JP2584398B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2584398B2
JP2584398B2 JP4351703A JP35170392A JP2584398B2 JP 2584398 B2 JP2584398 B2 JP 2584398B2 JP 4351703 A JP4351703 A JP 4351703A JP 35170392 A JP35170392 A JP 35170392A JP 2584398 B2 JP2584398 B2 JP 2584398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁継電器としては、例えば、絶縁材料
から成るハウジングと、ハウジング内に並設された固定
接点バネと可動接点バネからなる複数の接点バネセット
と、ハウジングと並設され且つ各可動接点バネを対応す
る固定接点バネに接離させる電磁石装置とを有するもの
がある。ところで、上記従来においては、ハウジング内
の一つのチャンバー内に全ての接点バネセットが配設さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、上記従来に
おいては、短絡電流等により、一つの接点バネセットの
両接点バネが溶着するなどして、接点バネが破損した場
合には、その破片により、他の接点バネセットの両接点
バネが短絡する等、他の接点バネセットや電磁石装置の
コイルに悪影響を及ぼす惧れがあった。本発明は、上記
問題を解決できる電磁継電器を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の特徴とするところは、 絶縁材料から
成り、一体形成されたハウジングと、 ハウジングに
立設されて、左右方向に対向する固定接点バネと可動接
点バネからなる複数の接点バネセットと、ハウジング
と左右方向に並設された電磁石装置と、 電磁石装置
の作動により、各可動接点バネを対応する固定接点バネ
に接離させる作動部材と、 作動部材を、電磁石装置
による作動方向とは反対方向に付勢する復帰バネと、
下方にのみ開口する中空直方体形状とされて、ハウジ
ング、接点バネセット、電磁石装置、作動部材、復帰バ
ネに上方から外嵌されて、これらをカバーする保護カバ
ーを有し、ハウジングに、・ 前方又は後方にのみ開口
して、この開口が保護カバーにより閉塞されると共に、
各接点バネセットのみを夫々別個に内有する接点バネセ
ット用チャンバーが形成され、可動接点バネが、自由状
態で、対応する固定接点バネから離間するようにされた
点にある。尚、接点バネセットが左右方向に並設され、
ハウジングが、接点バネセットと電磁石装置との間を隔
てる外側壁を有し、接点バネセット用チャンバーが、左
右方向に隣接する接点バネセットとの間を隔てる隔壁を
有し、上記外側壁と隔壁に、作動部材が移動自在に挿入
される切欠部が形成されることもある。又、接点バネセ
ットが前後方向に並設され、接点バネセット用チャンバ
ーが、前後方向に隣接する接点バネセットとの間を隔て
る遮断壁を有し、作動部材の先端部側が、二股状とされ
て遮断壁に外嵌状とされることもある。更に、接点バネ
セット用チャンバーが、ハウジングの中間壁により、固
定接点バネを内有する固定接点バネ用チャンバーと、可
動接点バネを内有する可動接点バネ用チャンバーとに区
画されることもある。
【0005】
【作用】一つの接点バネセットの接点バネが溶着等の原
因により破損しても、各接点バネセットがハウジングの
各接点バネセット用チャンバーに夫々別個に内有されて
いるので、接点バネの破片はチャンバー内にとどまっ
て、他のチャンバー内に侵入しにくい。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1乃至図7は電磁継電器を示し、電磁継電器
は、ハウジング1と、複数の接点バネセット2〜7と、
電磁石装置8と、作動部材9と、復帰バネ10と、保護
カバー11とを有する。
【0007】ハウジング1は、電磁継電器の左側部分を
構成するもので、絶縁材料、例えば、硬質の合成樹脂に
より一体成形されている。ハウジング1は、直方体形状
の基台部13と、基台部13の右端部から立設され且つ
接点バネセット2〜7と電磁石装置8とを区画する右外
側壁14と、基台部13の左端部から立設された左外側
壁15と、基台部13から立設され且つ両外側壁14,
15間を前後に区画する遮断壁16と、両外側壁14,
15間の遮断壁16により区画された前後の空間部を夫
々左右方向に関して区画するための前後2個宛の隔壁1
