集および輸送用具
は輸送用培地を含まなくてもよい。
本発明の他の観点においては試料イノキユレーター
(接種具、inoculator)が備えられる。好ましくな試料
イノキユレーターはキヤツプの外側に固定され、使用前
の汚染からイノキユレーターを保護するためにイノキユ
レーターカバーが備えられる。
図面について簡単に説明する。
第1図は本発明の輸送および採集用具を示す。
第2図は本発明のスワブチツプの詳細を断面で示す。
第1図及び第2図に示すように本発明のスワブ9は軸
10およびスワブチツプ11をもつ。スワブはスワブカバー
13とかみ合つて滑動性シールを形成するキヤツプ12に固
定される。任意の試料イノキユレーター15がキヤツプ12
に付着し、イノキユレーターカバー14により保護されて
いる。イノキユレーターは長円形で示されているが、当
業者は各種形状を採用しうることを認識するであろう。
たとえばイノキユレーターは立方体または四面体として
形成されてもよい。
本発明の輸送および採集用具は液状または固形の輸送
用培地を必要としない。これらの要素が除かれることに
より器具の製造および組立てが現存する器具の製造およ
び組立てよりはるかに容易になり、従つてより安価にな
る。本発明に用いられる好ましいフオームはオートクレ
ーブで滅菌することができ、この輸送用具の他の部品に
適切な材料が用いられるならば、この滅菌法を採用する
可能性が開かれる。試料イノキユレーター15およびイノ
キユレーターカバー14の追加により、この器具の有用性
がさらに高まる。
軸10には種々の長さおよび材料が可能であり、たとえ
ば木材、プラスチツクまたは針金が用いられる。キヤツ
プ12、スワブカバー13、および試料イノキユレーター15
も当業者に周知の材料で製造することができる。
本発明の進歩した点は、髄膜炎菌(クアリテイー・コ
ントロール・コレクシヨン、ベクトン・デイツキンソン
・マイクロバイオロジー・システムズ、ATCC 53900)、
淋菌(ATCC 19424)または淋菌ATCC 43070)の懸濁液を
塗布した半固形培地に載せた場合に増殖阻止域を示さな
いことにより証明される無毒性であり、その露出面に開
放気泡を有するポリウレタンフオームのスワブチツプ11
を用いることである。適切な半固定増殖培地上でそれぞ
れ24時間、24時間および48時間インキユベートしたのち
のこれら3種の生物に対し無毒性であることが認められ
たスワブは、スワブで採集され、微生物学研究所へ輸送
され、そして微生物学関係者が一般に与える条件下に培
養された多種多様なヒト病原体に対し無毒性であること
が認められた。そらはイムノアツセイにおける特定の結
合反応に関与する材料の回収を実質的に改良することも
認められた。
スワブチツプはその露出面に開放気泡を有し、これら
が使用に際しサンプリング部位と接触して試料を採集す
る。表面の開放気泡は網状フオームを用いることによ
り、または非網状フオームを用い、表面の気泡が切断し
て開放気泡を形成することにより得られる。好ましくは
フオームは表面において8〜80個/cm(20〜200個/イン
チ)の細孔を有し、これらの気泡は平均直径0.0196〜0.