7及び前後3個宛の中間壁18と、上記壁14〜18の
上端を連結する天壁19とから成る。尚、ハウジング2
の前後部において、隔壁17及び中間壁18は、左右方
向に関して、中間壁18、隔壁17、中間壁18・・・
の順で配設されている。これにより、ハウジング1内に
は、夫々、前後の空間部において、右外側壁14と右側
隔壁17間、隣接する隔壁17間、左側隔壁17と左外
側壁15間に、前方又は後方に開口する6個の接点バネ
セット用チャンバー20が形成され、又、各チャンバー
20内は、中間壁18により、更に、固定接点バネ用チ
ャンバー20Aと、可動接点バネ用チャンバー20Bに
区画されている。右外側壁14の上部、遮断壁16の右
端部、各隔壁17及び各中間壁18の各上部には、夫
々、作動部材用切欠部14A,16A,17A,18A
が前後方向全長にわたって形成されており、右外側壁1
4、各隔壁17及び各中間壁18は、作動部材用切欠部
14A,17A,18Aで上下に2分割された状態とさ
れている。各中間壁18の作動部材用切欠部18Aは隔
壁17のそれよりも上側に大きく形成されて、各中間壁
18の作動部材用切欠部18Aの上側端縁部は、天壁1
9から少し下方に突出した固定接点バネ用上ストッパ1
8Bとされ、又、作動部材用切欠部18Aの下側端縁部
は、円形状とされて固定接点バネ用下ストッパ18Cと
されている。
【0008】接点バネセット2〜7は、ハウジング1の
基台部13から立設されて、ハウジング1の遮断壁16
により、前側の接点バネセット2〜4と後側の接点バネ
セット5〜7に隔てられると共に、これら各接点バネセ
ット2〜7は、左右方向に関しても、隔壁17により、
隣接する各接点バネセット2〜7と隔てられており、各
接点バネセット2〜7の揺動部分は、ハウジング1の各
接点バネセット用チャンバー20に内有されている。各
接点バネセット2〜7は、夫々、並設された固定接点バ
ネ22と、可動接点バネ23とから成り、各接点バネ2
2,23は、導電性のバネ材料から成る。各固定接点バ
ネ22及び各可動接点バネ23は、ハウジング1の基台
部13から立設されて、その揺動部分が、夫々、各固定
接点バネ用チャンバー20A及び各可動接点バネ用チャ
ンバー20Bに内有されると共に、各固定接点バネ22
は、固定接点バネ用上・下ストッパ18B,18Cに押
圧状に当接して、電磁石装置8の無励磁時の位置から対
応する可動接点バネ23側への移動を阻止されている。
各固定接点バネ22及び各可動接点バネ23の上端部に
は、固定接点部22Aと可動接点部23Aが形成されて
いる。これら両接点部22A,23Aにより、常開型で
あるa接点又は、常閉型であるb接点が構成され、接点
バネセット2,5がb接点2A,5Aを有し、接点バネ
セット3,4,6,7がa接点3A,4A,6A,7A
を有している。又、各可動接点バネ23は、自由状態
で、対応する固定接点バネ22から離間する鉛直姿勢と
なるようにされている。尚、ハウジング1の基台部13
からは、各固定接点バネ22及び各可動接点バネ23と
当接する固定接点バネ用接続端子24及び可動接点バネ
用接続端子25が下設されている。
【0009】電磁石装置8は、作動部材9を介して、各
可動接点バネ23を対応する固定接点バネ22に接離さ
せるもので、電磁継電器の右側部分を構成して、ハウジ
ング1の右側に並設されており、鉄心27に巻き回され
たコイル28と、鉄心27の下端部に固着されたL字形
ヨーク29と、ヨーク29の上部にヒンジバネ30を介
して係止されたアマチュア31等を有する。
【0010】作動部材9は、電磁石装置8により作動さ
れて、各可動接点バネ23を対応する固定接点バネ22
に接離させるもので、作動部材9は、絶縁材料、例え
ば、合成樹脂により、二股状に形成されており、アマチ
ュア31に挿入係合される基部9Aと、基部9Aから左
側に延出された前後一対の延出部9Bと、各延出部9B
の左端部から左側方に突設された前後一対の突設部9C
とから成る。基部9Aは、右外側壁14、遮断壁16の
作動部材用切欠部14A,16Aに挿入され、又、延出
部9Bは、各隔壁17及び中間壁18の作動部材用切欠
部17A,18A及び左外側壁15に左右方向に移動自
在に挿入されて、各延出部9Bの左端部及び各突設部9
Cは左外側壁15からその左側方に突出している。各延
出部9Bには、各可動接点バネ23が左右方向に相対移
動不能に係合される係合凹部9Dが形成され、この係合
凹部9Dの左右方向の幅は、下方に向かうに従って大と
なるようにされて、作動部材9による可動接点バネ23
の揺動時に支障をきたさないようにされている。
【0011】復帰バネ10は、電磁石装置8による作動
方向とは反対方向、即ち、右方向に作動部材9を付勢す
るもので、正面視略への字形で且つ側面視倒立U形状の
板バネとされ、その下部がハウジング1の基台部13の
左端部に装着され、上端部が作動部材9の各延出部9B
の左端と当接すると共に、上端部には、作動部材9の各
突設部9Cが挿通されている。保護カバー11は、絶縁
材料、例えば、透明な合成樹脂により、一体形成され
て、下方にのみ開口する中空直方体形状とされると共
に、電磁継電器の全体に上方から着脱自在に外嵌固定さ
れており、接点バネセット用チャンバー20の前方又は
後方側開口を閉塞している。
【0012】上記のように構成した実施例によれば、電
磁継電器のコイル28の無励磁状態では、図1に示すよ
うに、復帰バネ10により、作動部材9が右側に付勢さ
れて、作動部材9の基部9Aが電磁石装置8のヨーク2
9に押圧状に当接し、接点バネセット2,5では、各可
動接点バネ23が対応する固定接点バネ22と押圧状に
当接すると共に、各固定接点バネ22が固定接点バネ用
上・下ストッパ18B,18Cから右側に離間して、各
b接点2A,5Aは閉成状態とされている。又、接点バ
ネセット3,4,6,7では、各固定接点バネ22が固
定接点バネ用上・下ストッパ18B,18Cと当接し
て、対応する可動接点バネ23から離間しており、各a
接点3A,4A,6A,7Aは開離状態とされている。
【0013】上記状態で、コイル28に直流電流を印加
すると、コイル28が励磁されて、図2に示すように、
アマチュア31の上部が鉄心27に磁気吸着され、アマ
チュア31の下部が左側に揺動して、作動部材9が復帰
バネ10に抗して左側に移動し、この作動部材9に係合
された各可動接点バネ23も左側に揺動する。これによ
り、接点バネセット2,5では、各固定接点バネ22が
固定接点バネ用上・下ストッパ18B,18Cに当接す
る位置まで戻るが、各可動接点バネ23が更に左側に揺
動して、対応する固定接点バネ22から離間し、各b接
点2A,5Aが開離される。
【0014】又、接点バネセット3,4,6,7では、
各可動接点バネ23が対応する固定接点バネ22と当接
した後、更に、固定接点バネ22を押圧しながら左側に
揺動して、固定接点バネ22が固定接点バネ用上・下ス
トッパ18B,18Cから左側に離間し、各a接点3
A,4A,6A,7Aが閉成される。次に、コイル28
への通電を停止して、コイル28を無励磁にすると、復
帰バネ10により、作動部材9が右側に移動して、各可
動接点バネ23も右側に揺動し、図1に示すように、各
固定・可動接点バネ22,23が原位置に復帰して、接
点バネセット2,5の各b接点2A,5Aが閉成され、
又、接点バネセット3,4,6,7のa接点3A,4
A,6A,7Aが開離される。
【0015】ところで、例えば、短絡電流等により、コ
イル28の励磁時に、接点バネセット3のa接点3Aの
固定接点部22Aと可動接点部23Aとが溶着したりす
ることがある。この場合には、図3に示すように、コイ
ル28を無励磁にすると、復帰バネ10により、作動部
材9は右側へ移動して、各可動接点バネ23及び接点バ
ネセット3の固定接点バネ22も同様に右側へ揺動す
る。この移動過程において、固定接点バネ22が固定接
点バネ用上・下ストッパ18B,18Cと当接して、そ
の揺動が阻止され、これにより、接点バネセット3の固
定接点バネ22と溶着している可動接点バネ23も、図
1に示す原位置までの移動が阻止される。
【0016】これによって、可動接点バネ23に係合し
ている作動部材9の右側への移動も影響を受けるが、可
動接点バネ23が弾性変形可能であるため、固定接点バ
ネ22が固定接点バネ用上・下ストッパ18B,18C
と当接した時点から、作動部材9は、更に、接点バネセ
ット3の可動接点バネ23の撓み分だけ移動することと
なる。然しながら、作動部材9の移動量は、当然、コイ
ル28の通常の通電停止時よりも小さな移動量にとどま
る。上記のように、固定接点バネ22が固定接点バネ用
上・下ストッパ18B,18Cと当接した時点から、作
動部材9が、更に、接点バネセット3の可動接点バネ2
3の撓み分だけ移動することから、接点バネセット4,
6,7のa接点4A,6A,7Aは開離される。
【0017】又、上記のように、作動部材9の移動量
が、コイル28の通常の通電停止時よりも小さな移動量
にとどまることから、接点バネセット2,5の各b接点
2A,5Aも閉成されず、開離状態にとどまる。尚、上
記の例はa接点が溶着した場合の一例であるが、上記と
は、逆に、コイル28の無励磁時に、例えば、b接点2
Aの固定接点部22Aと可動接点部23Aとが溶着した