196mmの大きさである。きわめて好ましくは、0.2mmを越
える平均直径の気泡は避けるべきである。非網状フオー
ムを切断して表面に開放気泡を形成することは、大きな
塊状フオームを軸に付着させる寸法に切取る加工工程で
簡便に行われる。スワブチツプ11は付着および加工を容
易にするために内側コアー16を有してもよく、または軸
10に直接付着していてもよい。
フオームは微生物に対し有毒となる可能性のある浸出
性モノマーを実質的に含まない医療用フオームでなけれ
ばならない。特に好ましいものは商標“スコツトフオー
ム・カスタム・フオーム(SCOTFOAM Custom Foam)”、
“スコツトフオーム・カスタム・フオームCL"および
“スコツトフオーム・スペシヤル・ポアーカスタム・フ
オーム(SCOTFOAM Special PoreCustom Foam)”で市販
されている、24〜40個/cm(60〜100個/インチ)の細孔
を有する着色されたものまたは着色されないもの(すべ
てスコツトフオーム社より;ペンシルベニア州エデイス
トーン)である。
ポリウレタンフオームが水性培地およびプレジツトな
しに生存微生物を維持するという予想外の独自の効力は
きわめて意外であつた。先行技術の微生物用スワブまた
はポリウレタンフオームはいずれも、ポリウレタンフオ
ームが培地で湿潤した繊維スワブが微生物の生存率を維
持しうるのと等しいかまたはそれ以上の期間微生物の生
存率を維持する器具を与えることを示唆していない。
本発明の予想外の利点および本発明の他の特色は以下
の実施例から明らかになるであろう。ただし本発明はこ
れらによつて限定されない。実施例1〜5で用いた微生
物は第I表に示す供給源から得られた。
実施例1 露出面に開放気泡を有する無毒性ポリウレタンフオー
ム製の無菌スワブチツプ、ならびに本発明の簡単な採集
および輸送用具を市販品と比較した。使用した培養困難
な部生物はインフルエンザ菌、髄膜炎菌および淋菌であ
つた。培養困難でない微生物である化膿レンサ球菌(A
群レンサ球菌)および肺炎レンサ球菌についても調べ
た。培養困難な微生物および培養困難でない微生物それ
ぞれにつき2菌株(AおよびB)を調べた。第I表に実
際の菌株およびそれらの供給源を示す。これらの微生物
はすべて普通の効力をもつヒト病原体であり、患者から
スワブを用いて採取しうる一般的な型の微生物である。
まずこれらの細菌をブロス培地中で増殖させた。次い
で各微生物の懸濁液を希釈し、その濁り度を分光光度計
により測定した。定量用平板係数法を用いて、光学濃度
の測定値と存在する微生物数との関連を表わすグラフを
作成した。次いで懸濁液の光学濃度を測定し、対応する
グラフから濃度を読取ることにより、懸濁液中の微生物
数を推定した。
約5×107コロニー形成単位(CFU)/mlを含有する懸
濁液を調製した。0.1mlアリコートの標準懸濁液を無菌
試験管に入れ、スワブを挿入し、アリコートをスワブ先
端に吸収されることにより、被験スワブそれぞれに接種
した。
この実験においてスワブは市販品、すなわちカルチユ
レツテ(商標)採集および輸送用系(マリオン・サイエ
ンテイフイツク、ミズーリ州カンザス・シテイー)によ
り供給されるレーヨン製スワブ、およびエレクトロニク
ス表面の清浄化用に一般に市販される小型の接着された
ポリウレタンフオームチツプ付きスワブ(ザ・テクスワ
イブ社、ニユージヤージー州アツパー・サドル・リバ
ー、カタログNo.TX710)であつた。これらのポリウレタ
ン製スワブはその露出面に開放気泡を有する非網状フオ
ームから作成される。レーヨン製スワブは無菌状態で供
給された。ポリウレタン製スワブは使用前にガンマ線に
より滅菌された。接種されたレーヨンチツプ付きスワブ
は輸送用管に戻し、製造業者の指示に従つて培地をプレ
ジツトおよびスワブチツプと接触させることにより始動
させた。接種されたポリウレタンフオームチツプ付きス
ワブは別個に無菌のねじ込みキヤツプ付きプラスチツク
製試験管に入れた。種々の時間間隔で画線培養するため
に多数のスワブに接種した。
各種類のスワブの反復試験試料を好気的に周囲温度で
貯蔵した。被験微生物に応じて0、4、8、24または48
時間の間隔でスワブを適宜な栄養寒天培地のペトリ皿に
接種するのに用いた。接種平板それぞれを微生物学の専
門家に常用される準定量的“4分円法(four quadrant
method)”に従つて細菌用ループで系統的に画線培養し
た。詳細には、平板に下記の方法で接種した。
A.スワブを第1四分円全体にローリングさせる。
B.標準的な細菌用ループを用い、四分円1に8回の画線
を施す。
C.ループを火炎で焼き、四分円2に4回の画線を施す。
D.四分円3に2回の画線を施す。
接種された平板培地を37℃で5%二酸化炭素富化雰囲
気においてインキユベートした。24〜48時間後に平板を
増殖に関して観察し、下記の基準に従つて等級をつけ
た。
4=四分円4において増殖(20〜100コロニー) 3=四分円3において増殖(20〜100コロニー) 2=四分円2において増殖(20〜100コロニー) 1=四分円1において増殖(20〜100コロニー) +=著しい増殖(100コロニーを上回る) −=わずかな増殖(20コロニー未満) この実験の結果を第II表にまとめる(二重反復試験に
関する平均得点)。被験微生物の各菌株につき、ポリウ
レタン製スワブの使用はレーヨンスワブから得たものよ
り改良された微生物回収率を示した。さらに被験微生物
10株のうち7株につき、ポリウレタン製スワブの使用に
よればレーヨン製スワブが増殖を示さなかつた時間で回
収が得られた。
実施例2 この例では露出面に開放気泡を有する無毒性ポリウレ
タンフオーム製の無菌スワブチツプ、ならびに本発明の
簡単な採集および輸送用具を、他の市販される無菌スワ
ブチツプと比較した。BBLポート−A−カル(Port−A
−Cul、商標)好気的輸送用具(ベクトン・デイツキン
ソン・マイクロバイオロジー・システムズ、マリーラン
ド州コツカイスビレ)はレーヨンチツプ付きスワブ、レ
ーヨン製プレジツト、およびエイムス処方に従う培地を
含む。これらの器具はガンマ線により滅菌されている。
レーヨン製スワブに実施例1と同様に接種したのち、ス
ワブをポー−A−カル器具に戻し、製造業者の指示に従
つて始動させた。使用したポリウレタン製スワブ、なら
びにそれらの接種法および貯蔵法は実施例1と同じであ
つた。これらの試験は実施例1で用いたものと同様な微
生物パネルにつき行われた。結果を第III表に示す(二
重反復試験に関する平均得点)。この場合もレーヨン製
スワブから得たものより改良された微生物の回収パター
ンがポリウレタン製スワブの使用により見られた。若干
の微生物についてはポリウレタン製スワブの使用によつ
て、レーヨン製スワブが増殖を示さなかつた期間で回収
が得られた。
実施例3 露出面に開放気泡を有する無毒性ポリウレタンフオー
ム製の無菌スワブチツプ、ならびに本発明の簡単な採集
および輸送用具を、この場合も市販のスワブチツプと比
較した。採用した方法および市販のレーヨンチツプは実
施例2のものと同じであつた。微生物が異なつており、
さらに11種の細菌および1種の酵母を試験した。これら
の微生物はすべて、スワブ型採集および輸送用具を用い
て患者から採集できる有効なヒト病原体である。この実
験の結果を第IV表にまとめる(二重反復試験に関する平
均得点)。試験した11種のうち7種については、ポリウ
レタン製スワブからの回収がBBL器具につき観察された
ものと等しいかまたはより良好であつた。ただし48時間
目にもすべての微生物の回収が双方の型のスワブ型試験
採集用具について観察された。
実施例4 実施例1、2および3において調べた、露出面に開放
気泡を有する無毒性ポリウレタンフオームで作成された
無菌スワブチツプには接種後および貯蔵中に培地が添加
されなかつた。これに対しレーヨンチツプ付きスワブは
それらの各製造業者の指示に従つて活性化したのち湿潤
した。この実験ではスワブをすべて乾燥試験管内に貯蔵
した。ポリウレタン製スワブは実施例1、2および3で
用いたものと同じであつた。レーヨンチツプ付きスワブ
はBBLポート−A−カル(商標)器具(ベクトン・デイ
ツキンソン・マイクロバイオロジー・システムズ、マリ
ーランド州コツカイスビレ)およびカルチユレツテ(商
標)器具(マリオン・サイエンテイフイツク、ミズーリ
州カンザスシテイー)から得た。接種後に、流体培地溜
めおよびプレジツト材料を無菌的に取りはずした、製造
業者により供給された貯蔵管内にすべてのレーヨン製ス
ワブを貯蔵した。ダクロンチツプ付きスワブ器具はアメ
リカン・サンエンテイフイツク・プロダクツ(イリノイ
州マツガウ・パーク、カタログNO.A5005−1)から得
た。これらのスワブは紙パツケージ中に無菌的に供給さ
れる。