場合でも、コイル28を励磁した際に、他のb接点5A
やa接点3A,4A,6A,7Aは閉成されず、開離状
態となる。上記のように、コイル28の励磁時又は無励
磁時に、短絡電流等により、一つの接点バネセット2〜
7の両接点バネ22,23が溶着した場合に、コイル2
8の励磁状態を上記溶着時とは反対にしても、他の接点
バネセット2〜7の両接点バネ22,23が当接せず、
電磁継電器により制御する機器が誤動作する惧れは少な
い。
【0018】又、上記溶着等の原因により、万一、接点
バネセット2〜7の固定・可動接点バネ22,23が破
損しても、各接点バネセット2〜7はハウジング1の各
接点バネセット用チャンバー20に夫々別個に内有され
て、各チャンバー20の前方又は後方側の開口が保護カ
バー11により閉塞されているので、固定・可動接点バ
ネ22,23の破片は接点バネセット用チャンバー20
内にとどまって、他のチャンバー20内に侵入しにく
い。従って、固定・可動接点バネ22,23の破片によ
り、他の接点バネセット2〜7の両接点バネ22,23
が短絡したりする等の惧れは少なく、上記破片が他の接
点バネセット2〜7や電磁石装置8のコイル28に悪影
響を及ぼす惧れは少ない。
【0019】更に、何らかの原因で、復帰バネ10が破
損する場合がある。この場合には、図4に示すように、
コイル28を無励磁にすると、各接点バネセット2〜7
の各可動接点バネ23が、鉛直姿勢の自由状態になっ
て、各固定接点バネ22から離間し、各b接点2A,5
A及び各a接点3A,4A,6A,7Aは開離状態とな
る。上記のように、復帰バネ10が破損しても、可動接
点バネ23が固定接点バネ22に不慮に当接することは
なく、電磁継電器により制御する機器の誤動作を招来す
る惧れを少なくできる。
【0020】次に、上記電磁継電器を実際に使用した制
御回路を図8に基づき説明する。図8は、上記電磁継電
器を利用した電動モータ制御回路で、この回路は、操作
用回路35と、モータ駆動回路36と、報知器駆動回路
37とを並列に接続することで構成されている。操作用
回路35は、常閉型のストップスイッチ39と、並列接
続された常開型のスタートスイッチ40及び電磁継電器
のa接点4Aと、コイル28とが直列接続されている。
モータ駆動回路36は、電磁継電器のa接点3Aと、電
動モータMとが直列接続されている。
【0021】報知器駆動回路37は、電磁継電器のb接
点2Aと、ランプとして例示する電磁継電器監視用報知
器Lとが直列接続されて、接点バネセット2が、報知器
駆動回路37の開閉スイッチとされている。上記制御回
路によれば、電動モータMを駆動する際には、スタート
スイッチ40を閉成操作する。これにより、上記同様
に、コイル28に直流電流が印加され、アマチュア31
が作動して、作動部材9が左側に移動し、可動接点バネ
23が左側に揺動して、b接点2Aが開離され、又、a
接点3A,4Aが閉成される。
【0022】これによって、操作用回路35で自己保持
回路が構成され、スタートスイッチ40の操作を解除し
ても、操作用回路35は閉回路を維持すると共に、モー
タ駆動回路36も閉回路を維持して、電動モータMが駆
動されるが、報知器Lは駆動されない。そして、電動モ
ータMを停止する際には、ストップスイッチ39を開離
操作して、操作用回路35を開回路とし、コイル28及
びa接点4Aへの通電を停止して、コイル28を無励磁
とし、作動部材9を復帰バネ10により右方向に移動さ
せて、b接点2Aを閉成させ、又、a接点3A,4Aを
開離させる。
【0023】これにより、電動モータMが停止すると共
に、報知器Lが点灯する。そして、例えば、コイル28
への通電時に、何らかの過負荷により、a接点3Aが溶
着した場合に、ストップスイッチ39を開離操作する
と、コイル28及びa接点4Aへの通電が停止されて、
コイル28が無励磁となり、図3に示すように、復帰バ
ネ10により、作動部材9が右側に移動し、a接点3A
のみが溶着のため閉成状態を維持するが、b接点2A、
a接点4Aのいずれもが、開離される。これにより、電
動モータMは停止しないが、正常であれば、点灯すべき
報知器Lが点灯しないので、オペレータは、装置に異常
が発生したことを知ることができる。
【0024】又、コイル28への通電時に、復帰バネ1
0が破損した場合には、ストップスイッチ39を開離操
作すると、コイル28及びa接点4Aへの通電が停止さ
れて、コイル28が無励磁となり、各可動接点バネ23
が、鉛直姿勢の自由状態となって、各固定接点バネ22
から開離した状態となる。これにより、b接点2A、a
接点3A,4Aのいずれもが開離状態となって、操作用