この実験においてすべてのスワブの化膿レンサ球菌
(A群レンサ球菌、SPA)接種は実施例1と同様に行わ
れた。接種済みレーヨンチツプ付きスワブはそれぞれそ
の改造された輸送管へ貯蔵のために戻された。ポリウレ
タン製およびダクロン製スワブは別個に無菌のねじ込み
キヤツプ付き試験管に貯蔵のために入れられた。さらに
湿潤貯蔵実験は、マリオン社製カルチユレツテ(商標)
およびBBLポート−A−カル(商標)器具から得たスワ
ブを実施例1および2と同様に接種し、始動させること
により行われた。
この実験の結果を第V表にまとめる(二重反復試験に
関する平均得点)。3種の異なる方法により滅菌された
ポリウレタン製スワブからの微生物の回収が、同様な乾
燥条件下で貯蔵されたレーヨン製またはダクロン製スワ
ブにつき観察されたものより良好であつた。従つてポリ
ウレタン製スワブにつき観察された高い回収率はスワブ
材料の種類に関連するものであつて、貯蔵法または滅菌
法に関連するものではない。またポリウレタン製スワブ
の使用によつてこの場合も、湿潤または乾燥条件下で貯
蔵されたレーヨン製スワブが増殖を示さなかつた期間で
回収が得られた。
実施例5 この実験はスワブチツプとして露出面に開放気泡を有
する無毒性ポリウレタンフオームを選ぶことの有益な効
果を証明するために行われた。スワブ材料の毒作用を調
べるために数種の培養困難な微生物を選んだ。
この実験に用いた細菌は第I表に示され、増殖および
毒性試験に用いた培地は第VI表に挙げたものである。各
菌株を適宜な培地上で5%二酸化炭素を富化した雰囲気
内において37℃で一夜増殖させた。次いで約1.5×108CF
U/mlを含有する食塩液中の各微生物懸濁液を調製した。
各菌株につき第VI表に示した毒性試験用培地の表面に、
微生物学の専門家に慣用される交叉画線法により系統的
に接種し、37℃で5%二酸化炭素を富化した雰囲気中に
おいてインキユベートしたのち、培地の表面上に接触状
態の(confluent)増殖を得た。各平板にこのような接
種したのち、スワブチツプ材料を接種培地表面に無菌的
に乗せ、平板を上記と同様にインキユベートした。
菌株NMA、NMBおよびSPAについては24時間のインキユ
ベーシヨン後、菌株GCAおよびGCCについては48時間のイ
ンキユベーシヨン後に、各平板をスワブチツプ材料の周
囲の増殖阻止域について調べた。各阻止域の大きさを測
定し、mmで記録した。
レーヨンチツプ付きスワブはカルチユレツテ(商標)
器具(マリオン・サイエンテイフイツク、ミズーリ州カ
ンザスシテイー)およびBBLポート−A−カル(商標)
(ベクトン・デイツキンソン・マイクロバイオロジー・
システムズ、マリーランド州コツカイスビレ)から得ら
れた。ポリウレタンチツプ付きスワブは2社:テクスワ
ブ社、ニユージヤージー州アツパー・サドル・リバー
(カタログNo.TX710)およびウイルシヤイア・フオーム
・プロダクツ社、カリフオルニア州カーソン・シテイー
(カタログNo.HT1001およびHT1005)から得られた。レ
ーヨン製スワブは無菌状態で供給された。テクスワイプ
およびウイルシヤイアHT1001ポリウレタン製スワブはガ
ンマ線により滅菌された。ウイルシヤイアHT1005は供給
されたものを無菌的に使用した。
この実験の結果を第VII表にまとめる(二重反復試験
に関する平均得点)。これらの結果はポリウレタン型材
料間の区別に用いられる。好ましい種類のポリウレタン
型スワブ材料は有毒であつてはならない。テクイスワイ
ブおよびウイルシヤイア(HT1001)はこの目的に適する
ことが示された。ウイルシヤイア(HT1005)は培養困難
な5種類の菌株のうち3種類に対し有毒であることが示
された。比較のため、この実験は異なる供給源のレーヨ
ン型スワブ材料が固有の毒性に関して区別されることを
も証明する。
実施例6 この例では検出可能なA群レンサ球菌型抗原の回収能
を調べた。A群レンサ球菌(化膿レンサ球菌、ATCC 123
85)を血液寒天平板上で37℃において24時間増殖させ
た。次いで食塩水中の懸濁を調製し、分光光度計により
濁り度を判定して約1×109コロニー形成単位(CFU)/m
lを得た。さらに0.050ml中に50×105,12.5×105,3.0×1
05,1.5×105および0.75×105CFUを含有すべく、食塩液
中にこの懸濁液原液の希釈液を調製した。次いで0.050m
lアリコートの懸濁液を無菌の試験管に入れ、スワブを
挿入し、アリコートをスワブチツプに吸収させることに
より一連のスワブに接種した。アツセイ系の対照とし
て、抽出前に食塩水0.050mlのみを入れた試験管にもス
ワブを挿入した。スワブはすべて二重に試験された。二
重反復試験用スワブの各組および対照スワブをダイレク
テイゲン(Directigen 1−2−3、商標)A群リポゾー
ムイムノアツセイ(ベクトン・デイツキンソン・マイク
ロバイオロジー・システムズ、マリーランド州コツカイ
スビレ;カタログNo.8525−40)によりA群レンサ球菌
型抗原につき直接にアツセイした。このアツセイにおい
ては、微生物をスワブから亜硝酸で抽出し、中和し、得
られた抽出液をA群レンサ球菌に特異的な抗体を含む膜
に直接に施す。存在するA群レンサ球菌型抗原はいずれ
も抗体に結合する。洗浄後に、表面にA群レンサ球菌に
対する抗体を含むリポゾームの懸濁液を上記の膜に施
す。抽出された材料中に抗原が存在することは膜表面に
ピンク色の三角形が視覚的に観察されることにより検出
される。強く着色した三角形を“反応性”と採点し;か
すかに着色した三角形を“わずかに反応性”と採点し;
見える三角形がない場合は“非反応性”と採点する。
この実験で調べた4種のスワブのうち3種は市販品で
あつた。すなわちダイレクテイゲン1−2−3(商標)
アツセイキツトと共に得られるダクロン製スワブ、実施
例1の記載により得られるポリウレタン製スワブ、およ
び実施例5に記載されたポリウレタン製スワブ(ウイル
シヤイア・コンタミネーシヨン・コントロール、カリフ
オルニア州カーソン;カタログNo.1001)である。ウイ
ルシヤイア・コンタミネーシヨン・コントロール社によ
り40個/cm(100個/インチ)の細孔および白色顔料を含
むスコツトフオーム・スペシヤル・ポア・カスタム・フ
オーム(商標)を用いて製造された実験用スワブについ
ても調べた。各スワブは全長15.24cm(6.0インチ)を有
し、直径0.238cm(0.094インチ)の白色ポリスチレン製
軸に固定されたほぼ長さ1.59cm(0.625インチ)および
直径0.48cm(0.188インチ)の寸法のスワブチツプから
なるものであつた。ポリウレタン製スワブはすべて使用
前にガンマ線により滅菌された。
この実験の結果を第VIII表にまとめる(二重反復試験
の平均)。第VIII表において“R"は反応性、“RM"はわ
ずかに反応性、“N"は非反応性、“ND"は検出されなか
つたことを意味する。レンサ球菌型抗原は、ダクロン製
スワブにより検出可能な抗原を回収しうる最小濃度試料
の微生物量の4分の1を含むフオーム製スワブから回収
および検出することができた。従つてダイレクテイゲン
1−2−3(商標)に用いられたダクロン製スワブの試
験と比較して、アツセイ感度は2〜4倍改良された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の採集および輸送用具を示す。 第2図は本発明のスワブチツプの詳細を示す断面図であ
る。 各図において記号は下記のものを表わす。 9:スワブ、10:軸 11:スワブチツプ、12:キヤツプ 13:スワブカバー 14:イノキユレーターカバー 15:イノキユレーター、16:コアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/48 G01N 33/48 S 33/569 33/569 B (72)発明者 シー・マイケル・ゴスネル アメリカ合衆国メリーランド州21047, フォールストン,ミル・クリーク・ロー ド 1208 (72)発明者 シャノン・ディー・スチュアート アメリカ合衆国メリーランド州21093, ティモニウム,エル・クワイエット・ス トリーム・コート 16 (56)参考文献 特開 昭58−212778(JP,A) 実公 昭45−1036(JP,Y1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口末端、閉口末端、内壁および外壁を有
    する、輸送媒体を含まない縦長のコンテナー; 取り外し可能なようにコンテナーの内壁および外壁には
    め込んで固定された、内面および外面を有するキャップ
    であって、コンテナーおよびキャップが互いに縦方向に
    スライドすることができ、それによりスライド可能な密