回路35が開回路となり、電動モータMが不慮に再駆動
されないと共に、報知器Lが点灯せず、オペレータに異
常を報知する。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
各接点バネセットのみを夫々別個に内有する接点バネセ
ット用チャンバーが形成され、該チャンバーの開口が保
護カバーにより閉塞されているので、接点バネが破損し
た場合でも、その破片が、他の接点バネセット、電磁石
装置、作動部材、復帰バネ等に悪影響を及ぼす惧れを少
なくできる。又、一体形成されたハウジングに各接点バ
ネセットが備えられると共に、このハウジングの各部に
よってのみ、接点バネセット用チャンバーが形成されて
いるので、構造が簡単であると共に、組立ても容易であ
る。更に、可動接点バネが、自由状態で、対応する固定
接点バネから離間するようにされたので、復帰バネが破
損した場合に、電磁石装置を無励磁としても、可動接点
バネが固定接点バネに不慮に当接せず、電磁継電器によ
り制御する機器が誤動作する惧れが少ない。請求項4に
よれば、接点バネの破損時に、不具合が発生する惧れを
更に少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図5】図1のX−X線矢視断面図である。
【図6】図1のY−Y線矢視断面図である。
【図7】図1のZ−Z線矢視断面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す回路図である。
【符号】
1…ハウジング、2〜7…接点バネセット、2A,5A
…b接点、3A,4A,6A,7A…a接点、8…電磁
石装置、9…作動部材、9D…係合凹部、10…復帰バ
ネ、11…保護カバー、14,15…右・左外側壁、1
6…遮断壁、17…隔壁、18…中間壁、18B,18
C…固定接点バネ用上・下ストッパ、20…接点バネセ
ット用チャンバー、20A,20B…固定・可動接点バ
ネ用チャンバー、22,23…固定・可動接点バネ、2
2A,23A…固定・可動接点部、35…操作用回路、
36…モータ駆動回路、37…報知器駆動回路、39…
ストップスイッチ、40…スタートスイッチ、M…電動
モータ、L…電磁継電器監視用報知器。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料から成り、一体形成された
    ハウジングと、ハウジングに立設されて、左右方向に
    対向する固定接点バネと可動接点バネからなる複数の接
    点バネセットと、 ハウジングと左右方向に並設された電磁石装置と、 電磁石装置の作動により、各可動接点バネを対応す
    る固定接点バネに接離させる作動部材と、 作動部材を、電磁石装置による作動方向とは反対方
    向に付勢する復帰バネと、 下方にのみ開口する中空直方体形状とされて、ハウ
    ジング、接点バネセット、電磁石装置、作動部材、復帰
    バネに上方から外嵌されて、これらをカバーする保護カ
    バーを有し、 ハウジングに、 ・ 前方又は後方にのみ開口して、この開口が保護カバ
    ーにより閉塞されると共に、各接点バネセットのみを夫
    々別個に内有する接点バネセット用チャンバーが形成さ
    れ、 可動接点バネが、自由状態で、対応する固定接点バネか
    ら離間するようにされたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 接点バネセットが左右方向に並設され、 ハウジングが、接点バネセットと電磁石装置との間を隔
    てる外側壁を有し、接点バネセット用チャンバーが、左
    右方向に隣接する接点バネセットとの間を隔てる隔壁を
    有し、 上記外側壁と隔壁に、作動部材が移動自在に挿入される
    切欠部が形成された請求項1記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 接点バネセットが前後方向に並設され、 接点バネセット用チャンバーが、前後方向に隣接する接
    点バネセットとの間を隔てる遮断壁を有し、 作動部材の先端部側が、二股状とされて遮断壁に外嵌状
    とされた請求項1又は2記載の電磁継電器。
  4. 【請求項4】 接点バネセット用チャンバーが、ハウジ
    ングの中間壁により、固定接点バネを内有する固定接点
    バネ用チャンバーと、可動接点バネを内有する可動接点
    バネ用チャンバーとに区画された請求項1〜3の何れか
    に記載の電磁継電器。
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