    封状態を形成する、上記キャップ; 第1末端および第2末端を有するシャフトであって、第
    1末端はキャップの内面と接続している、上記シャフ
    ト;および シャフトの第2末端に接触した骨膜炎菌(N.meningitid
    is)および淋菌(N.gonorhoeae)の成長を阻害しない、
    微生物に対し有毒となる可能性のある浸出性モノマーを
    実質的に含まない医療用ポリウレタンフォームスワブチ
    ップ; からなる、微生物を採取して輸送するための装置。
  2. 【請求項2】(a)第1末端および第2末端を有するシ
    ャフトに接触した骨膜炎菌および淋菌の成長を阻害しな
    い、微生物に対し有毒となる可能性のある浸出性モノマ
    ーを実質的に含まない医療用ポリウレタンフォームスワ
    ブチップに微生物試料を接触させるが、但し、シャフト
    の第2末端は外面および内面を有するキャップに接続し
    ており; (b)スワブチップを用いて微生物試料を採取し; (c)微生物試料を含むスワブチップを、輸送媒体を含
    まない保護コンテナーに入れるが、但し、コンテナーは
    開口末端、閉口末端、内壁および外壁を有する縦長のボ
    ディであり、そしてコンテナーとキャップは互いに縦方
    向にスライド可能であって、それによりスライド可能な
    密封状態を形成し;そして (d)キャップにより保護コンテナーを密封して、コン
    テナーの外部環境からスワブおよび微生物試料を保護す
    る; 工程からなる、微生物試料を採取して輸送するための方
    法。
  3. 【請求項3】(a)骨膜炎菌および淋菌の成長を阻害し
    ない、微生物に対し有毒となる可能性のある浸出性モノ
    マーを実質的に含まない医療用ポリウレタンフォームス
    ワブチップに微生物試料を接触させるが、その際、輸送
    媒体を用いずに接触を行い;そして (b)スワブチップを用いて微生物試料を採取する; 工程からなる、微生物試料を採取して輸送するための方
    法。
  4. 【請求項4】(a)第1末端および第2末端を有するシ
    ャフトに接触した骨膜炎菌および淋菌の成長を阻害しな
    い、微生物に対し有毒となる可能性のある浸出性モノマ
    ーを実質的に含まない医療用ポリウレタンフォームスワ
    ブチップに微生物試料を接触させるが、但し、シャフト
    の第2末端は外面および内面を有するキャップに接続し
    ており; (b)スワブチップを用いて微生物試料を採取し; (c)微生物試料を含むスワブチップを、輸送媒体を含
    まない保護コンテナーに入れるが、但し、コンテナーは
    開口末端、閉口末端、内壁および外壁を有する縦長のボ
    ディであり、そしてコンテナーとキャップは互いに縦方
    向にスライド可能であって、それによりスライド可能な
    密封状態を形成し; (d)キャップにより保護コンテナーを密封して、コン
    テナーの外部環境からスワブおよび微生物試料を保護
    し;そして (e)微生物試料を免疫分析に供して微生物を検出およ
    び同定する; 工程からなる、微生物を免疫的に検出および同定する方
    法。
  5. 【請求項5】第1末端および第2末端を有するシャフ
    ト;および シャフトの第2末端に接触した骨膜炎菌および淋菌の成
    長を阻害せず且つ輸送媒体を含まない、微生物に対し有
    毒となる可能性のある浸出性モノマーを実質的に含まな
    い医療用ポリウレタンフォームスワブチップ; からなる、微生物試料を採取するための装置。
  6. 【請求項6】(a)骨膜炎菌および淋菌の成長を阻害し
    ない、微生物に対し有毒となる可能性のある浸出性モノ
    マーを実質的に含まない医療用ポリウレタンフォームス
    ワブチップに微生物試料を接触させるが、但し、輸送媒
    体を用いずに接触を行い、そして、スワブチップは第1
    末端および第2末端を有するシャフトに接触されてお
    り; (b)スワブチップを用いて微生物試料を採取し;そし
    て (c)微生物試料を免疫分析に供して微生物を検出およ
    び同定する;工程からなる、微生物を免疫的に検出およ
    び同定する方法。
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